心理学部におすすめの就職先はどこ?選考突破の秘訣や卒業後の年収についても解説
「心理学部の学生は就活をどう進めればいいの?」
時に就活に不利とも言われる心理学部の学生で就活に悩んでいる学生は多くいます。
この記事では、心理学部の学生の就職活動での強みやおすすめ業界、対策方法を徹底解説。
この記事を参考に、自分の第一志望の企業に就職しましょう!
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心理学部の就職活動事情

まずは心理学部の就活事情についてざっくり把握しておきましょう。
心理学部の就活事情を理解するには以下の2つのポイントを抑えることが重要です。
それぞれ詳しく見ていきますね。
心理学部の就職率は高い
まず、心理学部の学生の就職率はかなり高いことが特徴です。
在籍する大学によっても異なりますが、多くの大学で就職率は90%を超えていることがほとんどになります。
周りの友人に就職を選ぶ人が多いのは、情報戦である就活を戦い抜く上で心強いですね。
一般的な文系就職の他に専門職に就く人も多い
心理学部の学生の就活の特徴として、心理学部特有の専門職に就く人が多いのも特徴です。
文系学生の就活といえば学部の専門性を問わない採用方式がほとんどですが、心理学部の学生には、心理学を専攻した人のみを採用する業界があります。
心理学部の学生は、他の学部の学生にはない選択肢も持っているので、幅広いキャリアを選べる可能性があるのが嬉しいですね。
心理学部の就職活動での強み3選

心理学部の学生の就活事情をざっくり理解したところで、心理学部の就活での強みを見ていきましょう。
心理学部の就職活動における強みは主に以下の3つが挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①対人コミュニケーション能力
まず心理学部の学生の強みとして挙げられるのが、対人コミュニケーション能力です。
心理学部は、授業内容が人と人の関係についての内容な上に、授業形式もディスカッション形式が多いことが特徴。
大学在学中から対人コミュニケーションに関する経験が豊富なことから、就活においてもしっかり強みとしてアピールできますよ。
②他の学生に負けない専門分野
心理学部生の強みとしては、心理学に関する専門性の高さも挙げられます。
心理学は特殊な学問分野のため、他学部の学生にはあまり馴染みがなく、専門性の高さで他学部に負けることはまずありません。
心理学は消費者心理の洞察に活用できるので、営業やマーケティング職の選考では高評価を得やすいですよ。
③データを読み取る分析的思考力
心理学部の学生は、文系にも関わらずデータを読み取る分析的思考力が高いことも大きな強みです。
心理学は文系のイメージが強いですが、実際は多くのデータを分析する時間が多く、むしろ理系的な研究をすることがほとんど。
データに触れている時間が長いので、心理学部生は自然とデータや数字を扱って分析する力が伸びています。
数字やデータに強い人への需要は年々高まっているので、心理学部生の強みは就活において好印象になりますよ。
心理学部が就職に不利と言われる理由3選

ここまで心理学部の就活における強みを解説してきました。しかし、世間では心理学部は就職に弱いと言われることがあるのも事実。
ここからは、心理学部が就職に不利と言われる理由について解説していきます。
以下の3つのポイントを抑えて、自分の弱点を理解しておきましょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①ビジネスに関する知識に乏しい
まず心理学部の弱点の1つとして、ビジネスに関する知識や経験の少なさが挙げられます。
心理学部の学問で扱うトピックは人間の感情や行動に関するものが多く、直接ビジネスに関わる内容は多くありません。
経済学部や経営学部がビジネスに関する勉強をしているのに比べれば、どうしても心理学部生のビジネスに関する教養は負けてしまうため、心理学部生は普段の勉強以外に、ビジネスに関する教養を身につける時間を日頃からとっておきましょう。
②他の文系学部に比べて学業が忙しい
心理学部生の就活における弱みとして、心理学の研究や勉強が忙しくなりがちな点も挙げられます。
一般に文系学生は、理系に比べて研究に割く時間が短く、その分余暇があるので就活のための時間を確保しやすいです。
しかし心理学部の研究は多くのデータを収集・分析する必要があり、他の文系学部に比べて研究や勉強に割く時間が長くなってしまいます。
他の文系学部よりも忙しくなりやすい分、就活のための時間の使い方を計画的に考える必要がありますよ。
③専門知識を求める求人は少ない
最後に、心理学部の学生の就活における弱みとして、自身の専門性が発揮しづらいことも挙げられます。
心理学部の専門性は、メンタルケアやカウンセラーなどの専門職に活かせる部分が多いでしょう。
しかし日本では、諸外国に比べてメンタルヘルスの領域への関心がまだ低く、市場として未成熟なため求人もあまり多くありません。
心理学部生でも必ずしも専門性を活かせるわけではないことは念頭に置いて、就活に臨むようにしておきましょう。
心理学部の就職活動におすすめの業界5選

ここまで心理学部の学生の就活における強み・弱みについてそれぞれ解説してきました。
ここからは、そんな強みや弱みを踏まえた、心理学部の学生におすすめの業界を5つ紹介していきます。
それぞれ詳しく解説していきます。
①メーカー
心理学部の学生にまずおすすめなのはメーカー業界です。
メーカーとは、自動車や機械、食品などさまざまな領域のものづくりを担う会社の総称で、社内にもさまざまな役職があります。
心理学部の学生は、特にマーケティング職や営業職に向いているでしょう。
消費者心理を分析して、需要にあった販売戦略や営業戦略を立てられるので、心理学部の強みを活かして働けますよ。
②広告業界
心理学部の学生には、商品の販売までの流れを作る広告業界もおすすめです。
広告業界は、就活でも人気の業界で、激務ではありますが収入も高いことで有名。
心理学部の学生なら、広告を見る人の心理分析に長けているので、入社後も活躍しやすいですよ。
③情報通信・IT業界
心理学部の学生なら、情報通信・IT業界の求人も見てみましょう。
情報通信・IT業界は消費者と直接接点を持つ場面が多いため、消費者心理に詳しい心理学部生は強みを発揮できます。
業界として、ホワイトな職場環境で将来も安定しているので、おすすめの業界ですよ。
④金融業界
証券会社や銀行などの金融業界も、実は心理学部生におすすめの業界です。
金融業界は、多くの企業で忙しく働く人が多いですが、その分給料も高めに設定されています。
心理学部の学生は、他の文系学生に比べて数字やデータを扱えるのが強み。
細かい数字の計算や分析を伴う金融業界において、心理学部生ならではの強みを発揮できますよ。
⑤人材業界
心理学部の学生に最後におすすめするのは、人材業界です。
人材業界での仕事は多岐に渡りますが、心理学部の学生に特におすすめなのは転職エージェントや人材派遣の仕事。
志願者と企業の相性を分析して、適切なマッチングをするのは、心理学部の強みを活かせるのでおすすめですよ。
心理学部特有のおすすめ専門就職先5選

ここまで心理学部の学生におすすめの、一般就活業界を紹介してきました。
ここからは、心理学部特有の専門就職先を5つ紹介していきます。
それぞれ詳しく解説していきます。
①公認心理士
心理学部の学生にまず初めにおすすめするのは公認心理士の仕事です。
公認心理士は日本で初めての心理についての国家資格。教育や医療の現場で心の健康を守ることが仕事になります。
国家資格なので信頼性が高く、カウンセラーとして幅広い現場で働けるようになるのでおすすめですよ。
②臨床心理士
心理学部の学生であれば、臨床心理士の取得も検討してみましょう。
臨床心理士は、人の心に関する専門家であることを示す民間資格。
公認心理士のような国家資格ではありませんが、心理の世界ではメジャーな資格で、持っていればさまざまな現場で活躍できますよ。
③心理カウンセラー
心理学部の学生には、心理カウンセラーとしての企業への就職もおすすめです。
心理カウンセラーは資格名ではなく職種の名前なので、実際に教育や企業の現場でカウンセリングを行うことが仕事になります。
大学で心理学を専攻している人であれば心理カウンセラーとして就職することも可能なので、興味のある人は検討してみましょう。
④産業カウンセラー
心理学部の学生なら、産業福祉士の仕事も検討してみましょう。
産業カウンセラーは公認心理士や臨床心理士などと同じように、心に関するプロ資格です。
産業カウンセラーは他の資格と異なり、比較的取得難易度の低い民間資格。
勉学や他の業界の就活に忙しい人でも資格勉強と両立しやすいので、興味のある人はぜひ挑戦してみてください。
⑤法務技官
最後に心理学部の学生におすすめするのが、法務技官です。
法務技官は心理学の知識を活用して、犯罪や非行などの現場でカウンセラーとして働く仕事です。
少年院や刑事現場で過ちを犯した若者を更生させることは重要な仕事であり、大変ですがやりがいのあるおすすめの仕事ですよ。
心理学部が就職活動をうまく進めるためのポイント3選

ここまで心理学部におすすめの就職先について紹介してきました。
ここからは、心理学部が就職活動を上手に進めていく上でのポイントを解説していきます。
心理学部の学生は以下の3つのポイントを意識して就活に取り組むようにしましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
①専門性を示す資格を取る
まず心理学部の学生なら、専門性を示す資格を取るようにしましょう。
せっかく心理学部で専門的な勉強をしても、心理学部卒というだけでは具体的に何ができるのか、企業側はわかりません。
専門的な能力を示す資格を見せて自分の能力を企業が理解しやすくすることで、自己PRをしやすくなりますよ。
②早期から就職活動を始めておく
心理学部の学生が就活で意識すべきポイントとして、早期から就活に動き出すことも挙げられます。
心理学部の学生は文系の中でも卒業研究が忙しく、なかなか就活に向けた時間が取りづらくなるでしょう。
学部の研究が忙しくなる前に就活を始めておくことで、研究と就活の両立がしやすくなりますよ。
③日常的にニュースに触れる
心理学部の学生は、日常的にニュースに触れておくことも意識しておきましょう。
心理学部の勉強では、他の学部にはない専門性を身につけられる分、ビジネス社会の一般教養はなかなか学べません。
学部でビジネスに触れられない分、自分でビジネス知識を勉強する時間を確保することが重要ですよ。
心理学部の就職におすすめの資格3選

最後に、心理学部の学生が取得しておくのにおすすめの資格を3つ紹介します。
この資格をとっておけば、就活でも面接官から好印象を得られますよ。
それぞれ詳しく見ていきます。
①公認心理士
まず心理学部の学生が取得すべき資格は、公認心理士です。
公認心理士を持っていれば、自分が心の健康に関するプロであることを示せます。国家資格なので企業からの信頼も厚いでしょう。
自分の大学での勉強の成果や、社会人になってからも活かせるスキルをアピールできるので持っておいて損のない資格ですよ。
②臨床心理士
次に心理学部におすすめの資格は、臨床心理士です。
臨床心理士は公認心理士と異なり、民間資格ではありますが、心理に関する民間資格では最もメジャーだと言えます。
臨床心理士の資格を持っていれば、やはり自分の専門性のアピールになるので、企業からも好印象を得られますよ。
③TOEIC
最後に心理学部におすすめする資格はTOEICなどの英語資格です。
最近ではどのような企業・職種でも英語を使う機会が見られ、英語に関する資格はさまざまな就活の場面で活用できます。
いろんな業界職種を検討しているなら、汎用性の高い英語資格を持って就活に臨みましょう!
心理学部の強みを活かして就職活動をうまく進めよう!

この記事では、心理学部の学生の就活について、強みや対策方法、おすすめ業界を解説してきました。
他の学部にはない心理学部ならではの強みを活かして、自分の希望の企業に就職しましょう!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。