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接客業の志望動機の書き方やポイントを解説|例文や注意点も紹介

「接客業で採用担当者の印象に残るような志望動機を書くにはどうしたらいい?」

この記事は、上記のような悩みを持つあなたに向けたお役立ち記事です。接客業とひとくちに言っても、どのように自分の志望度をアピールしたらいいのか分からない人は多いですよね。

そこで、本記事では接客業界の企業が見ているポイントに始まり、志望動機の作成方法や作成時のポイント注意点などを紹介します。

接客業とは?概要を抑えて志望動機に活かそう

接客業とは、お客様と直接対面してサービス・おもてなしをする仕事です。

例えば飲食業や販売、ホテルのスタッフなどが当てはまります。広い意味でいうと、美容師やエスティシャン、さらには営業の仕事も接客業だといえます。

接客業の具体的な仕事内容は業種によって異なりますが、自社の商品やサービスについてお客様に適切な案内をし、喜んでもらう・満足してもらう点は共通です。

企業が志望動機で見ている2つのポイント

企業が志望動機で見ているポイントは主に以下の2つです。接客業以外の業種でも当てはまる項目なので、必ず把握しておいてください。

  1. 志望意欲が高いかどうか
  2. 自社とマッチする人材かどうか

①志望意欲が高いかどうか

採用担当者は、応募者の志望動機から「志望意欲がどれくらいあるか」をみています。

とはいえ、志望意欲は数字で測れるものではありません。従って、採用担当者は志望動機として記載されている文章から応募者の熱量を感じ取ろうとします

多くの場合、採用面接では複数人の応募者がふるいにかけられます。その中で、志望意欲の高さは採用を掴み取るための一つの判断基準となるのです。

②自社とマッチする人材かどうか

採用担当者は、応募者の志望動機から「自社とマッチする人材かどうか」を判断します。経験や能力はもちろん、人間性や価値観の部分から自社とのマッチング度を測る採用担当者もいるでしょう。

例えば、応募者がただ接客の仕事がしたいだけではなく、企業の理念に共感して応募していたとしたら「自社とマッチした人材だ」と判断してくれるかもしれません。

逆に、自主性を大切にしている企業に「任された仕事を黙々とこなすタイプの人」が応募しても、採用担当者の心には留まりにくいはずです。

接客業の志望動機作成時の3つのポイント

接客業の志望動機を作成する際は、以下の3つのポイントを押さえることが大切です。

  1. なぜ接客業で働きたいか
  2. なぜその企業で働きたいか
  3. 接客業でどのように自分の強みを発揮できるか

①なぜ接客業で働きたいか

接客業の志望動機を作成する際は、「なぜ接客業で働きたいか」という理由の部分は必ず記載するべきです。

おそらく、あなたはまずは「接客業の仕事をしたい」という思いが根幹にあり、その中で特に気になった企業に応募するはずです。採用担当者は、その根幹の部分を知りたいと考えています。

「なぜ接客業で働きたいか」という理由には、応募者の価値観や人間性が滲み出ているはずです。採用担当者は応募者の価値観や人間性を読み取り、接客の仕事に適した人材かどうかを判断します

②なぜその企業で働きたいか

「なぜ接客業で働きたいのか」は、志望動機の大枠の部分です。採用担当者はそこからさらに深掘りし、接客業という幅広い業種の中で「なぜ自社を希望してくれたのか」を知りたいと考えています。

「なぜその企業で働きたいか」は、志望意欲の高さと密接に関係しています。採用担当者が頷けるような理由を提示しないと、「じゃあ他の会社でもよかったよね?」と思われてしまうでしょう。

③接客業でどのように自分の強みを発揮できるか

志望動機を作成する際は、自分の強みをどのように接客業に活かせるかをアピールすることが大切です。

強みと業種のマッチング度を提示することで、自身が「接客の仕事に向いている人材である」とアピールできます。

そのためには、まずは自身の強みを把握しておくことが重要です。しっかりと自己分析し、自身の強みや弱みを書き出しておきましょう。

接客業の志望動機の書き方3ステップ

接客業の志望動機は、以下の3ステップに沿って文章を組み立てると効果的です。

  1. 結論ファーストで志望理由を記入する
  2. 志望理由の根拠となるエピソードを記入する
  3. 入社後の活躍の展望を記入する

①結論ファーストで志望理由を記入する

志望動機の文頭は、結論ファーストで志望理由を記入しましょう。文頭にハッキリと志望理由を言い切ることで、自身が伝えたいことを採用担当者に簡潔に伝えられます

よって、採用担当者の印象に残りやすく、あなたの表現力の高さを評価してもらえる可能性もあります。

また、結論を文頭に持ってくることで、あなた自身も文章全体の構成を組みやすくなるはずです。

②志望理由の根拠となるエピソードを記入する

結論ファーストで志望理由を記入したあとは、その志望理由の根拠となるエピソードを記しましょう。エピソードを添えると、志望理由が生じた裏付けを提示でき、採用担当者に納得感を感じてもらえるはずです。

例えば、先ほど結論ファーストで書くべき理由を「自身が伝えたいことを簡潔に伝えられるから」と補足しました。

このように、主張に根拠をプラスすることで読み手側は納得感を得られ、主張が腑に落ちやすくなるのです。

③入社後の活躍の展望を記入する

最後に、志望動機の締めくくりとして入社後の活躍の展望を記入しましょう。入社後の展望を記入することで、最初に述べた志望理由がより強固なものとして印象付けられます

また、それによって、採用担当者にとっても自社の人材育成計画とのマッチング度を測る材料となるはずです。

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【エピソード別】接客業の志望動機の例文3選

この章では、接客業の志望動機の具体的な例文を3つ紹介します。前章で解説した「志望理由の根拠となるエピソード」を3パターン用意しました。

  1. アルバイト
  2. サークル活動
  3. ボランティア活動

①アルバイト

私が貴社への入社を希望する理由は、人の成長に焦点を当てた社風に魅力を感じたからです。貴社での仕事を通して自己成長していきながら、企業の成長にも貢献していきたいと思っています。

私は大学時代に飲食店でのアルバイトをしており、居酒屋でのホール業務を通して、人と接する喜びや楽しさを知りました。もちろん最初は苦戦もしましたが、お客様のことをよく考えてコミュニケーションを取るよう心がけ、その結果喜んでもらえることも多く、アルバイトを嫌だと思ったことは一度もありません。

接客の楽しさを実感するうちに「もっとおもてなしを極めたい」と考えるようになりました。ホテル業界なら、飲食業よりもさらに上の次元でおもてなしをできるのではないかと考えています。

入社後は、飲食業での経験を活かしつつ、さらにレベルの高いおもてなしを極めていきたいです。お客様の素敵な笑顔を生み出すために、努力していきます。

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アルバイトの経験が接客業に魅力を感じたきっかけになったこと、そして接客を極めたいという思いの根幹になったことを伝えています。

②サークル活動

私は、グローバルに店舗展開している貴社に魅力・将来性を感じ、志望いたしました。

大学では英会話のサークルに所属し、サークル活動を通して、英会話の楽しさはもちろんのこと、人と接することの楽しさも実感しました。「人が好き」という思いが、私が接客業を志した根幹になっています。外国人の方とのコミュニケーションは最初は緊張しましたが、慣れていくうちに海を越えて交流を持てていることに感動を覚えるようになりました。

私はアパレルショップでアルバイトをしていたこともあるのですが、サークルでの経験を経て、外国人のお客様にも臆せず対応できました。現在はビジネスの世界でも外国の方とスムーズに話せるよう、TOEICで750点以上を目指して勉強しております。

貴社に入社後は、将来的には海外赴任を希望しています。国内の店舗も海外からのお客様が多い貴社で、自身の英語力を活かしながら力添えできるよう努力していきたいです。

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サークル活動を通して人と接することの楽しさを感じたことが接客業を志すきっかけになったことをアピールしています。

また、コミュニケーション能力を強みとしてアピールしつつ、就職後のことも考えて資格勉強をしていることも付け加えています。専門的な実績のない新卒だからこそ、具体的に意欲を見せるのが重要です。

③ボランティア活動

私は、貴社がSDGsに積極的に取り組んでいるところに共感し、入社を志望いたしました。

私は大学1年の頃からさまざまなボランティア活動に参加していましたが、仲間が特定のボランティアに精を出すなか、自分は特に打ち込めるボランティアがなかったことで悩んでいた時期があります。

しかし、友人に「誰かを助けて、その人に喜んでもらえるのが嬉しいんだね」と言われたことがきっかけで、自分は作業の種類を問わず誰かの手助けをすることにやりがいを感じるのだと気づきました。人を助けることそのものが好きな自分には、接客業が最も合うのではと感じ、接客業界を志望しています。また、ボランティア活動を通して、さまざまな社会問題に関心を向けるようになりました。その中の1つがSDGsです。

貴社はもちろんボランティアではありませんが、社会貢献に非常に積極的で、社員の方ひとりひとりにその意識がある企業です。自身もその一員となって、社会に貢献できる人材になりたいと考えております。

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ボランティア活動と接客業の共通点を見出し、それを志望動機として置き換えています。

採用担当者は就活生の実績よりも「何を考えて志望したのか」「どれくらい意欲があるのか」を見ていることが多いため、エピソードについては自分の心境の変化や気づきを中心に書くのもオススメです。

接客業の志望動機で注意すべき2つのこと

最後に、接客業の志望動機における注意点を2点お伝えします。

  • 接客業以外にも当てはまる志望理由は避ける
  • 「商品が好きだから」を志望理由にするのは避ける

①接客業以外にも当てはまる志望理由は避ける

接客業の志望動機において、接客業以外にも当てはまる志望動機を書かないよう注意してください。他の業種にも当てはまる志望動機では、説得力が大きく欠けてしまいます

例えば「将来性がある業種だから」「社会貢献に繋がるから」という曖昧な理由だけを提示するのは避けるべきです。

それらの理由を志望動機とする場合は、その企業の社風や取り組みと紐づけて補足する必要があります。

②「商品が好きだから」を志望理由にするのは避ける

「商品が好きだから」が入社を希望するきっかけとなるのはわかりますが、それだけでは志望動機としては不十分です。

あなたには、その会社の商品以外にも好きな商品はたくさんあるはずです。仮にアパレルの企業を志望していたとしたら、アパレル商品以外にも好きな食品や家電の商品があるのではないでしょうか?

商品が好きでも、それだけでは「ここで働きたい」とはならないですよね。

「商品が好きだから」が志望理由の1つとしてあるのは問題ありません。しかし、「なぜ働きたいと思ったのか」という動機が、採用担当者が知りたいところなのです。

接客業について理解を深めて志望動機を完成させよう

接客業の志望動機は、接客業を志した理由・接客業の中でもその企業を志望した理由を述べることが大切です。さらに、入社後の展望を添えることでより入社意思の高さをアピールできます。

志望動機を作成するには、その業種や企業に対する理解を深めることが大切です。接客業への理解を深めて、採用担当者の心に訴えかけられる志望動機を完成させましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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