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学外活動をアピールしたい学生必見!ポイントを解説|例文も紹介

就活で学生時代に力を入れたこととして学外活動をアピールしたい、と考える方も多いはずですよね。しかし、具体的にどのように書けば効果的なのか分からないという方もいるでしょう。

本記事では就活で学外活動をアピールする方法やポイント、例文を解説します。学外活動の書き方やアピール方法で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

学外活動とは?課外活動との違いも解説

学外活動を就活でアピールする場合、まずは学外活動とは具体的に何を指しているかを把握しましょう。

学外活動とは学外で行う活動のことです。大学の授業やサークル、部活動など、大学内での活動とは異なるものを指し、アルバイト・インターンや資格の勉強、ボランティアなどが該当します。

一方、課外活動は学外活動も含めた学業以外のすべての活動を指し、学外活動や大学内で行うサークル、部活動、学生自治会などのことです。

両者の区別がついていない場合、企業から学外活動についてを質問されても課外活動について回答し、質問と回答が食い違ってしまいかねません。

それによりマイナスな印象を持たれる可能性もあるため、課外活動よりも学外活動のほうが対象が絞られるという両者の違いが必要です。

学外活動で企業が評価している3つのポイント

会議中のビジネスマン

企業によっては応募書類に学外活動に関する欄を設けているケースもあります。より効果的にアピールするには、企業側が質問する意図の把握が欠かせません。

企業が評価している主なポイントは以下の3つです。

  1. リーダーシップ
  2. 主体的なチャレンジ精神
  3. 目標を達成する能力

それぞれ具体的にみてみましょう。

①リーダーシップ

学外活動で評価されているポイントの1つがリーダーシップの有無です。

働くうえでは、社内外のさまざまな人との協力が避けられません。チームで取り組むことも多いため、その際にチームを引っ張ったりまとめたりする能力があるかを見極めています。

学外活動の場合、大学で出会う同年代の同じ立場の学生とは別に、さまざまな立場や年齢の人と接しているケースが多いでしょう。

企業が注目しているのは、そんな集団や組織のなかでどのように振る舞っていたのかです。実際にリーダーやまとめ役に就いていなくても、リーダーシップを示せる具体的なエピソードを探しましょう。

②主体的なチャレンジ精神

主体的なチャレンジ精神を評価しているケースもあります。企業が応募者に求める能力の一つが、周囲に流されるのではなく自分の意思で積極的に行動する力です。

そのため、自ら課題を見つけ、課題解決のために自発的に取り組んだエピソードを盛り込みましょう。

また、学外活動に挑戦したきっかけや、困難に対して諦めずに取り組む姿勢からチャレンジ精神をアピールできます。

ただし、多くの学外活動に挑戦していてもどの活動も中途半端になっていると、場合によっては何事も長続きしない印象を与えかねない点には注意が必要です。

③目標を達成する能力

目標を達成する能力も企業が評価しているポイントです。仕事では、さまざまな目標に向かって日々業務に取り組みます。

たとえ目標達成までの間に困難があったとしても、それを乗り越えるために工夫しなければなりません。

学外活動においても困難な場面にどのように向き合い、乗り越えたのかを企業はチェックしており、特に取り組みに自分なりの工夫があるかどうかに注目しています。

目標達成に向けて自分なりに努力したことや工夫を具体的に示し、自分の強みをアピールしましょう。

学外活動をアピールする方法5ステップ

ペンを持つ人の手

学外活動をアピールする際には、具体的なエピソードを交えながら企業に自分の強みを伝えることが大切です。そのためには、学外活動をアピールする以下の5ステップを意識しましょう

  1. 活動の概要を説明する
  2. 活動の動機や目標を説明する
  3. 活動での課題を説明する
  4. 課題をどのようにして乗り越えたのかを説明する
  5. 活動全体を通しての学びを抽出する

続いて、各ステップのポイントを解説します。

①活動の概要を説明する

まずは、学外活動の概要を分かりやすく説明しましょう。

活動内容が分からないと、どれだけ具体的に伝えても企業側がアピール内容をイメージできない可能性があります。分かりやすく説明したつもりでも、相手は理解できていないケースは少なくありません。

活動の概要は、端的で誰にも分かりやすい説明を心がけましょう。分かりやすいかどうか自信が持てない場合は、学外活動の内容を知らない人に説明して、感想をもらうと良いですよ。

②活動の動機や目標を説明する

概要の次は、活動の動機や目標を説明しましょう。自分なりの活動の動機を具体的に示すと、自分で考え行動する主体性をアピールできます。

また目標が明確であれば、それに対してどのような努力や取り組みをしたのかといった内容に繋げやすくなりますよ。

特に大切なのは、応募者の主体性が感じられるかどうかなので、自ら考えて行動したことが感じられるように説明しましょう。

③活動での課題を説明する

活動での課題を説明することも大切です。自分の課題について積極的に説明すると、応募者には自主的に課題に気づく力があると判断されます。

そのため、課題発見に至るまでの過程を具体的に示しましょう。

また、課題の難易度も分かりやすく示しましょう。たとえ難易度の高い課題を解決しても、難易度が分からなければ十分に能力が伝わりません。誰が相手でも分かりやすい表現を心がけましょう。

④課題をどのようにして乗り越えたのかを説明する

課題を提示したあとには、その課題をどのようにして乗り越えたのかを説明しましょう。

企業が知りたいのは、困難に対してどう努力したか、課題を解決する力があったのかです。具体的な取り組みを説明するのはもちろん、相手がイメージしやすいよう、具体的な数字を示すと効果的です。

場合によっては思うような解決ができなかったケースもあるかもしれません。その場合も課題解決のためにどのように行動し、何を工夫したのかを具体的なエピソードを盛り込みましょう。

⑤活動全体を通しての学びを抽出する

最後に活動全体を通しての学びを示しましょう。学外活動の経験から何を学び、それを今度どのように仕事で活かせるかを企業の採用担当者がイメージできるよう伝えることが大切です。

たとえ学外活動で得た学びでも、仕事で活かせるものでなければ、企業側は自社で求める人材に当てはまるかどうかを判断しかねます。

自分が入社したあとの働く姿をイメージしてもらうためにも、自分の得た学びが応募する企業で活かせるかを意識しましょう。

学外活動をアピールする際の3つのポイント

ノートに書き込む人

学外活動をアピールする際には、以下の3つのポイントをおさえましょう

  1. アピールしたい内容を明確にする
  2. 専門用語を極力を使わないようにする
  3. 結果だけではなく過程を伝える

どれだけ内容を練っても、相手に内容が伝わらなければ十分なアピールはできません。続いて、学外活動をアピールする際に注意したいポイントを解説します。

①アピールしたい内容を明確にする

まずは、アピールしたい内容をはっきりさせましょう。企業に対し何をアピールしたいのかが明確になっていないと、自分でも着地点が分からずまとまりのない文章になる可能性があります。

まとまっていない文章では、内容がイメージしにくく何をいいたいのかが不明瞭なため企業からマイナスな印象を持たれかねません。

そのため、まずは企業の求める能力や人材像を把握し、アピールポイントを明確に設定したうえで、相手に伝わりやすい内容を書きましょう。

②専門用語を極力を使わないようにする

アピールポイントを確実に伝えるために、専門用語の使用は極力避けましょう。活動している側にとっては当たり前の表現でも、企業の採用担当者が知っているとは限りません。

企業の採用担当者が知らない表現であれば、どれだけ素晴らしい内容であってもいまいち認識してもらえないことも。

また、ビジネスでは相手に分かりやすく伝える力も必要です。専門用語を多用するとその力がないと思われる可能性があるため、できる限り一般的な表現を意識しましょう

③結果だけではなく過程を伝える

たとえ結果を出せていても、それが本人の努力や取り組みによるものか、ほかの要因によるものかは判断しにくいですよね。

そこで、結果に至るまでの過程を伝えることも大切です。先述したとおり、企業は努力した過程もチェックしています。

過程を伝える際には、自身の考えや取り組み、周囲の人との関わり方なども盛り込むと企業の採用担当者がイメージしやすくなりますよ。

企業の採用担当者はイメージした過程から物事への取り組み方を見極めているため、具体的に伝えるよう意識しましょう。

【エピソード別】学外活動の3つの例文

PCで作業をする人

学外活動を書く際のステップや注意すべきポイントが分かっていても、実際にどのような内容を書けばよいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

最後に、学外活動の例文を以下の3つのパターンで紹介します。

  1. 長期インターン
  2. アルバイト
  3. ボランティア

学外活動の書き方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

例文①: 長期インターン

長期インターンでの経験をもとに書く場合は、インターンでの取り組みや学びをアピールしましょう。

具体的なエピソードを交えることで、企業の採用担当者は応募者が学びを活かして働く姿をイメージしやすくなるでしょう。

私はWeb制作会社の長期インターンシップで、1年間Webデザインの企画や制作業務を担当しました。
参加したきっかけは、もともとWebデザインに興味があり、より実践的なスキルを身につけたいと思ったことです。

始めたばかりのときは企画を出しても採用されないことが続き、企画力をあげるために、社員の方々に企画の出し方やスキルアップに役立つ勉強方法などを教えてもらいました。自分の企画へのダメ出しもしてもらうことで自分の足りないところを把握し、勉強した内容を実践して企画のブラッシュアップを繰り返しました。

それにより、入社当時は0だった採用率が半年後には50%まで上がりました。この経験から、成果を出すために努力することの大切さを学びました。貴社に入社した際にも、成果を出すための研鑽を積み、貴社に貢献したいと考えております。

例文②: アルバイト

続いて、アルバイトでの経験をアピールする例文を紹介します。アルバイトでの困難な状況に対する取り組みやどのような学びがあったのかなどを盛り込みながら、自分の強みもアピールしましょう。

私は大学1年生の頃から飲食店のアルバイトを続け、業務の効率化に努めました。特に取り組んでいたのが、業務の優先順位を決めることです。

アルバイトスタッフのなかで勤務期間が長くなると、スタッフ同士の連携がうまくできず、業務に支障が出ていることに気づくようになりました。

そこで店長と相談し、ほかの飲食店での接客の様子を観察して自分たちの問題点を洗い出すと、業務の優先順位がわかっていなかったことに気づきました。最終的に業務の優先順位を明確に示したマニュアルを作成し、ほかのスタッフにも実践してもらうと、全体の業務効率がよくなりました。

この経験で、客観的に状況を把握し分析したうえで対策することの大切さを学びました。貴社に入社した際にも、分析を踏まえた的確な対応を心がけたいと思っております。

例文③: ボランティア

ボランティアでの活動をもとに書く場合は、参加したきっかけや取り組んだ内容から、主体性や熱意が伝わるように意識しましょう

参加義務がない活動だからこそ、自ら行動したことで意欲の高さや熱意がアピールできます。

ただし、何のボランティアに参加したかよりも、その活動から学んだことや活動中に努力した点を具体的に書きましょう

私は高校生の頃からさまざまな事情から十分な食事が取れない子どもたちを対象にした、地元の子ども食堂のボランティアに参加しています。

参加したきっかけは、私自身が親の仕事の関係で、小学生の頃から一人でご飯を食べる機会が多かったからです。1人で食べる寂しさを知っているからこそ、ボランティアでは、誰かとご飯を食べる楽しさを感じてもらえるように自分にできることを考え行動しています。

子どもたちそれぞれの日々の様子をノートにまとめ、いつもと違う様子があればさりげなく話しかけたり遊んだりして、前向きな気持ちで食事を楽しめるようにサポートしています。

結果、子どもたちや保護者の方から「気にかけてくれるおかげで安心して過ごせる」などの感謝の言葉をいただきました。この経験を活かし、クライアントに真摯に向き合い、寄り添いながら業務に取り組みたいと考えています。

学外活動について伝える際はアピールポイントを意識しよう

就活で学外活動を伝える際には、企業が評価する能力やポイントを考慮しながらアピールポイントを考えましょう

具体的なエピソードを盛り込み、周囲との差別化がはかれるような内容にすることも大切です。学外活動での経験や学んだことを、どのように仕事で活かせるかを伝えるように意識しましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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