ESや面接で、就活生にキャリアプランを聞く企業は少なくありません。就活生の中には、「キャリアプランを聞かれても何も思いつかない…」と悩む人も多いのではないでしょうか。
入社する前から今後の働き方や目標を聞かれても、すぐにはイメージしにくいですよね。明確なキャリアプランは、実は社会人として働く上で必ず役に立つ指針になるものなのです。
本記事では、企業がキャリアプランを聞く意味や、すぐに作成できる考え方・書き方を例文付きで解説していきます。
なかなか思いつかない…という方は、ぜひこの記事を読んで一緒に作っていきましょう。
キャリアアドバイザー 早川
新卒でC-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして最前線に立つ。自身の就活で壁にぶつかった経験から、就活生の悩みに寄り添い、具体的かつ等身大のアドバイスを得意とする。
似た用語との違いを解説!キャリアプランとは
前提として、実は「キャリアプラン」以外にも、「キャリア○○」という言葉がいくつかあります。
ここでは、キャリアプラン・キャリアデザイン・キャリアパス・キャリアビジョンの言葉の意味をそれぞれ解説していきますよ。
それぞれの言葉の違いを押さえて、高評価に繋がるキャリアプランを作りましょう!
キャリアプランとは?
キャリアプラン
自分の理想の働き方を実現するための、具体的な行動計画のこと。
「○○年後にはこんな自分で、どこでどのように働いていたい」といった理想の将来像をもとにした行動計画を指します。
キャリアプランは昇進・転職・起業など仕事のみに焦点を当てた計画で、プライベートは含まない点が特徴です。
他の「キャリア○○」とキャリアプランとの違い
キャリアデザイン | 自分のなりたい姿や目標の実現のために主体的にキャリアを設計すること |
キャリアパス | 企業内で目標となる役職や地位を実現するための、具体的な道筋のこと |
キャリアビジョン | 自分の理想の働き方や将来像といった、キャリアプランの中の最終地点のこと |
このように、キャリアプランと名前は似ていますが、それぞれの意味は異なります。
キャリアデザインは、キャリアプランとは対照的に、役職・給料などの仕事の面だけでなく結婚や出産などのプライベートも含むのが特徴です。
キャリアパスは、ふつう企業側が社員に提示するもので、企業内で完結する点でキャリアプランとは異なります。
キャリアビジョンはゴールを意味しているので、明確であればあるほどキャリアプランを作りやすくなりますよ。
キャリアプランを聞く理由は?企業が重視する2つのポイント
前章では、キャリアプランの意味と他の用語との違いを押さえました。
それでは、なぜ面接を中心に企業側がキャリアプランを聞くのでしょうか。
ここでは、企業が就活生にキャリアプランを尋ねる際に重視しているポイントを2つ解説します。
①企業とのミスマッチを防ぐ
企業の多くは、就活生が考えているキャリアプランが自社で実現できるのかを確認したいと考えています。
採用活動にもコストがかかるので、「自社でどれくらい長く働いてくれそうか」「自社で成長したいという意欲があるか」は企業にとって重要なポイントです。
自分のスキルアップだけに言及するのではなく、企業でどのように貢献するかまで伝えると高評価を得られるでしょう。
②自己分析や企業研究の深さを把握する
キャリアプランを立てるには、徹底した自己分析や企業研究が必須です。
例えば、「責任をもって企業の利益に貢献したい」という回答では、企業に触れているものの、具体的にどんな分野で貢献したいのか、そのために自分はどう行動するのかが伝わりません。
自己分析や企業研究が甘いと、自分の立ち位置を把握できず現実離れした回答をしてしまったりと、面接官に不安視されてしまうことも。
自分の将来像が明確であることや、企業の事業内容や理念に合う働き方を計画できていることで、面接官に「自社で活躍してくれそう」と思ってもらえます。
【思いつかない人必見!】キャリアプランの考え方を解説

「キャリアプランと言われても、どうしたら考えられるのか分からない…」「何年先まで計画したら良い?」と疑問を持つ人もいるでしょう。
この章では、すぐに実践しやすいキャリアプランの考え方を3ステップで解説します。
手順に沿って、自分にとっても企業にとっても最適なキャリアプランを考えていきましょう。
①今の自分の立ち位置を知る

まずは、現在の自分の立ち位置=キャリアのスタートラインを把握するために、自分分析を進めましょう。
ここでは、「今」と「過去」の2つの時間に焦点を当てて考えるのがおすすめです。
「今」の視点 | 「過去」の視点 |
---|---|
・自分の得意と苦手 | ・どんなスキル、資格を得たか |
・自分のロールモデル | ・どんな人脈を築いてきたか |
・「やりたいと思うこと」は何か | ・どんな時に喜びや達成感を感じたか |
・「やりたくないと思うこと」は何か | ・強みを発揮した経験はあるか |
・自分が大切にしている価値観 | ・どんな活動に力を入れたか |
今や過去の視点から自分を見つめることで、「自分のキャリアで何を実現したいのか」が見えてくるはずです。
自分が今後のキャリアで大切にしたいことが分かれば、最終的な目標も定まりやすくなります。
【1人では難しい人へ】キャリアアドバイザーと一緒に自己分析しよう
「自分1人では難しい…」という人は、CA(キャリアアドバイザー)に相談して自分軸を探すのも1つの手ですよ。
カリクルでは、専属のCAによる自己分析だけでなく就活に関するお悩み相談、LINEでのES添削なども行っています。
気になる方はぜひ下のボタンから相談してみてくださいね。
②自分の理想像を定める
キャリアプランを考える際に重要となるのが、ゴールとなる理想の将来像を明確にすることです。
前のステップで見えてきた自分の価値観などをもとに、目指したい役職・給料・働き方など、複数の視点から理想の将来像を描いていきます。
・「自分の専門性を高めて一つの領域のスペシャリストになりたい」
・「組織をまとめる管理者になりたい」
・「経験を積んで独立したい」
上記のように、まずは現時点で想像できる範囲で、自分の働き方の方向性を決めましょう。
【思いつかない場合】企業理念を確認してみる
「最終的な理想が見えてこない」という方は、志望業界・企業の事業内容や理念を調べ、自分に合いそうなものがあるか探してみましょう。
企業が公開しているキャリアパスや、中長期計画であるIR資料を参考にするのもおすすめですよ。
しかし、企業ごとに情報を集めて整理するのに時間や手間がかかって面倒と感じる人も多くいますよね。
そんな方には、カリクルの企業分析マスターシートを活用して、効率的に企業情報を一括管理するのがおすすめですよ。
③ゴールまでの道筋を具体的に決める

自分の立ち位置と自分の理想を把握できたら、次は「現実と理想のギャップを埋める」ための道筋を決めましょう。
「〇年後にはこの仕事をしたいから、〇年後までにこのレベルは超えよう」という風に逆算して考えるのがポイントです。
この段階で、自分がやるべき行動や身につけたいスキル・資格を出来るだけ具体的に書き出してみるのもおすすめですよ。
目標を達成する道筋は1つだけとは限りません。企業に「その方法が無理だったらどうするか」と聞かれても良いように、手段は複数挙げておくことも高評価に繋がります。
【思いつかない場合】OB・OGや周囲の人を参考にする
そうは言っても、「入社する前の段階では上手く想像できない」と感じる人もいるでしょう。
すでに社会人として働いているOB・OG、家族などをお手本にすることで、自分が働く姿もイメージしやすくなります。
OB・OG訪問を積極的に活用したり、周囲の人に相談したりして、参考にしたいキャリアを自分の計画にも活かしましょう。
一目置かれるキャリアプランを書くポイント3選
しかし、いざキャリアプランを書き始めようとしても、なかなか手が進まない…という方も多いですよね。
この章では、キャリアプランを効果的に伝える構成やポイントを紹介します。
①キャリアプランの基本構成を把握する

キャリアプランを書く時は、上記の流れに沿って書くことで企業に分かりやすくアピールできます。
ESで書く時でも面接で答える時でも、まずは理想像や最終ゴールを述べることは忘れないようにしてくださいね。
指定が無ければ、10年先の将来像を実現するイメージで書きましょう。
②具体性を強調する
キャリアプランを書く上で重要なポイントは、最終目標もそれまでの道のりも具体的に書くことです。
「将来は○○をしたい」という気持ちだけではなく、何のスキルや資格を身につけ、何年後にはどんな経験を積みたいのかまでできるだけ具体的に書くと良いですよ。
例えば、「10年後までにマーケティングのスペシャリストになりたい」と結論を書いた後に、「実現のため、3年後までに~、5年後までに~」とできるだけ細かく道のりを示しましょう。
自己PRで伝えた自分の強みをどのように活かすのかというアピールも、具体性を高め、高評価に繋がりやすいですよ。
③実現可能かを意識する
キャリアプランを書く上で気を付けたいのが、その企業で実現できるものかどうかを確認することです。
企業が求める人物像や、企業理念を押さえたうえで、あくまでも自分が実現できるかの視点を忘れないようにしましょう。
意欲や熱意を伝えようと高い目標を立てるのも良いですが、「1年以内に○○部の部長になりたい」などあまり現実離れしていると逆効果になる可能性もありますので注意してくださいね。
もしどうしても企業のビジョンと自分のビジョンが合致しない…という場合は、思い切って志望業界や企業を見直してみるのも1つの手です。
【職種別】キャリアプランの例文5選
キャリアプランの基本構成や書くポイントを押さえたところで、お手本の例文を5つ紹介します。
例文を見ながら、自分の志望する業界や職種に合うキャリアプランを書いてみてくださいね。
①営業職
営業
私は、顧客との信頼関係を第一に、社内トップの営業成績を出したいです。
入社後は、貴社の製品を実際に使用することで理解を深めつつ、営業部の先輩社員から効果的に製品の魅力をお伝えするノウハウを自ら学んでいく所存です。
そして、5年目には、ニーズに対し最適な提案をする営業として、様々な顧客との厚い信頼関係を築き上げてまいります。
現在も、このキャリア実現のため、ボランティア活動やサークルでの渉外活動を積極的に行い、傾聴力やコミュニケーション力を磨いております。
今後も、これまでの経験を活かしつつ必ず高い目標を達成する人材として、貴社の販路拡大に繋げられるよう精進します。
前章で解説した「キャリアプランの基本構成」を押さえつつ、営業として注目される「目標達成」について効果的にアピールしています。
②事務職
営業事務
私は、顧客と営業の橋渡し役として、部署内の業務効率化に貢献できる営業事務になりたいです。まずは先輩社員から営業部署内の業務形態を学んで、営業の仲間をサポートする基盤を作ります。
そして、3年目には新入社員の業務もサポートできる立場として多方面から信頼される事務を目指したいと考えております。また、営業担当との二人三脚での業務を滞りなく進めるため、意思疎通を大事にする所存です。
現在は、基本的なPCスキルだけでなくMOSの取得に向けて勉強しています。入社後は営業担当のサポートを徹底することで、貴社の利益拡大につなげていきます。
資格の勉強を伝えることで、入社してすぐから目標達成に向けて動けることを印象づけていますね。
③企画職
企画職
自身の強みである「0から生み出す」発想力を活かし、画期的なサービスを提案できる企画職を目指したいです。そして、10年後には、実績を積み管理職になりたいと考えております。
そのために、入社後は、市場やニーズ分析を徹底し、社会に価値を提供できるアイデアのブラッシュアップを目指します。さらに、5年後には新規プロジェクトのリーダーとして成長したいです。
現在は、SNSマーケティングの知識を学ぶだけでなく、イベント運営サークルの企画部での活動を通して、世の中のトレンドをリサーチするスキルをつけています。
世の中の動向をいち早く捉え、社会に驚きを与えるサービスが強みである貴社において事業拡大に貢献する所存です。
自分の強みをどのように活かしたいのか、どのように成長したいのかを詳細に述べています。
④エンジニア
エンジニア
私は、社会に対し幅広く価値を提供できるエンジニアを目指したいと考えております。入社後は、基礎知識をつけるとともに、基本情報技術者試験の取得を目指します。
5年後にはプロジェクトのリーダーとして経験を積み、チーム全体のパフォーマンスを底上げできる人材になりたいと考えています。そして10年後には、各企業だけでなく自治体への情報システム構築を実現し、幅広い業界に対応できる人材へと成長したいです。
現在は、長期インターンシップに参加し、実践的なプログラミングスキルやマネジメント力の習得に力を入れています。
業界をリードし、新しい挑戦を重ねている貴社においてこそ、私のビジョンを実現できると考えています。徹底的にエンドユーザー視点で考え抜くことで事業拡大に貢献したいです。
自分のキャリアビジョンと企業の特徴の一致を印象付けるキャリアプランです。一貫性があり、志望意欲も伝わりますね。
⑤開発・研究職
食品開発
私は、誰かの生活にワクワクと楽しさを与える食品を開発したいと考えています。
入社後は、先輩社員からノウハウを教えてもらいつつ、徹底した市場調査と品質分析を繰り返し、新商品開発の土台を作りたいです。
また、5年後には貴社の営業部やマーケティング部と円滑なコミュニケーションを図り、ターゲット層の心に確実に刺さる新しい味を提供できる人材へと成長したいです。
現在は、キャリア実現のため、大学の卒業研究として栄養学に注力し、研究を重ねています。持ち前の粘り強さを活かして挑戦を続け、貴社が提供する「美味しさの価値」をさらに向上させられるよう、尽力する所存です。
なぜ貴社で自分のビジョンを叶えたいのかを伝える一文が、高評価のポイントになっていますね。貴社の開発に貢献したいという意欲も伝わります。
【年代別】キャリアプランの書き方とポイントを解説
キャリアプランの書き方は、年代によって重視すべきポイントが異なります。
年齢や経験に応じた適切な目標設定が、キャリアの成功につながるポイントとなります。
それぞれの年代の特徴を踏まえた効果的な書き方を具体例とともに解説していきましょう。
①20代のキャリアプランと作成ポイント
20代のキャリアプランで最も重要なのは、将来の可能性を広げる基礎作りです。
まずは自身の興味関心がある分野を明確にし、そこで必要となるスキルの習得を目指しましょう。
また、業界や職種の知識を広げることで、将来の選択肢を増やすことも大切なポイントです。
20代のキャリアプラン例
3年以内に経理の実務経験を積みながら、簿記2級の取得を目指す。並行して英語力も向上させ、グローバル人材として成長したい。5年後には海外拠点での勤務経験を積み、将来的な管理職登用も視野に入れる。
②30代のキャリアプランと作成ポイント
30代は専門性の確立と、マネジメント力の向上が重要なテーマとなります。
これまでの経験を活かしながら、より高度な課題解決能力の獲得を目指すことが大切です。
また、業界内の人脈形成やプロジェクトマネジメントのスキル向上も重要な要素となってきます。
30代のキャリアプラン例
2年後までに部下3名のマネジメント経験を積み、チームリーダーとしての実績を作る。売上目標120%達成を目指す。また、産業別の資格取得を通じて専門性を高め、部門の中核人材としての地位を確立する。
③40代のキャリアプランと作成ポイント
40代のキャリアプランは、組織への貢献度を意識した内容が求められます。
部門全体の業績向上や、経営視点での提案力が重要となってきます。
中長期的な視野で組織の成長戦略を描き、具体的なアクションプランに落とし込むことも必要です。
40代のキャリアプラン例
部門の売上30%増を達成しながら、若手5名の育成を通じて組織全体の底上げを図る。新規事業開発プロジェクトのリーダーとして、3年以内に新たな収益の柱を確立する。経営戦略の立案にも積極的に参画し、会社全体の成長に貢献していく。
④50代のキャリアプランと作成ポイント
50代は次世代への円滑な技術継承と、新たな付加価値創造が鍵となります。
長年の実務経験を組織の財産として活かすための計画作りが重要です。
また、業界内でのネットワークを活かした新規事業開発や、若手育成のための体系的なプログラム作りなども有効な選択肢となります。
50代のキャリアプラン例
自身の専門性を活かした新規事業の立ち上げに注力。3年かけて後継者の育成を進め、スムーズな技術継承を実現する。業界団体での活動も強化し、社外ネットワークを活用した新たなビジネスチャンスの創出も目指す。定年後を見据え、コンサルタントとしての活動も視野に入れた知識の体系化を進める。
面接でキャリアプランを答えるときの3つのポイント
面接でキャリアプランを聞かれる際の回答には、3つの重要なポイントがあります。キャリアプランをざっくり決めたら、ここで紹介するポイントに沿って構成を考えていきましょう。
それぞれのポイントについて、実践的な例を交えながら解説していきましょう。
①志望業界での長期的な目標を示す
キャリアプランは、いわば志望業界での長期的な目標のことです。3~5年後の具体的なポジションと、数値目標を示すことが重要なポイントとなります。
面接官は実現可能性と目標達成への意欲を評価します。
例えば、IT業界志望なら「5年後にプロジェクトマネージャーとして、5人規模のチーム運営を担当したい」といった明確な目標設定が効果的ですよ。
実現までの道筋が見える目標を掲げることで、意欲的な姿勢を印象付けられるでしょう。
②具体的なスキルアップ計画を入れる
キャリアプランの中には、主に自分の成長目標を入れますよね。そこで、スキルアップ計画を入れ、目標達成に必要な具体的なアクションプランを示しましょう。
業界で求められる資格取得や、実務経験の積み方などを明確に伝えてくださいね。
たとえば営業職志望の場合「入社1年目は商品知識の習得と営業の基礎スキルを磨き、2年目からは主要顧客を3社担当。並行して業界の専門資格も取得します」といった具体性のある計画を述べる必要があります。
③企業への貢献意欲を示す
また、キャリアプランは自分自身の目標にフォーカスするだけでは足りません。企業への貢献意欲を示す必要もあります。
志望企業の事業展開や将来ビジョンを踏まえ、自身の目標と企業の成長をリンクさせた回答を心がけましょう。
例えば「習得したスキルを活かし、新規プロジェクトの立ち上げに貢献したい」「海外展開を見据えた提案型営業で売上向上を目指します」など、企業の成長戦略に沿った意欲を示すことが大切です。
キャリアアドバイザーにESを添削してもらおう
ここまでに紹介した考え方・書き方・例文などを踏まえて、キャリアプランを書けたという方はぜひ添削をしてもらいましょう。
とはいえ、「添削と言うと返却まで時間がかかるのでは?」「メールでのやり取りは少し面倒…」と感じる方も多いでしょう。
そんな方には、就活のプロによる添削を気軽に受けられる、「カリクルES添削サービス」がおすすめです。
送信から結果の確認までをLINEで行うため、忙しい就活のスキマ時間を有効活用できますよ。ぜひ下のボタンをクリックして、あなたのキャリアプランも添削してもらいましょう。
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【ES活用だけじゃない!】キャリアプランを立てるメリット3選
「ESで必要なわけでもないし、まだ具体的なキャリアプランは必要無いかも」と考えている就活生もいるのではないでしょうか。
実は、ESで求められていない場合であっても、キャリアプランを立てておくべき理由があるのです。
この章では、事前にキャリアプランを練っておくメリットを3つ紹介します。
①面接で聞かれた際に役立つ
面接では、将来についての深掘りをする質問を投げかけられることが多くあります。
以下の表で、面接中に聞かれやすい将来に関する質問を確認しておきましょう。
面接で聞かれる将来についての質問の例 |
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□10年後はどうなっていたいですか? |
□入社後はどのように活躍したいと考えていますか? |
□なぜこの職種を選び、どのように関わりたいのですか? |
□働く中でどんな仕事に挑戦したいですか? |
事前にキャリアプランを作り上げておくことで、面接で急に聞かれても慌てず、自信を持って答えられますよ。
②仕事の軸ができ、やるべきことが明確になる
入社前から、自分がどのように働きたいのかを具体的にイメージできている就活生は多くありません。
キャリアプランを立ててあるだけで、「今何をすべきか」「目標まであと〇年の間に何を学んでおくべきか」という具体的な行動が見えてきます。
入社後の理想の働き方や軸が決まっていれば、入社時から主体的に動きやすくなります。また、他の仲間と差をつけてスタートダッシュを切れるはずです。
3年後、5年後…と期限が設定されていれば、「今の自分の立ち位置」と「目標」までの距離を実感しながら働けます。
③仕事へのモチベーションが上がる
長い仕事人生を過ごすうえで、仕事に対するモチベーションを保つことも大切です。
社会人として目的もなく働いていたり、先輩や上司の指示が出てから動くなど受け身な姿勢を取っていたりすると、いずれ働くことが苦痛に感じる場合もあります。
自分だけの目標とそれまでの道筋がしっかり見えていれば、仕事への意欲を保って能動的に動けるでしょう。
キャリアプランの書き方を学んで具体的にアピールしよう!
本記事では、キャリアプランの考え方や書き方のポイント、立てるメリットなどを解説しました。
まだ会社に入っていないうちから、今後のキャリアプランを簡単に立てられる人は多くありません。
キャリアプランの構成や書き方のポイントを押さえておくと、ESや面接で突然聞かれても自信をもって対応できます。
自分も企業も納得のできるキャリアプランを立てて、志望意欲を最大限アピールしてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。