SPI試験にはいくつかの受験形式があります。その中のひとつが、テストセンターでの受験です。
しかし「テストセンターでの受験の所要時間はどれくらいなの?」と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで本記事では、テストセンターでSPIを受ける時の所要時間やコツを徹底解説します。ぜひ、SPI試験対策の参考にしてみてくださいね。
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テストセンターで受けるSPIの所要時間は65分

テストセンターで受けるSPIの所要時間は65分です。
「意外に長いな」と思う人もいるかもしれませんね。
しかし、時間に対して問題数が多く、時間ギリギリでテストを終える人や、全問解ききれない人も多いようです。実際に受けてみると、かなり短く感じるかもしれません。
まずは、テストセンターの所要時間の内訳と出題の特徴をチェックしておきましょう。
時間配分は能力検査約35分・性格検査約30分
テストセンターでのSPI試験時間65分の内訳は、能力検査が35分、性格検査が30分です。
・能力検査:どんな職種でも共通して求められる知的能力を検査する
・性格検査:受験者の日ごろの行動や、考え方の傾向を検査する
注意しておきたいのが、テストセンターで受験するのは能力検査のみだということです。性格検査は、事前に自宅で受講する必要があります。
なお、テストセンターでの試験は予約制です。予約とあわせて性格検査を受けることを忘れないようにしましょう。
1問ごとに時間が決まっている
テストセンターで受けるSPI試験では、1問ごとに制限時間が設けられています。
一般的なテストでは、全体の制限時間のみ設定されることがほとんどです。そのため、1問ごとに制限時間があるテスト形式に慣れていない人も多いでしょう。
テストの最中には、画面下にテストの経過時間が色分けで表示されています。
緑は標準的な解答時間、黄は少し遅れている状態、オレンジはかなり遅れている状態、赤は制限時間です。表示が赤になると、強制的に次の問題に進んでしまうので注意が必要です。
テストセンターとはSPIを特定の会場で解く受験方法

次に、テストセンターでのSPI受験について解説します。
SPIの受験方法は3つ
SPIを受験する方法には、下記の3つがあります。
1.テストセンター
2.マークシートで受験するペーパーテスティング
3.自宅のパソコンで行うWEBテスティング
その中の一つが、本記事で紹介しているテストセンターでの受験です。テストセンターは、全国各地の会場でパソコンを使って受験するというものです。
SPIの教科は能力検査と性格検査
前述した通り、SPIの試験内容は「能力検査」と「性格検査」の2つに分類されます。一部の企業では「英語検査」や「構造的把握力検査」が追加されることも。とはいえ、どんな形式で受験しても能力検査と性格検査は絶対に行われます。
能力検査は「言語」と「非言語」の2種類で、言語は国語、非言語は数学です。
問題の正答率が高くなるほど、問題の難易度が上がっていきます。正答率が高いほど後半の問題が難しくなることも考慮した時間配分が重要ですよ。
性格検査は、日ごろの行動や考え方などに関する質問が300問ほど用意されています。こちらは、テストセンターではなく自宅での受験になります。
テストセンターでのSPI試験は時間が足りない場合も

テストセンターで受験者の中には、時間内に解ききれない人も少なくありません。理由は、テストセンターで出題される問題数が、制限時間に対してかなり多いからです。
前述した通り、テストセンターでのSPI試験では1問ごとに制限時間があります。限られた時間の中で問題を正確に解いていかなければならない状況で、焦って頭が回らなくなる受験生もいるようです。
試験当日に慌てないように、テストセンターのコツを押さえておきましょう。
テストセンターを受ける時の3つのコツ

次に、テストセンターでSPIを受ける時のコツを3つ紹介します。
1.何度も練習して慣れる
2.難しすぎる問題は飛ばす
3.メモを活用する
これらのコツを押さえて、試験で高得点を目指しましょう。それぞれ解説します。
①何度も練習して慣れる
テストセンターの最も有効なコツは何度も受けて試験に慣れることです。何度も試験を受けているうちに、会場の雰囲気や出題の傾向、時間配分のコツがわかるようになります。
試験に慣れるために、特に興味がない企業であっても、積極的にテストを受けてみると良いでしょう。
SPI試験は練習あるのみです。ひたすら練習してコツを掴みましょう!
②難しすぎる問題は飛ばす
難しすぎる問題には時間をかけすぎず、たまには飛ばすことも大切です。
基本的には、問題を飛ばしても、他の問題を解く時間が減ることはほとんどありません。
ただ、英語の長文問題などは、3問ごとで時間がまとめられていることもあります。その場合、難しい問題は飛ばして簡単な問題でミスをしない解き方をするのが効果的です。
なお、問題が難しくても、何かしらの解答をしておきましょう。仮にわからなくても、解答すれば当たる可能性がありますよ。
③メモを活用する
テストセンターでは、数学などの科目で電卓が持ち込めない代わりに、メモ用紙が貸し出されます。
メモを使うことで、細かい計算ミスを防いだり、解答する直前に見直したりできます。試験を効率よく進めるためにも、積極的に活用しましょう。
ただし、使えるメモ用紙の枚数には限りがあります。「後半でメモが足りなくなった」ということを防ぐためにも、問題数にあわせてメモ用紙の配分を決めておくことが大切です。
家で練習する時も、メモを用意して練習しておくといいですよ。
テストセンターで試験を受ける際3つの注意点

次に、テストセンターで試験を受ける際の3つの注意点を紹介します。
1.元にもどれないのでやり直しが利かない
2.解答にかかっている時間も評価対象に入る
3.テストセンターは早めに予約しよう
試験当日に慌てないよう、あらかじめ頭に入れておきましょう。それぞれ解説します。
①元にもどれないのでやり直しが利かない
テストセンターでSPIを受ける時は、前の問題に戻って解答できません。そのため「難しい問題で飛ばしてあとで解答する」という手法が使えないのです。
難しい問題には見切りをつけるのか、それとも粘って解くのか、見極めが重要になります。
また、解答済みの問題を見直せないため、解答する前に計算ミスがないかチェックするクセをつけておきましょう。
②解答にかかっている時間も評価対象に入る
テストセンターでのSPI試験では、解答の正誤だけでなく、解答にかかっている時間も評価対象に入ります。仮に全問正解しても、解答に時間がかかりすぎれば、その部分の評価は低くなる可能性も。
全ての問題の解答時間を目いっぱい使って解答するのもいいですが、その際は解答時間も記録として残されていることも知っておくといいですよ。
③テストセンターは早めに予約しよう
企業からSPIをテストセンターで受けることをメールで伝えられたら、早めに会場を予約しましょう。なぜなら、予約を後回しにすると、都合の良い時間や会場を予約できないことがあるからです。
テストセンターの受験が必要な場合、企業からの通知がメールで届きます。予約サイトのリンクが貼られていることが多いので、そこから予約サイトにアクセスしましょう。
テストセンターの時間に関してよくある質問3つ

最後に、テストセンターの時間に関してよくある質問に回答します。
1.人によって所要時間は異なる?
2.テストセンターの予約方法は?
3.テストセンターへ行くときの服装はスーツ?
①人によって所要時間は異なる?
人によって能力検査の所要時間は異なります。なぜなら、全員が解答に65分を使うとは限らないからです。
前述した通り、テストセンターの試験では、前の問題に戻って解答できません。そのため、早く解答するタイプの人は、早く終わることもあります。
一方で、時間いっぱい使って問題を解く人は65分をほぼフルに使うでしょう。このように、人によってかかる時間は異なるのです。
②テストセンターの予約方法は?
企業からSPIの受験メールが送られてきたら、記載されているリンクから予約します。受験可能なテストセンター会場と時間を選択して申込みましょう。
予約の流れは下記の通りです。
1.テストセンターのIDを発行してログインする
2.受験会場を選択する
3.受験する時間を選び仮予約する
4.性格検査を受けて予約する
注意点として、仮予約をした日の翌日AM3時までに性格検査の受検を完了しないと、予約が取り消されてしまいます。仮予約をしたら、すぐに性格検査を受けるとよいでしょう。
③テストセンターへ行くときの服装はスーツ?
服装はスーツでも私服でも問題ありません。実際、会場にはスーツの人も私服の人もいます。
大切なのは試験で高得点を取ることです。自分がリラックスできる服装で行くのがおすすめですね。ただし、派手すぎる服装や清潔感のない服装を選ばないなど、最低限のマナーは守りましょう。
テストセンターで受験する際は時間を見ながら解答しよう
今回は、テストセンターでSPI試験を受ける時の所要時間やコツを解説しました。
テスト試験の所要時間は最大65分で、そのうち35分が能力検査、30分が性格検査です。
能力検査は時間に対して問題数が多く、解ききれないこともあるため、対策が必要になります。
何度も試験を受けて問題やテスト形式に慣れたり、時間を見ながら解答するなど、コツを押さえながらテストセンターでのSPI試験を攻略しましょう!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。