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派遣登録で志望動機は基本的に聞かれない!理由や例外のケースも解説

就職活動において、希望条件で仕事を探せる派遣社員を視野に入れている人もいるでしょう。しかし、「そもそも派遣に志望動機は必要なの?」と悩む場合もありますよね。

本記事では、派遣登録の際に志望動機が必要かどうかや、派遣社員を目指すときにアピールすべきポイント、例外のケースについて紹介します。

派遣会社での登録に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

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派遣社員の登録に志望動機は不要!

派遣会社への登録において、志望動機や履歴書は基本的に必要ありません。派遣会社はあくまで仕事を紹介する会社であって、求職者は派遣会社に応募する訳ではないからです。

求職者は派遣会社と契約し、派遣先企業に期間限定で雇用されます。求職者は業務内容や条件で派遣先企業を選ぶため、派遣先企業も志望動機を重要視していません。

即戦力が求められる派遣社員に重視されるのは、主にスキルや条件面です。派遣会社がこれまでの実務経歴や希望条件を見て、派遣先企業に紹介します。

派遣先企業への熱意が合否に直接関与しないことが、一般的な就職活動と異なる点といえるでしょう。

派遣先の会社に就業する際も志望動機は基本的に不要!

派遣先企業に応募する際も、志望動機は不要の場合が多いでしょう。

応募する段階で担当業務が決まっているため、仕事に対する熱量よりも、求職者のスキルや勤務希望と派遣先企業が求める人物像がマッチするかどうかが重要です。

そもそも、派遣先企業が選考することは法律で禁止されています。派遣社員はあくまで派遣会社と契約を結んでおり、派遣先企業が選考を求めることはできません。

派遣会社のメリットは、希望する条件の仕事を選べることです。仕事内容や勤務時間といった「あなたがどう働きたいか」を大切に、派遣会社に自分の意志を伝えましょう。

志望動機の代わりに!派遣登録の際にアピールすべき4つのポイント

派遣登録において、志望動機は聞かれないことがほとんどです。そのため、人気の派遣先企業には志望動機以外の部分でアピールすることが大切です。

ここからは、派遣登録の際にアピールすべき4つのポイントを解説します。

  1. 希望条件や職種
  2. 保有資格やスキル
  3. 過去の職歴や経験
  4. 今後のキャリアプラン

①希望条件や職種

派遣社員の一番のメリットは、希望条件や職種を選べることです。派遣先企業とのミスマッチを防ぐためにも、希望条件や仕事内容については具体的に伝えましょう

未経験の業界に応募する際は、挑戦する理由や、あなたの経験や性格といった次の仕事に活かせる部分を添えると説得力が増します。

また、希望勤務時間や勤務日数、報酬についても遠慮なく伝えることが大切です。ただし、ハードルを上げてしまうと、仕事の選択肢が狭まるので注意してください。

②保有資格やスキル

派遣社員には、即戦力が求められています。派遣先企業にとって有利な資格やスキルがある方は、積極的にアピールしましょう。

時給が高かったり、職場の立地が良かったりといった、人気な条件に当てはまる企業の場合、スキルを具体的に示せる資格があると有利となるでしょう。

派遣会社によっては、eラーニングをはじめとするスキルアップの場を派遣社員に対して設けている場合もあります。派遣会社を選ぶ際にチェックしておくと安心ですよ。

③過去の職歴や経験

これまでの職歴や経歴については必ず聞かれるといっても過言ではありません。職歴について面談前に整理しておきましょう。

面談の際は、派遣先企業で活かせる経験を中心に、端的に述べてくださいね。

勤務年数や具体的な業務内容、実際に改善した事例を伝えることで、あなたの実績が明確になるでしょう。

また、複数企業を経験している場合は、協調性や適応能力もアピール材料になります。即戦力として活躍する未来を具体性をもって伝えることが大切です。

④今後のキャリアプラン

今後のキャリアプランについて派遣会社に伝えることで、あなたの希望に合わせた企業を紹介してもらいやすくなります

正社員を目指す場合は、直接雇用を前提とした紹介予定派遣の企業を中心に紹介してもらうことも可能です。

一方、希望条件を優先し、派遣社員として働き続けたい場合も面談時に伝えると良いでしょう。

あなたと派遣先企業の価値観が合うかを判断するのは、派遣会社の担当者です。ミスマッチが起こらないよう、あなたのキャリアプランもはっきりと伝えましょう

【注意】派遣社員が志望動機を聞かれるレアケース2選

面談や顔合わせの際に、志望動機は聞かれないことが多いですが、ごく稀に派遣を志望する理由を聞かれる場合もあります。

志望度の高さを伝えるためにも、急な質問に備えておくと安心です。シチュエーションにおけるポイントを紹介します。

  1. 派遣会社側との面談
  2. 派遣形態が紹介予定派遣の場合の面接

①派遣会社側との面談

コーディネーターとの面談を基に、派遣会社は企業に派遣する社員を選考します。

そのため、あなたのスキルや希望と派遣先企業が合うかどうかの確認のために、志望動機を聞かれる可能性があります。

人気企業で求職者のスキルが横並びになった場合は、志望動機で判断することもあるので、念の為志望動機も考えておくと良いでしょう。

派遣先企業を選んだ理由や、業務に貢献できるスキルを整理しておくことで、派遣先企業との相性やメリットをアピールできますよ。

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②派遣形態が紹介予定派遣の場合の面接

紹介予定派遣での採用の場合は、将来的に社員として雇用する可能性が高いため、派遣先企業が直接選考を行うことが認められています

紹介予定派遣とは、派遣社員として最長6ヶ月働いた後、派遣先企業に直接雇用されることが前提となっている雇用形態です。

そのため、派遣先企業の志望動機や、キャリアビジョンについて問われる可能性があります

派遣先への履歴書提出が必要となる場合もあるので、あらかじめ準備しておきましょう。

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派遣で志望動機を聞かれた場合の答え方

前述したように、基本的に派遣では志望動機を聞かれませんが、絶対ではありません。実際に志望動機を聞かれた場合にはどうすればよいのでしょうか。

以下で経験者と未経験者に分けて見ていきましょう。

  1. 業界や職種の経験者の場合
  2. 未経験者の場合

①業界や職種の経験者の場合

まずは経験者の場合を見ていきましょう。

回答例1

前職では食品工場でパッキング作業を担当し、1日1万個以上の商品を正確かつスピーディーに梱包していました。特に不良品の発見率が高く、月間MVPを2度受賞した経験があります。

この経験を活かし、御社でも品質管理を意識した丁寧な作業で貢献したいと考えています。また、前職で習得した効率的な作業手順や安全管理の知識を、新しい職場でも実践していきたいと思います。

この例では、過去の経験を具体的に示し、それを活かして派遣先企業にどのように貢献できるかを明確に述べています。

企業側に即戦力としての魅力をアピールできる内容です。

回答例2

前職で経理事務として3年間、会計ソフトの操作や月次決算業務に携わってきました。

その経験を活かしながら、より幅広い業務に挑戦したいと考え、今回財務経理部門の求人に応募させていただきました。特に貴社では国際会計基準に基づく経理実務も行うと伺い、私のスキルアップにもつながるため、より早く成長して、御社の利益に強く貢献したいと考えています。

即戦力として貢献できる部分は確実に対応しつつ、新しい分野にも積極的に挑戦していきたいと思います。

この回答例のポイントは、具体的な実務経験を示しながら、その経験を活かせる部分と新たな挑戦意欲の両方を表現している点です。

また、派遣先企業の特徴も踏まえた回答となっており、説得力がある志望動機になっています。

②未経験者の場合

次に、未経験者を見ていきましょう。

回答例1

前職では一般事務として、Excel・Wordを使用したデータ入力や資料作成、電話対応などの基本的な業務を担当してきました。

これらの経験を活かしながら、新しい環境で成長していきたいと考えています。また、短時間勤務で柔軟な働き方ができる派遣という働き方に魅力を感じ、御社に登録させていただきました。

まずは事務職からスタートし、様々な職場を経験することで、自分の適性をより広範囲に広げていきたいと考えています。

この回答例のポイントは、前職での具体的なスキルに触れつつ、派遣という働き方を選んだ理由と将来の展望を簡潔に述べている点です。

応募理由をポジティブに言い換えるには?

派遣で働くことを選んだ理由は、人それぞれ異なります。「楽そうだったから」など、なんとなくという方も多いでしょう。

しかし、面接で聞かれた際は、前向きな表現に言い換えることで、より良い印象を与えることができます。

  1. 仕事が楽そうだったから
  2. 残業なしで帰れるから
  3. 時給が高かったから

①仕事が楽そうだったから

「仕事が楽そうだったから」という理由は、労働意欲の低さを示唆してしまうため避け、代わりにその仕事に魅力を感じた具体的な理由を挙げましょう。

例えば、「効率的な業務プロセスに興味を持ちました」や「ワークライフバランスを重視する企業文化に惹かれました」といった表現が適切です。

また、自身のスキルや経験がその職場で活かせる点を強調するのも効果的です。

「私の経験を活かしながら、新しい分野にチャレンジできる環境だと感じました」など、前向きで意欲的な姿勢を示すことで好印象な志望動機を作れるでしょう。

②残業なしで帰れるから

「残業なしで帰れる」という理由は、ワークライフバランスを重視する姿勢として前向きに言い換えることができます。

例えば「限られた時間内でより効率的に業務を遂行し、自己啓発の時間も確保したい」という表現に変えることで、時間管理能力の高さと向上心をアピールできます。

また「決められた時間内でより密度の高い仕事をしたい」「業務効率化に積極的に取り組み、生産性の高い働き方を実現したい」といった言い方をすることで、仕事への真摯な姿勢を示すことができます。

単に残業を避けたいという消極的な理由ではなく、メリハリのある働き方を通じて成果を出したいという積極的な意欲を伝えることが重要です。

③時給が高かったから

「時給が高かったから」という理由をより前向きな表現に言い換えるには、単に給料だけを見ているわけではないことを示すのが大切です。

例えば「自分の市場価値に見合った報酬を求めて」や「スキルや経験に応じた待遇を希望して」といった表現に置き換えることで、前向きな印象を与えることができます。

また、「将来的なキャリアアップを見据えて、より充実した待遇の職場で経験を積みたいと考えました」というように、キャリア形成の視点を組み込むことで、単なる金銭的な動機以上も示せるでしょう。

このように、収入面での希望を、自己実現や職業人としての成長という文脈に位置づけることで、より建設的な志望動機として伝えられます。

派遣登録で志望動機は聞かれない!他のポイントでのアピールが重要

派遣会社に登録する際は、基本的に志望動機は不要です。そのため、経歴やスキルといった他の部分でのアピールが欠かせません。

派遣企業の担当者と条件や業務内容を擦り合わせることで、あなたに合った派遣先企業と出会えるでしょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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