法人営業は、就活生からの人気が高い職種の一つです。就職を希望しているけれど、志望動機に何をどのように書けばよいか悩んでいる方もいることでしょう。
本記事では法人営業の志望動機の書き方のポイントや注意点を解説します。例文も紹介するため、法人営業の志望動機で悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
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法人営業とは?仕事内容を理解して志望動機を作成しよう
法人営業とは法人相手に営業を行う職種です。企業に対しての商品やサービスの売り込みが主な業務であり、扱う商材は企業によって異なります。
個人に対して商材を売り込む個人営業よりも、一度の契約で結べる金額が大きい傾向があり、金額の大きな仕事ができる点に魅力を感じている方もいるでしょう。
営業手法は企業によって異なりますが、法人営業は「新規開拓」と「ルート営業」の2つに分けられます。
新規開拓はこれまで取引のなかった企業と新たな契約を結ぶものである一方、ルート営業は既存のクライアントを巡回し関係維持や新商品の売り込みが主な業務です。
①既存営業と新規開拓営業がある
法人営業には主に「既存営業」と「新規開拓営業」の2つの形態があります。
既存営業は、すでに取引のある顧客との関係を深め継続的な商談や提案を行う営業スタイルで、新規開拓営業は未開拓の企業に対してアプローチを行い、新たな取引先を開拓する営業手法です。
新規開拓営業は、企業や商品の認知から始めて、信頼関係の構築、商談、成約までの多くのステップを踏む必要があるため既存営業と比べて約5倍の労力がかかると言われています。
一方で既存営業は、すでに信頼関係のある顧客に対して、より深い提案やフォローを行うことで、安定した売上を確保することができます。
②長期商談と短期商談でも仕事内容は変わる
法人営業では、商談の期間によっても営業戦略と具体的な仕事内容が大きく異なります。
短期商談では、新規見込み開拓から受注・成約まで数ヶ月単位で一気に進める攻めのアプローチが中心となり、プッシュ型の営業手法が多くなります。
一方、長期商談では、顧客との信頼関係を数年単位でじっくりと構築し、顧客のニーズや課題を丁寧に確認しながら、最適なソリューションを提案していくプル型の営業となります。
短期商談では即効性のある提案と迅速な対応が求められますが、長期商談では顧客の事業計画に合わせた段階的な提案や、ROI(投資対効果)を重視した論理的な説明が重要になるでしょう。
法人営業に求められる3つの適性

法人営業を目指しているけれど、どのようなスキルが求められるのか分からない方もいるでしょう。法人営業に求められる適性は主に以下の3つです。
法人営業は、クライアントになる企業の担当者と良好な関係を築き、長期的な契約関係を維持する力が必要です。どのような適性が求められるのかを解説します。
①社交性
法人営業に求められる適性の1つが社交性です。法人営業はクライアントの担当者と信頼関係を築く必要があります。信頼関係を築くには、話しやすい態度や誠実な対応を心がけることが大切です。
また、営業職は常に多くの人とコミュニケーションを取りながら業務を行います。スムーズに業務を進めるためには自分からアクションを起こさなければなりません。
そのため、明るく前向きな性格で人に好かれやすい人や、初対面の人とも抵抗なくコミュニケーションが取れる人に向いています。
②プレゼン力
法人営業ではプレゼン力も求められます。企業がクライアントになるため、担当者以外にも経営者や幹部にも納得してもらえるプレゼンが必要なケースが多いでしょう。
企業へ商材を売り込み契約を結ぶためには、商品やサービスの内容だけでなく契約するメリットも分かりやすく伝えることが大切です。
そのため、分かりやすいプレゼン資料の作成や企業の不安・疑問点を解消する説明力なども求められます。
また、プレゼン力の高さは企業と信頼関係を築くためにも必要です。分かりやすく説得力のある話し方が得意な人に向いているでしょう。
③課題解決力
課題解決力も法人営業に求められる適性の1つです。法人営業は商材を売り込むだけではなく、売り込んだ商材によって企業が課題を解決できるような提案をすることも求められます。
課題解決のための提案をするには、クライアントの課題を分析し、自社の商材をどのように活用できるかを考えなければなりません。
課題解決力があれば、クライアントの抱える問題に対して適切な解決策を提案できるでしょう。また、適切な解決策が提案できれば、クライアントの信頼を得ることにもつながります。
就活で課題解決力をアピールする場合、課題を発見する力や分析力などを示す具体的なエピソードを交えてアピールするとよいでしょう。
法人営業の志望動機の書き方3ステップ

法人営業の志望動機は以下の3ステップを意識して書きましょう。
志望動機を書く際には、書きたい内容を整理し相手にとって分かりやすく書くことが大切です。細かく法人営業の志望動機の書き方を解説します。
①法人営業の志望理由を結論ファーストで書く
法人営業の志望理由を書く際には、結論ファーストで書きましょう。「なぜ法人営業になりたいのか」という結論を先に示すと、自分が何を伝えたいのかが明確に相手に伝わります。
結論が先にない場合、話の着地点が見えない状態で読み進めなければならず、何を伝えたいのかが分からない文章だと思われてしまいかねません。
結論を先に提示したうえで、具体的なエピソードや意気込みを盛り込みましょう。
②志望理由の根拠となるエピソードを書く
志望理由の結論を書いたあとには、志望理由の根拠となるエピソードを書きましょう。ありきたりな内容だけでは、志望度が低いと判断される可能性があります。
志望度の高さを示すためには、自分なりの言葉やエピソードを盛り込むことが大切です。具体的なエピソードを書くとオリジナリティが生まれ、自分の熱意や意気込みが相手に伝わりやすくなります。
③入社後の活躍の展望を書く
志望動機では入社後の活躍の展望も書きましょう。入社後どのように活躍したいのかや、どのような業務に取り組みたいのかを示し、志望度の高さをアピールしてくださいね。
企業の採用担当者も応募者を採用した場合のイメージがしやすくなるでしょう。入社後の展望を考えるには、企業への理解を深める企業研究が欠かせません。
応募企業の商品・サービスや法人営業ではどのような業務を行っているのかなどを調べたうえで、入社後の展望を志望動機に盛り込みましょう。
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法人営業の志望動機作成時のポイント2つ

法人営業の志望動機作成時のポイントは以下の2つです。
上記2点を明確にすると、志望度の高さが採用担当者に伝わりやすくなります。どのように書くべきなのか、具体的にみてみましょう。
①なぜ法人営業を志望するのかを明確にする
志望動機では、なぜ法人営業を志望するのかを明確にしましょう。法人営業を志望する理由が曖昧では、なんとなく応募した印象を持たれかねません。
さまざまな職種のなかでなぜ法人営業を選んだのかを示すと、志望度の高さを示せます。
なぜ個人営業ではなく法人営業を選んだのかや、法人営業のどのような点に魅力を感じているのかなどを明確にしましょう。
法人営業を志望する理由を明確にするには、自己分析が必要です。自分が将来したいことや何を目指したいのかを分析し「法人営業でなければならない理由」を見つけましょう。
②なぜその企業を志望するのかを明確にする
志望動機では、なぜその企業を志望するのかを明確にすることも大切です。法人営業はさまざまな業界で活躍しており、募集している企業も数多くあります。
応募企業を選んだ理由が曖昧では「法人営業であればどの企業でもよいのだろう」と思われる可能性も否定できません。
志望動機を考える際には、企業研究によって企業ならではの特徴や経営理念への理解を深めることが大切です。
志望度の高さや意欲を示すためにも「その企業でなければならない理由」を探し、具体的に書きましょう。
【エピソード別】法人営業の志望動機の例文4選

法人営業の志望動機を書くポイントは分かっても、具体的にどのように書けばよいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。続いて、法人営業の志望動機の例文を4つ紹介します。
自分なりのオリジナリティのある志望動機を考えるために、各例文を参考にしてください。
例文①長期インターン
まず紹介するのは長期インターンでの経験をもとにした志望動機です。長期インターンでの具体的なエピソードを交えることで、オリジナリティや説得力のある志望動機になります。
また、エピソードに絡めて法人営業や応募企業を選んだ理由を明確に示しましょう。
長期インターン
貴社のサービスを使って企業の課題解決に貢献したいと考え、貴社を志望しております。以前から企業の業務効率化や課題解決に興味を持ち、大学ではコンサルティングに関する勉強も積んでまいりました。
コンサルティング研究のゼミでは、模擬コンサルティングとして実際にあった企業の課題を解決するにはどうするべきかの討論を行いました。目に見えるニーズより、潜在ニーズが隠れていることが判明し、私は潜在ニーズまで把握して課題解決ができるコンサルティングがしたいと思うようになりました。
そう考える中で、特に貴社が数多くの企業に対して提供している効果的なサービスに着目したため、貴社のインターンに参加させていただきました。法人営業のサポート業務に従事し、クライアントへの提案を考える機会を得ました。
提案した案がクライアントの課題解決に寄与し、その経験から多くの企業に貢献できる仕事に情熱を抱くようになりました。
貴社へ入社した際には、クライアントと真摯に向き合い、より洗練された提案ができるよう尽力してまいります。これからも問題解決のプロとして、貴社の成長に貢献したいと心より考えております。
例文②サークル活動
サークル活動での経験をもとに書く場合は、サークル活動での具体的なエピソードも交えながら法人営業に活かせる経験や自分の強みを志望動機でアピールしましょう。
どのように経験や強みが活かせるのかを採用担当者がイメージしやすいように書くことが大切です。
サークル活動
サークル活動で培ったコミュニケーション能力を生かし、より多くの人が楽しめるイベント運営ができるよう法人営業として携わりたいと思い、貴社を志望しております。
大学時代、音楽系サークルに所属し、大会運営全般の業務に携わりました。イベント内容の考案やスポンサーの獲得など、様々な要素を組み合わせながらチームで協力してきました。
関係各所との交渉や調整において、常に丁寧で真摯な対応を意識していました。相手の意見を尊重しつつ自分の考えも的確に伝えることで、より良いイベント運営を実現し、参加者から高い評価をいただきました。
貴社は様々なジャンルのイベント運営を手がけており、この経験が活かせると確信し、志望いたしました。入社後は、丁寧かつ効果的なコミュニケーションを通じて、イベント主催者や関連会社と連携し、より多くの人が楽しめるイベントに貢献したいと考えております。
例文③アルバイト
アルバイトでの経験を絡めて志望動機を書く場合、具体的な数字も交えて説得力のある内容にすると効果的です。数字で表せる実績があることで、採用担当者は応募者の能力を把握しやすくなります。
ただし嘘の実績を申告するのはNGです。実績を数字で示すことが難しい場合は、アピールしたい強みが伝わるエピソードを交えた内容にしましょう。
アルバイト
貴社の商品を通じて、より多くの人のファッションに関する課題を解決し、広めたいという思いから、志望いたしました。
貴社の商品はサイズやデザイン展開が豊富で、様々な悩みを抱える方にも寄り添った提案ができると思います。この理念に共感し、大学1年生から貴社のアパレルショップでアルバイトを経験しました。接客時にはお客様のファッションに関する悩みに親身になり、流行やコーディネートの知識を積極的に学び、常にお客様個人に合った提案をしてきました。
その結果、月間売上目標140%達成という店舗の成績向上に貢献し、個人としても店舗トップの売上成績を収めました。
これらの経験から、社会に出た際には商品の特徴を理解し、お客様に適した提案をする仕事をしたいと思っております。貴社に入社できた際には、これまでの接客経験を活かし、貴社の商品をより広め、ファッションに興味を持つ人々の課題解決に貢献していきたいと考えております。
例文④部活動
部活動での目標達成や組織運営の経験は、法人営業に必要なスキルと結びつけやすく、説得力のある志望動機になります。
部活動で培った経験やスキルをどう活かすかを強調することがポイントです。
部活動
私が御社の法人営業職を志望する理由は、大学時代の部活動経験を活かせると考えたからです。
私の所属していたバレーボール部ではチームワークが足りないことが課題で、試合中の細かなミスも多かったです。そこで私はキャプテンとして、部員一人一人の得意分野や課題を丁寧に聞きこみ、それぞれの課題に関してのサポートを逐一行なってきました。月1回の1on1ミーティングを欠かさず行ない、各メンバーの課題と成長具合を確かめて、毎日の練習に活かしたところ、私がキャプテンに就任してから3か月後の練習試合では見事勝利をおさめられたのです。
この経験で培ったコミュニケーション能力とリーダーシップを、法人営業の現場で活かし、お客様の課題解決と目標達成に貢献したいと考えています。
御社の「顧客第一」の理念に共感し、チームワークを重視する社風の中で、営業としての経験を積んでいきたいと考えております
法人営業の志望動機作成時に注意すべき2つのこと
法人営業の志望動機で効果的にアピールするには、以下の2点に注意して作成しましょう。
ありきたりな内容の志望動機では他の学生と差別化できません。細かく解説するので是非参考にしてくださいね。
①エピソードには必ず具体性を盛り込む
志望動機に書くエピソードには必ず具体性を盛り込みましょう。エピソードが漠然とした内容の場合、説得力に欠けてしまいます。
それによりアピールしたい強みや能力が十分に伝わらなくなってしまうでしょう。エピソードを盛り込む際には、読み手が実際の様子をイメージできるような具体性を持たせることが大切です。
アピールしたい強みや能力を活かしている姿がイメージできれば、入社した場合のイメージもしてもらいやすくなるでしょう。
②企業で活躍できることをアピールする
志望動機では応募した企業で活躍できることをアピールしましょう。企業に応募した理由を述べることは大切ですが、そればかりでは企業側が採用するメリットがみえてきません。
企業は自社で活躍してくれる人材を探しています。そのため、自分が入社した場合にどのように企業へ貢献できるのかといった採用メリットを伝えましょう。
採用するメリットを伝えるには、企業側がどのような人材を求めているかを把握することが大切です。企業研究を行ったうえで、自分の強みや能力をどのように活かせるかを考えましょう。
法人営業の志望動機のNG例
法人営業の志望動機を考える際、避けるべき表現や内容があります。
以下に、面接官に良い印象を与えない志望動機の例をいくつか紹介するので、これらを参考に、自分の志望動機をブラッシュアップしましょう。
①人と話すのが好きという内容だけになっている
法人営業の志望動機で「人と話すのが好き」という理由だけを強調するのは避けるべきです。
確かにコミュニケーション能力は重要ですがそれだけでは不十分で、法人営業には、顧客のニーズを理解し、適切な提案を行う能力や、数字への意識、粘り強さなども求められます。
志望動機では、業界や商品への関心、課題解決能力、目標達成への意欲など、より具体的かつ多面的な理由を述べることが重要です。
たとえば、人との対話を通じて顧客の課題を解決し、ビジネスの成長に貢献したいという意思を示すことが望ましいでしょう。
②年収や待遇ばかりに言及している
法人営業の志望動機として、年収や待遇ばかりに言及することは避けるべきです。
確かに、高収入や充実した福利厚生は魅力的ですが、このような志望動機は、あなたが仕事内容よりも待遇を重視していると捉えられかねません。
また、長期的なキャリア展望や会社への貢献意欲が欠如していると判断される恐れもあります。
代わりに、法人営業の仕事内容に対する興味や、自身のスキルを活かせる点、キャリア目標との一致などを中心に志望動機を作成してみましょう。
③「成長したい」が強調されていて自分勝手な印象がある
「成長したい」という表現は前向きな姿勢を示すものですが、志望動機で強調しすぎると自己中心的な印象を与えかねません。
企業は自社の発展に貢献できる人材を求めているため、個人の成長だけを強調するのは適切ではありません。代わりに、自身の成長が企業にどのように還元されるかを具体的に説明することが重要です。
例えば、「御社の研修制度で営業スキルを磨き、新規顧客の獲得に貢献したい」といった形で、自己の成長と企業への貢献を結びつけて表現しましょう。
また、「成長したい」という漠然とした表現ではなく、具体的な目標や計画を示すことで、より説得力のある志望動機になります。
法人営業への理解を深めて志望動機を作成しよう
法人営業は企業を対象に商品やサービスの売り込みを行うため、クライアントとの信頼関係を築けるコミュニケーション能力や課題解決力が求められる職種です。
志望動機を書く際には、自己分析をして自分の強み・弱みや活かせる能力を把握したうえで、効果的にアピールしましょう。
また、法人営業を選んだ理由や応募企業でなければならない理由を考えることも大切です。他の就活生と差がつく志望動機をつくるために、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。