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【例文付き】印刷業界の志望動機の書き方!魅力を伝えるコツや注意点も紹介

書籍やポスターなどに関わる印刷業界は、凸版印刷などの企業が属する業界です。

しかし、印刷業界の志望動機について、どう書けば良いのか悩んでしまう方もいるでしょう。

そこで、本記事では印刷業界の志望動機を書く上でのポイント・志望動機の例文・注意点について解説します。

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まずは確認!印刷業界の特徴

印刷業界は、出版印刷と商業印刷の2つに分類可能です。

出版印刷は出版社や新聞社向けの印刷事業を展開しているのに対し、 商業印刷は一般企業や団体向けの印刷事業を展開しています。

商業印刷が扱う印刷物の具体例は、以下の通りですので詳しく見ていきましょう。

印刷物の具体例

  • チラシ
  • パンフレット
  • 取扱説明書
  • 社内報
  • 事業報告書
  • カタログ

また、出版印刷の印刷物として挙げられる具体例としては、出版社が関わる小説・漫画・参考書といった書籍以外に、自費出版の書籍も含まれます。

印刷業界の主な職種と仕事内容

印刷業界には、営業、デザイナー、DTPオペレーター、印刷機オペレーターなど、多様な職種が存在します。

各職種の役割を理解し、自分に適したキャリアを見つけましょう。

  1. 研究開発
  2. 営業
  3. 事務
  4. DTPオペレーター
  5. 印刷オペレーター

①研究開発

研究開発は、印刷業界の未来を切り拓く職種で、チームで印刷技術の向上を目指し、新たな技術や製品の開発に取り組む仕事です。

印刷技術にとどまらず、有機ELディスプレイや機能性フィルムなど、幅広い分野で革新的な研究を行っています。

技術者たちは、社内外の様々な分野の専門家と連携し、1つのプロジェクトを形にすることを目的としているわけですね。

顧客のニーズに応えながら、同時に将来の社会に必要となる新しいシーズを自ら見出す、創造性と専門性が求められる仕事です。

②営業

印刷業界の営業は、顧客のニーズを的確に理解し、課題解決型のアプローチを行うことが求められます。

官公庁から一般企業まで幅広い顧客と向き合い、印刷物の企画提案から納品後のフォローまでの一貫したサポートが基本の仕事です。

具体的には、顧客との商談を通じて印刷物の仕様や要望をヒアリングし、最適な提案を行います。

校正作業では細心の注意を払い、デザインや内容のミスがないかを徹底的にチェックします。また、納品後も顧客満足度を確認し、継続的な関係構築に努める必要もありますね。

③事務

印刷業界の事務職は、多様で重要な役割を担い、主な業務は、品質管理、企画開発、クライアントとの連絡調整など多岐にわたります。

具体的には、印刷物の徹底したチェックや、クライアントの要望を共有し、企画を練り上げる仕事が中心となりますね。

また、デスクワークを中心に、DTPオペレーターや印刷オペレーター、営業担当のサポートも行います。

事務職は専門的な知識や資格がそれほど必要とされず、残業時間も比較的短いのが特徴です。未経験者でも比較的挑戦しやすい職種と言えるでしょう。

④DTPオペレーター

DTPオペレーターは、デザイナーが作成した原案をもとに、パソコン上でデータを調整・加工・修正する職種です。

主な仕事として、印刷物のフォーマット作成、原稿データの入力、レイアウト調整、校正作業などがあろいます。

Illustrator、InDesign、Photoshopなどのソフトウェアを使いこなし、ミリ単位の細かな作業を正確に行う点が特徴。

集中力と忍耐力が求められる仕事で、デザイン感覚を磨きながら、印刷物の品質を支えています。経験を積むことで、DTPデザイナーやWebデザイナーへのキャリアアップも可能です。

④印刷オペレーター

印刷オペレーターは、印刷業界の中核を担っており、主な仕事は、印刷機を操作し、高品質な印刷物を作り上げることです。

指図書に基づき、紙の種類や印刷枚数を確認し、正しく印刷されたか確認するまでの、一連の流れを統括しています。

印刷中は、印刷位置、濃度、色目などを細心の注意を払いながらチェックし、お客様の求める品質基準を満たすよう努る必要もあるでしょう。

簡単に思えますが、一人前になるまでには3年以上かかるとされています。気温や湿度によって刷り上がりが変化するため、高い技術と経験が求められる職業です。

志望動機に活かせる印刷業界の2つの動向

印刷業界の動向について知れば、業界に属する企業の志望動機を練る前に、企業への理解を深められます

ここでは、業界の動向について、2つに分けて説明していきます。

  1. 業界規模・業績が縮小傾向
  2. デジタルへのシフト

①業界規模・業績が縮小傾向

印刷業界の最近の動向として、業界規模や業績が縮小傾向にあることが挙げられます。

改正電子帳簿保存法や紙媒体の原材料高騰による影響でデータの電子化が促進され、紙媒体の印刷事業が縮小していることが主な原因でしょう。

特に雑誌の廃刊により、出版印刷における業績が縮小していて、商業印刷の業績が業界を支えている状態となっています。

世界ではカーボンニュートラルを目指すため大量印刷から適量印刷への変化が求められており、業界全体の規模についても縮小が進んでいるのが現状です。

②デジタルへのシフト

印刷業界の最近の動向としては、デジタルへのシフトが進んでいることも挙げられます。

インターネット広告や電子書籍分野への進出により、新しい需要が見込めるのが業界の強みだといえるでしょう。

デジタル印刷はコロナ禍においても規模をキープし続けていて、企業のマーケティングにも活用されているのです。

ECサイト作成のサポートやデザイン事業など、新しい事業を創出する企業も出てきているのもポイントです。

印刷業界の志望動機の3つのポイント

印刷業界の志望動機を書く際には、ポイントを押さえた上で内容を練ることが大切です。

ここでは3つのポイントに分けて、志望動機を書くコツについて説明します。

  1. なぜ印刷業界なのか
  2. なぜその会社なのか
  3. 入社したらどのように活躍できるのか

①なぜ印刷業界なのか

なぜ印刷業界を志望しているのか、理由が伝わるように書くことが欠かせません。

自身のこれまでの経験と業界の志望動機を紐づければ、説得力のある内容に近づけられます。

また具体的なエピソードを取り入れて、印刷業界に魅力を感じたきっかけについて書けば、他の就活生とは異なる、独自性のある文章を目指せるのもポイントです。

なぜ魅力を感じたのか・どのような魅力を感じたのか・なぜ実際に業界に携わりたいと感じるのかを重視して記入しましょう。

②なぜその会社なのか

業界を志望する動機だけでなく、なぜその会社への入社を希望するのかについても、言及することが大切です。

企業研究をした上で、会社と自身の適合性をアピールするよう心がけましょう。

企業研究においては、志望する企業のみを研究するのではなく、競合の他社と比較して、どのような強みがあるのか分析することも重要になります。

企業のどの部分に惹かれているのか、他社とどのような違いがあるのか記入するようにしましょう。

③入社したらどのように活躍できるのか

入社後、自身がどのように活躍できるのかアピールすることもポイントとなります。

顧客に企画や見積りを提案する営業、効果的なパッケージの提案など、企業の具体的な事業内容についても触れて、強みをどう発揮できるか説明しましょう。

また自身の強みについては、強みを発揮して成果を残したエピソードを踏まえて記入することも大切です。

どんな経験を通して強みを培ったのか、どんな性格が強みにつながっているのか意識して書きましょう。

他の就活生と差別化!印刷業界の志望動機の作り方のコツ

印刷業界での選考を突破するには、自分ならではの強みや魅力を伝えることが欠かせません。

ここでは、他の応募者との差別化を図るための2つのポイントを解説します。

  1. 企業文化を理解して自分との相性をアピールする
  2. 注力したい事業内容を的確に伝える

①企業文化を理解して自分との相性をアピールする

印刷業界の企業文化を深く理解することが、志望動機の差別化につながります。

各企業の特徴や価値観を徹底的に調査し、自身の経験や強みとどのように結びつくかを明確にすることが重要です。

例えば、企業が重視するSDGsやデジタル技術への取り組み、情報伝達の革新性などを自分のキャリアビジョンと関連付けて説明することで、ありきたりな志望動機から脱却できるでしょう。

企業の事業領域の広さや技術力を具体的に言及し、なぜその企業でしか実現できない自己成長があるのかを論理的に伝えることが、選考突破への近道です。

②注力したい事業内容を的確に伝える

印刷業界の志望動機では、企業が注力している事業内容を深く理解し、具体的に伝えることも欠かせません。

凸版印刷や大日本印刷などの大手企業は、印刷にとどまらず、情報コミュニケーション、生活・産業、エレクトロニクスなど多様な領域で事業を展開しています。

これらの事業内容を自身の経験や興味と結びつけ、どのように貢献できるかを明確に示すことで、他の応募者との差別化を図れます。

例えば、技術革新や社会課題の解決に向けた取り組みへの熱意を具体的に語ることが、選考突破のポイントとなるでしょう。

【エピソード別】印刷業界の志望動機の例文3つ

印刷業界の志望動機の例文をチェックすれば、どんな文章構成にすればよいのか、どのように書けば印象的な文章になるのかを考える際に役立ちます

ここでは、以下の3つの例文を紹介するので、ぜひ文章作成に活かしてみてください。

  1. アルバイト
  2. サークル活動・部活動
  3. インターンシップ

①例文1(アルバイト)

アルバイト

印刷業を通して人々の生活に貢献し、笑顔をもたらしたいというポリシーを達成できると考え、貴社を志望する。

私にはアルバイトで予備校の生徒の学習量を増加させるため、生徒のモチベーションが向上するよう受講数を競わせるイベントを企画した経験がある。
学習意欲の低下という課題を解決した結果、生徒から見られた笑顔にやりがいを感じた。

貴社は印刷をメインにさまざまな事業領域を所持し、印刷業界で培ったノウハウと技術を融合させることで新しい価値を生み出している。

私は貴社で、自分から課題解決のためにどうすれば良いか考え行動し、印刷物による効果的な情報伝達に貢献して、人々の暮らしをより豊かにしていきたい。

上記の例文では、アルバイトで経験した出来事と志望動機の2つの事柄において、「笑顔」をキーワードに結びつきを強めています

他社と比べた企業の強みについて言及し、自分のポリシーが企業の事業とどのように関連するのか、自身の強みを企業の事業においてどんな形で発揮できるのか説明しているのもポイントです。

②例文2(サークル活動・部活動)

サークル活動・部活動

貴社が掲げている未来と、「物や人のポテンシャルをできるだけ引き出すことで、より良い社会を築く」という私の目標が共通していると考え、貴社を志望する。

私は昇格を目指しているサッカーの部活動で、マネージャーとして新入生を獲得するためSNSを運営し、他校や連盟との連絡や交渉を担い、グラウンドでの直接的なサポートをすることで、部活動の存続と昇格を実現した。

貴社は印刷技術を最先端技術として磨き、カーボンニュートラルを意識した独自商品も展開している。

私は貴社でマネージャーとして培った信頼構築力を活かし、顧客が持っている潜在的なニーズを引き出すことで、適した提案を行って社会がより良くなるよう貢献したい。

上記の例文では、部活動のマネージャーとして選手のポテンシャルを引き出せるよう尽力したエピソードと、企業が掲げる展望に共通点があると言及しています。

また、部活動のマネージャー経験で人との信頼関係を構築する力を練ったことをアピールし、顧客に対してどのようにアプローチできるか説明しているのも特徴です。

③例文3(インターンシップ)

インターンシップ

貴社のインターンを通して、「社会への新しい提案を通して人々の暮らしを豊かにしていく」といった自身の信念と貴社の事業内容が合致すると確信したため、貴社を志望する。

貴社のインターンで顧客の課題に対してどのような流れで解決策を提示していくのか学び、独自のソリューションや商材を活用し、さまざまな業界の顧客に対して提案できる仕事の幅広さに強い魅力を感じた。

貴社は多様なソリューションと顧客が持っているノウハウを掛け合わせて、社会に今ないものを提案している。

私は貴社でさまざまな業界に対応できるよう貪欲にキャリアを磨き、新しい観点からの提案ができるよう努めることで、社会により良い価値を生み出したい。

上記の例文ではインターンを通して自身の信念が事業内容と合致すると考えた、と述べることで、インターン経験と志望動機を結びつけています

インターンを通してどんな強みに気づけたのか具体的に説明し、どんなキャリアを築きたいのか紹介する形で、企業での自身の活躍を印象付けているのがポイントです。

印刷業界の志望動機の注意点2つ

印刷業界の志望動機を考える際には、注意点にも気を配る必要があります。注意点を踏まえて志望動機を組み立てていけば、より説得力のある回答を目指せるのがポイントです。

以下の2つに分けて説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 他業界でも当てはまる志望動機は避ける
  2. 企業が求める人材とズレたアピールは避ける

①他業界でも当てはまる志望動機は避ける

志望動機を作成する際の注意点の1つ目は、「ものづくりに携わりたい」といった他業界でも当てはまる志望動機を避けることです。

印刷業界ならではの特徴を意識した志望動機ではない場合、志望度が低いと捉えられてしまいます。

印刷業界を志望する理由が相手に伝わるよう、他の業界と比べて印刷業界のどんな点に魅力を感じているのかを考え、志望動機に盛り込みましょう。

企業の事業内容や展望と、自身の目標との共通点に着目することが大切です。

②企業が求める人材とズレたアピールは避ける

志望動機を作成する際の注意点の2つ目は、企業が求める人材とズレているアピールはしないことです。

印刷業界は積極的に事業開拓を進めていく姿勢が求められる業界となっているため、保守的な考え方や安定思考はマイナス評価を受ける場合があります。

企業分析を進めるだけでなく、自己分析も並行して行いましょう。自身の傾向と企業の特徴との共通点を探すことが重要です。

臆さず挑戦する・粘り強く行動する・さまざまな視点で物事を考えるなど、自身の性格が企業とどのようにマッチしているのかを考え、アピールしましょう。

志望動機は「印刷会社にしかできないこと」に拘ろう

印刷業界の志望動機を作成する際には、「なぜ印刷業界で働きたいと感じたのか」に拘って文章を練ることが重要です。

自身のこれまでの経験から印刷業界とリンクする部分をリストアップすれば、自身のエピソードと志望動機を紐づけて説明できます。

また他社と比較することで気づいた企業ならではの強みに言及することで、志望度の高さをアピールしやすいです。

自身の長所についても触れ、企業でどのように活躍していけるのかを採用担当者に印象付けましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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