就活や社会経験の一環として、長期インターンに参加する人も多いでしょう。長期インターンへの参加には、面接が必要な場合がほとんどです。
しかし「長期インターンの志望動機って何を書けばいいの?」と悩む人も多いのでは。
そこで本記事では、長期インターンの志望動機の書き方を徹底解説します。記事後半では、長期インターンの志望動機として使えるテーマや例文も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
志望動機のお助けツール!完全無料
- 1志望動機テンプレシート|時間短縮
- 早く質の高い志望動機が作れる!
- 2AIでES自動作成|ES作成を丸投げ
- LINE登録でESを自動作成してくれる
- 3志望動機添削|完全無料で添削
- LINEで完結!スマホで高品質な志望動機に
長期インターンの志望動機はどこを見ている?企業視点で解説

そもそも、長期インターンの志望動機で企業はどこを見ているのでしょうか?
ここでは、企業が長期インターンの志望動機で重視しているポイントを3つ紹介します。
①志望度が高いか
企業は、学生の志望度が高いかを重視しています。なぜなら、志望度が高い学生は、その企業に対する真摯な関心や熱意を持っており、長期インターンを通じて有意義な貢献をする可能性が高いからです。
具体的には、企業の文化や価値観に対する理解、業界や職種についての深い知識やスキル、経験をどのように活かすかの具体的な計画などを見ています。
高い志望度は、長期インターンの成果と企業への付加価値を示唆し、将来のキャリアに繋がる貴重な経験となる可能性が高まります。
②自社で活躍できる人材か
企業は、自社で活躍できる人材かも見ています。なぜなら、長期インターンは組織に密接に関わる機会であり、その意欲や取り組み姿勢が将来の貢献度に関係するからです。
具体的には、志望動機が企業のビジョンや価値観と一致しているか、業界や職種に関する調査や理解が行われているか、どのようなスキルや経験を身につけたいと考えているかなどが重視されます。
このように、企業は長期インターンの志望動機を通じて、将来的な成長と組織への貢献度を見極めているのです。
③長期インターンでの目標が明確か
企業は、長期インターンでの目標が明確かどうかも重視します。長期間の取り組みを通じて、学びや成長を具体的に見込めるかどうかを判断するためです。
具体的には、長期インターンを通じて何を学びたいか、何を成し遂げたいかが見られています。
明確な目標がある志望者は、インターン期間中に意欲的に取り組むことが期待できるため、将来的な人材としての価値を高く評価されます。
長期インターンの志望動機を作成する方法3ステップ
次に、長期インターンの志望動機を作成する方法を3ステップで紹介します。
①結論ファーストで志望理由を伝える
まず、結論ファーストで志望理由を伝えましょう。理由としては、多忙な採用担当者に、冒頭から自分の熱意と志望をアピールでき、興味を引けるためです。
たとえば、「長期インターンを通じて業界の実務経験を得ることで、学んだ知識を活かし、貴社の成長に貢献したい」といった具体的な結論を先に述べることで、自分の価値と目標が明確に伝わりますよ。
②志望理由の根拠となるエピソードを伝える
続いて、志望理由の根拠となるエピソードを伝えましょう。エピソードを伝えることで、真摯な姿勢と興味・意欲を具体的に伝えられます。
具体的には、過去のプロジェクトでの成功体験や業界イベントへの参加などが挙げられます。具体性が高いことは、企業の長期インターンが自分にとって魅力的であることを裏付ける材料となります。
③入社後にどのように活躍できるか伝える
長期インターンの志望動機の最後には、入社後にどのように活躍できるか伝えましょう。インターンとはいえ、企業は自社に価値を提供できる人材を求めるからです。
プロジェクト経験や専門知識を活かして、入社後の成果や成長への具体的なビジョンを伝え、志望の意義と将来への意欲をアピールしましょう。
長期インターンの志望動機作成時に意識したい3つのポイント

次に、長期インターンの志望動機作成時のポイントを3つ紹介します。
①なぜその業界で働きたいかを明確にする
長期インターンの志望動機において、なぜその業界で働きたいかを明確にすることは非常に重要です。なぜなら、あなたの意欲や興味を示し、企業に対する真摯な姿勢をアピールできるからです。
具体的な業界への魅力やその業界で得たい経験、スキルの獲得について具体的に伝えましょう。
自分のキャリア目標と業界の関連性や、その業界の成長や影響力に触れることで、志望動機がより具体的かつ説得力を持ったものになりますよ。
②なぜその企業で働きたいかを明確にする
業界だけでなく、なぜその企業で働きたいかも明確にしましょう。これは、企業に対する理解と熱意を示すためです。
業界の中から「なぜこの企業でなければならないのか」の具体的な理由を述べることで、あなたの価値観やスキルが企業とマッチしていることをを伝えられます。
たとえば、企業の文化や事業展望に共感し、それを支える一員になりたいと述べることで、志望度の高さと継続的な貢献意欲をアピールできますよ。
③インターン生として活躍できる根拠を明確にする
あなたがインターン生として活躍できる根拠を明確にすることも重要です。なぜなら、企業はあなたのインターン中の貢献や適応力を知りたいからです。
インターンとはいえ、立派な仕事です。企業は、インターンを通じて学びを得てもらうだけでなく、価値を生み出すことを望んでいるのです。
具体的なスキルや経験、関心分野、過去の実績を挙げて、あなたが企業で有意義な活動をできるとアピールしましょう。
長期インターンの志望動機のきっかけにできるテーマ4選

次に、長期インターンの志望動機に活かせるテーマを4つ紹介します。
①仕事内容に魅力を感じる
一つ目は、仕事内容に魅力を持ったことを伝えるパターンです。仕事への内容を伝えることで、あなたの関心がその業界や職種に深くあり、熱意をもって取り組む姿勢を示せます。
具体的には、仕事内容の詳細を挙げ、どのような業務に魅力を感じたかを具体的に述べましょう。また、その業務に取り組むことでどのようなスキルや経験を得られるかも説明すると良いでしょう。
仕事内容への魅力を伝えることで、企業に適性と意欲をアピールできますよ。
②企業のビジョンに共感している
二つ目は、企業のビジョンに共感したことを伝えるパターンです。あなたの価値観や目標が企業のビジョンと合致することを伝えましょう。
共感があると、モチベーションが高まり、熱意を持って取り組む可能性が増します。具体的には、企業の社会貢献活動やビジョンに共感し、あなたの経験やスキルを通じてそれに貢献したいことを伝えましょう。
また、企業の取り組みについて調査し、具体的な事例や取り組み内容を挙げ、なぜそれに共感したのかを述べることで、志望動機が具体的かつ説得力を持ったものとなります。
③働いている人が魅力的だと思っている
三つ目は、働いている人が魅力的であることを伝えるパターンです。働いている人が魅力的だったことを述べることで、企業の職場環境や文化に興味を持っていることを示せます。
具体的には、先輩社員の熱意や協力姿勢、コミュニケーション能力などを挙げ、自分自身もそのような価値を尊重し、職場で貢献したいという意欲を伝えると効果的です。
また、これにより志望動機が一般的なものではなく、その企業に特有の魅力を捉えたものであることが伝わります。
④成長できる環境があると思っている
四つ目は、成長できる環境があることを伝えるパターンです。自己成長への強い意欲を伝え、新しいスキルや知識を身につけたいことをアピールしましょう。
具体的に、企業の専門知識やスキルを吸収し、プロフェッショナルとしての力を高めたいという思いを述べることが重要です。
また、指導者や先輩社員からのフィードバックや学びの機会を通じて、実践的な経験を積むことを強調しましょう。
長期インターンにおける職種別の志望動機の例文5つ

次に、長期インターンにおける職種別の志望動機の例文を5つ紹介します。
例文①: 営業
営業
私が御社の長期インターンを志望した理由は、営業職に興味があり、その中でも御社の独自の市場戦略と成果に魅了されたからです。
大学での営業経験で、顧客とのコミュニケーションが得意であることを実感しました。特に、提案力を活かして売上を伸ばした経験があります。
御社は業界のリーダーであり、その影響力に魅了されます。私は関連するスキルと情熱を持ち、御社のチームに貢献したいと考えています。
長期インターンを通じて業界知識の深化とリアルな営業業務の経験を得て、御社の成長に貢献したいと考えております。
この例文では、志望動機として営業に興味があるからと説明しながら、自分のスキルをアピールしています。
後半では、身につけたスキルで企業にどう貢献できるかを伝えていることもポイントです。
例文②: マーケティング
マーケティング
私が御社の長期インターンを志望した理由は、マーケティングの世界に強い関心を抱いているからです。大学での専攻と熱意から、消費者の心理や市場トレンドに深く関わる仕事に興味を持ちました。
その中でも御社は、先進的なマーケティング戦略を展開し、ブランド価値を高めている点に魅力を感じます。
過去のインターン経験で、SNSマーケティングや市場調査のデータ分析に取り組み、マーケティング職での実務スキルを磨きました。
御社のインターンでは、クリエイティブなアイディアを提案し、分析に基づいた戦略立案に貢献したいと考えています。
この例文では、志望動機としてマーケティングに興味があるからと説明しながら、過去のインターンで、マーケティングに取り組んだことをアピールしています。
例文③: 広報
広報
私が御社の長期インターンを志望した理由は、広報職に興味を抱いているからです。
大学の学祭で広報活動を担当し、SNSキャンペーンの企画と運営を成功させた経験から、情報発信の力の重要性を理解しました。
御社は業界のリーダーであり、多様なプロジェクトに携わりながら成長できる環境が魅力的であると感じています。
私は創造的なアイディアとコミュニケーションスキルを活かし、メディア戦略の一翼を担うインターンとして貢献したいと考えています。
この例文では、志望動機として広報に興味があることを伝えています。
大学の学祭でSNSを使った広報を担当した経験をアピールしながら、企業にどう貢献できるか伝えていることがポイントです。
例文④: 新規事業の立ち上げ
新規事業の立ち上げ
私が御社の長期インターンを志望した理由は、新規事業の立ち上げに興味を持ち、その過程に参加したいからです。
大学のプロジェクトでチームリーダーを務め、アイディアから実行に移す過程を学びました。御社の新規事業には、その経験を活かせると確信しています。
また、御社の市場リーダーシップと革新的なアプローチに魅了され、学びたいと思いました。
インターン期間中に、企画の立案や実行、マーケット調査を通じて貴社の成功に貢献し、経験を一層深めたいと考えています。
この例文では、志望動機として新規事業に興味があることを伝えています。大学のプロジェクトでチームリーダーを務めた経験をアピールしながら、企業の何に魅力を持ったかを伝えていることもポイントです。
例文⑤: エンジニア
エンジニア
私が御社の長期インターンを志望した理由は、エンジニアとしてのスキルを高めつつ、御社のテクノロジーに貢献したいからです。
大学でプログラミングを学び、学内のハッカソンでチームリーダーを務め、アプリ開発を成功させた経験があります。御社は業界のリーダーであり、その革新的なプロジェクトに参加したいと思っています。
私は協力能力と問題解決力に自信があり、エンジニアとしてのスキルを向上させるために、御社のプロフェッショナルな環境で学び、成長したいと考えております。
御社の価値観に共感し、チームの一員として貢献する意欲があります。
この例文では、志望動機としてエンジニアに興味があることを伝えています。
大学でプログラミングを学んだ経験をアピールしながら、更なるスキルアップのためにインターンを希望していると伝えていることもポイントです。
長期インターンの志望動機を作成する際に注意すべき2つのこと

最後に、長期インターンの志望動機を作成する際の注意点を2つ紹介します。
①志望理由が自己成長だけにならないように気をつける
長期インターンの志望動機を考える際、自己成長だけでなく、成長を企業に還元する姿勢を持つことが重要です。
志望理由がスキルアップや経験の獲得に留まると、企業に対する価値提供が不足する可能性があるからです。
自分の成長を通じて、企業のプロジェクトや目標に貢献できる意欲を示すことで、企業からの評価も高まります。
②待遇の良さを志望理由にするのは避ける
長期インターンの志望動機として「待遇の良さ」を挙げるのは避けるべきです。企業は、あなたがその仕事や業界に本当に興味を持ち、貢献できる人物かを知りたいからです。
時給や交通費が良いことは確かに魅力的ですが、志望動機はあなたのスキルや価値観、成長意欲に焦点を当てるべきです。
具体的なスキルや経験、学びたいこと、将来の展望など、自己成長や企業への貢献について述べることが重要です。
長期インターンの志望動機のよくあるNG例
長期インターンの志望動機を書く際、陥りがちなミスがいくつか存在します。
ここでは、採用担当者が敬遠しがちな志望動機の特徴と、それを改善するためのポイントを見ていきましょう。
①きらきら系|地道な仕事ができないと思われてしまう
「きらきら系」の志望動機とは、華やかな業務や魅力的な仕事内容にのみ焦点を当てた回答を指します。
例えば「新規事業の企画に携わりたい」「経営層と直接やり取りがしたい」等の志望動機が該当し、この最大の問題点は、地道な業務や裏方の仕事を軽視しているように見えてしまうことです。
長期インターンでは、地味で泥臭い作業も多く存在するため、「きらきら系」の志望動機を述べると、日常的な業務をおろそかにしそうだと判断され、結果として不採用につながりやすくなるでしょう。
そのため志望動機では、地道な業務の重要性も理解していることや、どんな仕事でも学びの機会として捉える姿勢を示すことが重要です。
②ふわふわ系|業務理解が浅くやる気がないと思われてしまう
ふわふわ系の志望動機とは、具体性に欠け、業務への理解が浅いことが一目で分かってしまう志望理由のことです。
例えば「新しいことにチャレンジしたいから」「色々な経験を積みたいから」「社会人としての基礎を学びたいから」等の抽象的な表現は、その企業でしか得られない経験や学びが明確になっていません。
また「楽しそうだから」「雰囲気が良さそうだから」といった感覚的な理由も、業務内容への関心の低さを露呈してしまいます。
そのため、志望動機は必ず、その企業の事業内容や業務内容に触れ、具体的に何を学び、どう貢献したいのかを明確に示す必要があります。
③ぺらぺら系|ミスマッチが起きると思われてしまう
ぺらぺら系の志望動機とは、具体的な根拠や裏付けのない、表面的な内容のみで構成された志望動機を指します。
例えば「御社の事業に興味があります」「成長したいと思います」等の、誰にでも当てはまるような一般的な表現だけで終わってしまうものです。
これらの志望動機は、企業側からすると応募者の本気度が伝わってこず、実際の業務とのミスマッチが懸念されるでしょう。
志望動機は、なぜその企業のインターンシップに参加したいのか、どのような価値を提供できるのかを、具体的なエピソードや自身の経験に基づいて説明するのが重要です。
志望動機以外にも!長期インターンの選考で聞かれる3つの質問
長期インターンシップの選考では、志望動機以外にも様々な質問が投げかけられます。
ここでは、多くの企業で共通して聞かれる3つの重要な質問項目とその対策について見ていきましょう。
①自己PR
長期インターンの選考で自己PRは頻出で重要な質問の1つで、自己PRを作成するときに最も大切なのは、ストーリー性のある強みを明確に伝えることです。
具体的には、これまでの経験を通じて培った能力や、その能力をどのように発揮できたのかを詳しく説明する必要があります。
また、その能力が長期インターンでどう活かせるのかまで言及できると、より説得力が増すでしょう。
特に、成長意欲の高さを示すエピソードを組み込むことで、企業が重視する「伸びしろ」をアピール可能です。
②学生時代に力を入れた経験
長期インターンの面接では、「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」についてほぼ必ず質問されます。
この質問の意図は、学生の人間性や価値観を理解し、課題解決能力や論理的思考力の評価にあることが多いでしょう。
面接官は、学生が過去にどのような経験で努力し、どのように課題を乗り越えてきたのかを知ることで、長期インターンでも同様に頑張れるかを判断します。
アルバイト、部活動、ボランティアなど、活動の種類は問いませんが、自身の成長が明確に示せるエピソードを選びましょう。
③自分の強み・弱み
長期インターンの面接では、応募者の強みと弱みを把握するための質問もよく行われ、応募者が自己分析を適切に行えているか、また自社の業務内容との適性を見極めようとしています。
強みを答える際は、具体的なエピソードと共に、その強みをどのように企業で活かせるのかまで言及するのが重要です。いわゆる強みの再現性ですね。
一方、弱みについては、その克服に向けた具体的な行動や改善策を必ず添えましょう。
例えば「細部にこだわりすぎる」という弱みの場合、「優先順位をつけて効率的に業務を進めるよう心がけている」といった改善策を示すことで、自己改善への意欲をアピールできます。
長期インターンの志望動機では志望理由を明確にして伝えよう
本記事では、長期インターンの志望動機の書き方を徹底解説しました。
長期インターンの志望動機では、企業や業界に対する興味をアピールすることが重要です。また、インターンを通して何を学びたいかや、あなたがどう貢献できるかを合わせて伝えましょう。
適切な自己アピールができれば、面接官に良い印象を与えられます。記事内で紹介したポイントや例文を参考に魅力的な志望動機を伝えてみましょう!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。