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動物病院の志望動機の作り方やポイントを解説|例文や注意点も紹介

動物が好きな人にとって、動物病院は憧れの就職先のひとつではないでしょうか。

この記事では、動物病院の志望動機の作り方から例文まで、ポイントを抑えて解説しています。

動物病院を志望する就活生は必見の内容ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

動物病院の仕事とは?職種理解を深めて志望動機に活かそう

はじめに、動物病院の仕事を下記の職種別に解説します。

  1. 獣医師
  2. 動物看護士
  3. 動物病院の受付

動物病院の仕事内容を理解して、志望動機の作成に役立ててみてくださいね。

①獣医師

獣医師の仕事は、主に動物のケガや病気などの診察・処置です。

獣医師が診る動物は、犬や猫などのペット、家畜、動物園で飼育されている大型動物などです。このように、対応する動物の種類は多岐に渡ります。

また、動物の予防接種や出産の介助、飼育の相談、動物用の医薬品の研究・開発も行っています。

したがって、獣医師は動物の専門的知識が必要とされる、動物のスペシャリストともいえるでしょう。

②動物看護士

動物看護師の仕事は、獣医師が行う診察や手術などの診療行為を補助することです。例えば、手術器具の準備をしたり、診察中に動物が動かないように保定したりします。

また、獣医師の指示のもと、薬剤の調合などを行うのも動物看護士の仕事です。入院中の動物の食事準備や掃除、爪切り、トリミングといったお世話も行いますよ。

その他、動物看護士の仕事は、獣医師の代わりに治療内容を飼い主に伝えるなど、飼い主とコミュニケーションを取る場面が多いのも特徴です。

③動物病院の受付

動物病院の受付の仕事は、診察券・カルテの作成といった受付業務やお会計、メール・電話対応などです。

特に、診察料金に関すること、ペットホテルの予約、動物の症状の相談といった飼い主からの問い合わせが頻繁にあるでしょう。

また、受付業務には、待合室の清掃や備品の補充、案内表示の整備など、飼い主とペットが快適に過ごせる環境づくりも含まれます。

さらに、診療の流れを円滑にするためのスケジュール管理やカルテの整理、必要書類の準備といった事務作業も重要な役割です。

【職種別】動物病院に求められる力

動物病院では、職種ごとに求められる力やスキルが異なります。

ここでは、獣医師や動物看護師、受付スタッフなど、各職種に求められる具体的な力について詳しく見ていきましょう。

  1. 獣医師|命を扱う高度な専門性と資質
  2. 動物看護士|洞察力とコミュニケーション力
  3. 受付|細やかな気配りと事務処理能力

①獣医師|命を扱う高度な専門性と資質

獣医師には、動物の命を救うための高度な専門性と、人間的な資質が求められます。

まず、冷静かつ迅速な判断力が不可欠で、刻々と変化する動物の容態に対して、瞬時に最適な処置を決定する能力が必要です。

病気や怪我に苦しむ動物と向き合い、時には最善を尽くしても命を救えない辛い状況にも耐えられる精神力も欠かせません。

さらに、高いコミュニケーション能力も欠かせなく、動物の治療だけでなく、飼い主の不安や悩みに寄り添い、治療方針をわかりやすく説明できる能力が求められます。

②動物病院の看護士|洞察力とコミュニケーション力

動物看護師は、獣医師をサポートしながら動物のケアを行う重要な役割を担う職種です。

そのため、この仕事に求められるのは、単に動物が好きという気持ちだけではなく、専門的な観察力や責任感です。

具体的には、動物の体調変化をいち早く察知する洞察力、飼い主との円滑なコミュニケーション、そしてチームで働くための協調性が必要でしょう。

また、医療知識を継続的に学ぶ意欲も重要で、動物の命を預かるという責任を常に意識し、成長し続ける姿勢が求められます。

③動物病院の受付|細やかな気配りと事務処理能力

動物病院の受付は、病院の「顔」であり、飼い主さんの第一印象を決める役割を担っています。

求められる力は、コミュニケーション能力と細やかな気配りで、来院した飼い主さんの不安を読み取り、笑顔で安心感を与えることが大切です。

加えて、パソコンスキルや事務処理能力に加え、動物への理解と愛情も欠かせません。

また、電話対応、予約管理、カルテ管理、会計処理など多岐にわたる業務をこなしながら、常に丁寧で温かい対応が求められます。

動物病院の志望動機作成のポイント3つ

動物病院の志望動機を作成する際に、抑えておくべきポイントを3つ紹介します。

  1. なぜ動物病院で働きたいのか明確にする
  2. なぜその病院で働きたいのか明確にする
  3. なぜ職種で働きたいのか明確にする

これから解説するポイントに気を付けて志望動機を作成してみてくださいね。

①なぜ動物病院で働きたいのか明確にする

動物園や水族館、ペットショップなど動物に関わる仕事は動物病院以外にも存在します。そのため、「なぜ動物病院を志望するのか」を明確にして伝えましょう

明確に伝えるためには、動物に関わる業界研究をしっかりと行い、志望動機の作成をすることが重要です。

動物病院と、その他動物に関わる業界の違いを深く理解して、採用担当者が納得できる志望動機を準備しましょう。

②なぜその病院で働きたいのか明確にする

「なぜその病院で働きたいのか」を明確にして志望動機を作成してください。なぜならば、企業と同様で動物病院ごとに規模や特徴、理念が異なるからです。

最新医療設備が整っている規模の大きい病院や地域に根付いた病院、エキゾチックアニマルを診ている病院など、動物病院によってさまざまです。

したがって、志望する動物病院の特徴や理念、他院と何が違うのかを企業研究でしっかりと把握しましょう。

志望する動物病院の特徴をしっかり把握した内容で志望動機を作成すれば、他院と差別化を図れて志望意欲が採用担当に伝わります。

③なぜ職種で働きたいのか明確にする

たとえば「なぜ獣医師を志望しているのか」など、その職種で働く理由を明確にする必要があります

獣医師を志望しているのにも関わらず、動物看護師でも通用する理由にならないように注意してください。

希望する職種で働きたい理由は、志望する動物病院における志望職種の仕事内容を深く理解しなければ明確に伝えられません。

また、志望動機の作成ステップでも解説していますが、目指すきっかけとなったエピソードも重要なポイントになります。

したがって、動物病院の仕事内容をしっかりと理解し、きっかけとなったエピソードを述べて、その職種を選んだ理由を明確に伝えましょう。

動物病院の志望動機の作り方3ステップ

動物病院の志望動機を作成するための流れを3ステップに分けて解説します。

  1. 動物病院で働きたい理由を伝える
  2. 志望理由のきっかけとなったエピソードを伝える
  3. 入社後の活躍の展望を伝える

これから解説する3ステップを意識して志望動機を準備してみてください。

①動物病院で働きたい理由を伝える

志望動機の冒頭は、動物病院勤務を志望する理由を述べましょう。例えば「私が動物病院で獣医師として働きたい理由は〇〇です」などです。

志望動機の最初に理由を述べることで、採用担当者は志望者が一番伝えたい内容を明確に把握できます。

また、その後に続く志望理由のきっかけとなったエピソードが、採用担当者に伝わりやすくなるでしょう。

②志望理由のきっかけとなったエピソードを伝える

志望理由を伝えた後は、志望理由のきっかけとなった具体的なエピソードを述べてください

例えば「ペットが病気をした時に、獣医師が家族の気持ちに寄り添った治療法を提案してくれた。自身も家族の気持ちに寄り添う治療がしたいと思った」などです。

きっかけとなったエピソードは、ステップ①で伝えた「働きたい理由」に対して説得力を持たせられます

採用担当者が志望者の人物像をイメージしやすくなったり、他の志望者との差別化を図れたりする効果もあるので、熟考してエピソードを完成させてみてください。

③入社後の活躍の展望を伝える

最後は、入社後の活躍の展望を伝えてください。例えば「飼い主が信頼できる獣医師を目指します」などです。

志望動機作成のポイントでも紹介していますが、志望する動物病院の理念や特色に繋がる内容で伝えることをおすすめします。

また、自分の強みを活かした内容で入社後の活躍の展望を伝えるのも良いでしょう。

入社後に自身が動物病院でどのように活躍して貢献できるのか、しっかりアピールしてください。

【職種別】動物病院の志望動機の例文3選

動物病院の志望動機の例文を職種別に紹介します。

  1. 獣医師
  2. 動物看護師
  3. 動物病院の受付

これまで解説したポイントを抑えた例文になっていますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

例文①: 獣医師

ペットが亡くなってしまった経験がきっかけとなり、獣医師を志望した内容になっています。

志望する動物病院の特徴を述べているのがポイントとなっています。

獣医師

私が獣医師を志望する理由は、飼い主の気持ちに寄り添う温かい治療を提案し、家族の一員であるペットの命を救いたいと思ったからです。

中学生の頃、家族の一員だった犬が高齢になり大病の末亡くなりました。担当の獣医師が、ただ治療をするだけでなく、こちらの気持ちに寄り添った温かい対応をしてくださったのが印象的でした。

また、高齢のペットの体を考えた負担にならない治療法を提案してくれました。その時の獣医師の対応には今でも感謝しています。

この経験がきっかけとなって、私も「治療するだけ」の獣医師ではなく、家族の気持ちに寄り添える獣医師を志したいと思うようになりました。

貴院では大切なペットの命を救うために最新の医療設備を導入していたり、24時間体制で治療が施せたりと、飼い主が安心してペットの治療を任せられる設備や体制が整っています。

そのような環境の中で、動物たちが少しでも長生きできるように最適な治療法を提案し、人にも動物にも温かな対応ができる獣医師になりたいです。

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例文②: 動物看護師

動物愛護系でボランティアをしていた経験がきっかけとなり、動物看護士を志望した内容になっています。

ボランティアで得た経験を、動物看護士として活かしたいことを述べているのがポイントです。

動物看護師

私が動物看護士を志望する理由は、動物愛護系ボランティアで得た経験を動物病院で活かしたいと思ったからです。

私は、里親募集の譲渡ボランティア活動を行っていました。事情があって飼育ができなくなってしまったペットや虐待されてしまったペットなどを保護し、里親が見つかるまで動物たちのお世話をしていました。

私が行うケアにより、動物たちの見た目や性格が良くなっていく様子を見たり、里親に対して親身に相談に乗ったりと、とてもやりがいを感じるボランティア経験となりました。

この経験を通して、動物の心身のためのケアを心をこめて行い、飼い主の不安を少しでも払拭できる動物看護師になりたいと思うようになりました。

貴院では飼い主との距離を大切にした診療を心がけており、その姿勢にとても共感しています。採用後は、飼い主が安心してペットを預けられる動物看護士になりたいと思っています。

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例文③: 動物病院の受付

自身のアルバイト経験を活かして、動物病院の受付を志望する内容です。

採用後、自身の強みが志望する動物病院で活躍できることをアピールした例文になっています。

動物病院の受付

私が動物病院の受付を志望する理由は、強みであるコミュニケーション能力を活かして、飼い主から信頼を持ってもらえる安心感のある受付対応がしたいと思ったからです。

私はペットショップでの接客と一般事務のアルバイト経験があります。元々人や動物と接することが好きだったこともあり、ペットショップでのアルバイトは、私のコミュニケーション能力を一層向上させる経験となりました。

また、一般事務のアルバイトでは、エクセルやワードといった社会で必要なパソコンスキルを得られました。

私の強みであるコミュニケーション能力とパソコンスキルは、貴院の動物病院の受付業務に大きく貢献できると思っています。

貴院が目指す「いつでも頼れる動物病院」の顔として、笑顔で飼い主とペットを温かくお迎えしたいです。

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動物病院の志望動機を作成する際に注意すべきこと

動物病院の志望動機は「動物が好きだから」という理由のみで作成しないように注意しましょう。動物病院勤務者が「動物好き」なのは当然です。

動物病院の職種紹介でも解説しましたが、動物病院は動物の健康と命を守る仕事を行っています。責任感が求められるため「好き」だけでは務まりません。

したがって、自己分析をしっかり行い、自身の強みを活かし、動物病院でどのように貢献できるかをアピールすることが重要です。

また、どうしても「動物が好き」という内容を入れたい場合は、あくまできっかけとして述べるなど工夫すると良いでしょう。

志望動機以外にも!動物病院の面接でよく聞かれる質問と回答例

動物病院の面接では、志望理由や動物に対する姿勢、チームで働く能力などが問われます。

ここでは、よくある質問と回答例を紹介し、面接対策に役立つポイントを見ていきましょう。

  1. 動物に関する経験やスキルについて聞かれた場合
  2. 忙しい現場でのストレス耐性について問われた場合
  3. チームワークについて問われた場合

①動物に関する経験やスキルについて聞かれた場合

また、面接官は、あなたの動物に関する経験やスキルを具体的に知りたがっているため「動物が好き」と言うだけでなく、実際の経験を交えて説明することが重要です。

例えば、ペットの世話や動物保護活動への参加、獣医学の勉強、インターンシップ経験などを具体的に語りましょう。

特に、動物との関わりを通じて学んだことや、その経験がどのように動物病院での仕事に活かせるかを明確に伝えることがポイントです。

また、動物に対する深い理解と愛情、そして専門的な知識への熱意を示すことで、面接官の印象に残る回答ができます。

②忙しい現場でのストレス耐性を問われた場合

忙しい動物病院の現場では、高いストレス耐性が求められるため、過去の困難な経験をどのように乗り越えたかを具体的に説明しましょう。

例えば「以前、同時に複数の緊急患者の対応が必要な状況で、冷静に優先順位をつけて対応しました。」という回答がおすすめです。

また「チームメンバーと連携し、パニックにならずに一つずつ課題を解決していくことで、全ての動物に適切な処置を施すことができました」といった回答もよいでしょう。

このような具体的なエピソードで、あなたのストレス管理能力と専門性の高さを示すことができます。

③チームワークについて問われた場合

動物病院では、チームワークは非常に大切な要素なので、面接で「チームワークについて」質問された場合は、具体的な姿勢を示すことが求められます。

例えば、「動物の命と健康を守るためには、獣医師、看護師、受付スタッフなど、互いに補完し合うことが不可欠だと考えています。」という回答がよいでしょう。

また、「また、先輩スタッフから学ぶ姿勢を大切にし、互いの専門性を尊重しながら、共通の目標に向かって協力していきたいと考えています」といった回答も効果的です。

ポイントを抑えて動物病院の志望動機を完成させよう

動物病院の志望動機は、動物と関わる業界の中で「なぜ動物病院を志望するのか」や「なぜ獣医師を志望するのか」など志望理由を明確にすることが欠かせません。

また、企業研究を徹底して、志望する動物病院の規模や特徴、理念をしっかりと把握する必要があります。

ポイントを抑えた動物病院の志望動機を完成させて、熱意を伝えましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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