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【例文付き】福祉業界の志望動機の書き方|なりたい理由をうまく伝える方法を紹介

福祉業界の業務としては、介護や援助、保育などが挙げられます。

人の役に立ちたい方が多く志望する業界ですが、どんな志望動機を作成すればよいか悩んでしまう方もいるでしょう。

本記事では、志望動機作成時のポイントや志望動機の作り方・文章作成時の注意点について説明します。

志望動機の例文も3パターン紹介するので、福祉業界の企業に好印象を与えられる文章を作りたい方はぜひご覧ください。

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目次

【福祉業界志望必見】志望動機の例文3選

例文を参考にすると、どんな構成で文章を組み立てていけば、面接官にとって好印象になるのか思い描きやすくなるのが利点です。

ここでは、3つのパターンの例文を紹介していきます。

  1. 企業の事業に言及
  2. アルバイト経験
  3. 資格や経歴を強調

①企業の事業に言及

企業の事業に言及

地元密着型の福祉サービスを展開している貴社で、利用者の方だけでなく家族の方にも安心してお任せいただける業務に尽力したいと感じ、志望いたしました。

私は小さい頃から祖父母と同居し、高齢者とともに過ごすことの大変さを知りました。この経験から介護・福祉関係の仕事に興味を持ち、専門学校に入ってからは老人ホームでの実習を経験しております。

幼少期に何もできず、大変そうにしている両親や祖父母を見ているしかなかったぶん、専門的なことを学んで高齢者の方の笑顔を見られたときには、強いやりがいを感じました。

貴社は一人ひとりの利用者とゆっくりと向き合い、利用者の視点に立って適したサービスを考えております。私は貴社で、自分が実習でさまざまな高齢者の方と接してきた経験を活かしたいです。

また、利用者の方に寄り添って笑顔をもたらせるような存在になれるよう、より迅速に仕事を覚え、貴社に貢献していければと考えております。

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上記の例文では、「地域密着型のサービスを提供している」と会社が行っている事業の特徴に言及しています

実習経験など、高齢者と接してきた経験を強みとして紹介しているのもポイントですね。

②アルバイト経験

アルバイト経験

ホスピタリティを第一に考えた介護サービスを提供している貴社で、接客経験を活かしながら高齢者の方一人ひとりに適切なサポートを行いたいと考え、志望いたしました。

私の母が以前介護施設を利用した際、介護職の方が、私が気付けていなかった母の要望もしっかりと汲み取り、適切に対応してくださったことに感銘を受けたのが、福祉業界を目指したきっかけです。

それから私は接客のアルバイトを通して、さまざまな世代や性格の方に適したコミュニケーションを取れるよう、努力してきました。その場に応じて臨機応変に対応し、お客様に合わせて柔軟に対応できる力を養えたと感じております。

貴社は訪問介護にも力を入れております。私の接客経験で培った聞く力と話す力、そして柔軟に対応する力を活かして、高齢者の方の要望を細かいところまで把握し、サポートできればと考えております。

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上記の例文では、接客のアルバイト経験から高齢者にも通じるコミュニケーション能力を培ったと説明しています。

また訪問介護事業に力を入れている、と事業内容にも触れ、合わせて自分の強みを主張しているのも特徴です。

企業の特徴を把握しているだけでも、志望度の高さをアピールできますよ。

③資格や経歴を強調

資格や経歴を強調

スタッフ間で連携し、安心感を与えるサービスを提供している貴社で、社会福祉士として利用者の方のお役に立ちたいと感じ、志望いたしました。

私は小さい頃から弟や祖母の世話をすることが好きでした。自分からどうサポートすれば快く過ごせるのか考え、弟や祖母、そして両親から感謝の言葉を受け取るたびに幸せな気持ちになりました。

そのうちに将来は社会福祉士を目指したいと考え、福祉系の4年制大学に入り、資格取得も行いました。貴社は真心を大切に利用者に接するといったポリシーで事業を展開しております。私の持つ「相手の気持ちに立ってお世話をしたい」という信念との親和性を感じ、今回志望させていただきました。

私は貴社で、利用者の方や家族の方に適したサポートを提案し、真心を込めて利用者の方に接していきたいです。

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やる気だけをアピールするのではなく、具体的にどう行動したのかを述べると好印象です。

上記の例文では、社会福祉士として貢献するため大学で資格取得を行った、と自身の経歴を紹介しています。

企業の真心を大切にするというポリシーに沿った将来の展望を述べているのもポイントです。

まずは確認!福祉業界の主な勤務先と職種

福祉業界には多様な勤務先と職種があり、自身の強みや興味に合ったキャリアを選ぶことができます。

ここでは、福祉業界で働く場や具体的な職種について詳しく解説していきます。

  1. 介護施設
  2. 福祉施設(障害者施設)
  3. 介護福祉士
  4. 社会福祉士
  5. 生活支援員

①介護施設

介護施設は、高齢者や障害者の生活を支える場所で、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームなど、それぞれ異なる役割を担っています。

特別養護老人ホームでは、要介護度3〜5の高齢者に対して、食事、入浴、排泄などの身体介護を中心としたケアを提供しています。

介護老人保健施設では、在宅復帰を目指すリハビリテーションを行っており、グループホームでは、認知症高齢者が少人数でで生活し、認知症の進行抑制を目指します。

介護職員、看護師、生活相談員、ケアマネジャーなど、多職種が連携しながら利用者の生活を支えているのが、これらの施設です。

②福祉施設(障害者施設)

福祉施設(障害者施設)では、障害者の自立と生活支援を目的に、多様な職種が協力して働いています。

生活支援員は利用者の日常生活を直接サポートし、入浴、食事、排せつなどの介助を行い、生活能力の向上や創作・生産活動の支援も欠かせません。

サービス管理責任者は個別支援計画を作成し、利用者一人ひとりのニーズに合わせた適切なケアを提供します。

医師、看護職員、理学療法士、作業療法士など、専門性の高い職種が連携し、利用者の生活の質を高めることに尽力する環境です。

③介護福祉士

介護福祉士は、高齢者や障害者の日常生活を支援する重要な専門職です。

利用者の身体介助、生活援助、社会活動支援を行い、単なるケアを超えて、利用者の自立と尊厳を守ることが欠かせません。

具体的には食事、入浴、排泄などの身体介助や、家事支援、社会参加の促進など、多岐にわたり、利用者だけでなく、家族への相談やアドバイスも重要な業務の一つです。

介護福祉士は、利用者一人ひとりの状況に合わせた個別的なケアを提供し、コミュニケーションを通じて信頼関係を築くことが大切とされています。

④社会福祉士

社会福祉士は、高齢者、障害者、生活困窮者など、支援を必要とする人々の生活をサポートする専門職です。

相談業務を通じて、利用者一人ひとりの課題を丁寧に聞き取り、適切な福祉サービスや支援制度を提案します。

医療機関、行政、福祉施設、教育機関など、多様な現場で活躍し、利用者の自立と生活の質の向上を目指す職種と言えるでしょう。

利用者の尊厳を大切にし、関係機関と連携しながら、総合的かつ包括的な支援を行う専門性の高い仕事です。

⑤生活支援員

生活支援員は、主に障害者施設やグループホーム、高齢者施設で働き、利用者の入浴、食事、排せつなどの身体介助や生活支援を行います。

単に介助するだけでなく、利用者の自立を促進し、一人ひとりの特性に合わせた支援を心がけることが欠かせません。

職業訓練の指導や相談業務も含まれ、利用者の生活全般をサポートします。

資格は必須ではありませんが、社会福祉士や介護福祉士などの資格があると、より専門的な支援が可能です。

福祉業界の志望動機作成時の3つのポイント

ポイントを意識していれば、福祉業界への志望度が伝わる文章を作成できます。文章作成時に意識して取り入れるべきポイントは、以下の3つです。

  1. なぜ福祉業界を志望するのかを明確にする
  2. なぜ業界の中でもその企業を志望するのか明確にする
  3. 福祉業界で発揮できる自分の強みをアピールする

①なぜ福祉業界を志望するのかを明確にする

なぜ福祉業界で働きたいと考えたのか、はっきりと理由を伝えることが大切です。

高齢者と関わった経験や、保育園など福祉施設での経験を紹介すれば、志した理由を具体的に説明できます。家族が介護施設を利用した際の体験なども理由としてあげるのにおすすめですよ。

また福祉業界の業務としては、介護のほかにも、リハビリ・保育・援助・調理なども含まれます。

志望度の高さや業界への理解度を印象付けるために、どの業務に携わりたいと考えているのか言及しましょう。

②なぜ業界の中でもその企業を志望するのか明確にする

なぜ該当企業を志望するのか明確に伝えれば、該当企業で働きたいという熱意を強調できます

企業の理念や事業内容に触れて説明することで、企業研究に取り組んでいるとアピールできますよ。

また該当企業だけでなく、競合となる他社も対象にして調べれば、企業ならではの強みに気づきやすくなります。

企業のどんな考え方や事業内容に共感したのか、どんな強みに魅力を感じたのか説明しましょう。

③福祉業界で発揮できる自分の強みをアピールする

福祉業界でどんな強みを発揮できるのか伝えることも重要です。

これまでの経験や学習から培ったスキルを紹介し、どのような業務に活かそうと考えているか説明しましょう。

企業の事業内容に言及して、自分はどんな力を発揮して仕事に携われるのか、具体的に伝えると好印象を与えられます。

なお、業務の研修制度に頼り、成長していきたいとといった内容を伝えると、主体性がなく、消極的な印象を与えるため、注意が必要です。

自分の強みを活かして積極的に働く姿勢を見せましょう。

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福祉業界の志望動機の作り方3ステップ

志望動機の作り方を知っていれば、スムーズに自然な流れの文章を完成させられます。

ここでは、志望動機を作る流れを3ステップに分けて説明します。

  1. 志望理由を自分の言葉で具体的に書く
  2. 志望理由の根拠となるエピソードを書く
  3. 入社後の活躍の展望を書く

①志望理由を自分の言葉で具体的に書く

志望理由を書く際には、最初に簡潔に志望理由を書き、自分の言葉で具体的に記入しましょう。

まず結論から書くことで、設問に対する答えをダイレクトに採用者に伝えられます。

また理由を書く際には、なぜ該当企業を選んだのか、事業や業務の内容にも触れて自身の考えを述べましょう

該当企業だからこそ就職したい、といった強い気持ちが伝わりやすくなりますよ。

②志望理由の根拠となるエピソードを書く

理由を書いた後には、説得力のある文章になるよう、根拠になるエピソードを添えて肉付けを行いましょう

どんな経験を踏まえて福祉業界で働きたいと感じたのか、どの出来事を通して自身の強みを自覚し、成長できたのか紹介することが重要です。

エピソードの説明では、困難だった点・改善のために意識した点・行動の結果について言及することを心がけましょう。

③入社後の活躍の展望を書く

文章の結びとして入社後どのように活躍したいのか、将来の展望を書くと、スマートに将来性をアピールできます

これまでの経験で培った強みをどんな業務で活かせると考えているのか、どんなキャリアを進んでいきたいのか説明しましょう。

企業研究で調べた業務内容や会社のポリシーを取り入れ、自身はどう携わりたいのか伝えると、志望度が高い印象になります。

福祉業界の志望動機作成時に注意すべき2つのこと

福祉業界の志望動機を作る際の注意点を確認すれば、志望度が高く、熱意のある印象の文章を作れます

具体的な注意点は、以下の2つです。

  1. 待遇を志望理由にするのは避ける
  2. 他の業界に当てはまる志望動機は避ける

①待遇を志望理由にするのは避ける

文章を考える際には、待遇を志望理由として前面に押し出さないよう気を付けましょう。

確かに待遇面は仕事を探す上で大切な要素ですが、待遇が良いから就職したいと伝えてしまうと不真面目な印象になってしまいます。

待遇ではなく仕事内容のどんな面に魅力を感じたのか、どんな強みを活かせると考えたのかを伝えるようにしましょう。

仕事へのやりがいをメインに説明すると、熱意が高いことを強調できますよ。

②他の業界に当てはまる志望動機は避ける

福祉業界以外にも当てはまる志望動機は避けるようにしましょう。福祉業界への関心が薄い、志望度が低いと捉えられるリスクがあります。

例えば、「チームで協力して仕事に取り組みたい」といった動機は小売業界などにも当てはまるため、適していません。

福祉業界の傾向を確認した上で、志望企業の事業内容を振り返り、どんな内容の業務に臨みたいのか具体的に言及しましょう。

企業を意識した文章に仕上がるため、企業研究をしっかり行っていることや、志望度が高いことを印象付けられます。

福祉業界の志望動機が思いつかない場合の対処法

福祉業界の志望動機をしっかりと作成するためには、事前に自分自身を見つめ直すことが不可欠です。

ここでは、志望動機作成に向けて準備すべきことを詳しく説明します。

  1. 自己PR内容を決めてスキルを洗い出す
  2. 自己分析を通じて就活の軸を決める

①自己PR内容を決めてスキルを洗い出す

福祉業界の志望動機を作成する前に、まず自分の強みとスキルを徹底的に洗い出すことがおすすめです。

単に経験を並べるだけでなく、自分の持つ独自の価値を見つけることで、具体的には、過去の経験を時系列で整理し、福祉の仕事に活かせる特性を探りましょう。

例えば、アルバイトや日常生活での人との関わりの中で、相手の気持ちに寄り添う力や、コミュニケーション能力などを見つけ出すことが大切です。

また、自分の性格や得意なことを客観的に分析し、福祉の現場でどのように役立つかを具体的にイメージすることが、説得力のある志望動機につながります。

②自己分析を通じて就活の軸を決める

就活の軸を決めるためには、まず自己分析が重要で、自分のこれまでの経験を振り返り、価値観や興味、行動原理を深く理解する必要があります。

具体的には、好きなこと、得意なこと、これまでの成功体験を徹底的に書き出してみましょう。

例えば、高齢者との交流が好きな人、人を支援することにやりがいを感じる人、福祉に関わるボランティア経験がある人は、それらの経験を自己分析の材料にできます。

友人や家族に自分の特徴を聞いてみる「他己分析」も、自分の強みを客観的に理解するのに役立つでしょう。

福祉業界の志望動機を例文を参考に完成しよう

例文を参考にして、福祉業界を意識した志望動機を完成させましょう。なぜ該当企業を選んだのか言及すれば、熱意があることを強調できます。

自分の強みも含めて紹介し、入社後はどのように活躍できるのか、採用担当者にイメージさせましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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