職場の雰囲気を体験できるインターンは、企業に気になっていることを質問する絶好のチャンスですよね。一方で、どんな質問をすれば良いのか悩んでいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、インターン中におすすめの質問例をカテゴリーごとに紹介しています。
また、質問する際のポイントや注意点を解説しているので、これからインターンに行く人はぜひ参考にしてくださいね。
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インターンで質問した方がいい4つの理由

せっかくインターンに行くのであれば、積極的に社員に質問しましょう。
以下の4つが質問をするメリットです。
- 企業の社員の生の声を聞ける
- インターン先の企業が自分に合うかどうかわかる
- 企業に熱意をアピールできる
- 社員とのコネクションが作れる
質問の仕方や内容によっては、ライバルたちに差をつけられますよ。
①企業の社員の生の声を聞ける
インターン先での質問は、そこで働く社員の生の声を直接聞ける点がメリットとして挙げられます。
その企業に就職したOB・OGと話す機会が無いと、企業の内情はなかなか分かりません。
企業のHPに社員の声が掲載されていることもありますが、どうしてもポジティブな内容が多くなりがちです。
一方、社員から直接話を聞くことで、HPだけだとわからない企業の実情を把握できます。
また社員との距離が近くなれば、企業に対する社員の本音が聞けるかもしれませんよ。
②インターン先の企業が自分に合うかどうかわかる
質問の内容によっては、その企業の社風が自分とマッチしているのかが分かります。
就活において自分が軸としている部分と、事業の内容や社風が合っているのか。また、福利厚生制度や社内環境が整っているのかなどを基準に考えてみてくださいね。
一方で、条件面ばかり質問してしまうと、「事業に関心は無いのか」「条件さえ合えばどこでも良いのか」と思われるおそれがあります。
質問時にはマナーを守りながら、自分が軸にしているポイントと企業がマッチしているのかを探ってみましょう。
③企業に熱意をアピールできる
積極的に質問する姿勢をとおして熱意をアピールできる点も、インターン時に質問をするメリットです。
しっかり企業研究をしたうえでの質問は、企業に関心を寄せていると印象づけられます。
また、「企業に貢献したい」という心構えを質問のなかで示すことで、企業側に「この学生はどんな人物なのだろうか」と興味を持ってもらえるかもしれません。
タイミングを逃して質問できないままインターンを終えないようにするために、積極的に社員に声をかけてみてください。
④社員とのコネクションが作れる
インターン時の積極的な質問は、社員とのコネクションを作るきっかけとしておすすめの手段です。
雑談が苦手な人でも、業務に関係がある質問ならできるのではないでしょうか。
自分から進んで質問することで、企業側に顔を覚えてもらったり、他の社員に紹介されたりする可能性があります。
自分から声をかけて積極的な態度を示すことがアピールにつながるので、会話に自信が無い人も、質問をきっかけに社員と話をしてみてください。
インターンでオススメの質問例【6つのカテゴリーに分けて説明】

「どんなことを質問すれば良いのだろう」「いざ質問してみようと思っても考えがまとまらない」。
このように悩んでいる人向けに、
- 企業の仕事内容
- 求められる能力
- 会社の雰囲気
- 福利厚生などの制度
- 仕事のやりがい
- 社員の休日の過ごし方
以上の6つのカテゴリーに分けて、質問例をまとめました。
質問をするときには、「はい」「いいえ」で答えられるクローズドクエスチョンと、答えられないオープンクエスチョンを使い分けると深い話が聞けるでしょう。
最初のうちは、クローズドクエスチョンでコミュニケーションをしていき、少しずつオープンクエスチョンを混ざて質問してみると、スムーズに会話が進められます。
また、「インターンで企業に評価されやすい質問の仕方」「インターンで質問する際の3つの注意点」もチェックしておくと、より好印象を与える質問ができますよ。
①企業の仕事内容に関する質問
- 御社の具体的な事業内容を教えてください
- 御社の企業理念「○○○」に対してどのような取り組みをしているのか教えてください
- 1日のスケジュールや仕事の流れを教えてください
- チームとしての活動と個人での活動は、どちらの割合が大きいですか
- 仕事をしていて楽しいと感じることや大変だと思うことを教えてください
- 仕事でつまずいた経験や、そのときどのように乗り越えたのか教えてください
- 御社が対象としているクライアント像を具体的に教えてください
- 同業他社と比較した場合、どのような点が御社の強みだと思いますか
- 御社が、今後5~10年の間に描いているビジョンがあれば教えてください
- 御社が課題にしていることや弱みだと感じている点があれば教えてください
②求められる能力に関する質問
- 求められる人材とは具体的にどのような人物像ですか
- 御社で働くうえで、大切な能力や意識していることどのようなものがありますか
- 作業効率を上げるために工夫していることはありますか
- 活躍している社員の共通点や特徴を教えてください
- 入社までに身につけておくスキルや心構えがあれば教えてください
- △△部署(事業)を目指しているのですが、求められるスキルはどのようなものがありますか
- 新卒社員に求められることや、活躍するために必要なことを教えてください
- ○○の資格を持っているのですが、この資格を活かした業務にはどのようなものがありますか
- △△さんが現在取得しようとしている資格やスキルはありますか
- 留学経験で培った語学力は業務の役に立ちますか
③会社の雰囲気に関する質問
- △△さんが入社前と入社後でギャップを感じた点があれば教えてください
- 飲み会やランチはありますか/どのくらいの頻度ですか
- 同期との交流の機会はどのくらいありますか
- 上司とのコミュニケーションの頻度はどの程度ですか
- 自分と年齢の近い社員の雰囲気を教えてください
- インターンを通して、社風は「○○○」なのではないかと感じました。△△さんはどう思いますか
- 部署や事業ごとで独自の組織文化はありますか
- チーム内で対立したことはありますか。そのとき御社はどのように対処しましたか
- 社内の風通しを良くするために取り組んでいることはありますか
④福利厚生や制度に関する質問
- 御社ならではの福利厚生制度はありますか
- 男女それぞれの産休・育休の取得率はどのくらいですか
- 産休・育休から復帰したあとのキャリアの具体例があれば教えてください
- 異動頻度はどのくらいですか
- 残業時間はどのくらいですか/繁忙期だとどの程度残業していますか
- 有給休暇の取得状況を教えてください
- 長期休暇は取れますか/取れる場合は何日程度ですか
- 資格の取得やスキルアップのサポートとして、書籍購入制度などはありますか
- 社宅制度は活用していますか
- 地方への転勤時のサポート内容は具体的にどのようなものがありますか
⑤仕事のやりがいに関する説明
- 仕事をしていてどんな瞬間にやりがいを感じますか
- 御社で働いていて、達成感を感じたエピソードがあれば教えてください
- この企業を選んでよかったと思うのはどんなときですか
- 大変なことを乗り越えるためのモチベーションはどうしていますか
- △△さんが担当してる業務は、会社にとってどのような役割をしているのでしょうか
- またやりたいと思う業務はありますか
- これらやりたいと思っている事業はありますか
- チーム・個人、それぞれの動き方でのやりがいや大変なことを教えてください
- 学生の頃とは責任感の重さが違うと思うのですが、実感したことはありますか
- 御社の顧客に対する姿勢を詳しく教えてください
⑥社員の休日の過ごし方に関する質問
- 休日はどのように過ごしていますか
- 日々の仕事のストレスは、どのように解消していますか
- 御社には、どのような趣味を持っている人が多いですか
- 長期休暇を取得して、旅行などでリフレッシュする余裕はありますか
- 学生の頃と比べ、休日の過ごし方はどのように変化しましたか
プライベートには踏み込みすぎないように注意しましょう。
あまり相手のことを根掘り葉掘り聞こうとしてしまうと、かえって距離を置かれてしまい、質問がしづらくなるおそれがあります。
インターンで企業に評価されやすい質問の仕方

ここからは、質問の仕方について解説していきます。質問をするときは社員の時間を取っていることを自覚し、マナーと礼儀を守りましょう。
質問時には、
- 仮説を立てて質問する
- 質問と一緒に質問の意図も伝える
- 相手の目を見て相槌を打ちながら話を聞く
- メモを取りながら聞く
この4つのポイントを押さえると、企業に評価されやすくなりますよ。
①仮説を立てて質問する
何でもすぐに質問せず、一度自分で仮説を立ててから質問するようにしましょう。
例えば、企業の事業内容に関して「今後の○○○についてどう考えているのか」と聞くよりも、「自分は○○だと考えているが、御社(△△さん)はどう考えているのか」と自分の意見を混ぜたほうが、より熱心さをアピールできます。
志望意欲が強い企業に対しては、建設的な意見を言うことで企業側の印象に残るようにしましょう。
②質問と一緒に質問の意図も伝える
質問の内容によっては、なぜその質問をするのか意図を伝えるようにしましょう。
もし、「有休消化率はどのくらいですか」「福利厚生は充実していますか」と聞きたいことだけを質問していると、「働く気はあるのか」と思われるかもしれません。
そのため、福利厚生制度や残業時間など条件面に関する質問をするときは、「ワークライフバランスを重視しているのですが」など質問の意図をワンクッション入れるようにしてみてください。
③相手の目を見て相槌を打ちながら話を聞く
質問に答えてもらっているときは、相手の目を見て相槌を打ちながら話を聞くようにしましょう。
相槌を打つときは、相手の発言を遮らないように注意してください。
少ない相槌は「話を聞いているのだろうか」と相手を不安にさせてしまいますが、相槌が多すぎても話している人はうんざりしてしまうおそれがあります。
相槌が苦手な人は、発言の途中で相手が一息つくタイミングを見計らうと、邪魔にならない相槌が打てますよ。
また、相手の目を見続けるよりもメモを取りながら話を聞いたほうが、視線を逸らしても不自然にならないのでおすすめです。
④メモを取りながら聞く
社員の話を聞くときはメモを取るようにしましょう。質問への回答に限らず、仕事の手順を教わる際などインターン時にはメモを取る機会がたくさんあります。
メモを取るときは、「メモを取りながらお話を聞いてもよろしいでしょうか」と、相手の許可を求めると好印象です。
また、メモを取りながら話を聞く場合は、相槌を打つタイミングなどで随時視線を上げるようにしましょう。
質問に答えてもらっている立場なので、メモに集中せずに話を聞いていることを態度で伝わるように意識してくださいね。
インターンで質問する際の3つの注意点

インターン中に質問する際には、以下の3点に気をつけましょう。
- 質問するタイミング
- 情報を整理してから質問する
- 質問する内容
これら3つの注意点を守って、今後の就活に有益な質問をしてみてくださいね。
①質問するタイミング
質問をする際は、社員の仕事の邪魔にならないタイミングでしましょう。
業務に関する場合など急を要する質問以外は、社員の業務が落ち着いている時を見計らって質問してください。
また、社員の手が空いていそうだと思っても、すぐに質問せずに「今お時間よろしいでしょうか」と前置きをしましょう。
タイミングを見計らうのが苦手な人は、インターン案内時に質問タイムが設けられているか確認しておくことをおすすめします。
②情報を整理してから質問する
企業研究をしていて疑問に思ったことや、インターン中に気になったことは、聞きたい内容を整理してから質問しましょう。
質問の内容がまとまっていないと、相手も何を答えれば良いのかわからなくなってしまうかもしれません。
また、聞きたいことが満足に聞けず、せっかくのインターンが消化不良になってしまうおそれもあります。
質問したいことが複数ある場合は、「お聞きしたいことが〇点あるのですが、よろしいでしょうか」と前置きし、相手の時間を取ってしまうことを伝えるようにしましょう。
③質問する内容
「気になるから」「分からないから」と言って何でも質問しないように気をつけてください。
社員のプライベートや専門的な内容のような答えにくい質問、また企業のHPに記載されていてる内容の質問は控えるようにしましょう。
初対面の人にプライベートのことを聞かれると、不信感や不快感がありますよね。
また、企業のHPを見ればわかるような内容を質問してしまうと、「企業研究が甘い」「企業に関心が無い」と受け取られてしまいます。
一方で、企業の専門的な技術に興味があり質問したい場合も注意しましょう。もしかすると、質問したい専門的な内容はインターン生の担当者は専門外かもしれません。
質問する内容は、TPOや相手との関係性および相手の専門内か否かを考慮してくださいね。
インターンでは避けた方が良い質問例

インターン時には、以下の3つのような内容の質問は避けたほうが無難です。
- 調べたらわかる内容
- ブラックか否かに関わる内容
- 相手が答えにくいような内容
質問リストを作ったときには、下記でまとめている例文のような内容が無いか確認してくださいね。
①調べたらわかる内容の質問
- 企業理念は何ですか
- 主に取り扱っている商品はサービスとはどのようなものがありますか
- 近年の業績はどうなっていますか
これらの内容は、現代社会ではインターネットである程度の情報が見つけられます。
上記のような内容すら把握せずにインターンに参加してしまうと、「意欲や熱意が不足している」とマイナスな印象を与えてしまうので、注意しましょう。
②ブラックか否かに関わる質問
- 入社3年以内の離職率はどのくらいですか
- 残業代は全額出ますか。サービス残業はありますか
- 社内でハラスメント問題が起きたことはありますか
気になっている企業がブラック体質なのかはチェックしておきたいですよね。
しかし上記のように直接的に聞いてしまうと、「ブラックだと思われているのか」と企業側が不快に感じるおそれがあります。
どうしても気になる場合は直接的な言い方ではなく、「サービス残業についてたびたび社会問題としてニュースになりますが、御社ではどのように意識していますか」など、ワンクッション入れるようにしましょう。
③相手が答えにくいような内容の質問
- 御社のサービスが悪いという口コミを見たことがありますが、△△さんはどう考えていますか
- △△さんの年収はいくらですか
- 交際している人はいますか。結婚はしていますか
会社の不祥事などマイナスな点に関しては、答えにくいこともあります。関係者では無いインターン生には話せない内容もあるでしょう。
また、担当者と仲良くなったからといって、むやみにプライベートなことは探ろうとはしないように心がけましょう。
インターンでは積極的に質問しよう!

インターン時に積極的に質問して熱意をアピールできれば、企業にとって好印象になります。
また、質問の内容に自分の意見を入れていたり、質問の意図を伝えたりすると、質問した相手の印象に残りやすくなり社内で話題に上がるかもしれません。
インターン中は雑談だけではなく、質問を会話のきっかけにして社員との距離を詰めてみてはいかがでしょうか。
質問する際は本記事で紹介したことを意識してみて下さいね。
この記事を書いた人
梶
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