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リユース業界の志望動機の書き方を解説|業界の概要や主要企業も紹介

リユース業界に興味はあるけれど、よく知らないという人は多いのではないでしょうか。店舗やネットによって職種も異なるため、業界への理解は必要不可欠です。

そこで今回は、志望動機の書き方だけでなく、業界の概要や主な企業についてご紹介します。市場規模が増加傾向にあるリユース業界について、しっかりと理解を深めていきましょう。

リユース業界とは?業界理解を深めて志望動機の参考にしよう

リユース業界とは、中古品を仕入れて再販売を行う産業のことです。新品等を扱う市場は一次流通と呼ばれていますが、リユース業界は中古品等を扱う二次流通に位置します。

主に、店舗で商品を買い取って販売するスタイルの「BtoC」が一般的とされており、近年はフリマアプリやネットを利用した「CtoC」も盛んに行われています

リユース業界の主な仕入手段と販売手段は以下の通りです。

【仕入手段】

  • 店頭での買取
  • 出張買取
  • 催事買取
  • 宅配買取
  • 古物市場
  • 卸仕入れ

【販売手段】

  • 店舗販売
  • ネット販売
  • 卸販売
  • 海外輸出
  • 古物市場

中でも個人で行うネット販売では、引越しといった際に発生する不用品の処分や、商品を換金して現金を得られる高価買取の2つが大きな需要があり、人々の生活に広く浸透しています。

リユース業界を代表する企業4選

リユース業界は、不況の中でも少しずつ拡大している業界のひとつです。業界を代表する企業は主に4つあるので、1つずつ紹介していきます。

  1. ゲオホールディングス
  2. メルカリ
  3. ブックオフグループホールディングス
  4. コメ兵ホールディングス

①ゲオホールディングス

リユース業界の中でも圧倒的な売り上げ実績を誇るのが、ゲオホールディングスです。

レンタルビデオ店を始まりとして、現在ではDVDやCDレンタル・販売を行うメディアショップと、医療家電のリサイクルを行うリユースショップの2つが事業の柱となっています。

そのほかにも動画配信サービスや大型のアミューズメントパークも展開している大きな企業です。近年は、海外事業にも力を入れており、海外1号店をロサンゼルスにオープンしています。

②メルカリ

国内のフリマアプリでは、断トツのシェアを誇っているのがメルカリです。

ネットを介し、消費者同士で商品やサービスの取引を行う「CtoC市場」を後押ししているメルカリは、手軽さと安心感で多くの人に支持されています。

もともとフリーマーケットサイトは存在していましたが、メルカリが画期的だったのは個人情報の開示をしなくてもよいことです。このことから、ターゲットユーザーである女性に特に受け入れられたといえるでしょう。

また、現在では国内だけでなく海外展開もしており、世界100カ国以上と取引できるグローバルサービスへと成長しています。

③ブックオフグループホールディングス

中古本のチェーン店であるブックオフグループホールディングスは、リユース事業にも力を入れており家電・家具も取り扱っています

特にリユース事業で大きな成功を収めているブックオフは、認知度や書籍在庫数はトップレベルで本以外の種類も非常に豊富です。

また、CO2排出量の削減や再資源化といった環境問題にも力を入れており、今後も総合リユース企業として環境保全にも貢献していくと考えられています。

④コメ兵ホールディングス

リユース業界でも最大手のコメ兵ホールディングスは、小物から宝石まで幅広く買取しており、特にブランド事業に強い企業です。

創業から70年以上経つ老舗であり、積み重ねたノウハウと実績をベースとして事業展開を行っています。また、査定にかかる料金は全て無料という特徴を持っているのも魅力のひとつです。

コメ兵ホールディングスも海外展開をしており、香港やタイ、シンガポールにも店舗があります。

【企業タイプ別】リユース業界の主要職種

リユース業界の主な職種は、BtoC企業とCtoC企業とで違いがあります。ここでは、それぞれに分けて1つずつ解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. BtoC企業
  2. CtoC企業

①BtoC企業

BtoCは、企業から個人に向けたサービスのことです。店舗運営のリサイクルショップがこの企業タイプに当てはまります。

リサイクルショップでは主に中古品の販売や買取を行っており、中には未使用品なども含まれます。商品は衣服や家電、家具といったものがあり取り扱う幅も非常に広いといえるでしょう。

①店長

リサイクルショップの店舗運営に関わる職種が店長です。取り扱う商品は多岐に渡るため、売り場の設置を行ったり、社員やアルバイトの教育を行ったりします。

そのほか、各部門の商品整備や在庫の管理業務も必要不可欠です。一般的には、店舗の売り上げを伸ばすために、全体のマネジメントを行うのが店長の仕事といえるでしょう。

②エリアマネージャー

ある一定の地域において、各店舗の統括を担う職種がエリアマネージャーです。各店舗の店長と連携をとりながら、スタッフの教育や運営方針の決定、売上管理を行います。

店舗ごとで需要のある商品には差があるため、各店舗に応じた施策を考える重要な役割です。さらに、本社と各店舗をつなぐパイプ役ともいえます。

本社で決定した内容を伝えて、各店舗で運用に向けて進めていけるよう補佐することもエリアマネージャーの重要な役割といえるでしょう。

③買取担当

買取担当は、リサイクルショップになくてはならない職種のひとつです。リサイクルショップには、購入を求めて来店する人だけではありません。買取を希望している人も多く来店します。

そこで、買取をして欲しい顧客が持参した品物を査定するのが買取担当の主な仕事です。ただ査定をするだけでなく、市場ニーズについてもしっかりと理解しておくことが重要といえます。

また、ニーズ高い商品を持参してもらえるような工夫や対応をすることも、買取担当の仕事といえるでしょう。

④鑑定士

鑑定士にはさまざまな種類がありますが、リサイクルショップで活躍するのがブランド買取鑑定士です。ブランド品の買取や販売をする店舗で、品物が本物か偽物かを判断し価値を見極めます。

また、その時の需要によって買取価格を決めることも大切な業務のひとつです。ただし、必要な資格はなく鑑定の経験を積んでいく形です。

そのほか、リサイクルショップで活躍できる鑑定士に、絵画や骨董品の価値を見極める美術鑑定士といったものがあります。

②CtoC企業

CtoCとは、個人間で取引されるサービスのことです。処分したい商品を掲載する個人と、その商品の情報を閲覧して購入する個人とで成り立っています。

ネットビジネスのフリマアプリがこの企業タイプに当てはまるといえるでしょう。このようなビジネスは個人が持っている資産を提供することを軸にしており、シェアリングエコノミーとも呼ばれています。

①エンジニア

CtoCにおけるエンジニアとは、サーバーエンジニアやプログラマーのことを指します。フリマアプリでは、エンジニアの仕事が企業の土台となっており非常に重要な職種です。

ネット環境を快適に使用できるよう、システムの設計や動作テストといったさまざまな作業を担当します。

ソフトウェアやネットワーク、データベースといったシステム開発に関する幅広い知識が必要な職種といえるでしょう。

②プロダクトマネージャー

プロダクトマネージャーとは、実際に製品を作るエンジニアやデザイナーを統括する職種です。製品作りには、エンジニアやデザイナーといった多くの人が関わるため重要な役職といえます。

主に顧客のニーズを把握した製品を考え、エンジニアやデザイナーに指示を出して業務を進めることが仕事です。

プロダクトマネージャーが統括することで、より良いサービスが提供できているといえるでしょう。

リユース業界の志望動機作成時の2つのポイント

リユース業界の志望動機は、店舗かネットどちらかを中心に働くかで分かれています。志望動機を作成する際は、なぜこの企業で働きたいのかをしっかりと示すことが重要です。ここでは2つのポイントをご紹介します。

  1. なぜリユース業界で働きたいのかを明確にする
  2. なぜ業界の中でもその企業で働きたいのかを明確にする

①なぜリユース業界で働きたいのかを明確にする

リユース業界でなぜ働きたいのかをしっかりと示すようにしましょう。企業側は、業界についてどのくらい理解をしているのかを見ているからです。

業界への理解が深いと判断されれば、志望度も高いと評価されます。逆に、業界について浅い理解しかないと思われてしまっては、好印象を与えることはできません。

リユース業界においては、知名度の高い企業も多くあるため、企業に興味を持ったことを志望動機にする人も多いでしょう。

ただし、志望動機では、業界のビジネス戦略や今後の動向をきちんと研究していることが非常に重要です。

②なぜ業界の中でもその企業で働きたいのかを明確にする

業界内でも、なぜこの企業なのかは明確にしなければなりません。他の企業ではなく、ここで働きたいという熱意は重点的に見られている部分だからです。

企業側としては、自社で定着して働いてくれる人を採用したいと考えています。また、求めている人材とマッチする素質なのかといった点も確認する大事な部分です。

企業に関する研究や分析をきちんと行って、働きたい理由を明記するようにしましょう。

リユース業界の志望動機の作成方法3ステップ

志望動機を作成する際は、3つのステップを意識してみましょう。構成ができていれば、伝えたいことがより伝わりやすくなりますよ。ここでは1つずつ解説していきます。

  1. 志望理由を具体的に説明する
  2. 志望理由のきっかけとなったエピソードを伝える
  3. 入社後にどのように活躍できるかをアピールする

①志望理由を具体的に説明する

初めに、簡潔に結論を述べるようにしてください。結論がはっきりしないと相手にとっては読みづらく、わかりにくい文章となってしまうからです。

志望理由を一文で伝えた後に、具体的に説明するとより伝わりやすくなります。PREP法を活用すればそこまで難しくはありません。

【伝わりやすい文章構成PREP法】

  • P:結論  
  • R:理由  
  • E:具体例
  • P:結論 

企業の魅力に感じている部分を中心に、なぜ志望したのかを合わせて伝えることが重要です。

②志望理由のきっかけとなったエピソードを伝える

次に、志望のきっかけとなったエピソードを伝えます。志望理由は他の人を同様になってしまうことも多いですが、エピソードを加えることで自身のオリジナリティが出せるからです。

エピソードを伝える際は、具体的に内容がイメージしやすいものを選びましょう。背景が見えないようなエピソードでは、内容がうまく伝わらない可能性があります。

そのため、企業側の印象に残りやすいエピソードを書くように心がけてください。

③入社後にどのように活躍できるかをアピールする

最後は、入社後にどのような活躍ができるのかをしっかりとアピールします。志望動機を示したあとにアピールすると、内容に一貫性が生まれるからです。

入社後の活躍については、きっかけとなったエピソードを踏まえると、自社で貢献してくれそうと好印象を与えられます。

志望の意気込みだけでなく、いかに入社後に成果を出してくれそうと思ってもらえるかが重要といえるでしょう。

リユース業界の志望動機の例文2選

志望動機は、作成方法やポイントと合わせて、例文も参考にすると書きやすくなるでしょう。ここでは例文を2つご紹介します。構成や解説もぜひ参考にしてみてください

  1. リユース事業に将来性を感じた
  2. 自身の強みを活かしたい

例文①: リユース事業に将来性を感じた

私が貴社を志望した理由は、環境への配慮や貢献がなされているリユース業界に将来性を感じたからです。

貴社では、ネットを通じて多くの人たちにリユース品の素晴らしさを提供し続けています。日本だけでなく世界規模で環境問題に取り組んでいる今、リユース業界は今後も成長していく業界だと感じております。

貴社では、リユース品のやりとりが手軽にできるようアプリを作成しております。たくさんの人々に広まり活用されているアプリは、常に改良されておりますます発展していくと思っております。

私自身も活用した経験があり、相互利益のある素晴らしい取り組みだと感じました。この経験がきっかけとなり、この会社でエンジニアとして働きたいと強く思ったのが志望する理由です。

入社後は、理工学部で勉強したことを活かし、拡大していくリユース業界のシステム開発に貢献していきたいと考えております。

自身の体験がきっかけで、リユース業界の将来性を感じた点をしっかりと示せています。企業側へ熱意を伝えるためには、経験によって感じたことを志望理由に含めると良いでしょう。

例文②: 自身の強みを活かしたい

私が貴社を志望した理由は、自身の強みを活かしたいと考えたからです。

私は、以前にリサイクルショップでアルバイトをしていました。それまで、リサイクルやリユースを通じて環境問題を考えることはあまりなかったのですが、改めて資源の有効活用は大切だと考えるきっかけになりました。

それから、物の価値を見極めて次につなげる買取査定の職種に非常に興味を持ち、鑑定士としての実務経験を積めたのが私の強みです。アルバイトしていた店舗では、衣服から家具、ブランド物に至るまで幅広い品揃えで、こなしてきた査定の数も非常に多いと自負しています。

貴社では、取扱の幅が非常に広い店舗ばかりのため、さまざまな査定をする機会も多く、自身の経験が活かせるのではないかと考えています。

貴社へ入社後は、買取査定の経験を活かしながら、お客様とのコミュニケーションを大切にした交渉ができるよう貢献していきたいと考えております。

アルバイト経験を活かして自身の強みをアピールできています。また、企業の取扱商品の多さと自信の経験がうまくマッチしているように、志望先についての理解や分析をすることも非常に大切です。

業界理解を深めてリユース業界の志望動機を完成させよう

リユース業界の志望動機を作成するためには、まず業界理解を深めなければなりません

現状と今後の動向を踏まえつつ志望動機を完成させることで、理解や分析がしっかりできていると好印象を与えられます。

また、企業タイプによって職種が異なる点にも注意することで、より魅力的な志望動機が作成できるでしょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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