就活豆知識

HOME > カリクル就活 > 就活豆知識 > 大学で学んだことを面接で聞かれた時のポイントを例文と共に学部別で紹介

大学で学んだことを面接で聞かれた時のポイントを例文と共に学部別で紹介

就職活動の面接でよく質問されるのが「大学で学んだこと」です。何を学び、どう活かすかを伝えられば、好印象を与えられます。

しかし「大学で学んだことをどう伝えればいいの?そもそも学んだことって何をアピールすればいいの?」と悩みますよね。

本記事では、大学で学んだことを面接で聞かれた時のポイントを紹介します。学部別の例文も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

大学で学んだことを企業が聞く理由

そもそも、なぜ企業は「大学で学んだこと」を聞くのでしょうか?まずは理由を3つ紹介します。

  1. 知識や能力の有無を確認するため
  2. 学習への取り組み方を知るため
  3. 会社に貢献できることを学んでいるか判断するため

①知識や能力の有無を確認するため

大学で学んだことを企業が聞く理由のひとつは、知識や能力の有無を確認するためです。質問を通して、業務遂行に必要な基礎知識やスキルがあるかを確かめているのです。

たとえば、経済学を学んだことで市場トレンドを分析した経験があれば、戦略を立案する能力を持っているとわかりますし、プログラミングスキルを持っていれば、IT系のスキルが高いと推測できます。

このように、企業は大学で学んだ成果を通じて、仕事に活かせるポテンシャルを把握し、チームや会社の成功に貢献できる人材を採用したいという意図があるのです。

②学習への取り組み方を知るため

学習への取り組み方を知ることも、理由のひとつです。企業の仕事では、日々新しい知識やスキルを身につけ、実践することが求められます

企業は、学生が学ぶことを楽しんでいるか、そして学ぶことで継続的な成長を重視しているかを知りたがっているのです。

知識やスキルだけでなく、学習に取り組む姿勢も見られていることを頭に入れておきましょう。

③会社に貢献できることを学んでいるか判断するため

大学で学んだことを企業が聞く理由として、会社に貢献できることを学んでいるか判断するためです。企業の目標やニーズにマッチした学習ができていれば、印象が良くなります

具体的には、リーダーシップスキルやプロジェクト管理、コミュニケーション能力の向上、クリエイティブな問題解決の学習などが挙げられます。

必ずしも企業に合う学習を話さなければならないわけではありません。ただ、高評価に繋がることもあるので、あれば伝えておくとよいでしょう。

大学で学んだことの見つけ方

ここまで読んだ人の中には「アピールできるような学習経験はない」という人もいるでしょう。そこで、大学で学んだことの見つけ方を紹介します。

  1. 履修した科目を並べてみる
  2. 共通して学んでいる部分を見つける
  3. 得意科目と苦手科目とその理由を振り返る
  4. ゼミ・卒論・研究内容を振り返る

①履修した科目を並べてみる

まずは、大学で履修した科目を並べてみましょう。自分の学びの軌跡を整理することで、得意分野や興味を再認識できます

大学時代の学びは、自分の成長や将来の方向性を明確にする重要な手掛かりです。1年生時から振り返り、大学で学んだことを見つけてみましょう。

②共通して学んでいる部分を見つける

履修した科目内容の中から、共通して学んでいる部分を見つけることもおすすめです。各科目には選んだ理由もありますよね。共通点を見つけて、自分の性格や人柄を通じてアピールできる要素を探しましょう

その際、単に科目のリストを挙げるだけではなく、なぜその科目に興味を持ち、どのように自分を成長させられたかを探ることが重要です。

それによって、面接官にあなたの個性と学びを具体的に伝えられます。

③得意科目と苦手科目とその理由を振り返る

大学で学んだことの見つけ方のひとつは、得意科目と苦手科目とその理由を振り返ることです。自分の得意科目は、興味と関心が高く、学びが楽しい分野である可能性が高いからです。

逆に、苦手科目はあなたの向き不向きを理解するチャンスでもあります。苦手科目の理由を洗い出すことで、克服すべき課題や成長のポイントを発見できます。

なぜ得意・苦手なのかを言語化することは、仕事の向き不向きの分析にも役立つため、一度洗い出してみましょう。

④ゼミ・卒論・研究内容を振り返る

ゼミ・卒論・研究内容を振り返ることも一つの手段です。ゼミや卒論で取り組んだテーマや課題は、深い関心を持って研究した結果であるため、学んだこととして伝えやすいからです。

ゼミや卒論では、調査方法、データ分析、論理的思考、プレゼンテーションスキルなど、様々なスキルを習得しているでしょう。これらは、将来の仕事でどのように役立つかを具体的に示すヒントです。

また、ゼミや卒論で学んだことが企業でどのように応用できるかを考えてみてもよいでしょう。

大学で学んだことがない時の対処法

次に、大学で学んだことがない時の対処法を紹介します。

  1. 受けた授業の中で最も関心が高いものを見つける
  2. 成績が良かった学習内容を振り返る

①受けた授業の中で最も関心が高いものを見つける

1つ目の対処法は、受けた授業から関心の高い分野を見つけることです。まずは、これまで受けた授業の中で興味を持った分野を思い出すことから始めましょう。

授業内容を思い出し、何を学習したのかを思い出してみましょう。好奇心が湧いたら、関連する本やオンライン講座で再度学んでみてもいいですね。

まずは、これまで受けた授業を洗い出し、どの分野に興味を持ったかを見つけてみましょう

②成績が良かった学習内容を振り返る

成績が良かった学習内容を振り返ることも、有効な対処法といえます。成績が良かったということは、その分野に興味や関心があった可能性や、強みとなる場合があるためです。

これらの内容を振り返ることで、新たな発見を得られるでしょう。どうしても学んだことが分からない場合は教科書や論文を再読して見つけるようにしましょう。

大学で学んだことを伝える時の3つのポイント

次に、大学で学んだことを伝える時のポイントを3つ紹介します、

  1. 企業で活かせる学習をアピールする
  2. 最も力を入れて取り組んだ学習をアピールする
  3. どう活かす予定なのかも伝える

①企業で活かせる学習をアピールする

大学で学んだことを伝える時のポイントのひとつは、大学で学んだことが企業でも活かせるとアピールすることです。

例えば、大学でのプロジェクトでチームワークを強化したことは、企業プロジェクトの成功に繋がる可能性があります。

さらに、研究過程で培った情報収集スキルは市場調査や競合分析に活かせます。大学で学んだことが企業での貢献につながることを具体的に伝えることで、自分の価値を際立たせられます。

②最も力を入れて取り組んだ学習をアピールする

大学で学んだことを伝える時のポイントのひとつは、最も力を入れて取り組んだ学習をアピールすることです。最も力を注いだ学習であれば、深い知識と成果があるためです。

アピールの方法としては、

・プロジェクトマネジメントの授業で、リーダーシップスキルの向上に集中的に取り組みました
・プロジェクトを成功に導くための計画、チームの調整、課題の解決に取り組みました

のように具体例を通じて伝えるとよいでしょう。最も力を入れた学習をアピールすることで、大学での経験と成果を効果的に伝えられます。

③どう活かす予定なのかも伝える

大学で学んだことを伝える際に大切なのは、知識やスキルをどう活かすか伝えることです。学んだことをどのように仕事やプロジェクトに結びつけるかを説明することで、自分の成長意欲や専門性が伝わります

たとえば、大学で学んだデザインを学んだのであれば、技術を使って魅力的なウェブコンテンツを制作できるとアピールできます。

学んだことをどう仕事に生かし、企業に貢献できるかを具体的に伝えることが、大学での学びをアピールするカギとなります。

大学で学んだことを伝える時の例文5選

最後に、大学で学んだことを伝える時の例文を分野別に5パターン紹介します。

  1. 法学部
  2. 経済学部
  3. 商学部
  4. 文学部
  5. 留学経験

①法学部

私は法学部で国際法について学びました。その中で最も力を入れて学んだのは、国際紛争の解決方法についてです。

国際的な関係における法的なアプローチを理解し、調停や仲裁の重要性について深く学びました。この経験で、論理的思考や交渉スキル、国際的な視点を養いました。

御社での活動において、法学部で学んだことを活かす機会があると考えています。

たとえば、国際展開するプロジェクトにおいて、異なる法体系に関する調査やリーガルサポートを提供することで、スムーズな事業展開を支える役割を果たせると思います。

この文章では、法学部で学んだ内容とその重要性に焦点を当てています。

特に国際紛争解決方法に関する学びについて強調し、論理的思考や交渉スキルの向上にどのように寄与したかを述べていることもポイントです。

②経済学部

私は経済学部で国際マーケティングについて学びました。その中でも特に力を入れて学んだのは市場分析とデータ解釈です。

実際のケーススタディや調査プロジェクトを通じて、市場トレンドの洞察とデータの有効活用方法を習得しました。

これにより、市場の変化を見極め、競争力のある戦略の立案が可能です。
経済学部で培った分析能力や論理的思考力は、御社のマーケティング部門で役立つと考えています。

たとえば、新商品の導入に際して、競合情報の収集と分析を行い、効果的なプロモーション戦略を構築できます。

また、大量のデータから価値ある洞察を引き出し、戦略の最適化を図ることも可能です。

御社のビジョンに共感し、成長に貢献できる一員として、チームと共に働くことを楽しみにしております。

この文章は、経済学部で学んだ国際マーケティングの専門知識とスキルを強調しています。特に市場分析とデータ解釈の能力を学び、職務にどのように役立つかを示していることもポイントです。

③商学部

私は商学部でマーケティングについて学びました。特に力を入れて学んだのはデジタルマーケティングで、SEOやSNS広告の仕組みや効果測定方法について学びました。

これにより、顧客のニーズを洞察し、効果的なオンラインプロモーション戦略を構築するスキルを磨きました。

商学部で学んだ経験は、御社でのデジタルプロジェクトに活かされると信じています。たとえば、ウェブサイトの改善によって使いやすさを向上させ、顧客満足度を高める戦略も提案可能です。

私の熱意と学んだ知識を活かして、御社のオンライン上での存在感を強化するお手伝いをしたいと考えています。

この文章は、商学部で学んだマーケティングの専門知識とスキルを強調しています。特にデジタルマーケティングの能力を学び、職務にどのように役立つかを示していることもポイントです。

文学部

私は文学部で考古学について学びました。その中でも、特に古代文化の解読と遺物の分析に魅了され、多くの時間と努力を注ぎました。

この経験により、詳細な情報整理能力や歴史的背景を踏まえた問題解決スキルを磨きました。また、異なる文化や時代の視点から情報を結びつける力も身につけました。

御社でのデジタルマーケティングチームで、これらの能力を活かしたいと考えています。

たとえば、顧客の行動データを分析し、過去のパターンや文脈から新たなマーケティング戦略を導き出せます。

また、古代文化の解釈における洞察力を、顧客のニーズを理解する際にも活用できるでしょう。

御社の成長に貢献するために、学んだ知識とスキルを存分に活かしたいと考えております。

この文章は、文学部で学んだ考古学の専門知識とスキルを強調しています。特に古代文化の解読と遺物の分析を学び、職務にどのように役立つかを示していることもポイントです。

留学経験

私は留学経験で新しい文化やコミュニケーションの重要性について学びました。その中で最も力を入れて学んだのは異なるバックグラウンドを持つ人々と協力する能力です。

留学により、柔軟性、対人関係スキル、多様な環境での適応力を磨きました。

これらの経験を通じて、御社の多文化環境でチームメンバーとの連携を強化し、共に目標を達成するためのリーダーシップを発揮できます。

留学で学んだ力を通じて、御社の国際展開を支え、グローバルなビジョンの実現に貢献したいと考えています。

この文章は、留学で学んだ新しい文化やコミュニケーションの重要性を強調しています。異なるバックグラウンドを持つ人々と協力することを学び、職務にどのように役立つかを示していることもポイントです。

大学で学んだことは最も力を入れた学習をアピールしよう

本記事では、大学で学んだことを面接で聞かれた時のポイントを解説しました。

大学で何を学び、どう活かすかがわかりやすく伝われば、面接で好印象を与えられるでしょう。

まずは大学で最も力を入れて学んだことをもう一度洗い出し、必要であれば追加で学んで知識や経験を深めましょう。その上で、魅力的なアピールについて考えてみてくださいね!

  • フェイスブック
  • ツイッター

若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

PICKUPピックアップ記事

まずはカリクル公式LINEを友だち追加!

無料スーツレンタルはこちら