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エントリーシートでNGな言葉遣いを解説|就活で役立つ表現も紹介

企業の選考を受ける際に書くことが多いエントリーシート。いざ書こうとすると「この言葉遣いであっているのだろうか?」と不安に思う人もいるのではないでしょうか。

そこで、本記事ではエントリーシートの正しい言葉遣いについて詳しく解説します。

就活で役立つ言葉遣いについてもまとめているので、ぜひ参考にして正しい言葉遣いを身に付けましょう。

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エントリーシートにおいて言葉遣いは重要

エントリーシートとは、企業に提出する応募書類を指し、就活生が自分をアピールする最初の場と言えます。

書類選考で採用担当者に良い印象を持ってもらい、面接で会いたいと思ってもらうためには、エントリーシートの内容だけでなく、言葉遣いも非常に重要です。

企業側は、エントリーシートから学生がどのような人なのかイメージして選考します。言葉遣いで印象が大きく左右するため、エントリーシートでは丁寧でわかりやすい言葉遣いを心がけましょう。

エントリーシートのNGな言葉遣い|使ってはいけない言葉も

エントリーシートにおいて、間違った言葉遣いをすると、印象が悪くなってしまう可能性があるため注意しましょう。

ここからは、エントリーシートにおいてNGな言葉遣いを解説します。

  1. 志望企業のことを「御社」と書く
  2. 「ら抜き」言葉を使う
  3. 略語を多用する
  4. 語尾を統一できていない
  5. 「なので」や「だから」はNG

①志望企業のことを「御社」と書く

エントリーシートに、志望企業のことを「御社」と書くのはNGです。

「御社」は話し言葉のため、面接で実際に会話する際に使用します。一方、エントリーシートやメールなどの文章で書く際は「貴社」を使いましょう。

どちらも相手の企業を表す敬語のため、混同しやすいですが、「御社」と「貴社」の違いが理解出来ていないと、常識がないと判断されてしまう可能性もあるため注意しましょう。

②「ら抜き」言葉を使う

「ら抜き」言葉とは、可能をあらわす動詞「られる」から「ら」を抜いた言葉のことを指します。

日常で話し言葉として使われることも多くありますが、「ら」がないことで間違った言葉遣いになってしまうため、就活での使用は避けましょう

たとえば「食べる」の場合は、可能をあらわす言葉が「食べられる」のため「食べれる」は「ら抜き言葉」です。

③略語を多用する

エントリーシートに記載する際は、略語は使わずに正式名称で書くようにしましょう。日常生活では使う機会も多いですが、エントリーシートでは略語の使用は避けたほうが無難です。

エントリーシートに記載する際に、使ってしまいやすい略語が以下の通りです。

略語正式名称
就活就職活動
インターンインターンシップ
バイトアルバイト
ゼミゼミナール
部活部活動
学祭学園祭
(株)株式会社

日常的に使っている言葉を略語と認識していない可能性もあるため、誤って使用しないように注意しましょう。

④語尾を統一できていない

エントリーシートに記載する際は、語尾が統一できているかも確認しましょう。

「です・ます」と「だ・である」が混在していて、語尾が統一されていないと違和感のある文章になり、まとまりがない印象になってしまいます。

特に自己PRや志望動機といった長い文章を書く際には混在しやすくなるので注意しましょう。気をつけて書くのはもちろん、最後に声に出して読んでみると間違いに気が付きやすくなるためおすすめです。

⑤「なので」や「だから」はNG

エントリーシートにおいて、「なので」た「だから」などを使用しないように注意しましょう。「なので」や「だから」は、主にカジュアルな会話で使用する言葉のため、ビジネスの場で使うのは避けましょう

エントリーシートに書く際は、「なので」や「だから」は「つまり」や「したがって」に置き換えてください。

また、話し言葉としての使用もNGです。面接の際は「ですので」や「したがって」などの接続詞に言い換えましょう。

である調・ですます調はどちらを使ってもOK

エントリーシートの語尾は、「ですます調」と「である調」のどちらを使っても問題はありません。どちらを使うのか決めたら、必ず統一して使うようにしましょう。

一般的には「ですます調」のほうが丁寧でやわらかい印象になりやすく、「である調」は自信がある印象になりやすいといった違いがあります。

文字数制限がある場合は、文字数が少なくなりやすく多くの情報が盛り込めるため「である調」がおすすめです。

就活で役立つ言葉遣いと言い換えを紹介!

ここからはエントリーシートだけでなく、就活全体で役立つ言葉遣いを「ビジネス敬語」と「クッション言葉」に分けて解説していきます。

企業の担当者や先輩に会う前にしっかり確認しておきましょう。

  1. ビジネス敬語
  2. クッション言葉

①ビジネス敬語

まずはビジネスシーンでよく使われる敬語について解説します。丁寧な言葉遣いができているのかによって、印象は大きく左右するため確認しておきましょう。

下記に就活でよく使う敬語を紹介しています。正しい敬語を自然に使いこなせるように練習しておくことをおすすめします。

NG例ビジネス敬語例
この間先日
とても大変
すごく非常に
前に以前
今日本日

②クッション言葉

就活の場では「クッション言葉」を覚えておくと大いに役立ちます。クッション言葉とは、本題を伝える際に前置きとして添える言葉です。

クッション言葉を入れることにより、本題の内容が単刀直入に伝えてしまうと角が立ちそうなものでも、表現にやわらかさをプラスできます

たとえば、面接の場で質問内容が聞き取れなかった際に「もう一度お願いします」だけよりも「恐れ入りますが、もう一度お願いします」とクッション言葉を添えるだけで相手への配慮を示せるため、より丁寧な印象を残せるでしょう。

以下が、就活の場で使いやすいクッション言葉です。日常生活で使い慣れていない人も多いかと思いますが、口に出して練習しておいてくださいね。

  • せっかくですが
  • 恐れ入りますが
  • もしよろしければ
  • 差し支えなければ

言葉遣いの他にも!エントリーシートのNGな書き方

エントリーシートでは、適切な言葉遣いに加えて、その他の書き方にも気をつける必要があります。

採用担当者に良い印象を与え、あなたの魅力を最大限に伝えるために、避けるべき書き方のポイントを確認しましょう。

  1. 文字数指定より極端に少ない
  2. 事実を羅列しただけになっている
  3. 具体性に欠けていて抽象的
  4. 特になしや空白のままになっている

①文字数指定より極端に少ない

エントリーシートの記入欄には、200字や300字といった文字数制限が設けられているのが通常です。

この制限に対して極端に少ない文字数では、「熱意が感じられない」「志望度が低い」といった印象を採用担当者に与える恐れがあります。

例えば、200字の制限に対して50文字程度しか書かないと、空白が目立ち、面接官に対して悪印象を与える可能性があります。

最低文字数が指定されていない場合でも、文字数制限に対して8割は満たすように心がけましょう。

②事実を羅列しただけになっている

エントリーシートで「事実を羅列しただけ」の文章は、一見情報量が多く見えますが、実は採用担当者に対して印象の薄い内容となってしまいます。

例えば「貴社には○○と××と△△という点で魅力を感じました」は、単なる要素の列挙に過ぎず、なぜその点に魅力を感じたのか、どう自分と結びつくのかが伝わってきません。

1つの要素に焦点を当て、具体的なエピソードや自身の経験と結びつけながら掘り下げて説明する方が、効果的です。

そうすることで、あなたの思考プロセスや価値観が明確に伝わり、採用担当者の心に残る内容となります。

③具体性に欠けていて抽象的

エントリーシートは、あなたの経験や考えを具体的に伝えるための重要なツールです。

「いろいろな経験を積みました」「さまざまな活動に取り組みました」といった抽象的な表現では、採用担当者にあなたの人物像が伝わりません。

具体的には、「多くの人と関わりました」よりも、「30人規模のPJでリーダーを務め、メンバーと週3回のミーティングを実施しました」のように、数値や具体的な行動を交えて表現するのが重要です。

また、「頑張りました」「一生懸命取り組みました」といった一般的な表現も避け、具体的にどんな工夫や努力をしたのか、その結果どんな成果が得られたのかを明確に記載しましょう。

④特になしや空白のままになっている

エントリーシートで「特になし」という表現や空白のままにすることは、採用担当者に悪印象を与えかねない重大なミスです。

特に自己PRや志望動機など、就活生全員が回答できる設問での空欄は、入社意欲の低さを示唆してしまう可能性があります。

エントリーシートの言葉遣いについてよくある質問

最後に、エントリーシートの言葉遣いについて、就活生からよく寄せられる質問に対して解答していきます。

  1. 「思います」の言い換えはどうする?
  2. ESで難しい言葉を使ってはいけない?
  3. ESの言葉遣いを確認してもらう方法はある?

①「思います」の言い換えはどうする?

「思います」は主観的で曖昧な印象を与える表現です。

具体的な言い換え例として、以下のような表現が効果的です:

  • 「〜と考えます」
  • 「〜を確信しています」
  • 「〜と認識しています」

②ESで難しい言葉を使ってはいけない?

エントリーシートでは、難しい言葉や専門用語の使用は避けるべきです。

採用担当者は必ずしも応募者の専門分野に詳しいとは限らないため、誰にでも理解できる平易な表現を心がけましょう。

例えば「コンテンツマーケのROIを最大化するため、データドリブンなアプローチでリードジェネレーションを実行しました」では、専門的すぎて伝わりにくいものです。

代わりに「マーケティング活動の効果を高めるためデータを分析して施策を立て、多くの見込み客を引きつけることに成功しました」など、一般的な表現に言い換えて書きましょう。

③ESの言葉遣いを確認してもらう方法はある?

エントリーシートの言葉遣いを確認してもらうには、無料ES添削サービス「赤ペンES」の利用がおすすめです。

就活のプロであるキャリアアドバイザーが一人一人のエントリーシートに丁寧に赤ペンを入れて添削してくれます。

志望動機、ガクチカ、自己PRの3項目について、自分本位な表現になっていないかの確認や、企業に対して適切な言葉遣いができているかなど、客観的な意見をもらうことができます。

就活生限定の完全無料サービスなので、ぜひ気軽に利用してみてください!

エントリーシートでの言葉遣いは就活生の印象を左右する!

エントリーシートでの言葉遣いは、就活生の印象を左右するため、気をつける必要があります。

エントリーシートの内容にばかり気を取られてしまい、間違った言葉遣いによって印象が悪くなってしまっては非常に勿体ありません。

正しい言葉遣いは、エントリーシートだけでなく就活を通して重要なものであるため、使いこなせるように練習しておきましょう

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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