「食品メーカーで年収が高い企業はどこ?」そのようにお悩みではありませんか?
また食品メーカーを志望していても、企業選びに悩んでいる就活生も多いでしょう。
本記事では、食品メーカーの年収ランキングを詳しく解説します。
食品メーカーの動向と将来性もあわせて解説するため、ぜひ最後までご覧ください。
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食品メーカーとは
食品メーカーとは、消費者が日常的に食べる食品を製造する企業です。一般的に食品メーカーは、原材料を仕入れ食品の開発・製造し、市場へ流通させることでビジネスを成立させています。
加工食品や飲料・調味料など、さまざまな食品を法人や消費者に提供しており、食品メーカーで働けば自社が手掛けた製品を目にする機会も多いです。
なお食品メーカーを大きく分類すると、次の2業種に分かれます。
- 食料品製造業
- 飲料・たばこ・飼料製造業
また、食品メーカーの中でも、7種類の部門があります。
- 食肉・水産部門
- 飲料部門
- 調味料部門
- 乳製品部門
- 冷凍食品部門
- 即席食品部門
食品メーカーの年収ランキング
食品メーカーの年収ランキングは、次のとおりです。
ランキング | 企業名 | 平均年収 | 売上高 |
1位 | アサヒグループホールディングス | 1,232万6,738円 | 2兆7,690億9,100万円 |
2位 | 味の素 | 1,072万7,465円 | 1兆4,392億3,100万円 |
3位 | 大塚ホールディングス | 1,045万6,264円 | 2兆185億6,800万円 |
4位 | 明治ホールディングス | 1,036万8,000円 | 1兆1,054億9,400万円 |
5位 | 不二製油グループ本社 | 940万3,892円 | 5,640億8,700万円 |
6位 | 日本たばこ産業(JT) | 927万4円 | 2兆8,410億7,700万円 |
7位 | DM三井製糖ホールディングス | 926万4,264円 | 1,707億7,400万円 |
8位 | ヤクルト本社 | 906万7,789円 | 5,030億7,900万円 |
9位 | 日清製粉グループ本社 | 868万8,705円 | 8,582億4,800万円 |
10位 | ダイドーグループホールディングス | 731万8,031円 | 2,133億7,000万円 |
それぞれの平均年収は、2023年度の有価証券報告書をもとに調査しました。
年収が高い食品メーカーに就職したい方は、ランキング上位企業の特徴を確認しておきましょう。
1位:アサヒグループホールディングス
商号 | アサヒグループホールディングス株式会社 |
本社所在地 | 〒130-8602 東京都墨田区吾妻橋1-23-1 |
設立年月日 | 1949年(昭和24年)9月1日 |
資本金 | 2兆2,021億6,000万円(2023年12月31日時点) |
従業員数 | 2万8,724名(2023年12月31日時点) |
平均年収 | 1,232万6,738円(2023年12月31日時点) |
売上高 | 2兆7,690億9,100万円(2023年12月31日連結業績) |
参照元:アサヒグループホールディングス|第100期有価証券報告書
アサヒグループホールディングスの平均年収は1,232万6,738円です。
グループを代表する商品「アサヒスーパードライ」は国内トップシェアを誇り、欧州やオセアニア、東南アジアを中心とした幅広い国と地域で事業を展開しています。
酒類事業の他に、飲料事業、食品事業、国際事業とさまざまな分野で活躍していますよ。
アサヒグループホールディングスの主な主力商品は、次のとおりです。
- 酒類:アサヒスーパードライ、贅沢絞り、ブラックニッカ
- 飲料:三ツ矢サイダー、カルピス、十六茶
- 食品:クリーム玄米ブラン、1本満足バー、エビオス錠
2位:味の素
商号 | 味の素株式会社 |
本社所在地 | 〒104-8315 東京都中央区京橋一丁目15番1号 |
設立年月日 | 1925年12月17日 |
資本金 | 7,986億3,000万円(2024年3月31日時点) |
従業員数 | 3万4,862名(2024年3月31日時点) |
平均年収 | 1,072万7,465円(2024年3月31日時点) |
売上高 | 1兆4,392億3,100万円(2024年3月31日連結業績) |
参照元:味の素|2024年3月期(第146期)有価証券報告書
食品メーカー年収ランキング2位の味の素は、平均年収1,072万7,465円です。
企業名にもなっている「味の素」は、国内で94%のシェア率を誇るうま味調味料の代名詞ですよ。
世界一のアミノ酸メーカーであり、食品事業の他にヘルスケア・ライフサポート事業を展開しています。
海外での売上が全体の50%を占めるほど、世界中に愛されている大手食品メーカーです。
環境負荷の軽減や健康寿命の促進など、食品だけでなく人々の生活を豊かにする取り組みに注力しています。
3位:大塚ホールディングス
商号 | 大塚ホールディングス株式会社 |
本社所在地 | 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-9 |
設立年月日 | 2008年7月8日 |
資本金 | 816億9,000万円(2023年12月31日時点) |
従業員数 | 3万4,388名(2023年12月31日時点) |
平均年収 | 1,045万6,264円(2023年12月31日時点) |
売上高 | 2兆185億6,800万円(2023年12月31日連結業績) |
参照元:大塚ホールディングス|2023年12月期 有価証券報告書
食品メーカー年収ランキング3位の大塚ホールディングスは、平均年収1,045万6,264円です。
大塚製薬をはじめとした医療関連事業・消費者の健康維持・増進を図るニュートラシューティカルズ関連事業を展開しています。
また消費者関連事業として、商品・飲料・酒類の開発・販売をしており、食品メーカーとしても活躍していますよ。
大塚ホールディングスの主力商品は、次のとおりです。
- ボンカレー
- マンナンヒカリ
- ポカリスエット
- カロリーメイト
- SOYJOY
4位:明治ホールディングス
商号 | 明治ホールディングス株式会社 |
本社所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋ニ丁目4番16号 |
設立年月日 | 2009年4月1日 |
資本金 | 300億円(2024年3月31日時点) |
従業員数 | 1万7,270名(2024年3月31日時点) |
平均年収 | 1,036万8,000円(2024年3月31日時点) |
売上高 | 1兆1,054億9,400万円(2023年12月31日連結業績) |
参照元:明治ホールディングス|2024年3月期(第15期)有価証券報告書
食品メーカーランキング4位の明治ホールディングスは、平均年収1,036万8,000円です。
「株式会社明治」が行う食品事業と、「Meiji Seikaファルマ株式会社」「KMバイオロジクス株式会社」が行う医薬品事業が主な事業内容ですよ。
代表的なチョコレートやヨーグルトの他にも、プロテインなどの健康増進に配慮した食品・飲料、外食産業や食品加工業向けの業務用食品も販売しています。
明治ホールディングスの主力商品は、次のとおりです。
- 明治ブルガリアヨーグルト
- R-1
- ザバス
- 明治ミルクチョコレート
- 果汁グミ
- 明治おいしい牛乳
- 明治エッセルスーパーカップ
5位:不二製油グループ本社
商号 | 不二製油グループ本社株式会社 |
本社所在地 | 〒530-0005 大阪市北区中之島3丁目6番32号 ダイビル本館 |
設立年月日 | 1950年10月 |
資本金 | 132億800万円(2024年3月31日時点) |
従業員数 | 5,731名(2024年3月31日時点) |
平均年収 | 940万3,892円(2024年3月31日時点) |
売上高 | 5,640億8,700万円(2024年3月31日連結業績) |
参照元:不二製油グループ本社|2023年度(第96期)有価証券報告書
食品メーカーランキング5位の不二製油グループ本社は、平均年収940万3,892円です。
業務用チョコレート市場では国内トップシェア、世界シェア3位と高いシェア率を誇ります。
世界で唯一の総合大豆食品メーカーでもあり、大豆たん白素材・大豆たん白食品・大豆ペプチド・水溶性大豆多糖類など、高機能食品素材を開発・販売していますよ。
また、生乳の分離法に近い方法で大豆を分離する、世界初のUSS製法で作ったプレミアム豆乳「豆乳クリーム」と「低脂肪豆乳」を開発しました。
6位:日本たばこ産業(JT)
商号 | 日本たばこ産業株式会社 |
本社所在地 | 〒105-6927 東京都港区虎ノ門4-1-1 |
設立年月日 | 1985年4月1日 |
資本金 | 1,000億円円(2023年12月31日時点) |
従業員数 | 5万3,239名(2023年12月31日時点) |
平均年収 | 927万4円(2023年12月31日時点) |
売上高 | 2兆8,410億7,700万円(2023年12月31日連結業績) |
参照元:日本たばこ産業(JT)|第39期(2023年1月1日 ~ 2023年12月31日)有価証券報告書
食品メーカー年収ランキング6位の日本たばこ産業(JT)の平均年収は927万4円です。
日本たばこ産業(JT)は、たばこ事業をメインに扱っていますが、グループ会社の「テーブルマーク」「ケイエス冷凍食品」「富士食品工」の3社が食品メーカーとして食品の製造・開発を行っています。
冷凍麺やパックごはんなどの冷食常温事業と、酵母や抽出エキスなどを扱った調味料事業が食品メーカーとしてメイン事業です。
130カ国以上の国と地域に展開するグローバル企業として、たばこ事業と食品事業・医療事業・加工食品事業など、さまざまな事業を展開しています。
7位:DM三井製糖ホールディングス
商号 | DM三井製糖ホールディングス株式会社 |
本社所在地 | 〒108-0014 東京都港区芝五丁目26番16号 |
設立年月日 | 1947年9月4日 |
資本金 | 70億8,300万円(2023年12月31日時点) |
従業員数 | 1,462名(2023年12月31日時点) |
平均年収 | 926万4,264円(2023年12月31日時点) |
売上高 | 1,707億7,400万円(2023年12月31日連結業績) |
参照元:DM三井製糖ホールディングス|2024年3月期 有価証券報告書
年収ランキング7位のDM三井製糖ホールディングスの平均年収は926万4,264円です。
砂糖事業、ライフ・エナジー事業、不動産事業を営んでおり、食品メーカーとして主に砂糖関連の商品を開発・販売しています。
一般的な砂糖だけでなく、次のような機能性食品素材を取り扱っていますよ。
- 様々な食品に使用できる機能性糖質「パラチノース」
- キャンディに最適な糖アルコール「パラチニット®」
- 食品素材臭や加工臭を幅広くマスキング可能な「さとうきび抽出物」
- 不溶性食物繊維で食感改良やコストダウンが可能な「バンブーファイバー」
- 添加するだけでコクや熟成感を醸し出す「コクミシュガー」
- スーパーフードとして知られる「キヌア」
加工食品や飲料、製菓・製パン、中食・外食向けまで幅広い分野で砂糖を供給しており、国内砂糖事業のシェア率は推定で40%ほどです。
8位:ヤクルト本社
商号 | 株式会社ヤクルト本社 |
本社所在地 | 〒105-8660 東京都港区海岸1丁目10番30号 |
設立年月日 | 1955年4月9日 |
資本金 | 311億1,765万円(2024年3月31日時点) |
従業員数 | 2,810名(2024年3月31日時点) |
平均年収 | 906万7,789円(2024年3月31日時点) |
売上高 | 5,030億7,900万円(2024年3月31日連結業績) |
参照元:ヤクルト本社|2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)有価証券報告書
食品メーカー年収ランキング8位のヤクルト本社の平均年収は906万7,789円です。
企業名にもなっている「ヤクルト」を中心とした飲料事業を営んでおり、宅配と店頭での販売を行っています。
また、2024年10月に生産子会社として「株式会社ヤクルト プランツ ファクトリー」を設立し、近年世界的に拡大傾向である植物素材利用食品市場へも進出しました。
国際事業として、アメリカ・メキシコ・ベトナム・中国・インドネシアを拠点に、世界中にヤクルトシリーズを販売しています。
9位:日清製粉グループ本社
商号 | 株式会社日清製粉グループ本社 |
本社所在地 | 〒101-8441 東京都千代田区神田錦町一丁目25番地 |
設立年月日 | 1900年10月 |
資本金 | 171億1,700万円(2024年3月31日時点) |
従業員数 | 9,574名(2024年3月31日時点) |
平均年収 | 868万8,705円(2024年3月31日時点) |
売上高 | 8,582億4,800万円(2024年3月31日連結業績) |
参照元:日清製粉グループ本社|2024年3月期(第146期)有価証券報告書
食品メーカーの年収ランキング9位の日清製粉グループ本社の平均年収は868万8,705円です。
製粉事業、加工食品事業、中食・惣菜事業、健康食品事業、エンジニアリング事業、酵母・バイオ事業、メッシュクロス事業、その他補にも事業を展開しており、グローバル展開に向けた取り組みも積極的に推進しています。
原料小麦の三大輸入国である米国・カナダ・豪州のすべてに生産拠点を持ち、国内外ともに製粉事業で売り上げを伸ばしています。
10位:ダイドーグループホールディングス
商号 | ダイドーグループホールディングス株式会社 |
本社所在地 | 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島二丁目2番7号 |
設立年月日 | 1975年1月27日 |
資本金 | 19億2,400万円(2023年12月31日時点) |
従業員数 | 5,182名(2023年12月31日時点) |
平均年収 | 731万8,031円(2023年12月31日時点) |
売上高 | 2,133億7,000万円(2023年12月31日連結業績) |
参照元:ダイドーグループホールディングス|2024年1月期 有価証券報告書
食品メーカー年収ランキング10位のダイドーグループホールディングスの平均年収は731万8,031円です。
飲料事業・食品事業・医療品関連事業を展開しており、トルコ飲料市場を中心とした海外での飲料製造・販売を行っています。
国内向け飲料販売では、主力の自動販売機事業が売上の80%を占めていますよ。
食品メーカーの動向・トレンド
食品メーカーの動向・近年のトレンドは、次のとおりです。
それぞれの動向を確認して、食品メーカーに就職するべきか検討しましょう。
①コロナ禍前まで回復
食品業界はコロナ禍によって、大幅に売り上げが減少しました。しかし、コロナ収束後に外食や中食が活発になり食品業界の売り上げはコロナ禍前まで回復しています。
年度 | 食料品売上高 |
2013年 | 42兆7323億円 |
2014年 | 44兆613億円 |
2015年 | 44兆8239億円 |
2016年 | 45兆2845億円 |
2017年 | 44兆8844億円 |
2018年 | 45兆8416億円 |
2019年 | 44兆1287億円 |
2020年 | 42兆1311億円 |
2021年 | 41兆6385億円 |
2022年 | 45兆4120億円 |
2023年 | 47億7,817億円 |
2023年には、近年10年間で食料品の売り上げが最高額を記録しました。
食料品の売り上げが伸びている原因として、インバウンド需要による外食産業の活性化や、ロシア・ウクライナ情勢による原材料の高騰が挙げられます。
②SDGsや健康面への関心が増加
近年の食品業界では、SDGsや健康面への関心が増加しています。世界的人口増加に伴う食品需要の増加によって、SDGsへの関心が高まりました。
SDGsの項目には、「2030年までに小売りと消費レベルでの1人当たり食品廃棄物を半減させ、食品の製造と供給における食品ロスを削減する」という目標が設定されており、世界的にフードロスをなくす取り組みが推奨されています。
また、少子高齢化やスマートフォンによる自主的な情報収集によって、近年は健康意識への関心が高まりました。
③記録的値上げが続出
引用元:(月例定期調査)「食品主要195社」価格改定動向調査|株式会社帝国データバンク
海外からの輸入に頼っていた日本は、円安や輸入製品や輸入原材料などの高騰によって、食料品が大幅に値上げされました。
2023年の平均値上げ率は15%、2024年の平均値上げ率は17%と、2年間で32%も平均的に値上げされています。
さらに帝国データバンクの予想では、2025年には11%の値上げが起きる見込みです。
消費者は食料品の値上げによって生活が苦しくなり、食品メーカーは原材料の値上げによって商品・サービス価格の値上げを余儀なくされました。
④インターネット販売の増加
近年、物品販売や食料品のインターネット販売が増加し、食品メーカーもオンライン化に対応する取り組みが求められています。
経済産業省の電子商取引実態調査によると、近年食品、飲料、酒類のBtoCにおけるEC市場規模が増加しています。
年度 | 市場規模 | 前年比 | EC化率 |
2018年 | 1兆6,919億円 | 8.60% | 2.64% |
2019年 | 1兆8,233億円 | 7.77% | 2.89% |
2020年 | 2兆2,086億円 | 21.13% | 3.31% |
2021年 | 2兆5,199億円 | 14.10% | 3.77% |
2022年 | 2兆7,505億円 | 9.15%増 | 4.16% |
2023年 | 2兆9,299億円 | 6.52%増 | 4.29% |
コロナ禍に伴う外出自粛の風潮により、外に出かけずインターネットで食料品を購入する文化が根付きました。
店舗を持たずにECサイトを通じて製品販売ができるため、インターネット販売に注力して、業績を伸ばしている食品メーカーも少なくありません。
食品メーカーの将来性
ここでは、食品メーカーの将来性について解説します。次のように、食品メーカーは将来的に需要が変化する見込みです。
食品メーカーの将来性を確認して、就職先選びの参考にしてください。
①少子高齢化に伴い市場は収縮
食品業界は、少子高齢化に伴い市場は収縮する見込みです。
人口減少が続く日本では、食料品に限らず顧客となる消費者が減少するため、市場が収縮していきます。
食品業界の市場が収縮するため、メーカーは業界内で生き残るための施策を講じなければなりません。
②海外進出が加速する
人口減少対策の1つとして、有効的な取り組みが海外進出です。国内の顧客が減少していく中、海外にマーケットを拡げれば、安定した収入源を確保できます。
特に日本の食品メーカーが注目している地域は、ASEAN10ヵ国にインドを加えたエリアです。成長が著しい巨大市場であり、味の好みが日本人に近いため、日本食が受け入れられやすい傾向にあります。
日本食は、味だけでなく低カロリー・低脂肪である点から、海外で人気が高いため、海外進出によって利益を大幅に向上させることが可能です。
③機能性の高い食品需要が増える
今後の食品業界では、健康食品をはじめ、機能性の高い食品需要が増える可能性が高いです。
なぜなら、高齢化社会において体脂肪を減らしたり血圧を抑えたりする、機能性の高い健康食品需要が増えるからですよ。
他にも美容や筋肉増強に特化した食料品や、体質改善に役立つ飲料など、機能性の高い食品需要が増えるでしょう。
年収が高い食品メーカーに就職するための対策
年収が高い食品メーカーに就職するための対策として、次のようなものが効果的です。
食品メーカーを志望する方は、それぞれの対策を実践しましょう。
①専門スキルを身に着ける
年収が高い食品メーカーに就職するために、専門スキルを身に着けましょう。
志望する職種によって求められるスキルが異なりますが、他の求職者が持っていない専門スキルを身に着ければ、選考を優位に進められます。
食品メーカーを目指すためにおすすめの資格は、次のとおりです。
- 食品衛生管理者
- HACCP管理者
- フードコーディネーター
- 栄養士
- 管理栄養士
- 食品表示検定
- 食品品質管理検定
- 醸造技能士
- 製菓衛生師
- レストランサービス技能検定
他の候補者より選考を優位に進めるため、企業が求めるスキルを身に着けてから、就活に挑みましょう。
②業界・企業リサーチを徹底する
年収の高い食品メーカーに就職するため、業界・企業リサーチを徹底してください。
業界・企業リサーチを怠ると、志望動機や面接での質疑応答で、適切な回答ができない可能性があります。
食品メーカーの中でも「なぜこの企業を志望するのか」明確な理由を提示できれば、面接で優位です。
また近年の業界動向や将来性、企業の風土や文化をリサーチしておけば、就職先選びをスムーズに行えます。
③インターンシップに参加する
年収が高い食品メーカーを志望するなら、インターンシップへの参加がおすすめです。
インターンシップに参加すれば、実際に企業の雰囲気や業務内容・人間関係を確認してから、就職するべきか検討できます。
さらにインターンシップで人間関係を構築しておけば、就活を優位に進めることも可能です。
インターンシップでの実績があれば、他の就活生より高く評価してもらえる可能性があるため、第一志望の食品メーカーのインターンシップに参加しましょう。
④OG・OB訪問で情報収集する
年収が高い食品メーカーに就職するために、OG・OB訪問での情報収集が効果的です。
OG・OB訪問で、面接の際に聞かれた内容や入社してからの待遇・業務内容などをリサーチして、志望する食品メーカーを見極めましょう。
OG・OB訪問は、実際に入社した先輩社員から内情を聞き出せる情報収集の場です。
年収が高い食品メーカーは、競争率が高く就職難易度も高まるため、事前に企業リサーチを徹底することが大切ですよ。
食品メーカーの年収ランキングについて理解を深めよう
ここでは主に、食品メーカーの年収ランキングについて紹介しました。
食品業界は、インバウンド需要による外食産業の活性化や原材料の値上げにより、コロナ禍前より回復し業績が右肩上がりです。
また、インターネット販売の需要が高まり、食品メーカーでもオンライン化に対応する施策が求められています。
しかし、今後は少子高齢化に伴い市場は収縮するため、食品メーカーは海外進出によって安定した収入源を確保する必要があります。
年収が高い食品メーカーに就職したいなら、年収や待遇だけでなく企業の将来性や業界の動向を徹底的にリサーチしてから、志望する企業を選定しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。