面接官が必ず見るポイント5つ!受け答え方や事前対策も解説
就活をしていると選考過程で必ず面接があります。
ですが就活面接が初めての方や面接経験が少ない方は、「初めての就活面接…何に気をつければいいの?」「面接官が見ているポイントを知りたい」と悩みますよね。
そこで本記事では面接官が見ているポイント・面接での受け答えのポイント・見た目で意識することを詳しく解説します。
また、事前にできる面接対策も紹介します。面接を控えている学生はぜひ最後まで読んでみてくださいね!
キャリアアドバイザー 鈴木
新卒で大手金融機関に入社したが、成長のスピードの遅さと、年功序列に懸念を抱き転職を決意。 転職する際、スピードの速さと裁量が持てるという2軸で転職活動をし、シーマインドキャリアに入社。 入社後、キャリアアドバイザーとして年間1000人以上の学生の就活相談をし、実績No.1を獲得。
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就活面接でおさえるべき基本ポイントは3つ!
就活では面接が大事といっても、じゃあどこから手をつければいいの?と思う人は多いですよね。ただでさえ面接はルールが多くて把握しきれない……と悩みがちです。
しかし実は、面接で押さえるべきポイントは、大きく3つに分けられるのです。

面接で気を付けることは多いように思えますが、まずは「受け答え・見た目・事前準備」を押さえておけば問題ありません。
この3つのポイントについて、これから詳しく解説していきます。気になる人は以下から解説部分を読んでみてくださいね。
面接が初めての方や、経験の少ない方は、まず意識できる範囲で基本を大事にしましょう。いくつかのポイントをおさえるだけで印象も変わります。
面接官が見ているポイント5つ
面接を受ける際は、まず面接官の立場になって考えてみることが大事です。
その企業はどのような人材を求めているか、また面接官が好印象を持つ人を想像してみましょう。
そうすると自然に、面接で意識すべきポイントが見えてきます。ここでは面接官がよく見るポイントを5つ紹介します。面接前に確認していきましょう。
①熱意
まず、面接官が見ているポイントの1つが「熱意」です。
この企業でなければいけない理由が明確か、入社後活躍してくれるかなど、受け答えの内容や答え方から熱量を量っています。
新卒採用ではポテンシャルが重要視されます。今はまだスキルや経験がなくても、入社後活躍してくれそうな人材を企業は求めているのです。
現時点ではスキルが十分でなくても問題はありません。その企業へ入りたい思いや、実現したいことなどを明確にして面接に臨むことが大事です。
②受け答えの仕方
面接中の「受け答えの仕方」もよく見られるポイントの1つです。
せっかく良い内容を話していても、面接官に伝わっていなかったり、会話のキャッチボールができていなかったりするのはもったいないですよね。
想定質問を用意したうえで、受け答えの仕方のポイントも意識しながら面接練習をするのがおすすめです。
③外見の印象
「外見の印象」も面接を受ける上では非常に大事です。第一印象は出会って数秒で決まります。その根拠として心理学の法則の一種であるメラビアンの法則を紹介しますね。
メラビアンの法則では人と人とのコミュニケーションにおいて、言語情報が7%、聴覚情報が38%に対して、見た目や表情・しぐさなどの視覚情報の要素が第一印象の55%を占めるとも言われています。
面接中の態度や受け答えも大事ですが、良い印象をもって面接をするためには、外見への気配りも大事なことがわかります。
また面接直前にもう一度、スーツにしわがないか、髪色が明るすぎないかなど、外見の部分も必ずチェックしましょう。
④立ち居振る舞い
面接の際の入退室のマナーや面接前後の動作など、「立ち居振る舞い」も面接官によく見られていると思っておきましょう。
具体的に基本は以下の通りです。
見られている立ち居振る舞い
・身だしなみが整っているか
・入退出などの動作マナーが守れているか
・面接官が聞き取りやすい声量で話せているか
特に1次面接ではこのような、身だしなみが整っているか、ハキハキした声で受け答えができているかなどの基本的なマナーがよく見られます。
⑤人柄や適性
また、「人柄や適性」も企業側は重視しています。
特に最終面接に近づくにつれ、重要視されるポイントです。その企業の役員や経営者陣が、この学生は企業に合う人材か、他の社員と協働できる人柄を持ち合わせているかなどを見ています。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、企業と学生、お互いにとって非常に大事な部分なのです。
企業がどのような人材を求めているか事前に知っておきましょう。そのうえで、自分に合っている企業なのか見極めるのも大事になってきます。
面接の受け答えのポイント3つ
面接中の受け答えで意識したいポイントは3つあります。
面接官に自分のことを的確に伝え、また好印象を残せるよう、以下の点を一緒に確認していきましょう。
①結論から話す
面接の受け答えの際に結論から話すことは必ず意識しましょう。これは志望動機だけでなく、自己PRやその他の質問の受け答えにも共通して言える大事なポイントです。
どの受け答えに対しても、基本的な話の組み立て方は以下の通りです。

結論から話せば、面接官側も内容の理解がしやすくなります。また自分自身も言いたい内容が整理でき、的確に経験や考えを伝えることができます。
また、結論を話した後はエピソードや先に話した内容の理由を具体的に述べることが重要です。結論の裏付けになるような話を加えて説得力を持たせましょう。
面接の受け答えは、面接官に伝わるかが大事なポイントの1つ。基本の答え方は一緒です。コツを覚えて自分の魅力を確実にアピールできるように練習しましょう。
②表情や言葉遣いを意識する
面接中に表情や言葉遣いを意識することも大事なポイントの1つです。
面接官の質問にきちんと答えられていても、表情が暗いとあまり良い印象は持てないですよね。
また、敬語などの言葉遣いにも注意が必要です。普段から社会人と話す機会が少ないため、慣れない学生も多いでしょう。このようなポイントを意識しながら面接練習をすることが重要です。
③質問に対して的確な返しをする
受け答えのポイントの最後は、面接官の質問に対して的確な返しをすることです。
そもそも面接官の質問に合っていない答えや、面接官がその質問をする意図を汲み取れず、的外れな回答をしてしまうことはあります。
面接では自分の伝えたいことで頭がいっぱいになりがちで質問の意図まで考えられないことが多いですよね。まずは「何を聞かれているのか?」を判断し、その質問に合った回答をしていきましょう。
面接の答えに悩みたくない人へ!
とはいえ、以下のように、実際の面接の場面で的確な返しができるかと言われたら、不安になる人もいますよね。
面接当日は緊張してしまい、面接官の質問の意図をすぐに理解して、的確な返しができるか不安です…
質問に対して的確な返しができない場合、面接練習が足りていない可能性があります。
そもそも練習回数が少ないと、面接自体に慣れていないため緊張しやすく、思った通りの答えができないことも。まずは面接に慣れていくところから始めましょう。
とはいえ面接練習を誰にどう頼んだらよいか悩みますよね。
カリクルでは就活のプロが平均7~8回の面談で就活を徹底サポート。面接練習も行うため、面接経験が少なくても本番で緊張しないよう、対処できます。気になる方はぜひ申し込んでみてくださいね。
【答え方例付き】面接でよく聞かれる質問6選
面接でよく聞かれる質問を6つ、回答例付きで紹介します。
面接には「よく出る質問」があるので、事前に対策しておくと過度に緊張せずに面接に臨めますよ。
回答例1:アイスブレイクの質問
アイスブレイクの質問への回答例を紹介します。アイスブレイクとは、場の空気をやわらげるために行う面接前の雑談です。
アイスブレイク
Q:今日は電車でいらしたんですか?
A:はい、電車で参りました。普段はあまり使わない路線でしたので、新鮮な気持ちで移動できました。
基本的に天候や出身地・趣味など採用に関係ない質問なので、ここでの回答が合否に直接影響することはありません。
ただし、一言で終わらせたり質問とずれた回答をしたりするとコミュニケーション能力を疑われます。会話のキャッチボールを行う意識で答えましょう。
回答例2:自己紹介に関する質問
自己紹介に関する質問への回答例を紹介します。
自己紹介
Q:自己紹介をお願いします。
A:〇〇大学××学部△△学科の□□◎◎と申します。△△の中でも特に~~を専攻しています。
学業のほかには柔道部の部長として部員をまとめ、チームワークやコミュニケーション力を身につけました。
父の影響で幼いころから不動産業界に興味を持っており、その中でも御社は業界の中でもいち早くDX化を推進され、効率的な仕事の進め方を大切にされている点に強く惹かれました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
自己紹介は1分や30秒など時間制限がある場合もあれば、自己PRや志望動機と一緒に自己紹介するよう指示がある場合も。
あらゆる場面を想定して様々な自己紹介のバージョンを用意しておくと、本番で慌てずに済みます。
回答例3:志望動機に関する質問
志望動機に関する質問への回答例を紹介します。
志望動機
Q:志望動機を教えていただけますか?
A:IT業界を志望したきっかけは、幼少期からパソコンに触れる機会が多く、自然とIT関連の仕事に興味を持ちました。
数ある企業の中でも御社は、1~2年で現場異動があり、多様な経験を積める点に魅力を感じ応募いたしました。
チャレンジするのが好きなので、新しい知識や経験を吸収し成長し続けることで御社の発展に貢献したいと考えています。
志望動機は業界や職種を志望した理由に加えて、応募先企業を志望した理由までしっかり伝えましょう。
その企業ならではの志望理由には深い企業研究が必要なため、採用担当の目からも熱意が高く映ります。
回答例4:長所・短所に関する質問
長所・短所に関する質問への回答例を紹介します。
長所と短所
Q:あなたの長所と短所を教えてください。
A:私の長所は協調性です。ゼミのグループ研究で意見が対立した際は、双方の考えを整理しつつ全員で協力して代替案を提案するよう促し、チームで前進することができました。
一方、短所は相手の意見を優先しがちな点です。相手の意見を尊重することは大切ですが自分の意見を伝えることも大切だと思い、自分の意見も積極的に発言するように意識しています。
注意したいのは短所を伝える時です。面接で短所を聞かれる理由は、自分の短所をどう捉えてどう改善しようとしているのかを知りたいからです。
必要以上に自分を下げず、短所に対してあなたがどう向き合っているかを面接官に伝えましょう。
回答例5:ガクチカに関する質問
ガクチカに関する質問への回答例を紹介します。
ガクチカ
Q:学生時代、一番力を入れたことは何ですか?
A:小学生3年生の頃から続けているテニスです。
大学に入ってからは筋力不足を課題とし、動画や本で学び日々のトレーニングスケジュールや食事管理を徹底しました。結果、プレイスタイルにもいい変化が現れて、以前よりもテニスを楽しめるようになりました。
この経験を経て、計画を立てて地道に取り組む大切さを学びました。
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)では、その内容から見えるあなたの人間性をチェックしています。
学生時代に力を入れたことのみを答えるのではなく、どんな課題を解決したのかや何を考えて取り組んだのかを伝えてください。
回答例6:将来のビジョンに関する質問
将来のビジョンに関する質問への回答例を紹介します。
将来のビジョン
Q:あなたは将来弊社でどんな目標を叶えたいですか?
A:私の目標は、語学力を活かして御社がまだ進出していない国に拠点を作ることです。
現地の文化やニーズに適応したサービスの提供で、さらに多くの人々に貢献できるよう尽力したいです。
将来のビジョンに関する質問では、自社で活躍できる存在なのかや仕事に対する価値観を見ています。
自分のアピールポイントを盛り込み、将来的にどう活躍したいのかを伝えましょう。
面接時の見た目で意識すべきポイント
ここでは就活の面接時に見た目で意識すべきポイントを2つ紹介します。
先ほども紹介した通り、見た目は第一印象を左右する大事な要素です。比較的手間がかからず変えられる部分なので、確認していきましょう。
①身だしなみマナー|男性
まず男性・女性別に基本の身だしなみマナーをご紹介します。
男性の場合、髪型・ネクタイ・靴・スーツ・鞄の5点を揃えるのが最低限の身だしなみマナーです。スーツはサイズが合っているか、しわがないかを必ず確認してください。

男性の場合ネクタイがありますが、派手な色や柄は避け、落ち着いたカラーを選びましょう。また髪はワックスで整えるなどし、清潔感を意識するのが大事です。
②身だしなみマナー|女性
女性の場合は、髪型・メイク・靴・スーツ・鞄の5点が最低限の身だしなみマナーです。また、髪が長い方は後ろでまとめ、すっきりとさせましょう。
また、ワイシャツは基本的に白色を選ぶのが無難です。白色のものを1枚は持っておくと就活中は困らないでしょう。

またパンツスタイルの時でも素足を避け、ストッキングを必ず着用しましょう。色は肌の色に馴染むベージュカラーがおすすめです。
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③姿勢をよくする
姿勢を良くするのも好印象につながる要素の1つです。
面接中は緊張してしまい肩に力が入ってしがちで、意外と忘れてしまいがちなポイントです。また、姿勢をよくすることで自然とハキハキとした声が出しやすくなるといったメリットもあります。
また姿勢が良いと、自信があるように見えます。自分自身も自信が出てくるため、姿勢を意識して面接に臨むのがおすすめです。
事前対策|就活面接のポイント3つ
最後に、事前に対策ができる3つのポイントを紹介します。
面接は事前対策が結果を左右すると言っても過言ではありません。ポイントを意識しながら対策をし、本番に臨めるようにしましょう!
①自己分析・企業研究を徹底する
自己分析・企業研究を徹底することは事前準備で大事なポイントです。
その企業や業界のことを理解したうえで、どうして志望するのか、またあなたの強みをどう活かせるかなど、面接官から深掘りをされることが多くあります。
事前に企業について深く調べたり、OB・OG訪問をしたり、色々な角度から企業を知っていきましょう。自己分析は過去の経験や自分の軸など、明確な根拠と共に説明できるようにすることが大切です。
カリクルでは自己分析から面接対策まで、専属のキャリアアドバイザーによるサポートを行っています。自己分析がうまくできない人は、私たちキャリアアドバイザーにぜひ相談してみてくださいね!
②選考形式別の対策をする
就活面接には、1次面接や2次面接、また個人面接・集団面接などの形式があります。
例えば、個人面接では細かい部分まで見られることや、グループディスカッション面接では周りの就活生と協力ができているかなど、形式によってみられる部分が変わってくるのです。
そのため自分がこれから受ける面接の形式を確認し、何が求められているのかを理解したうえで効果的な対策をしていきましょう。
選考形式別にみられているポイント
1次面接・・・第一印象や基本的なマナー
2次面接・・・志望度の高さと学生のスキルやポテンシャル
集団面接・・・必要最低限のマナーや他の学生との比較
個人面接・・・人柄や適性などの学生をより深堀った部分
さらに詳しく選考形式別の対策を知りたい人は、以下の記事も確認してみてくださいね。
③想定質問の回答を準備する
想定質問の回答準備は対策で必ず行いましょう。志望理由や自己PRなどはどの面接でも必ず聞かれる内容です。
またその他に業界ならではの質問や、志望理由の深ぼりなど、想定できる範囲のものは回答を準備しておきましょう。そうすることで、ある程度の面接に対する不安は軽減できます。
また面接で違う聞かれ方をされたとしても、事前に準備していればそれを引用できるのでスムーズに答えられるはずです。
以下は、面接でよく聞かれる質問例です。

基本的な質問内容はどの企業も共通です。また自分の目指す企業に合わせて、想定される質問から回答を準備しておくとよいでしょう。
ポイントをおさえて就活面接の準備をしよう
本記事では、就活面接でおさえるべきポイントを詳しく解説しました。
初めて面接をする人や面接経験が少ない場合は、まず基本のポイントを意識することで面接に対する不安を減らすことができます。
事前対策も参考にしながら、就活面接の準備を始めてみてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。