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好印象な志望動機の締めくくり方を紹介|例文やNG例も解説

志望動機を考える際、志望理由や自己アピールを入れ込んでみたものの、締めくくりの言葉に悩んでしまいますよね。

本記事では、そもそも締めくくりが重要とされる理由や、締めくくりを書くときのポイントなどを紹介します。

志望動機の内容が良くても悪くても、締めくくりで印象が変わる場合もあるので、企業側に好印象を与えられるように確認していきましょう。

志望動機の締めくくりは印象を左右する重要な部分

そもそも、なぜ志望動機を聞かれるかというと、学生の志望度や熱意の有無を確認するため。他社ではなく、なぜその会社を志望するのかを知るためですよね。

志望動機の基本的な構成は、「志望した理由」→「根拠となるエピソード」→「締めくくり」の流れです。

志望理由・エピソードは分かるが、なぜ締めくくりが大事なのかと思う方もいるでしょう。

実は「締めくくり」は、志望理由やエピソードに説得力を持たせたり、話を印象付ける効果があるため、重要な要素なのです。

志望動機の締めくくりが大事な理由2つ

まず志望動機の締めくくりが重要である理由を紹介します。

  1. 1番印象に残る部分になる
  2. 熱意や意志をアピールできる

なぜ重要なのか理解することで、好印象な締めくくりを考えられますよ。

①1番印象に残る部分になる

1つめの理由は、1番印象に残る部分だからです。人間には、最後に提供された情報の方が印象に残りやすいという現象(親近効果)があります。

つまり志望動機の最後となる締めくくりの言葉は、記憶に残りやすく、印象を左右しやすいといえます。

志望理由やエピソードの内容が良くても、締めくくりの言葉の印象が良くないと、その悪いイメージが企業側に残ってしまうのです。

1番印象に残る部分なので、良いイメージを持ってもらうためにも、効果的な締めくくりを考えることは大切ですね。

②熱意や意志をアピールできる

2つめの理由は、熱意や意志をアピールできるからです。志望動機の締めくくりでは、入社の意志と意欲を示すため、入社後どのように活躍したいかを伝えます。

求められる人材像を理解し、入社後に能力を活かして貢献したいとアピールすれば、企業側は自社で活躍するイメージを持ちやすいでしょう。

志望動機の前半では主に志望理由について伝え、締めくくりの言葉で熱意や志望度の高さを示すことで、効果的にアピールできます。

志望動機の締めくくりの書き方ポイント3つ

続いて、志望動機の締めくくりの書き方のポイントを3つ紹介します。

  1. 抽象的な表現は避ける
  2. ポジティブな表現を用いる
  3. 願望ではなく意志を伝える

熱意が伝わり、印象に残る締めくくりとなるよう、チェックしていきましょう。

①抽象的な表現は避ける

1つめのポイントは、抽象的な表現を避けることです。「頑張ります」だけでは、一体何を頑張ろうと思っているのか分かりません。

抽象的な表現よりも、具体的にどのように貢献しようとしているかが伝わる表現の方が、熱意や意欲を感じやすくなります

学生時代の経験・自分の強みや性格を取り入れて、具体的な内容にするよう意識しましょう。

また、具体的な表現から個性が伝わり、興味を持ってもらいやすくなりますよ。

②ポジティブな表現を用いる

2つめのポイントは、ポジティブな表現を用いることです。

企業側は志望者が、一緒に働きたいと思える人材かどうかに注目しています。そのため、ポジティブな表現で前向きな姿勢を伝えていきましょう。

「未経験で不安ですが」などの表現で、謙虚な姿勢を示したいかもしれませんが、これでは熱意を伝えられません。

貢献してくれそうだと思ってもらえるような、ポジティブな言葉を使うことを意識してくださいね。

③願望ではなく意志を伝える

3つめのポイントは、希望や願いではなく意志を伝えることです。「○○したいと思います」などの曖昧な表現では、自信がないように見えてしまいます。

志望動機の締めくくりは自分の意志を伝える部分なので、「○○します」などの断定的な表現で強い意志を伝えましょう。

しっかりと言い切ることで、アピールポイントを強調でき、気持ちが伝わって印象深い締めくくりになりますよ。

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志望動機の締めくくりに使える例文13選

ここで、志望動機の締めくくりの例文をパターン別に13個紹介します。

  1. 企業への貢献
  2. 志望度の高さをアピール
  3. 入社後のビジョン
  4. 将来性をアピール

例文を参考に、紹介してきたポイントを押さえた締めくくりを考えていきましょう。

①企業への貢献

学生時代の経験を、志望企業で活かしたい場合に活用できる例文を4つ紹介します。

貴社に入社しましたら、接客のアルバイト経験で身につけたコミュニケーション能力を活かし、営業として貢献いたします。
貴社のチャレンジ精神を大切にする社風において、私の強みである行動力と培ったスキルを発揮し、即戦力として貢献したいと考えています。
私は学生時代、2年間の留学を経て英語力と交渉力を身につけました。グローバル展開に力を入れる貴社において、私の能力を存分に活かし、売り上げ拡大に貢献していきます。
大学での研究を通して学んだことを活かし、貴社での製品開発や技術向上、ひいては社会の発展に貢献していく社員になりたいと考えています。

②志望度の高さをアピール

志望企業の理念と、自分のやっていることの一致や共感をアピールしたいときの例文を3つ紹介します。

学生時代は学習塾のアルバイトで、生徒一人一人に寄り添うことを大切にしてきました。貴社のお客様をとても大切にする企業理念に共感し、入社後はお客様の笑顔のために尽力していきたいと考え、志望しました。
よりよい社会をひたむきに目指す貴社の社風に魅力を感じ、志望しました。ボランティア活動で培った助け合いの精神や行動力を活かし、入社後は貴社の事業拡大に貢献していきます。
子供の頃から貴社の製品が好きで、いつも幸せをいただいていました。お客様に幸せを届け続ける貴社に貢献したいと考え、経理担当として働くため簿記2級を取得しました。入社後は資格取得という目標を諦めずに努力した経験を活かし、尽力していきます。

③入社後のビジョン

入社後に実現したいことを伝えたいときの例文を3つ紹介します。

貴社に入社しましたら、学園祭実行委員の経験で培ったチームワークを発揮し、所属する営業チームで成績トップを達成します。そして貴社の目標である。全国シェア1位を目指して尽力したいと考えています。
幅広い業務を担当できる貴社で、入社後はまず基礎を身につけ、いち早く一人前のビジネスマンになって貴社に貢献いたします。そして持ち前のコミュニケーション能力を活かして、サービスの拡大に貢献し、社会の発展を支える存在となりたいです。
入社後は、大学の研究で学んだ知識を活かし、貴社の技術開発に貢献していきます。そして企業理念の「生活の質を上げる」を大切に、日常生活の新たな常識となるような、新たな製品開発に携わりたいです。

④将来性をアピール

それまでの経験が活かせること、将来性があることを伝えたいときの例文を3つ紹介します。

私は学生時代に、アルバイト・海外留学・ボランティア・サークル活動など、様々な経験をしてきました。それにより身についたチャレンジ精神を活かし、幅広い事業展開をしている貴社に入社しましたら、色々な業務に臆せず挑戦していきます。
高齢者施設で長年ボランティア活動をしていたことから、コミュニケーションスキルや介護業界についての知識が身に付きました。この経験を活かして、貴社の介護ビジネスをさらに拡大することに貢献していきます。
入社しましたら、語学留学により身につけた英語と中国語のスキルを用いて、貴社の中国展開に貢献します。また中国経済についてゼミで研究していたので、その知識も活かして、中国での事業展開の主要メンバーとして活躍したいと考えています。

志望動機の締めくくりNG例文3つ

最後に、志望動機の締めくくりの例文としてNGなものを3種類紹介します。

  1. 具体性がない
  2. 誇張しすぎている
  3. 謙遜しすぎている

注意点も理解したうえで、自信を持ってアピールできるような締めくくりにしていきましょう。

①具体性がない

1つめのNGポイントは、具体性がないことです。「志望動機の締めくくりの書き方ポイント3つ」でもお伝えしたように、抽象的な表現では熱意や説得力が生まれません。

締めくくりに使う言葉として良くない例は、以下のようなものです。

  • 「○○できるよう努力します」
  • 「入社後は一生懸命頑張ります」

このような表現では、何をどのように努力するのか分かりません。これでは入社後のイメージも湧かず、他の学生と差がつけられないので注意しましょう。

②誇張しすぎている

2つめのNGポイントは、誇張しすぎることです。先ほど紹介したようにポジティブな言葉を使うのは大切ですが、大げさな表現は不信感を抱かれる可能性もあります。

良くない例としては、以下のようなものです。

  • 「絶対に○○を達成します」
  • 「1年後に売上を拡大させます」

誇張しすぎた表現では、理想を掲げているだけのように思われてしまいます。強く主張したい場合は、その理想をどう叶えるか、具体的な過程をあわせて伝えるといいでしょう。

③謙遜しすぎている

3つめのNGポイントは、謙遜しすぎることです。志望動機の締めくくりは熱意や意志を伝える部分なので、謙遜した表現では「自信がなさそう」というイメージが残ってしまいます

良くない例としては、以下のようなものです。

  • 「お役に立てるか分かりませんが、ご指導をいただきながら尽力します」
  • 「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、頑張ります」

もし気遣いの意味で謙遜表現を使うならば、「いち早く業務を覚える」などの前向きな言葉をセットにするといいでしょう。

締めくくりを工夫して好印象を与える志望動機にしよう

志望動機の締めくくりは、全体の印象を左右する大切な部分です。紹介したポイントや例文を参考に、あなたの熱意や意志が伝わる文章を考えてみましょう。

締めくくりを工夫して、他の学生との差がつく、好印象な志望動機に仕上げてみてくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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