リクルートスーツのボタンマナーは?男女別の着こなし方や注意点を徹底解説
就活の際には、リクルートスーツを着用しますがジャケットやシャツのボタンマナーを守らなければなりません。
ボタンに関するマナーを守っていないと、選考に悪影響を及ぼす可能性があります。
リクルートスーツの着こなし方を知りたい方は、ボタンマナーについて確認しておきましょう。
本記事では、リクルートスーツのボタンマナーを男女別に解説します。リクルートスーツの着こなし方をあわせて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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リクルートスーツのボタンマナー

リクルートスーツを着用する際は、正しい着こなし方を理解しておく必要があります。
ジャケットやシャツのボタンに関するマナーが決まっているため、就活で常識がない学生だと思われないように、ボタンマナーを押さえておきましょう。
リクルートスーツの基本的なボタンマナーは、次のとおりです。
- アンボタンマナー
- 基本的に着席時はボタンを開ける
- シャツはすべて留める
アンボタンマナー
アンボタンマナーとは、ジャケットの一番下についているボタンを外す、スーツの基本的なマナーです。一説によると1900年代のイギリス王国で、王様たちが太ってしまい、ジャケットの一番下のボタンを留められなくなったことがアンボタンマナーの起源です。
配下の者たちが、王様に恥をかかせないようジャケットの一番下のボタンを外したエピソードがルーツとなり、現在までスーツ着用のマナーとして残っています。
また、ジャケットのボタンをすべて留めてしまうと、動きづらく座った際に不自然なシワが入ることからアンボタンマナーが推奨されています。
一番下のボタンを開けることで、スーツのシルエットが崩れにくく動きやすくなるため、実用的にもアンボタンマナーが理にかなっているのです。
基本的に着席時はボタンを開ける
スーツの着用マナーとして、基本的に着席時はボタンを開けておくものです。社会人の常識として、着席時にジャケットのボタンをすべて開けて、起立する際に再度ボタンを留めるマナーがあります。
着席時にボタンを開ける理由は、スーツの寿命を伸ばす目的と、ビジネスやフォーマルなシーンで相手に敬意を示すためです。
社会人としてはスーツを着用している際に、着席時のボタンマナーを守る必要がありますが、就活では厳守しなくても問題ありません。
シャツはすべて留める
リクルートスーツのシャツは、すべて留めましょう。就活では、シャツにネクタイを着用し、誠実さと清潔感をアピールする必要があります。
第一ボタンが開いている状態では、だらしない印象を与えてしまい、選考に悪影響をおよぼす可能性があります。
襟元のボタンだけでなく袖口のボタンもすべて留めて、丁寧な着こなしを意識してください。
袖ボタンを留めずにジャケットを羽織ると、シャツの長さが不自然になり、だらしない印象になるため要注意です。
夏場には、休憩中や面接会場に向かう道中でボタンを外すことも多く、会場に到着した時点で服装が乱れていると減点される可能性があります。
就活でリクルートスーツを着用する際は、ジャケットだけでなくシャツのボタンまで気を配ることが大切です。
男女別のリクルートスーツボタンマナー

リクルートスーツのボタンマナーは、男女によって異なります。
男女によってリクルートスーツの形状は異なるため、性別ごとのボタンマナーを把握しておきましょう。
- 男性のボタンマナー
- 女性のボタンマナー
男性のボタンマナー
男性のボタンマナーは、アンボタンマナーと着席時にボタンを外すマナーを覚えておきましょう。なお、アンボタンマナーは、ジャケットの形状によって異なります。一般的なリクルートスーツのボタンは、2つボタンと3つボタンが主流です。
2つボタンの場合は、上のボタンを留めて下のボタンを開けておくスタイルですが、3つボタンの場合は襟の開き具合によってアンボタンマナーが変わります。
原則として3つボタンの場合は、真ん中のボタンのみを留めて、上と下のボタンは開けておきます。しかし、襟のVゾーンが開きすぎている場合は、一番上と真ん中の2箇所を留めて、一番下のボタンのみを開けましょう。
着席時には、ボタンをすべて開けるスタイルが一般常識ですが、ボタンの開閉にもたつくようであれば、ボタンを留めたまま座ってください。
女性のボタンマナー
女性のボタンマナーでは、アンボタンマナーが適用されません。女性のスーツは、すべてのボタンを留めるようにデザインされているため、男性より着丈が短く設計されています。
一番下のボタンを開けるとお腹が見えてしまい、だらしない印象になるため要注意です。また、女性のスーツは1つボタン・2つボタン・3つボタンが主流であり、ボタンの数によって印象が異なります。
ジャケットのボタン数 | 特徴 |
1つボタン | ・ウエストが強調され、華やかな女性らしい印象・ファッショナブルでカジュアルな印象 |
2つボタン | ・すっきりしたシャープな印象・業界やシチュエーションを選ばないリクルートスーツの定番 |
3つボタン | ・堅実で真面目な印象・堅い業界や職種におすすめ |
女性のリクルートスーツは、2つボタンがどの業界やシチュエーションにも向いています。1つボタンは、華やかな女性らしい印象を与えますが、少しカジュアルさが出るため、堅い業界や職種には向いていません。
1つボタンは、アパレルやクリエイティブな職種、自由な社風の企業を受けるときに着用しましょう。反対に3つボタンは、堅実で真面目な印象を与えるため、公務員や金融系の企業がおすすめです。
また、女性がリクルートスーツの下に着るシャツは、レギュラーカラーやスキッパーカラーが定番ですが、どちらも一番上までボタンを留めてください。どちらのシャツを選ぶべきかは、選考を受ける企業や業界の特徴に合わせましょう。
リクルートスーツの着こなし方

リクルートスーツを適切に着こなすためには、ボタンだけでなく次のポイントに注意する必要があります。
- ジャストサイズのスーツを選ぶ
- ネクタイはバックルを半分隠す程度の長さ
- 汚れやシワは厳禁
- 派手な個性はNG
それぞれのポイントを押さえて、面接官に失礼のないよう好印象な着こなし方を覚えましょう。
ジャストサイズのスーツを選ぶ
リクルートスーツは、ジャストサイズのスーツを選びましょう。近年、ファッション業界ではオーバーサイズがトレンドですが、ビジネスシーンにはカジュアルすぎるため不向きです。
オーバーサイズのスーツは、カジュアルでだらしない印象を与えてしまうため、リクルートスーツでは避けましょう。反対に裾や丈が短いスーツは、サイズが合っておらず幼い印象を与えてしまいます。
リクルートスーツは、真面目でフレッシュな印象を与えるために、動きやすいジャストサイズを選びましょう。目安として、次のポイントを押さえておくと、ジャストサイズのスーツを購入できます。
- 袖丈は手首の骨を隠す程度の長さ
- 裾丈はかかとを隠す程度の長さ
- 肩幅は窮屈さを感じない動きやすいサイズ
- 胸囲はジャケットのボタンを留めた際にシワやヨレが入らないサイズ
- ウエストはパンツを腰骨の位置に合わせて、シルエットや着心地が良いサイズ
不安な場合は、スーツ屋で店員さんと相談して、ジャストサイズのリクルートスーツを用意してもらいましょう。
ネクタイはバックルを半分隠す程度の長さ
リクルートスーツでは、シャツを第一ボタンまで留めてネクタイを結びます。ネクタイを結んだ際に、大剣がバックルの半分程度を隠す長さが適切です。
バックルをすべて隠してしまうと、だらしなく見えてしまい、見栄えが悪くなるので注意してください。
反対にネクタイが長すぎたり短すぎたりすると、ファッション性が高くカジュアルな雰囲気になってしまうため、就活には不向きです。
汚れやシワは厳禁
リクルートスーツを着用する際は、汚れやシワに注意しましょう。就活は、清潔感のあるフレッシュな服装で臨む必要があり、汚れやシワは厳禁です。
リクルートスーツに汚れやシワをつけないよう、着用後はブラッシングをかけて、専用ハンガーで適切に保管してください。
また、シャツの襟元や袖口は黄ばみやすいため、複数枚用意して綺麗な状態で面接に挑みましょう。
スチームアイロンを使用すれば、リクルートスーツやシャツのシワを伸ばせるため便利です。
派手な個性はNG
リクルートスーツは、基本的に黒か紺を選んでください。就活では、派手な服装は協調性がなく常識に欠けた人材だと判断されるため、カラースーツや派手なシャツ・ネクタイは厳禁です。
リクルートスーツは黒の無地(シャドーストライプなど無地に近い柄はOK)、シャツは白を選びましょう。
また、リクルートスーツはベストを着用するスリーピースは避けて、シングルジャケットを選んでください。
スリーピースやダブルジャケットは、華やかな印象を与えるため、就活向きではありません。
就活シーンでは、派手な個性は出さずに、無難で落ち着いた印象のリクルートスーツを着用してください。
就活におけるボタン以外の服装マナー

就活においてリクルートスーツのボタン以外に、守るべき服装マナーが豊富に存在します。
就活を有利に進めるために、次のアイテムごとの服装マナーを確認しておきましょう。
- シャツ
- カバン
- 靴
- コート
- 腕時計
- ハンカチ
それぞれの服装マナーを押さえて、採用担当者に好印象を与えるリクルートスーツの着こなし方をマスターしましょう。
シャツ
リクルートスーツのシャツは、白の無地が基本です。ヘリンボーンやドビーなど、遠目で無地に見える織柄はビジネスシーンで人気ですが、就活では悪目立ちします。
カラーシャツは原則避けるべきですが、アパレルやクリエイティブな職種では、男性は薄いブルー、女性は薄いピンク程度のシャツであれば着用できます。
しかし、原則としてリクルートスーツのシャツは白の無地を選ぶことをおすすめします。また、シャツの襟は男性の場合レギュラーカラーかワイドカラー、女性の場合はレギュラーカラーかスキッパーカラーを選びましょう。
ボタンカラーやノーカラーシャツは、就活向きではないので着用を避けてください。シャツの袖丈は、ジャケットから1~2cmほど見える程度の長さを選びましょう。
半袖や袖まくりした状態では、ジャケットからシャツの袖が見えません。夏場の暑い日でも、半袖シャツや袖まくりはせずに、長袖の白シャツを袖ボタンまで留めて着用してください。
カバン
就活用のカバンは、ビジネスバックが好まれます。スーツにリュックを合わせるコーディネートもありますが、就活シーンではカジュアルすぎます。
黒の装飾が少ないデザイン、素材はポリエステルかナイロンなど軽くて丈夫なカバンがおすすめです。
持ち手がしっかりしていて、A4ファイルが入る程度のサイズ、床に置くと自立するタイプのカバンを選びましょう。
撥水・防汚性が備わっていると、雨の日に書類やタブレットが濡れる心配が軽減されます。
靴
リクルートスーツに合わせる靴は、黒一色の天然皮革がおすすめです。革靴のデザインによって、就活向きと不向きなものがあるため、靴選びは慎重に行いましょう。
性別 | 就活向きのデザイン | 就活に不向きなデザイン |
男性 | ストレートチップ | ウイングチップ |
プレーントゥ | スワールトゥ | |
Uチップ | モンクストラップ | |
メダリオン | ||
女性 | ラウンドトゥ | ポインテッドトゥ |
スクエアトゥ | オープントゥ | |
ピープトゥ |
男性は靴紐がないスリッポンやローファー、金具が付いているモンクストラップなどは避けて、靴紐を結ぶ紐靴(レースアップ)を選びましょう。
女性は、黒一色のラウンドトゥかスクエアトゥ、ヒールの高さは3〜5cm程度のパンプスがおすすめです。
コート
冬場に就職活動する際は、リクルートスーツの上からコートを羽織る機会もあります。コートはファッション性が高いものではなく、ビジネスシーンに合うデザインがシンプルなものを選びましょう。
リクルートスーツに合わせるなら、次のようにデザインがシンプルで、ジャケットが隠れる丈感のコートがおすすめです。
・トレンチコート ・ステンカラーコート ・チェスターコート |
反対に、次のようなコートはカジュアルな雰囲気になるので、リクルートスーツには合いません。
・ダッフルコート ・ピーコート ・ダウンコート ・ファーやワッペン付きコート ・モッズコート |
なお、リクルートスーツに合わせて着用するため、フォーマルな印象を与える以下の色を選びましょう。
・ブラック ・ネイビー ・グレー ・ベージュ |
就活シーンでは、あくまでおしゃれな個性を出すのではなく、フォーマルな服装を意識することが大切です。
腕時計
腕時計は、社会人として時間を守る人柄をアピールするアイテムであり、デザイン性やブランドによってセンスや価値観を判断されます。
腕時計を付けておくと、面接会場で時間を確認する際にスマートフォンを取り出す必要がありません。
スーツの着こなし方として、腕時計は重要なアイテムであり、人によってはビジネスマナーと捉えるほどです。就活シーンに合わせる腕時計は、次のポイントを意識して選びましょう。
- アナログ時計
- シンプルで派手すぎない色
- メタルバンドか革バンド
- ブランドロゴが目立つ派手な時計は避ける
就活シーンでは、シンプルで機能的な腕時計が好まれます。デジタル時計ではなくアナログ時計、色やデザインは文字盤が見やすくフォーマルな印象を与えるものを選んでください。
ハンカチ
ハンカチは、身だしなみを整えるエチケットとして持っておくべきです。面接の際に汗をダラダラ流していると不潔に感じますが、ハンカチを持っていると汗を拭いて清潔感をアピールできます。
就活シーンで使用するハンカチは、黒や紺、グレーなどのダークトーンがおすすめです。白や黄色や赤などの明るい色は、派手な印象を与えてしまうため、リクルートスーツに合いません。
また、デザインは無地が好ましく、柄物を使用する場合はチェックやストライプなどフォーマルな柄を選びましょう。ブランド物のタオル地は、カジュアルな印象を与えるため、コットン生地のシンプルなハンカチがおすすめです。
しわくちゃなハンカチは、だらしない印象になってしまうため、アイロンをかけた綺麗なものを持っていきましょう。
リクルートスーツのボタンに関するまとめ

リクルートスーツのボタンマナーを知っておくと、就活時にリクルートスーツを正しく着こなせます。
男性の場合はアンボタンマナーを守り、女性はすべてのボタンを留めて面接に挑んでください。
本来、スーツのマナーとして着席時はジャケットのボタンをすべて開けますが、就活シーンでは無理に開ける必要はありません。ボタンの開閉でもたつくようであれば、ボタンを留めたままで問題ありません。
面接において大切なポイントは、ボタンマナーを気にするより適切な受け答えをして、面接官に自分の魅力を伝えることです。
ただし一般常識として、リクルートスーツの着こなし方はマスターしておく必要があるので、ボタンマナーやその他のマナーを押さえておきましょう。
この記事を書いた人
梶
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