就活生のみなさん、エントリーシート(ES)の書き方に悩んでいませんか?「何を書けばいいのかわからない」「他の人と差をつける方法が知りたい」と思っていないでしょうか。
本記事では、そんな悩みを持つ皆さんに、エントリーシートの書き方と注意点について解説します。
エントリーシートは就活生が自己アピールをする場所です。正しい書き方と注意点を押さえることで、あなたのアピールがより効果的になります。
ぜひこの記事を参考にして、自信を持ってエントリーシートを書き上げましょう。
キャリアアドバイザー 鈴木
新卒で大手金融機関に入社したが、成長のスピードの遅さと、年功序列に懸念を抱き転職を決意。 転職する際、スピードの速さと裁量が持てるという2軸で転職活動をし、シーマインドキャリアに入社。 入社後、キャリアアドバイザーとして年間1000人以上の学生の就活相談をし、実績No.1を獲得。
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エントリーシート(ES)とは就活用の応募書類のこと

エントリーシート(ES)は、選考の一環や面接の際に参考資料として使用される重要な書類です。
企業が求める人材像に合わせて、自己PRや志望動機、学生時代に力を入れたこと、将来のキャリアビジョンなどを記述します。
フォーマットは企業ごとに異なり、文章だけでなく写真や絵で表現することも。ESは、企業が応募者の「人となり」を判断するための重要な材料です。
そのため、自己分析や企業研究をしっかりと行い、自分の魅力を最大限に引き出す内容を記述することが求められます。
エントリーシート(ES)と履歴書の違い

エントリーシートと履歴書は、どちらも就職活動において必要な書類ですが、目的と内容は異なります。それぞれの特徴を理解し、適切に活用することが求められます。
- エントリーシートは選考の参考書類
- 履歴書は経歴を記載した公的な書類
①エントリーシートは選考の参考書類
エントリーシートは、企業が求める人材像に合わせて自己をアピールするための書類です。フォーマットは企業ごとに異なり、企業が重視するポイントに応じて質問内容も変わります。
エントリーシートには、自己PRや志望動機、学生時代に力を入れたこと、将来のキャリアビジョンなどを記述します。企業は、エントリーシートの内容をもとに応募者の人柄や適性を判断します。
企業も「就活生のことが知りたい!」と思ってフォーマットを設定しているため、アピールが比較的しやすい構成になっているのが特徴ですね。
②履歴書は経歴を記載した公的な書類
一方、履歴書は個人の経歴やスキルを伝えるための公的な書類です。基本的にはJIS(日本工業規格)に基づいたフォーマットで、学歴、職歴、資格などの基本的な情報を記載します。
履歴書は、エントリーシートとは異なり、選考後も従業員データとして保管される場合があります。企業によっては、「大学指定の履歴書」を求められる場合も。
エントリーシートが個々の企業に対するアピールを行うための書類であるのに対し、履歴書は一般的な経歴やスキルを伝えるための書類です。
個性的なアピールをするのにはあまり向いていませんが、型が決まっているぶん書きやすいのが特徴ですね。
エントリーシート(ES)で企業が重視する3つの要素
企業がエントリーシートを通じて最も注目するポイントは、応募者の志望動機、自己PRの具体性、論理的な構成と文章力
です。
これらの要素は応募者の考え方や業務に対する姿勢、そして企業文化とのマッチ度を判断する基準です。
エントリーシートを作成する際には、これらのポイントをしっかり押さえたアピールをしましょう。
①志望動機の明確さ
志望動機は、企業が応募者の熱意や企業理解を測る重要な要素
です。なので、応募者がその企業で働きたい理由や熱量を明確に伝える必要があります。
具体的には、業界への興味や企業のビジョン、仕事内容への共感が示されているかがポイントです。
自分の経験やスキルがどう企業に貢献できるかを織り交ぜ、説得力のある内容にしましょう。
②自己PRの具体性
自己PRでは、応募者の強みやスキルを具体的なエピソードを交えて伝える
ことが求められます。企業は単なるアピールよりも、実際にどんな経験を通してそれを培ってきたのかを知りたがっています。
成功体験や困難を乗り越えたエピソードを使い、自分が企業にどう貢献できるかを明確に示すことが大切です。
また、応募企業が求める人材像に合致する部分を強調し、自己PRに一貫性を持たせましょう。
③論理的な構成と文章力
エントリーシート全体を通じて、論理的な構成と分かりやすい文章力は欠かせない要素
です。
企業は応募者が考えを整理して伝える能力があるかを見ています。なので、簡潔で分かりやすく内容をまとめて伝えると企業に好印象を与えます。
また、入社後の業務では、資料作成やメールなど論理的な文章力が必要になる場面があるので、応募段階で能力を見られているのです。
エントリーシート(ES)作成時に押さえておきたいマナー
エントリーシートは、企業に自分をアピールする最初のステップ
です。基本的なマナーを守ることは、応募者の信頼性や誠実さを伝える大切な要素です。
些細なミスでも印象を左右するため、話し言葉の使用や記号の使い方、提出期限の遵守等、注意すべきポイントを押さえておく必要があります。
①普段の話し言葉は使わない
エントリーシートでは、ビジネスシーンにふさわしい文体を使う
ことが重要です。
普段の話し言葉を使うと、応募者の態度や姿勢が軽率に見えてしまいます。
例えば、友達との会話で使うような「~だよね」「~とか」を避け、簡潔で丁寧な表現を心がけましょう。
②顔文字や記号は使わない
エントリーシートには、顔文字や装飾的な記号の使用は適していません。
ビジネスの場で顔文字や記号を使うことは、不適切なコミュニケーション手法と見なされることが多く、避けるべきです。
例えば、「(^^)」や「☆」等の記号を使うと、フォーマルさを欠く印象を与えてしまいます。強調したいポイントがあっても、顔文字や記号は控えましょう。
③提出期限を守る
エントリーシートの
提出期限を守る
ことは、社会人としての基本的なマナーです。
どんなに内容が優れていても、期限に遅れて提出すればエントリーシートは読まれません。
期限を期限を守るためにも、早めに準備を始めましょう。特に就職活動は多くのタスクを同時にこなす必要があるため、スケジュール管理が重要ですよ。
エントリーシート(ES)の基本情報と書き方

エントリーシート(ES)の書き方には一定のルールがあり、それを理解して適切に記入しなければいけません。ここでは、ESの基本情報とその書き方について詳しく解説します。
- 氏名
- 生年月日
- 連絡先
- 住所
- 学歴
①氏名
氏名は、フルネームを漢字で記入し、フリガナも忘れずに添えましょう。「フリガナ」と記載されている場合はカタカナで、「ふりがな」と記載されている場合はひらがなで書くのが一般的です。
また、名前の間にスペースを入れることで、名と姓の区別を明確にしましょう。例えば、「山田 太郎(ヤマダ タロウ)」のように記述します。
②生年月日
生年月日は、西暦か和暦に統一して年月日を記入し、間違いのないように確認しましょう。例えば、「1995年5月15日生まれ」のように書きます。
③連絡先
連絡先は、企業があなたに連絡を取るための重要な情報です。携帯電話番号または自宅電話番号、そしてメールアドレスを記入します。
電話番号はハイフンを含めて正確に、メールアドレスは数字とアルファベットが区別できるようにはっきりと書き、誤字脱字がないように注意しましょう。
また、メールアドレスは本名を用いたわかりやすいものが望ましいです。
④住所
住所は、都道府県から市区町村、番地、建物名まで、正式名称を使用して記入しましょう。略称ではなく、正確な住所を記述しないと、企業からの郵送物が届かない場合があるため注意が必要です。
⑤学歴
学歴は、あなたがどのような教育を受けてきたかを示す情報です。最新の学歴から逆順に記入し、学校名、学部・学科名、入学年月と卒業(予定)年月を明記します。
例えば、「2023年3月 東京大学 経済学部 経済学科 卒業」のように書きます。
学校名は正式名称を書きましょう。中学校卒業以前の学歴は不要です。
エントリーシート(ES)のよくある設問と書き方

企業はエントリーシート(ES)を通じて、あなたの人柄や能力、志望動機などを理解し、面接への選考を行います。
そのため、ESの書き方は非常に重要です。ここでは、ESでよくある設問とその回答の書き方について解説します。
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
- 自己PR
- 志望理由
- 長所・短所
①学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)を問われた場合、単に活動内容を列挙するだけでは足りません。
重要なのはその活動を通じて何を学び、どのように成長したか、そしてその学びと経験を志望企業でどう活かすかを具体的に述べることです。
例えば、
「大学時代、私はテニスサークルの部長を務めました。部員数が多く、連絡事項が全員に行き届かないことがありましたが、その度に直接会って伝えることで、コミュニケーション能力を鍛えることができました」
といった具体的なエピソードを交えると、より説得力のある回答になります。
経験談を語ることはどのアピールにおいても重要です。特徴的な体験がある場合はぜひ内容に盛りこみましょう。
②自己PR
自己PRでは、自分の強みや特徴を具体的なエピソードとともに伝える必要があります。ただし、単に自己の能力を列挙するのではなく、それがどのように企業に貢献できるかを明示することが重要です。
例えば、
「私の強みは広く様々な人と関わることです。これを営業職で活かし、様々な企業の方と接する機会を通じて、良い商品やサービスを提供したいと考えています」
と述べると、自己の強みと企業への貢献を明確に伝えられます。
③志望理由
志望理由を問われた場合、単に企業の魅力を列挙するのではなく、自分がその企業で何を達成したいのか、どのように貢献したいのかを具体的に述べることが重要です。
また、そのためにどのようなスキルや経験を活かすことができるのかを明示すると、より説得力のある回答になります。
例えば、
「私は御社の新商品開発に関わりたいと考えています。大学時代に化学を専攻し、新しい物質の開発に興味を持つようになりました。その知識と経験を活かし、御社の新商品開発に貢献したいと思います」
と述べると、自己の目標と企業への貢献を明確に伝えられます。
④長所・短所
長所と短所を問われた場合、単に長所や短所を列挙するのではなく、それぞれがどのように自己の行動や結果に影響を与えているかを具体的に述べることが重要です。
また、短所については、どのように改善しているか、または改善する意向があるかも明示すると良いでしょう。
例えば、
「私の長所は辛抱強さです。一方、短所は細部にこだわりすぎる傾向があります。しかし、この短所を改善するために、全体の流れを見失わないように意識しています」
と述べると、自己の長所と短所を理解し、自己改善に努めていることを伝えられます。
今回は長所と短所どちらも示せる文を例にあげましたが、片方だけ聞かれることもあるため、2種類用意しておくと良いでしょう。
エントリーシート(ES)記入時の注意点3つ

最後に、エントリーシート記入時の注意点を3つ紹介します。これらを押さえ、自分を最大限にアピールしましょう。
- 指定文字数の8割以上は書く
- 未来に焦点を当てる
- 誤字脱字や変換ミスに気をつける
①指定文字数の8割以上は書く
指定された文字数の8割以上を書くことは、ES作成の基本中の基本です。
企業はあなたの思考力や表現力を評価するために、一定の文字数を設定しています。その範囲内で自分の経験や考えをどう表現するかは、あなたの能力を示す1つの指標となります。
文字数が足りないと、自己PRが十分でないと見なされる可能性があります。しかし、ただ文字数を埋めるために冗長な表現を使うのは避けましょう。
簡潔かつ具体的に自分の経験や考えを伝えることが求められます。
もし埋まらない場合は、自己分析、業界分析、企業分析が不十分な可能性が高いです!分析を再度行いましょう。
②未来に焦点を当てる
ESでは、過去の経験や学びが自分の未来にどのように影響を与えるのかを明確にすることが重要です。
なぜなら、企業はあなたが自身の経験をどう活かし、どのように成長していくのかを知りたいからです。
また、自分がその企業でどのように活躍したいのか、どのようなキャリアを描いているのかを具体的に書くことも有効的。企業に対する強い熱意を示せます。
③誤字脱字や変換ミスに気をつける
ESに誤字脱字や変換ミスがあると、注意力が散漫であるとか、その企業に対する意識が低いと見られてしまいます。
そのため、提出前には何度もチェックし、完璧な状態で提出しましょう。特に、企業名や業界名などの専門用語は変換ミスが起きやすいので注意してください。
また、公正ツールを活用することもおすすめです。スペルチェックや文法チェック機能を使うことで、見落としがちなミスを防ぐことができます。
ツールがすべてをカバーするわけではないので、自分自身での確認も忘れずにおこなってくださいね。
エントリーシート(ES)は就活生が自己アピールをする場所

エントリーシート(ES)は就活生の自己アピールの場です。効果的にアピールするために、正確な情報と具体的な表現を活用しましょう。
氏名や連絡先の書き方、学歴や自己PRのポイント、文字数や誤字脱字の注意点など、大切な要素を押さえることも重要です。
また、自己分析や企業分析を行い、ポテンシャル採用に焦点を当てながら、将来の展望や志望理由を明確に伝えましょう。自信を持ってエントリーシートを作成し、素晴らしい就活を実現させてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。