肌寒い季節の就活では、コートもマストアイテムです。
しかし、コートはスーツと違い種類が豊富なため、どうやって選べば良いのかわからない人もいると思います。
就活は第一印象が非常に重要なため、コートも印象の良いものを選びたいですよね。
そこで今回は、失敗しないレディースコートの選び方や、就活時のコートのマナーを解説しています。本記事を読んで就活用コートを1着用意しておきましょう。
冬の就活ではレディースコートを着るのがおすすめ
冬の就活はインターンシップや説明会、OB訪問など多くのイベントがあります。肌寒い季節にスーツのみでは体調を崩してしまうため、就活用コートを1着用意しておきましょう。
コートはスーツと違い、必ず着用しなければいけないものではありませんが、11月〜4月頃の寒い季節にはコートを着用しましょう。
レディースコートはメンズコートに比べてデザインが幅広く、迷ってしまう人もいるかもしれません。
また普段着用しているコートのデザインはスーツに合わない場合があるため、本記事を参考に就活に適したレディースコートを選びましょう。
就活で着るレディースコートを選ぶ時のポイント3つ

面接中はコートを脱ぎますが、手に持って会場に持ち込むことがほとんどのため、面接官の目にとまる可能性が高いです。
そのため、ビジネスシーンに適しているかつ、与えたい印象によってデザインを選ぶようにしましょう
- フォーマルなデザインのものを選ぶ
- 黒やベージュ系がおすすめ
- 素材は化学繊維入りがおすすめ
- 丈は膝丈かそれより少し上
①フォーマルなデザインのものを選ぶ
ここからは、特に人気・おすすめのデザイン3つをご紹介します。
トレンチコート
トレンチコートは就活用コートで最もスタンダードな形です。きちっとした印象になる他、素材も薄いものが多いため取り扱いがしやすいのも特徴です。
トレンチコートはベルトが付いていますが、必ずベルトの締め方やリボン結び方にも注意を払いましょう。
チェスターコート
チェスターコートはフォーマルな印象にしたい人におすすめです。スーツとの相性が良いだけでなく、プライベートでも着られるデザインのため、入社後も長く使うことができます。
チェスターコートは肩パッドが入っていたり、腕周りが細身になっていることも多く、スーツの上から着られない場合もあるため、なるべく試着してから購入しましょう。
ステンカラーコート
ステンカラーコートは後ろの襟の部分が高く、前側が低く折り返しているデザインのものです。
シンプルなデザインが何にでも使いやすく、スマートで落ち着いた印象を与えることができます。ウエストが絞られているデザインを選ぶとシルエットが綺麗でメリハリがつけられますよ。
また、首元までボタンがあるため防寒性も高いのが特徴です。
②黒やベージュ系がおすすめ
コートの色は黒かベージュ系がおすすめですが、色による印象の違いをご紹介します。
黒やグレー、紺色などの暗い色は、凛とした印象に。ベージュやアイボリーなどの優しい色はやわらかい印象になります。
一方、ブラウンやカーキはおしゃれですが、カジュアルな印象になりやすいので注意が必要です。志望業界や、与えたい印象、自分の雰囲気によって決めるのがおすすめ。
また、ボタンやベルトなどの装飾の色も派手なものは避け、同系色のものを選ぶと失敗がなく、きちんとした印象を与えることができますよ。
③素材は化学繊維入りがおすすめ
就活用のコートは、機能性が高いものを選ぶのがおすすめです。
ウールやコットンは暖かさがメリットですが、重くかさばりやすい、シワになりやすいなど、機能面でデメリットがあります。
一方、ナイロンやポリエステルなど化学繊維が入っているものは軽く、撥水加工がされているなど機能面で優れているため、面接前の急な天候の変化でも安心です。
また、化学繊維が入っているものはシワになりにくく、型崩れが起きにくいなどの特徴もあるため、何度も着脱する機会がある就活でおすすめです。
④丈は膝丈かそれより少し上
コートのサイズが合っていないと、見栄えが悪くなるため、サイズの合ったデザインを選びましょう。
丈は膝丈か、それより少し上のものがおすすめです。スーツ着用時だと、スカートの裾が隠れるか、少し見えるかが判断基準になります。
低身長の方は太ももぐらいの少し短め、高身長の方は膝が隠れるぐらいの少し長めのデザインを選ぶと、全体的にバランスが良い印象になりますよ。
また袖丈は、ジャケットの袖が出ない長さから、親指が見える程度の長さを選びましょう。
就活でNGなレディースコートの特徴3つ

レディースコートはメンズコートに比べ種類が豊富とは言え、就活でNGなものも多くあります。
フォーマルで清潔感のあるコートを選んでおけば問題ないことがほとんどですが、具体的に就活で避けるべきコートの特徴を解説します。
- ダッフルコートやダウンコート
- 部分的でも色使いが派手
- 毛の素材100%
①ダッフルコートやダウンコート
カジュアルな印象を与えるデザインのものは避けましょう。
例えば、ダッフルコートやダウンコートは暖かく着たくなりますが、厚手で扱いにくいことやカジュアルな印象から、就活には向きません。
また、フードやファーが付いたアウターもビジネスシーンではNG。面接ではコートは脱いでいますが、TPOに合わせたコートか、きちんとマナーに沿って畳めているのかはチェックされています。
基本的に就活はトレンチやステンカラー、チェスターのみと考えましょう。
②部分的でも色使いが派手
就活のコートは黒やベージュなどのベーシックな色が基本です。例え部分的でも、色使いが派手なものは目立つので避けましょう。
裏地の色が派手なものは、着脱時や畳んだ時に見えてしまうため避けた方が無難です。
派手な色使いがあるとカジュアルな印象を与え、悪目立ちしてしまいます。就活に必要なのはおしゃれではなく、フォーマルさと清潔感です。
色や素材、デザインはシンプルなものにして、ビジネスシーンにふさわしいコートを選びましょう。
③毛の素材100%
レーヨンやウールといった毛の素材100%のものは、一般的には暖かく高品質で高価なものとされていますが、重くシワになりやすいことから、就活での使い勝手が良くありません。
就活では頻繁に着脱し、畳んでコンパクトにする必要があるためシワになりやすく、重さがあるとどうしても使いづらいのです。
高品質なものの方がいいのでは?と思う人もいるかもしれませんが、就活では機能性を重視して選んでおくと扱いが楽になり安心です。
知っておきたい!就活でのコートマナー3つ

ビジネスシーンでは、コートの取り扱いもビジネスマナーとして見られています。
知らないだけで評価が下がってしまうのはもったいないことです。コートのマナーは入社後も使うため、コートの準備と一緒にマナーも確認しておきましょう。
- コートは建物に入るタイミングで脱ぐ
- 裏側を表にしてたたむ
- 面接時はバッグの上にたたんで置く
①コートは建物に入るタイミングで脱ぐ
コートを脱ぐタイミングは、企業の建物に入る前です。理由は、コートはあくまで防寒のためのもので正装ではないため、着たまま建物に入らないようにしましょう。
マフラーや手袋といった他の防寒具も、コートと一緒に外してバッグの中にしまいます。
帰る際も、建物を出てからコートを着るのがマナーですので、建物内ではコートは脱いでおくと覚えておきましょう。
雨が降っている場合は、少し入って屋根がある場所で脱いでも構いません。ただし、コートや鞄の水滴で建物を濡らしてしまわないよう、ハンカチで拭くようにしましょう。
②裏側を表にしてたたむ
脱いだコートは必ず裏側を表にして畳み、移動の際は片腕にかけて持ちましょう。以下のステップで、綺麗に畳むことができますよ。
- 内側から左右の肩部分を掴み、裏地が表に出るようにひっくり返す。
- ひっくり返した左右の部分を縦に重ねる
- 綺麗に整える
内側に畳むのは、ホコリや花粉といった外の汚れを持ち込まないようにする配慮です。
面接会場で焦ってしまわないよう、日頃から畳み方を癖を付けておくと落ち着いて対応できます。
③面接時はバッグの上にたたんで置く
面接時はバックの上にたたんで置くようにし、椅子の背もたれやひじ掛けには掛けないようにしましょう。
バッグの上に置く必要があるため、コートはコンパクトにたためるものがおすすめです。
具体的な置き方は、コートの長さに合わせて2〜3回折り、椅子の横に置いたバッグの上に乗せましょう。その際、バッグが倒れないようにバランスに注意して上に載せます。
また、ハンガーラックが用意されている場合は、面接官や案内の方に勧められてから使用するようにしましょう。
就活で着るレディースコートが購入できる場所4つ

就活用のレディースコートはどこで買うものなのか悩む人も多いです。
コートはスーツと違いプライベートでも着用できるため、幅広い購入方法があります。さまざまな場所で購入できるため、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
- 百貨店
- スーツ専門店
- 一般ブランド
- ネット通販
①百貨店
例)三越、伊勢丹、高島屋、東武、西武、阪急阪神、等
百貨店で購入するメリットとしては、品質が良いものやブランドの品揃えが良いという点です。
有名ブランドや高品質のコートを選び、就活後も長く着用したい人は百貨店で購入することをおすすめします。
百貨店では店員さんとじっくり相談して決めることができるのも魅力です。手持ちのスーツとの相性を見てもらったり、サイズに合わせてオーダーできるブランドもあります。
高品質な一方、高価なものが多く取り寄せに時間がかかるため、時間と予算に余裕を持っておきましょう。
②スーツ専門店
例)洋服の青山、AOKI、はるやま、THE SUIT COMPANY、等
スーツ専門店であれば、安心して就活にふさわしいコートを購入することができます。
これらのブランドはスーツに特化しているため、機能性に優れており、スーツに合うコートをプロに相談しながら選べるのも特徴です。
しかし、レディースの品揃えはやや少なめの場合もあるため、気に入ったデザインが見つかるか実際に店舗に足を運んで見ることをおすすめします。
③一般ブランド
例)ユニクロ、GU、 BEAMS、NATURAL BEAUTY BASIC、等
これらのブランドは安価で手に入りやすいですが、普段着用するブランドで購入して大丈夫か不安な人もいるでしょう。
基本的に、フォーマルな印象でスーツに合うものであればブランドや値段は関係ありませんが、カジュアルなデザインが多いため、実際にスーツに合わせてから購入するなど工夫が必要です。
④ネット通販
例)楽天、Amazon、ZOZOTOWN、等
ネット通販で購入する利点は、やはり便利で手軽に購入できる点です。
ネット通販であれば値段や品揃えが豊富で選択肢が広がります。しかし、実際に商品を見られないため、着てみたら「思っていたのと違う」と感じることもあります。
店舗に行かなくても気軽に購入できるため、忙しい就活生の味方ですが、画像の中で商品を吟味する必要があるため上手く活用しましょう。
就活にふさわしいレディースコートを着て選考に臨もう
就活では、身だしなみがきちんと出来てこそ、自分の魅力を最大限にアピールできます。
その中でもレディースコートは種類が豊富な分、あなたの印象に合ったものを選ぶことができます。フォーマルなデザインの中でも自分が1番しっくりくるデザインのものを選んでくださいね。
フォーマルなデザインなら就活が終わった後も長く使えるため、1枚気に入ったもの持つのをおすすめします。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。