工学部におすすめの就職先はどこ?選考突破の秘訣や卒業後の年収についても解説
「工学部ってどこに就職するのが良いの?」
工学部の学生で、就職活動をどのように進めたら良いか悩んでいる人はたくさんいます。
この記事では、工学部の学生が就職活動を進める上での強みや注意点、またおすすめの就職先業界まで徹底解説。
この記事を読んで自分の強みを理解し、就職活動を思い通りに進めていきましょう!
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工学部の就職活動事情

まずは工学部の学生の就活事情についてざっくり見ていきましょう。
工学部の就職について理解するには、以下の2つのポイントを押さえておくことが重要です。
それぞれ詳しく解説していきます。
工学部の就職率はかなり高い
まず工学部の学生の就職率は、90%を超える大学もあり、理系の中ではかなり高いと言えます。
ITスキルが重視される社会において、工学部出身の学生は就職に有利なスキルを身につけて就活に臨めるのです。
とはいえ工学部の中には大学院に進学する人も一定数います。総じて工学部はさまざまな選択肢を取りやすい学部だと言えるでしょう。
就職先は幅広い業界に広がっている
就職を選んだ工学部の学生の中でも、就職先業界は幅広く広がっています。
工学部の学生に人気なのは製造業やIT業界など技術系の業界が中心です。
一方で、論理的思考力の高さを活かして文系就職をする人も多く、さまざまな業界を選びやすい学部だと言えますよ。
工学部が就職活動で活かせる強み3選

ここまで工学部の就活事情について概観を確認してきました。
ここからは実際に工学部の学生が就活をするときにアピールできる強みを3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①ITスキルがある
まず工学部の学生が他学部に比べて圧倒的に強いのが、ITに関する知識やスキルが豊富なことです。
今の時代、どんな業界のどんな会社でもITは重要なスキルとなっており、ITスキルを持っているだけで企業から高評価を得られるでしょう。
就職活動時には、自身のITスキルを客観的に評価できるスコアも一緒にアピールできると、相手に伝わりやすくなりますよ。
②数字やデータに強い
工学部の強みとして、数字やデータを扱うことに長けている点も挙げられます。
工学部出身ならば、大学の授業を通じて日々数字やデータを使った分析を経験しているはず。
データに基づいたビジネスが今の社会のトレンドなので、数字やデータに得意な人はそれだけで好印象を得られますよ。
③理系の専門的な知識がある
最後に、工学部の学生には自分の研究の過程で得た圧倒的な専門性が強みとしてあります。
自分の研究していた領域で、社員と対等に議論できるほどの専門性があれば、即戦力として評価されること間違いなしです。
また領域が違っても、何か1つの研究をとことんやり抜いた経験は、それだけで企業から好印象に写りますよ。
工学部のおすすめ就職先6選

ここまで工学部の学生の就活における強みについて解説してきました。
ここからは、工学部の学生におすすめできる、以下の6つの就職先業界を紹介していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①IT業界
工学部の学生にまずおすすめなのはIT業界です。
IT業界で求められるスキルは、工学部の学生が大学で勉強する内容と親和性が高く、専門的な知識を高く評価されます。
IT業界は先進的な労働環境で、ホワイトに高い給料を得られるので、工学部の学生にはかなりおすすめですよ。
②自動車・輸送機器製造業界
次に工学部の学生におすすめの業界は、自動車・輸送機器製造業界です。
日本のものづくり産業の中心とも言える自動車・輸送機器製造業界では、工学部の学生が持つ多様な知識が重宝されます。
業界内の企業の成長も著しく、利益が伸びているので、入社すれば高収入も期待できますよ。
③電気・機械メーカー
工学部の学生ならば、電気・機械メーカーも検討してみるのがおすすめです。
自動車業界と並んで日本のものづくり産業を大きく牽引する電気・機械業界でも、工学部の学生の能力が高く評価されます。
特に精密機器に関する技術は日本が世界でもトップクラスを誇っており、やりがいを持って働けるおすすめの業界ですよ。
④エネルギー業界
意外に思われるかもしれませんが、工学部の学生にはエネルギー業界もおすすめです。
資源の少ない日本ではエネルギーを効率的に使用する技術への需要が大きく、研究開発職で工学部の能力が求められています。
ITスキルを用いたデータ分析や地道な研究作業など、工学部の学生が活躍できる部分は多いので、ぜひ検討してみましょう。
⑤建設業界
工学部の中でも、土木建築に関心のある学生は建設業界も検討してみましょう。
建設業界は、長期間安定して需要規模の大きい業界で、将来的にも収入の安定する業界だと言えます。
また建築や土地利用に関する知識は一朝一夕でつくものではないので、大学でしっかり勉強してきた工学部生が求められているのです。
⑥国家・地方公務員
工学部の学生には、国家・地方公務員もおすすめになります。
国家・地方公務員の重要な仕事の1つである土木・インフラ整備に関する仕事で、工学部の専門性が強く生きるのです。
公務員は将来も安定している仕事なので、安定して働き続けたい人にはおすすめの仕事ですよ。
工学部のおすすめ職種4選

ここまで、工学部におすすめの業界について解説してきました。ここからは、もう少し具体的な職種についてもおすすめを紹介。
工学部の学生におすすめの職種は主に以下の4つです。
それぞれ詳しく見ていきます。
①システムエンジニア(SE)・プログラマー
まず工学部の学生に最もおすすめの職種は、システムエンジニア(SE)・プログラマーになります。
システムエンジニア(SE)・プログラマーはコーディングの専門的な知識が求められ、未経験からすぐに始めるのは難しい仕事です。
だからこそ、大学で専門的にコーディングを学んできた工学部生は高く評価され、好待遇で採用してもらえる可能性が高いでしょう。
②研究職
工学部の学生には、メーカーやエネルギー業界などでの研究職もおすすめです。
そもそも研究職は、大学の研究室と同じように、企業の新商品や新技術の開発に向けて日々研究を続ける仕事。
研究を続ける忍耐力や知的好奇心を持つ工学部の学生ならば、研究職に向いていること間違いなしです。
③生産・品質管理
工学部の学生には、メーカーの生産・品質管理の仕事もおすすめです。
生産・品質管理では、商品の生産から管理までのデータを管理・分析することが主な仕事で、メーカーの製造過程の中枢を担うことになります。
企業の中でも重要な位置付けにある仕事でやりがいが大きく、工学部の専門的なスキルを活かせる機会の多い魅力的な仕事ですよ。
④機械設計
最後に工学部の学生におすすめするのは、機械設計の仕事です。
機会設計の仕事では、機械製造業でアイデア段階の構想を具体的な形に落としていくことがメインの仕事になります。
モノづくりの根本的な部分に携われるので、工学部の中でもモノづくりに関わりたいという人におすすめの仕事ですよ。
工学部にも文系就職はできる!おすすめ業界2選

ここまで工学部の強みを活かして就活をする上で、おすすめの仕事を紹介してきました。
ここからは工学部からの文系就職について解説していきます。工学部から文系就職を目指すなら以下の2種類の業界がおすすめですよ。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①コンサルティング業界
工学部におすすめの文系就職先の1つ目はコンサルティング業界です。
コンサルティング業界では、論理的思考力やITに関する知見が求められます。
工学部では論理的思考はもちろん、特にITスキルを多用する機会が多いので、他の学生と差別化できるでしょう。
仕事は忙しいですが高収入を期待できるので、興味のある人はコンサルティング業界に挑戦してみましょう。
②金融業界
工学部の学生には、金融業界もおすすめです。
金融業界では、お金や証券などの金融商品を扱うため、数字に触れることが得意な人は重宝されます。
また、工学部の学生は1つの領域を極めることに長けた人が多く、金融分野に詳しくなる必要のある金融業界とマッチしています。
金融業界も仕事が忙しいことで有名ですが、その分給料も高くなりやすいので、興味のある人は挑戦してみましょう。
工学部の就職と大学院進学の比較

ここまで工学部の学生の就職先について解説してきました。一方で、工学部の学生には大学院進学を選択肢に考えている人も多いはず。
ここでは、工学部の学生にとっての大学院進学のメリット・デメリットを解説していきます。
大学院進学のメリット
工学部の学生が大学院に進学すれば、研究領域に関する専門性を学部生に比べてかなり高められます。
それにより、研究職・技術職においては特に評価が高くなり、選考においても優遇されやすくなるでしょう。
また大学院を卒業していれば、それだけで初任給が高くなることも大きなメリットです。
大学院進学のデメリット
一方で工学部の学生が大学院に進学すれば、将来の選択肢を狭める可能性はなるでしょう。
採用企業にとっては研究職・技術職以外では大学院卒のメリットは小さく、初任給が高くなるのでむしろでデメリットになり得ます。
また同年代に比べて2年遅れて働き始めることになるので、それだけ若手の経験が積めなくなるという懸念もありますよ。
工学部の就職活動のポイント・注意点3選

ここまで工学部の学生のおすすめ就職業界を紹介してきました。最後に、工学部が就職活動を進める上での注意点を解説します。
工学部が就活を進める上では以下の3つのポイントに注意しておきましょう。
それぞれ詳しく見ていきます。
①研究内容の説明はわかりやすく
工学部が就職活動を進める際には、まず研究内容の説明をいつでもできるように準備しておきましょう。
工学部の学生は研究に力を入れている分、その内容は専門的になり、専門外の人間にはなかなか理解できないことが多くあります。
専門的な話であっても、自分が何に力を入れてきたのかが誰でも理解できるように、前もって練習しておきましょう。
②情報収集のために積極的にコミュニティに参加する
また、工学部の学生には、情報収集のために積極的に就活コミュニティに参加することをおすすめします。
工学部内では卒業後の就職先に偏りがあり、特定業界以外の話を聞くのが難しくなるでしょう。
外部のコミュニティに所属することで、他学部の学生とも交流し、自分の選択肢を増やしておくことがおすすめですよ。
③専攻分野以外への関心も示す
最後に、工学部の学生は、自分の専攻分野以外への関心を見せる姿勢が重要です。
大学で真剣に研究に取り組んでいると、どうしても自分の研究領域のことばかり考えてしまいますよね。
しかし、民間企業では採用後の配属で自分の志望配属に必ずしも行けるとは限らないのが現実。
どのような配属であっても活躍できる人材でアピールすることで、選考を有利に進められますよ。
工学部の強みを活かして就職活動を有利に進めよう!

この記事では工学部におすすめの就職先業界や工学部の強みを解説してきました。
他学部にはない工学部ならではの強みを活かして、自分の志望業界に向けて就職を有利に進めましょう!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。