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適応力とは?特徴や高め方に加えて自己PRでの活用の仕方も解説

就職活動でどうやって適応力をアピールすれば良いのか分からずに悩んでいる就活生は、たくさんいるのではないでしょうか。

あらゆる職種で重宝される適応力ですが、ありきたりな内容では面接官の印象には残りませんよ。

そこで、本記事では適応力のある人の特徴伝える際のポイントを解説します。ぜひ、今後の就活対策の参考にしてください。

適応力は就活でアピールできる

昨今のビジネスでは、適応力の重要性が高くなってきています。現代は変化が激しいので環境に慣れる必要があり、ストレスや不安に負けないためにも、予想外の出来事にも状況に合った柔軟な対応が大切なためです。

適応力を持っていると、ストレスや不安を感じることが減り、スキルを活かしやすくなります。

適応力を持っている人材は理想的なので、効果的にアピールできれば、あなたの価値を採用担当者に印象付けられるでしょう。

そもそも適応力とは

適応力とは新しい環境にも素早く適応でき、以前の環境と同じパフォーマンスを発揮できる能力のことです。

適応力がある人材は初対面の人ともすぐ打ち解けて、新しい場所でもスキルを発揮でき、難しい状況にも臨機応変に対処できます。

また視野が広くて、幅広い意見や価値観を受け入れられる傾向にあるでしょう。社会に出ると、様々な人と仕事をする機会があるので、異文化とも共生できることも適応力の強みとなるでしょう。

適応力がある人の特徴5つ

自分の能力は本当に適応力なのか、分からない人もいるのではないでしょうか。適応力がある人は、主に以下の5つの特徴を持っています。自分に合っているのかチェックしてみてくださいね。

  1. 前向き
  2. コミュニケーション能力が高い
  3. 全体を俯瞰して見れる
  4. 好奇心が強い
  5. 論理的思考力がある

①前向き

適応力が高いとあらゆることを前向きに捉えられるため、イレギュラーな事態が発生しても、どのように解決すべきか慌てずに考えられます。

新しいことを始めると予想できない事態が発生しますが、適応力のある人はこれまでにも様々な状況に対応してきたので、困難に直面してもポジティブな気持ちで諦めずに取り組めるでしょう。

変化の激しい現代では、壁が目の前に現れたとしても、前向きに考えられることは大切ですよ。

②コミュニケーション能力が高い

適応できる人材は、周囲とのコミュニケーションが大切だと心得ています。新しい環境に身を置くと、1人では解決できないことが増えてくるためです。

自分だけで解決できない場合には、分からないことを質問したり、進捗の確認を求めたり、上手に周りの人々を頼って乗り越える必要があるでしょう。

したがって、高い適応能力を持っていると、コミュニケーション能力も優れているケースが少なくありません。

③全体を俯瞰して見れる

現状に何らかの変化が起きた場合や新しいことに取り組むときに、適応力が高い人材は組織や仕事の全体を把握しています。

全体像を見ているため、目の前のことだけでなく、予想外のトラブルにもスムーズに対応可能です。

俯瞰してそれぞれの仕事の目的を把握できるため、タスクの優先度や緊急度から取り組むべき順番を考えられ、仕事を効率化できるでしょう。

④好奇心が強い

適応力が高い人は、自分の考え方や価値観と違う場合に対して寛容です。新しい価値観や知識を受け入れる素養があり、チャレンジ精神があって好奇心旺盛だと言えるでしょう。

新しいことに対して積極的に取り組めるため、変化にも抵抗が少ない傾向があります。

そのため、適応力を「チャレンジ精神」「好奇心旺盛」と言い換えてアピールできるので、あなたの持つ適応力がどんな種類なのか明確にしてくださいね。

⑤論理的思考力がある

適応力のある人材は、解決のために道筋を立てて思考できるため、論理的思考力にも優れています。

仕事を行う際に分からないことがあれば、どうやって解決するのか落ちついて整理して、スピーディに対応できるでしょう。

例えば、営業職は顧客に対して端的に商品のセールスポイントを説明する際に、エンジニアならプログラミングを行う際に論理的思考力は必要なため、社会人にとって必須なスキルです。

適応力を高める方法3つ

あなたの適応力を周りと差別化するためにも、日頃から少しずつ意識しましょう。適応力を高めるための方法は以下の3つです。

  1. KPIを設定して仕事をする
  2. 成長志向のマインドセットをする
  3. 新しい環境に飛びこむ

①KPIを設定して仕事をする

KPIとは業務の達成状況をチェックするために、明確な指標を設けることです。新しい環境に身を置くと、何から取り掛かれば良いのか分からなくなる場合もあります。

その際にKPIを設定すると、成果を出すためにどうすべきか明確になるので、迷わずに先に進めるようになるでしょう。

具体的には営業職なら、商談数や受注数の基準を毎月設けることで、どの程度達成できたかチェックして、進捗状況を把握できます。

②成長志向のマインドセットをする

成長志向を伸ばしていくと、個人の能力向上につながります。そのため、常に新しいスキルを身につける姿勢を持ち続け、何かに挑戦する機会があれば積極的に行動するのがおすすめです。

能力向上によってキャリアアップできるだけでなく、自信をつけることもできるため、精神的に余裕が生じて環境の変化にも適応しやすくなります。

積極性を評価されやすくなり、挑戦の機会が与えられれば、さらに能力が向上して、連鎖的な良い流れが生み出されるでしょう。

③新しい環境に飛びこむ

適応力の向上のために、積極的に慣れないことにも挑戦してみてください。適応力が身についていない人は、自分のできる業務しか担当せず、詳しくないことを避けているかもしれません。

慣れている仕事だけをすれば、高いパフォーマンスを発揮できそうですが、慣れない仕事にもチャレンジすると、幅広いスキルを身につけられます。

長期的に考えると自分の成長につながるため、新しい仕事にも挑むことがおすすめです。

適応力を自己PRで伝えるときのポイント2つ

高い能力を持っていても、就活では伝わらなければ意味がありません。強みを効果的にアピールするためには、以下の2つのポイントを意識する必要があります。

  1. 具体的なエピソードを交える
  2. 入社後に活かせることを強調する

①具体的なエピソードを交える

自己PRでは結論であるあなたの強みを最初に伝えて、適応力が発揮された分かりやすいエピソードを盛り込んでください。漠然と強みを述べても、おそらく相手には伝わらないので、エピソードが必要です。

エピソードは5W1Hで具体的に考えてみましょう。5W1Hとは、「いつ (When)」「どこで (Where)」「誰が (Who)」「何を (What)」「なぜ (Why)」「どのように (How)」のことを指します。

②入社後に活かせることを強調する

採用後にどうやってあなたの強みを活かせるのかアピールして、自己PRを締めてくださいね。応募者の自己PRを通じて、採用担当者は「自社で活躍できそうか」知りたいと思っています。

したがって、自身の適応力の活かし方を伝えることで、入社後に活躍する姿をイメージしやすくなり、好印象につながるでしょう。

そのため、応募企業の特徴に合わせて、自分の能力を活かす方法をアピールする必要があります。

適応力を自己PRで伝える例文2選

ここで、自己PRで効果的に適応力を伝えられる例文を2つ紹介します。あなたに合った例文を参考にして、自己PRを作成してくださいね。

  1. 部活
  2. インターン

①部活

私は、状況に応じて臨機応変に対応できる点が強みだと考えています。

高校時代は、バドミントン部の部長を務めていました。
練習はほぼ毎日行っていましたが、部員の実力に大きな差があり、団体戦では勝ち上がれないことが大半でした。

そこで、部員一人ひとりの練習の様子を確認し、それぞれの得意や弱点を分析しました。また、普段の全体練習だけでなく部員の特徴に合った練習メニューを提示し、効率よく練習を続けました。

その結果、部全体の実力アップに繋がり、次の大会では団体3位に入ることができました。

貴社に入社後も、この経験から得た私の強みを活かし、クライアントの要望に柔軟に対応し、最適な解決策を提示していきたいと考えています。そして、クライアントとの関係構築に繋げ、貴社の発展に貢献できればと考えております。

例文では、過去の経験によって、自分の強みが分かりやすく伝わるように工夫されています。問題を解決するために、どう取り組んだのかイメージしやすいですね。

②インターン

客観的に周囲の人々の状況を見つめて、細かな気配りができることが、私の強みです。

私は孤立した人がいれば、積極的に声をかけて輪の中に誘い、たくさんの方々と良い関係を構築できるように意識しています。
過去のインターンシップでも、交流を深めるために独自にインターン生だけの交流会を開催して、関係を強固にしました。

人望を得た結果、インターン生のリーダーを務めていました。周囲を見て困っている人がいたら助けることは、グループで仕事をする上で非常に大切だと考えております。

入社後も、私の強みを活かし、相手の立場に立って最善な提案をしていきたいです。また、お客様とはもちろん、営業チームの一員として周囲の方々とも強い信頼関係を築き、業務に励む所存です。

例文では、強み以外に、大事にしている考え方を伝えており、人柄をイメージしやすいです。採用後の意気込みも分かりやすく記載されていますね。

適応力を活かして就活を有利に進めよう

今回は適応力を伝える際のポイントや例文を紹介しました。

適応力はビジネスでは必須の能力ですが、就活ではたくさんの就活生がアピールします。そのため、あなたの適応力をさらに高めながら、アピールの仕方を差別化する必要があるでしょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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