経済学部におすすめの就職先はどこ?選考突破の秘訣や卒業後の年収についても解説
「経済学部って就職活動で有利なの?」
経済学部からどのような就職ができるのか気になっている人は多くいます。
この記事では経済学部におすすめの就職先や就活で成功するための秘訣を徹底解説。
経済学部生で今からの就活に悩んでいる人はこの記事を参考に、就活を有利に進めていきましょう!
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データから分かる経済学部の就職率・就職状況

まずは経済学部の学生の就職事情についてざっくり見ていきましょう。ここでは以下の2つのポイントについて解説していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
経済学部の就職率は約87%
まず、政府統計から算出された経済学部の就職率はおよそ87%です。
参考:政府統計
他の文系学部に比べると、大学院への進学者の割合が少し高く、就職率は低くなっています。
就職以外の選択肢が取れるのも、経済学部の特徴ですね。
経済学部卒の年収は他の学部に比べて高い!
学部別の年収を比較してみると、経済学部卒の社会人の年収は全体の平均を上回っています。
まいにちdodaの調査の学部別で比較すると、学部別では医学系や工学系に続いて第3位で、文系学部の中ではトップの立ち位置に。
ビジネスとの親和性の高い学問を勉強していることが、社会人になってからの収入の高さにも表れていますね。
経済学部が就職活動で活かせる強み3選

ここまで経済学部の就職事情について解説してきました。
ここからは経済学部が就職活動で活かせる強みを3つのポイントに分けて説明していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①学部で経済や社会全体について勉強している
まず1つ目の強みは、経済学部は大学で経済や社会全体について勉強している点になります。
大学での勉強を通じて、ビジネスに必要な一般常識が身についているので、入社後の成長が早いのです。
また就活の選考の中でも、社員の専門的なビジネスの話が理解できるので、高い評価を得やすくなりますよ。
②数字に強い
経済学部の学生の強みとしては、数字を扱う能力の高さも挙げられるでしょう。
他の文系の学問に比べ、経済という学問では、数字や統計を扱う頻度が圧倒的に多くあります。
データ分析が日に日に重要になっている今の時代では、文系でも数字を扱える人材は重宝されるのです。
③他人と議論する力が高い
経済学部生は他人と議論する力が高い人が多いことも、強みになるでしょう。
大学のカリキュラム上、ゼミに所属している学生が多く、ゼミでは他人とのディスカッションをたくさんしますよね。
企業では社内外の人間と議論をしながら仕事をすることが多いので、ディスカッション能力の高さは高評価につながりますよ。
経済学部に人気の業界ランキング5選

ここまでは経済学部の学生がアピールできる強みについて解説してきました。
ここからは、実際に経済学部生に人気の業界を紹介していきます。特に以下の5つの業界を押さえておきましょう。
それぞれ詳しく見ていきます。
①金融・保険業界
まず最初に経済学部の学生におすすめなのは、金融・保険業界です。
金融・保険業界での仕事は、企業によっては忙しい企業もありますが、全体としてかなり稼げるのが特徴。
また経済学部で学ぶ内容との親和性が高く、経済学部生との相性の良い業界ですよ。
②商社業界
経済学部生なら、日本と海外の商品の流通を結ぶ商社業界にも注目しておきましょう。
商社業界では、世界全体に関係する様々なビジネスモデルへの理解が求められ、経済学部生にピッタリの業界です。
また利益率の高いビジネスを展開していることから給料が高くなりやすいのも、おすすめのポイントになりますよ。
③広告業界
経済学部で培った能力を存分に発揮するなら広告業界もおすすめです。
広告業界では、データ分析で得られた数字を基に仕事をすることが多く、数字に強い人材が求められています。
またクライアントへのヒアリングの機会が多く、高いコミュニケーション能力も重要。
数字に強くディスカッション経験も豊富な経済学部生にぴったりの業界ですね。
④コンサルティング業界
広告業界に似ている業界として、コンサルティング業界もおすすめとして挙げられます。
コンサルティング業界も、数字やコミュニケーション能力が求められる経済学部生向けの業界です。
さらにコンサルティング業界では、より強い論理的思考力も求められるのも特徴。
給料が高い分かなりの激務を伴う業界ですが、やりがいも大きいおすすめの業界ですよ。
⑤会計事務所・監査法人
最後に、会計事務所や監査法人といった、企業の財務管理に関わる仕事も経済学部生におすすめです。
企業の財務を管理する上では、基本的な計算能力に加え、各社のビジネスモデルを理解する頭の良さも求められます。
大学で数字に触れながらビジネス世界の勉強もしている経済学部生が強みを発揮できるおすすめの業界ですよ。
経済学部におすすめの業種3選

ここまで経済学部生におすすめの業界を紹介してきました。ここからは、経済学部生におすすめの具体的な業種を解説。
経済学部生には以下の3つの業種が人気ですよ。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①経営企画職
経済学部の学生にまずおすすめなのは経営企画職になります。
経営企画職は、企業の経営戦略を具体的な事業計画に落とし込むのが主な仕事。
経営企画職で活躍するには、データ分析を基にした意思決定や企業のビジネス全体への理解が求められます。
大学で数字を扱いながらビジネスの世界にも触れている経済学部生には打って付けの仕事ですね。
②経理職
経済学部には企業の経理の仕事もおすすめ。経理職は、会社に日々出入りするお金を管理することが主な仕事です。
そのため経理職では数字の管理や会社のビジネスへの理解が求められ、経済学部生の持つ強みと合致しています。
経理職を目指すなら、簿記などの資格を持っていれば更に有利になりますよ。
③営業職
最後に、営業の仕事も経済学部におすすめの仕事の1つです。営業職は自社の商品を消費者や法人に販売することが主な仕事になります。
営業職では自社の商品への理解やコミュニケーション能力が求められ、経済学部での生活を通じて身に付く能力を発揮しやすいでしょう。
また数字を扱うのが得意な人はより説得力のある営業ができるので、仕事では活躍しやすいですよ。
経済学部に就職活動でおすすめの資格5選

ここまで経済学部の学生におすすめの仕事について業界・業種と解説してきました。
ここからは経済学部生が就活をうまく進めるために取得しておくべきおすすめの資格を紹介。
まずは以下の5つの資格を検討してみましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
①簿記
まず経済学部生が取得しておくべきおすすめの資格は、簿記になります。
簿記には初級・3級・2級・1級とありますが、就活でアピールに使うなら2級以上は欲しいところです。
簿記を持っていれば、企業の財務に関する基本用語が理解できると判断されるため、採用担当から好印象が得られるでしょう。
また経済学部生なら大学で学ぶ内容との親和性が高いので、取得のハードルもそこまで高くないのも魅力の1つです。
②公認会計士
次に経済学部生が取得するのにおすすめの資格は、公認会計士です。
公認会計士は言わずと知れた最難関資格の1つで、合格は容易ではありません。
ただ資格の取得が難しい分、資格を持っていれば企業からの評価はかなり良くなります。
経済学部生なら大学で学ぶ内容と関連する部分も多いので、思い切って挑戦してみるのもおすすめですよ。
③証券アナリスト
経済学部生ならば証券アナリストの資格取得を目指してみるのもおすすめ。
証券アナリストは企業投資や証券評価に関するプロ資格で、企業財務や資本市場など経済に関する幅広い知識が身に付きます。
ビジネス世界で必要なお金に関する知識を全般的に持っている証明になるので、企業からの評価もかなり高くなるでしょう。
取得難易度もかなり高いですが、経済学部で学ぶ内容を使える部分も多いので、興味のある人は挑戦してみましょう。
④ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナー(FP)の資格も経済学部生におすすめの資格です。
ファイナンシャルプランナーは資産運用に関するプロ資格で、お金の使い方についての知識が身につけられます。
ビジネスに直接関係する部分は少ないですが、社会人としての常識を理解していると判断されるので企業からの評価はやはり高いでしょう。
また資産運用を理解しておくことは、個人としても将来活きる知識になるので取っておいて損のない資格ですよ。
⑤英語資格
最後に紹介するのはTOEICやTOEFLと言った英語関連の資格です。
グローバル化の進む近年、ビジネスの世界では英語が話せることは極めて重要になります。
英語資格はどのような業界・業種を選ぶとしても企業から高評価を得られる資格なので、進路に悩んでいる人はまず挑戦してみましょう。
経済学部生の就職活動のポイント3選

ここまで経済学部生におすすめの資格について解説してきました。
最後に、経済学部生が就活をうまく進めるためのポイントを3つ紹介します。
それぞれ詳しく解説していきますね。
①ゼミの先輩や同期との繋がりを活用する
経済学部生は、まずはゼミの先輩や同期との繋がりを活用しながら就活を進めるのがポイント。
やはり就活は情報戦の側面が強く、各企業の選考突破の秘訣を知っているかどうかで合格率は大きく変わります。
周りに就職する人が多い学部だからこそ、環境の強みを活かして情報戦で有利に立ちましょう。
②早期の段階から動いておく
また早い段階から意識的に就活を始めておくことも、就活を成功させる秘訣です。
経済学部生は4年間を通じて忙しさがそこまで変わらないので、在学中のどのタイミングでも就活を始められるのが強み。
3年生から研究室が忙しくなることの多い理系に負けないよう、一歩先に動いてアドバンテージをとっておきましょう。
③経済学部での経験を説明できるようにしておく
経済学部で学んだ・経験した内容を言語化しておくことも重要です。
企業によっては大学での学問について質問してくることが多くあります。
研究室に所属する理系ならば簡単に説明しやすいですが、幅広い領域を学ぶ経済学部生は即興で学んでいる内容を説明するのも難しいところ。
経済学部を選んだ理由や、そこで何を学んでいるのかをあらかじめまとめておいて、急に聞かれても答えられるように準備しておきましょう。
経済学部ならではの強みを活かして就職活動を有利に進めよう!

この記事では、経済学部生が就活で発揮できる強みや、経済学部生におすすめの業界・職種について紹介してきました。
他の学部にはない経済学部生ならではの強みを活かして、有利に就職活動を進めていきましょう!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。