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保険業界の志望動機の書き方を解説|例文や印象に残るコツも紹介

保険業界への就職を目指している学生の中で、志望動機の書き方がわからず、行き詰まっている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は保険業界の志望動機や保険業界の基本、志望動機の例文や執筆にあたってのポイント、注意点などを解説していきます。

就活するなら知っておきたい!保険業界の基本

保険業界には大きく分けて「生命保険会社」と「損害保険会社」の2つのカテゴリが存在します。

生命保険会社は主に人の命に関連したリスクをカバーする保険を取り扱っており、死亡や疾病、退職時の年金などが代表的です。

一方、損害保険会社は火災や交通事故、盗難などの物的損害や、責任保険などを取り扱っています。

保険業界の仕事は多岐にわたり、まず商品開発は新しい保険商品を設計し、市場のニーズに応じて改良していくのがメインの業務です。

営業職は顧客に適切な保険商品を提案し、契約を結ぶ役割を果たします。資産運用は保険料の適切な運用を行い、会社の健全な財務を維持するのが仕事です。

さらに契約後のフォローを行うカスタマーサポートや、各種のサービス支援も重要な業務の1つと言えます。

保険業界の志望動機の作成方法3ステップ

保険業界の志望動機を作成するにあたり重要なポイントは大きく分けて3つあります。

それぞれの要点を抑えておくことで、他の志望者と差別化できた、採用担当の方の目に留まる志望動機を作成できるはずです。

  1. なぜ志望するのかを最初に示す
  2. 根拠となるエピソードを書く
  3. 入社後の働くビジョンを示して締める

①なぜ志望するのかを最初に示す

保険業界の志望動機に限らず、なぜ志望するのかを最初に示すことは効果的です。最初に簡潔に理由を述べることで受け手に強く印象を与え、志望動機全体の方向性を明確に伝えることができます。

最初に結論を述べると、採用担当の方は結論を念頭に読めるので読みやすいです。大量の志望動機を読み、疲れているタイミングで読んでも入ってくるような文章展開が理想と言えます。

結論に至った具体的な背景や理由を深堀りするのも重要です。志望する会社の魅力、将来的なビジョン、自分自身が保険業界でどのように活躍できるのかといった要素を組み入れて説明しましょう。

②根拠となるエピソードを書く

志望動機を作成する際、根拠となるエピソードを取り入れるだけで説得力が増します。具体的な話を入れることで志望動機が強固になり、内容に抑揚ができるので読みやすくなるのもメリットです。

自身の経験の中で保険業界やその価値について感じた瞬間や出来事を思い返すと作成しやすいでしょう。志望動機の根拠となり得るものがあればぜひ組み込んでください。

また、エピソードは文字数が調整しやすいという点でも魅力的です。会社によって文字数の制限が異なることもあるので、足りない、または余った際に調整しやすいエピソードは有用と言えます。

③入社後の働くビジョンを示して締める

志望動機内で入社後の働くビジョンを示して締めることで、具体的にその業界や企業でどのように活躍できるかをアピールできます。

入社後にどう貢献するのかまでを具体的に示すことで、実際にあなたを雇った際、どのように働いてくれるかを採用側がイメージしやすくなるのもメリットの1つです。

また、具体的なビジョンを述べることで、内定を出した場合、本当に入社してくれるという信頼感を与えられます。

【就職の軸別】保険業界の志望動機例文4つ

保険業界の志望動機の書き方について見てきたところで、ここまで紹介したポイントを用いて作成した例文を4つ、見ていきましょう。

全く同じ構成で作成する必要はありませんが、参考にできそうな部分はぜひ活用してください。

  1. 業界への志望が軸
  2. 企業(生命保険会社)への志望が軸
  3. 企業(損害保険会社)への志望が軸
  4. 活かしたい強みが軸

①業界への志望が軸

私が保険業界を志望する最大の理由は、この業界への深い憧れからです。
私の家庭は父が早くに他界しており、祖父が家計を支えていましたが、突然の病で倒れ、私を含め3人兄弟全員が大学進学を諦めかけたところ、祖父の加入していた保険のおかげで全員進学できました。
この出来事が起こるまでは保険に対し、「毎月、起こる可能性の低い万が一のことに備えてお金を払う必要があるのか?」と懐疑的でしたが、以後その重要性を痛感しております。
御社は保険会社の中でも業界をリードし続け、革新的なプラン開発や顧客サービスで高い評価を受けており、非常に信頼性の高い企業です。
御社のビジョンに共感し、私も保険を通じて多くの人々の生活をサポートし、安心を提供したいと強く感じています。
入社後は私の体験を活かし、保険への加入を毎月の料金面で懸念している方でも入りやすい、廉価で保証の厚い御社の保険を多くの方に提供していく所存です。

志望動機の冒頭で、「なぜ保険業界を志望するのか」を明確に示すことで、採用担当の方の興味を惹いています。

また、具体的なエピソードを取り入れることで、憧れの背景や感じたことを具体的に伝え、個性を出し、入社後のビジョンを述べることで将来の展望や意欲を示している例文です。

②企業(生命保険会社)への志望が軸

私が御社を心から志望する理由は、御社のお客様への真摯な取り組みと社会貢献活動に感銘を受けたからです。
大学在学中、私の友人が急病で入院した際、彼の家族は御社の保険のおかげで経済的な負担を軽減し、彼の回復に専念することができました。
この出来事以降、私は生命保険の重要性と、特に御社の顧客中心のサービスに深く共感しており、利用者最優先の姿勢を貫く御社で活躍したいと望み続けています。
また、高校から現在までアパレルでのアルバイトを続けており、一人ひとりのニーズを汲み取り、最適な提案をする能力に長けている点も御社で活躍できると確信している理由の1つです。
入社後は、顧客との強固な関係を築きながら、新しい保険商品の提案やサービス改善に積極的に取り組む姿勢で、企業の一層の発展に寄与していきたいと考えています。

志望動機の冒頭では、最初に「なぜ志望するのか」を明確に示し、さらに友人のエピソードを用いることで会社への具体的な興味を伝え、より説得力を持たせています

また、入社後の具体的なビジョンを示すことで、前向きな姿勢と会社での役割に対する意識を強調しましているのもポイントです。

③企業(損害保険会社)への志望が軸

私が御社で働きたいと強く感じるのは、御社が持つ社会的な役割と、具体的な人々へのサポートに魅力を感じたためです。
大学時代の実習中、私は交通事故に遭い、幸いにも大きな怪我はなかったものの、留年するかもしてないという精神的なショックと、何より治療費が心配で何も手に付かない状況でした。
しかし、万が一のために母が私にかけていてくれた御社の損害保険のおかげで治療費の負担も無く、退院まで安心して過ごせたことをきっかけに損害保険会社、そして御社への入社を望んでいます。
また、大学1年時よりコールセンターにてアルバイトをしているので、さまざまなニーズを持つお客様にも対応可能です。
入社後は実体験を活かし、事故や病気に不安を持っている方への適切なプランの提案はもちろん、事故や病気で契約者の方がパニックになった際のサポートに尽力していきます。

冒頭で、「なぜ損害保険会社を志望するのか」を明確に示し、その後、自身の交通事故のエピソードを用いて会社への具体的な感謝と経験を伝えています

また、保険会社で役に立ちそうな実務経験があれば積極的にアピールするのも良いでしょう。この例文で言うならば「コールセンターでのアルバイト経験」の部分です。

④活かしたい強みが軸

私が御社を志望する大きな理由は、私の強みである「コミュニケーション能力」と「問題解決のスキル」を最大限活かし、お客様のライフプランのサポートをしたいという熱意からです。
以前、アルバイト先にて高齢のお客様が複雑な手続きに困惑していた際、私はお客様とじっくりと話をし、一緒に手続きを進めました。その時の感謝の言葉と安堵の表情が今も忘れられません。
保険はただの契約以上のもの、人々の未来を守る約束です。御社が持つお客様一人ひとりに寄り添ったサービスの姿勢に共感しています。
私の強みを活かし御社のチームの一員として、お客様の安心のために尽力していく所存です。

アルバイト先のエピソードを取り入れることでコミュニケーション能力や問題解決のスキルを具体的に示すと同時に、個性を際立たせています。

企業を特に志望する理由と入社後の働くビジョンを締めくくりとして位置づけ、求められる人物像と合致する要素を強調しているのもポイントです。

【印象に残る!】保険業界の志望動機を書くコツ3つ

採用担当の方は大量に志望動機を書くので、ありきたりなものは目に留まりません。そこで下記のポイントを意識して執筆し、印象に残る志望動機を作成しましょう。

下記の3点を抑えているか否かでクオリティが大きく異なるので、ぜひ参考にしてください。

  1. その企業を志望した理由を必ず入れる
  2. 具体的なエピソードで個性を出す
  3. 求められる人物像に合わせてアピールする

①その企業を志望した理由を必ず入れる

「その企業を志望した理由」を核として据えることは非常に重要です。

各企業には独自の哲学、サービスの質、文化などが存在するので、これらの独自性を理解し、なぜその特定の企業を選んだのかを明示することで本気で本気で志望していることが伝わりやすくなります。

特に企業のミッションやビジョン、過去の取り組みや成果、社内文化など、その企業の「個性」や「特色」に焦点を当てられると効果的です。

②具体的なエピソードで個性を出す

具体的なエピソードで個性を表現すると印象に残りやすくなります。

具体的なエピソードを取り入れることで、あなたの経験や価値観がどのように形成されてきたのかを具体的に示すことができますし、他の志望者との差別化も容易です。

特にエピソードの中に数字を効果的に取り入れられると更に具体的になります。「大学4年間ずっと志望してきた」「3年間接客業をしているので、顧客の対応にも自信がある」などです。

③求められる人物像に合わせてアピールする

求められる人物像に合わせてアピールすることも非常に重要です。保険業界は顧客の大切な財産や人生を守る役目があり、優れた人間性や責任感が特に重視されます。

その他「他者のために尽力することにやりがいを感じる」「変わりゆく時代に即応できる柔軟な思考を持つ」などさまざまな特徴がありますが、企業の求める人物像をアピールしましょう。

同じ学歴、似たような経歴を持つ人のどちらを採用するか悩んだ際、人物像が決め手となることも多いです。

志望動機をよく練って保険業界の選考を突破しよう!

今回は保険業界の企業への就職を目指す人向けに志望動機作成のポイントや例文を紹介してきました。

慣れていない人にとって志望動機の作成は骨が折れる作業ですが、ぜひ本記事を参考に、採用担当の方の目に留まる志望動機を作成してください。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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