就活生にとって、仕事選びは人生における重要な決断のひとつです。
しかし、業種や業界、職種や職業などの用語が複雑で混乱してしまうこともありますよね。
本記事では、業種や業界、職種や職業の違いについて解説し、自分に合った業界・職種を見つけるためのヒントをお届けします。
また、あまり聞かない「業態」についても触れ、仕事選びに役立つ情報をお届けします。就活生はもちろん、社会人の方も必見の記事になっていますので、最後までご覧ください。
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「業種」と「業界」の違いを解説!それぞれの意味も把握しよう

就職活動をする際、業種や業界という言葉をよく耳にすることがありますが、これらは似たような意味で使われることもあります。
しかし、実際には「業種」と「業界」には微妙な違いが存在します。本記事では、それぞれの意味と違いについて解説します。
①「業種」の定義は「企業が携わっている分野」
業種とは、企業が携わっている具体的な分野を指します。
例えば、サービス業、不動産業、建設業などが業種の一例です。業種は一般的に、企業が提供する商品やサービスの内容に基づいて分類されます。
業種によって、企業の特徴や業界全体の動向なども異なることがあります。
②「業界」は業種をさらに細かく細分化したもののこと
業界とは、業種をさらに細かく細分化したものを指します。業種が広い範囲で分類するのに対して、業界はより具体的な分類を行います。
例えば、「サービス業」という業種の中でも「販売・フード業界」「美容業界」「宿泊(ホテル)業界」など、さまざまな業界が存在します。
業界は、業種内の特定の市場やビジネスのグループを指すこともあります。
それぞれの業種に向いているタイプを解説
次に、各業種に向いているタイプについて解説します。以下では、主要な業種の中からいくつかの業種に焦点を当て、それぞれに向いているタイプを紹介します。
① 金融業・保険業

金融業や保険業は、数字やデータに強く、リスク管理や分析能力が求められるため、論理的思考性が高い人に向いています。
また、コミュニケーション能力や説明力も重要になってきます。顧客との信頼関係を築きながら、適切な金融商品や保険プランを提案することが求められるからです。
②サービス業

サービス業は、お客様と直接関わることが多いため、人とのコミュニケーションが得意な人に向いています。ホスピタリティ精神やおもてなしの心を持ち、柔軟な対応が求められます。
例えば、接客業やホテル業界では、笑顔や親切な対応が大切です。
③建設業

建設業では、物事を具体化する力や細かな作業に耐性がある人が求められますね。建築や土木工事などの分野では、設計図や施工計画をもとに作業を進めるため、細部への注意や正確性も必要です。
また、現場での協力やチームワークも重要な要素になるでしょう。
④製造業

製造業では、物づくりに興味や関心を持ち、手先の器用さや工程管理能力が求められます。製品の組み立てや検査など、細かい作業を行うこともあります。そのため、品質管理や改善の意識が大切です。
製造業は労働集約的な業界でもありますので、体力や耐久力も必要とされる場合もありますよ。
⑤商業

商業では、販売やマーケティングに関する知識やスキルが求められます。顧客のニーズを的確に把握し、商品やサービスを提供する能力が重要視されることが多いですね。
また、競争の激しい市場で差別化を図るため、創造力やアイディア力も求められます。顧客との関係構築や交渉力も必要となります。
しかし、これらはあくまで一例で、業種によってはさまざまなタイプの人材が求められる場合があります。自身の特性や能力を考慮しながら、自分に合った業種を選びましょう。
「職種」と「職業」の違いを知ろう

仕事に関する話題では、「職種」と「職業」という言葉もよく使われますが、これらの意味や使い方には違いがあります。以下では、それぞれの意味と違いについて解説します。
「職種」とは企業の中での役割のこと
職種とは、企業内での役割や業務の種類を指します。例えば、営業職、事務職、技術職などが職種の一例です。
職種は、その仕事に求められるスキルや知識、経験などに基づいて分類されます。企業内でのポジションや役割の違いを明確にするために使用されるためでしょう。
ただし、上司や管理職のような「役職」とは異なり、職種はあくまで仕事内容に焦点を当てています。
「職業」は自分が何の仕事をして生活を支えているかの分類
職業は、自分が何の仕事をして生活を支えているかを分類するものです。
例えば、企業勤めなら「会社員」、自分の店を持っているなら「自営業」といったように、具体的な職業を指しています。
職業は、社会的な立場や働く場所、職種に関係なく、自身が従事している仕事のカテゴリーを表します。職業は個人の身分や社会的な位置づけにも関わる重要な要素ですね。
「業態」は商品の「売り方」を基準に分けられたもの

業態は、商品の売り方や営業形態を基準に分類されたもので、業種や職種とは異なる概念です。
例えば、スーパーマーケットやコンビニなどは商品を一般的に販売する方法であり、これが一つの業態になります。
業態、販売形態や提供方法、顧客接点の違いなどで分類されていますね。
例えば、大型店舗やディスカウントストアは広範囲な商品を幅広い顧客に提供する大量販売型の業態になります。
一方、専門店や専門ブティックは特定の商品やサービスに特化し、専門知識や高品質な提供を重視する業態になりますね。
仕事選びに悩むなら「業種」×「職種」の組み合わせを考える

仕事選びに迷ったら、「業種」と「職種」の組み合わせを考えるといいでしょう。
自分が興味を持つ業種と、自身の性格やスキルに合った職種を組み合わせることで、適切な仕事を見つけることができますよ。
業種はどの分野の仕事をするかを決める基準であり、職種はその仕事の役割やポジションを表しています。
自分の興味と能力をバランスよく考え、最適な業種と職種の組み合わせを選ぶことで、やりがいや成果を得られる仕事に出会えるでしょう。
最終的な仕事の選択は個人の判断に委ねられますが、業種と職種の組み合わせを考えることで、自身にとって最適な仕事を見つける手助けになりますよ。
「業種」と「業界」の違いを押さえて企業分析に役立てよう!

今回の記事では、業種と業界の違いや職種と職業の違いを解説しました。仕事選びに迷ったときは、自分自身の興味と能力を考慮し、「業種」と「職種」の組み合わせで選ぶことが重要です。
また、業界の動向や競争状況を把握し、将来性も考慮して就活をしてくださいね。
就活を頑張るあなたを応援しています!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。