インターンは、就活の第一歩を踏み出すための重要なポイントになります。しかし、インターンのメリットが分からず、参加を躊躇している方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事ではインターンのメリットや探し方、選考対策について解説します。ぜひ、インターンへの理解を深め、スムーズに就活を進めるために役立ててみてください。
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インターンに参加するメリット6つ

最初に、インターンに参加するメリットを6つまとめました。
- 企業理解が深まる
- ガクチカにできる
- 社会人としてのマナーが身につく
- 人脈が作れる
- 内定に直結することがある
- スキルや経験値を上げられる
主なメリットを確認し、就活に活かしていきましょう。
①企業理解が深まる
インターンは、実際の業務や社員に触れることで企業理解を深められるところがメリットです。説明会だけでは分からない企業の内情を把握できるでしょう。
すでに志望業界が決まっている場合、インターン中に各企業を比較して自分との相性を確かめられるため、今後の就活の方針を決めやすくなります。
たとえ志望する業界が定まっていなくても、さまざまな企業のインターンに参加して理解を深めることで、将来やりたいことが見てくるはずです。
②ガクチカにできる
本格的な就活が始まった際に、インターンに参加したことをガクチカとしてアピールできるのも利点です。ガクチカとは「学生の間に力を入れたこと」を指します。
学生の時に大きな経験や実績を残せていない場合も、就活前にインターンに参加しておけば立派なガクチカになるでしょう。
ただし、インターン先と異なる企業を受ける場合「なぜインターン先に就職しないのか」と問われることがあります。
しっかりと企業研究を行い、インターン先よりも優れた点や志望理由を答えられるようにしてください。
③社会人としてのマナーが身につく
インターンではさまざまな就業体験ができるため、社会人としてのマナーを身につけられます。
働く社員の姿を見たり、社員から教えてもらったりしてマナーを身につければ、就活が始まった後も適切な振る舞いができるようになるでしょう。
話し方や身だしなみの整え方など、社会人には学生とは異なるマナーがたくさんあります。
就活直前に自力でマナーを学ぶのは大変ですが、インターンで必要なマナーを身につけておけば、安心して選考に臨めるはずです。
④人脈が作れる
社員との交流を通じて人脈を作れるのもインターンの魅力です。インターン後のOB訪問を受けてくれたり、他企業の社会人を紹介してくれたりする可能性があります。
他には、就活が有利になるセミナーなどへ招待してくれる場合もあるため、インターン先の社員との人脈作りはとても重要なポイントになるでしょう。
また、学生同士の人脈を広げられるところもインターンのメリットです。お互いに情報交換をしたり、モチベーションを高め合ったりすれば、就活の励みになります。
⑤内定に直結することがある
企業によって異なりますが、インターンでの実績が内定に直結するケースがあります。近年は、優秀な学生をいち早く獲得するために内定直結型のインターンを実施している企業も珍しくありません。
インターンで早めに内定を得ておけば「どこからも内定をもらえなかったらどうしよう」という精神的な負担が軽減されます。
インターネットで「インターン 内定直結」といったように検索すれば、インターンの情報が出てくるので、チェックしてみてください。
⑥スキルや経験値を上げられる
インターン生として企業で働くことは、社会人としてのスキルや経験値を上げることにも繋げられます。
パソコン操作などの基本的なスキルだけでなく、コミュニケーションスキルやトラブル対応スキルなど、さまざまな面でスキルを磨けるのが嬉しいポイントです。
インターンで身につけたスキルは、選考の際に自分の強みとしてアピールできます。そのため、インターンに参加する際は、どのようなスキルを磨きたいのか目標を定めておくと良いでしょう。
インターンとは?種類や期間・参加時期を解説

ここでは、インターンの概要について以下の通り解説します。
- インターンの種類
- 期間・参加時期
種類や期間、参加時期を把握しておけば、どの企業のインターンに参加すべきか決めやすくなるので、参考にしてみてください。
インターンの種類
インターンには、主にワークショップ・プロジェクト形式、実務体験形式、説明会形式の3種類があります。
インターン先を探す前に各形式の特徴を確認し、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。具体的な内容を確認していきましょう。
①ワークショップ・プロジェクト形式
ディスカッションやグループワークを通して、企業が提示する課題の解決策や企画案を考える形式のインターンです。
数日ほどの短期インターンによくある形式で、選考を通過しなければ参加できないケースが多いとされています。
例えば、商品企画部のインターンの場合は「売り上げアップのための新商品の企画を考える」など、ロールプレイング形式で実務を疑似体験できるのが特徴です。
会議の流れや仕事の考え方など、ディスカッションやグループワークを通して社会人としてのスキルを学べます。
②実務体験形式
実務体験形式は、実際に行われている業務とほぼ同じ仕事を任されるタイプのインターンです。数ヶ月〜1、2年単位の長期間に渡るケースが多いと言われています。
業務のやりがいや大変な部分など、外側から見ているだけでは分からないようなところまでしっかりと見極められる点が魅力です。
他のメリットとしては、実務を経験することで社会人としてのスキルを得られる点も挙げられます。実際に業務を行ってみて、自分に適した仕事なのか判断したい場合に良いでしょう。
③説明会形式
企業や業界の説明を中心に行う形式のインターンです。ディスカッションのやり方や自己分析のポイントなど、セミナーのような内容になることもあります。
半日〜1日の短期間で、選考ではなく先着や抽選によって参加者が決まる場合がほとんどです。
就活をスタートしたばかりで何をどうすべきか分からない場合に適していますが、実務を経験したい人にとっては物足りなく感じるでしょう。
ただし、説明会形式のインターンに参加しなければ、その後のワークショップや実務体験に参加できない場合もあるため、募集要項をよく確認してください。
期間・参加時期
インターンには、長期インターンと短期インターンがあるため、適切な時期を見定めて参加することが重要です。
ここでは、どの時期にどのくらいの期間のインターンに参加するのが良いか解説するので、応募先を決める際に役立ててみてください。
2年生
大学2年生は比較的時間に余裕がある時期なので、数ヶ月〜1、2年の長期インターンに参加するのがおすすめです。
就活が本格的に開始される大学3年生以降は選考書類の作成や面接などで忙しくなるので、長期インターンへの参加が困難になる場合も少なくありません。
インターンに集中できる2年生なら、実際の仕事に携われる実務体験型の形式にも参加しやすくなります。
ただし、2年生でもサークルや留学などで忙しくなる可能性もあるため、全体的なスケジュールを確認した上で応募先を決めましょう。
3年の夏
3年生の夏は、ワークショップ・プロジェクト型や説明会型の短期インターンを開催する企業が増えます。
短期インターンであれば長時間拘束されることはないので、各企業を比較しながら志望順位を決められるのが嬉しいポイントです。
夏休みに入ったら、さまざまな企業の説明会型インターンに参加して企業研究を行いつつ、ワークショップ型で社内の雰囲気を確認しておくと良いでしょう。
一般的に、3年の4月以降からインターンの情報が解禁されるため、事前に目当ての企業をピックアップしてみてください。
3年の冬
3年の冬もワークショップ・プロジェクト型や説明会型のインターンが開催される場合が多いでしょう。
夏から就活をスタートした場合、業界を絞り込んだ上でインターンに参加すれば、さらに企業研究を極められるところがメリットです。
業界が定まらない場合も、今まで見てきたのとは全く違う業界のインターンに参加することで視野を広げられます。
就活本番までの時間はあまり長くないため、短期インターンでさまざまな企業に触れ、理解を深めたり、志望業界を絞り込んだりするのがおすすめです。
4年の春
4年の春になると、内定に直結するタイプのインターンが増えます。効率的に内定を獲得したい場合は、この時期に開催されるインターンに積極的に参加しましょう。
一般的に、各企業の選考は就活解禁の6月以降に始まりますが、事前に内定直結型のインターンに参加していれば、選考で優遇される可能性が高まります。
特に、選考を伴う実務体験型やワークショップ・プロジェクト型のインターンは企業の本気度も高く、内定に直結しやすいでしょう。
なお、就活の本番を目前に控えた時期なので、時間を取られすぎない短期インターンがおすすめです。
インターンの探し方4つ

ここでは、インターンの探し方を4つにまとめました。
- インターン募集サイトで探す
- 大学のインターン支援課で探す
- 友人や先輩に聞く
- SNSで探す
どのような探し方があるのか具体的に確認し、自分にぴったりなインターン先を見つけましょう。
①インターン募集サイトで探す
効率的にさまざまな企業をチェックするなら、インターンの募集情報を掲載した就活サイトを活用するのがおすすめです。
「勤務地」「業界」「職種」「形式」「期間」など、細かな条件を設定した上でインターン先を検索できるので、目的に合わせて絞っていくと良いでしょう。
どのインターンに参加するか迷った時は、気になる企業をリスト化した上で応募期限を確認し、無理のない範囲で参加できるようにスケジュールを組んでみてください。
②大学のインターン支援課で探す
大学のキャリアセンターではインターンの支援も行っているため、積極的に利用してみましょう。
キャリアアドバイザーに気になる企業や業界、参加目的などを伝え、相談しながら探すことで自分に合ったインターンを見つけやすくなります。
選考が必要なインターンの場合は、アドバイザーから助言をもらって対策を立てておくと安心です。
また、企業によっては大学からの推薦がなければインターンに参加できない場合もあるので、よく確認してください。
③友人や先輩に聞く
就活に詳しい先輩や友人がいる場合は、インターンについて聞いてみるのも1つの方法です。
すでに就活を終えた先輩なら、どのようなインターンが有益なのか具体的に教えてもらえるだけでなく、選考対策などのアドバイスも受けられるでしょう。
また、友人と情報交換をすることで、今まで把握していなかったインターンの情報を得られることもあります。
自分1人ではなく、仲間の協力も得ながら探せば、視野が広がってより良いインターン先を見つけられるはずです。
④SNSで探す
近年は、求人サイトではなくInstagramやTwitterを始めとしたSNSでインターンの募集をかける企業も増えています。
「インターン募集」「短期インターン」などのキーワードでハッシュタグ検索をかけると、さまざまな企業がヒットするでしょう。
ただし、SNS上だけでは企業情報やインターン情報が乏しい場合もあるため、実際に参加してみると「イメージと違った」となる懸念があります。
応募する前に公式サイトなどで企業情報をしっかり調べ、インターン参加者の口コミも確認するようにしてください。
インターンを選ぶ際のポイント

ここからは、インターンを選ぶ際の2つのポイントを紹介します。
- 自己分析で興味のある分野を定める
- スケジュール感を事前に把握する
ポイントを踏まえておけば、自分の目的に合ったインターン先を選びやすくなります。具体的な内容をチェックしていきましょう。
①自己分析で興味のある分野を定める
インターンに参加する業界や企業を決めるためには、自己分析によって興味のある分野を見定めておく必要があります。
参加できるインターンには限りがあるため、特に興味のない分野に参加しても時間の無駄になるでしょう。
自己分析を深め、どのような業界や企業なら自分に適性があるのか把握しておけば、インターン先で充実した時間を過ごせるようになります。
また、インターン前に行った自己分析は本選考でも役立てられるため、しっかりと自分と向き合う時間を作ってみてください。
②スケジュール感を事前に把握する
インターンの応募締切日や期間は、各企業によって異なります。そのため、全体のスケジュール感を事前に把握しておくことも重要なポイントです。
気になるインターン先をピックアップしたら、大学の授業やアルバイト、サークルなど、インターン以外の活動と両立できるか確認してください。
きちんとスケジュールを組んでおかないと、ドタキャンで企業側に迷惑をかけ、印象が悪くなるリスクがあります。
また、応募締切日を忘れてインターン参加のチャンスを逃す可能性もあるため、スケジュール管理はきちんと行いましょう。
インターンの選考対策

選考ありのインターンの場合、取り入れておきたい対策は以下の通りです。
- インターンでのゴールを明確化する
- 企業分析を徹底する
応募者の多い企業の場合、対策をしておかないと選考を通過できない可能性があります。具体策を確認して、選考通過を目指しましょう。
①インターンでのゴールを明確化する
企業側は、インターンの選考で学生の本気度をチェックしています。明確な目標のない学生はインターンに参加しても意味がないと判断されるため注意が必要です。
インターンでのゴールを明確にし、自分が何を成し遂げたいのかアピールできるようにしましょう。
まずはインターンで学びたいことや克服したい課題を書き出し、最終的なゴールを設定するのがポイントです。
ただし、設定したゴールと企業が求める人材が合致しないと選考に落ちる原因になるため、企業側の理念も確認しておくようにしてください。
②企業分析を徹底する
本気度の高さをアピールするには、企業分析を徹底することも大切です。企業分析が足りないと、やる気がないとみなされるでしょう。
しっかりと企業分析を行っておけば、企業が求める人材や将来の展望も把握した上で志望動機や自己PRを答えられるようになります。
企業の基本情報はもちろんのこと、事業内容や業界内での立ち位置など、細かな部分まで情報を収集するのがコツです。
会社説明会へ積極的に参加するのに加え、新聞やニュース、就活情報雑誌、就活サイトで幅広く情報を集め、企業への理解を深めてください。
メリットを理解した上でインターンに参加しよう!

企業の雰囲気を確認したり、社会人としてのスキルやマナーを学べたり、インターンにはさまざまなメリットがあります。
インターンによっては本選考に大きな影響を与える場合もあるため、事前にしっかりと情報を集めておくことが重要です。
また、インターンには短期と長期があり、ワークショップや実務体験、説明会といった形式に分かれるため、自分の状況に合わせて選ぶと良いでしょう。
気になる業界や職種のインターンに参加して、就活本番に備えてみてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。