「日本の家電メーカーは衰退気味と聞くけど、売上ランキングはどうなっているの？」とお悩みではありませんか？
家電メーカーの動向や将来性を知らずに就職・転職を始めると、長期間働くことが難しくなる可能性もあります。
本記事では、そのような事態を避けるために、家電メーカーの売上ランキングを紹介します。
また、世界の売上ランキングや日本メーカーの将来性も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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家電メーカーとは
家電メーカーとは、テレビ・冷蔵庫・洗濯機など主に生活家電を製造している企業のことで、家電製品を製造するために必要な半導体や電子部品を製造する企業も家電メーカーに含まれます。
家電メーカーは「総合家電メーカー・特化型家電メーカー」の2種類に分かれます。総合家電メーカーとは、生活家電全般を製造・販売しているメーカーで、特化型家電メーカーは、エアコンなど特定の家電のみ製造・販売するメーカーのことをさします。
国内の家電メーカーで知名度が高い総合家電メーカーは、ソニー・パナソニック・日立・三菱などでしょう。様々な家電を製造しているため多くの消費者に目が止まりやすいため、知名度が高い傾向にあります。
また、反対に特化型家電メーカーで有名な企業はアイリスオーヤマやバルミューダなどです。その他家電メーカーも世界的に知名度が高く、日本の家電メーカーは世界の家電業界でもトップクラスの技術力を持つ企業といえるでしょう。
日本の家電メーカーの売上ランキングTOP10
日本の家電メーカーの売上をランキング形式で10社紹介します。
売上ランキングを確認することで、不景気と言われる家電メーカーのなかで将来性のある企業がわかります。
1位.ソニーG
ソニーグループは、テレビ・デジタルカメラ・スマホなどの家電を製造する総合家電メーカーです。
売上は11兆2,600億円と、日本国内で1位を獲得しています。
ソニーは家電だけでなく、家庭用ゲーム機が特に人気で、2002年は世界の売上ランキング1位になるほど日本を代表する家電メーカーといえるでしょう。
| 会社名 | ソニーグループ株式会社 |
| 売上 | 13兆208億円(2023年度) |
| 本社 | 東京都港区港南1-7-1 |
| 設立年次 | 1946年（昭和21年）5月7日 |
参考：有価証券報告書
2位.日立製作所
日立製作所は、1920年に設立した総合家電メーカーです。
設立当初はモーター事業から始まり、現在は家電を筆頭にエネルギー事業やITソリューションなど様々な事業を展開し、売上は9兆7,287億円と日本で2位の売上となっていますよ。
2024年からは「デジタル」「グリーン」「イノベーション」の3つを軸に市場拡大を目指しています。
| 会社名 | 株式会社日立製作所 |
| 売上 | 9兆7287億円 |
| 本社 | 東京都千代田区丸の内一丁目６番６号 |
| 設立年次 | 大正9年(1920年)2月1日 |
参考：有価証券報告書
3位.パナソニックHD
パナソニックHDは、世界中に事業を展開している日本の大手総合家電メーカーです。
家電・空質空調だけでなく、食品流通・電気設備などの事業も行い、売上は8兆4,964億円となっています。
パナソニックHDは世界に166拠点を持ち、従業員は90,000人を超え、世界でも活躍している企業です。
| 会社名 | パナソニック ホールディングス株式会社 |
| 売上 | 8兆4,964億円（連結） |
| 本社 | 大阪府門真市大字門真1006番地 |
| 設立年次 | 1935年（昭和10年）12月15日 |
参考：有価証券報告書
4位.三菱電機
三菱電機は一般消費者が利用する家電だけでなく、人工衛星など幅広い製品を製造・販売している大手総合家電メーカーで、売上は5兆2,579億円です。
家庭電器事業は、家庭用ルームエアコン「霧ヶ峰」を筆頭に、様々な生活シーンで使用できる家電を開発しています。
また、三菱電機は2021年時点で日本一の特許数を維持している点も特徴です。
電力システムや通信技術など様々な分野の研究を熱心に取り組み、海外にも積極的に特許申請を行っています。
| 会社名 | 三菱電機株式会社 |
| 売上 | 5兆2579億円 |
| 本社 | 東京都千代田区丸の内2-7-3 |
| 設立年次 | 1921年1月15日 |
参考：有価証券報告書
5位.キャノン
キャノンはカメラやビデオなど映像機器の知名度が高い大手家電メーカーです。
売上は4兆1,809億円と、1949年の上場以来は一度も赤字になったことがありません。
キャノンは一般消費者向けの映像機器だけでなく、オフィス向け複合機などオフィスビジネスユニットや医療画像記録機器などその他ビジネスユニットにも力を入れているため、海外売上高比率が高くなっています。
| 会社名 | キヤノン株式会社 |
| 売上 | 4兆1809億円（2023年12月決算） |
| 本社 | 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 |
| 設立年次 | 1937年8月10日 |
参考：有価証券報告書
6位.富士通
富士通株式会社は1935年に設立された日本を代表する家電メーカーで、エアコンや脱臭機など空調機関連製品を製造・販売しています。
家電のほかに情報システムやソフトウェアなど様々な事業を展開していて、売上は3兆7,560億円です。
家電メーカーの売上ランキングでは6位を獲得し、ITサービス提供企業としては国内シェア1位、海外シェア10位の実績もあります。
富士通は世界中に約100拠点を展開していて、グローバル規模で革新的なサービスに期待できる企業といえるでしょう。
| 会社名 | 富士通株式会社 |
| 売上 | 3兆7560億円 |
| 本社 | 神奈川県川崎市中原区上小田中4-1-1 |
| 設立年次 | 1935年6月20日 |
参考：有価証券報告書
7位.リコー
リコーは、複写機・ファクシミリ・レーザープリンターなどの事務機器や光学機器を製造する家電メーカーで、売上は2兆3,489億円です。
リコーは家電メーカーの業績だけでなく、SDGsを経営の中心に据え、事業活動を通じた社会課題解決を目指している企業ですよ。
事業成績に加え社会課題の解決に向き合う姿勢から、2017年度から2024年度の7年間に経済産業省から健康経営優良法人に認定されました。
| 会社名 | 株式会社リコー |
| 売上 | 2兆3,489億円（2024年3月期） |
| 本社 | 東京都大田区中馬込1-3-6 |
| 設立年次 | 1936年2月6日 |
参考：有価証券報告書
8位.ニデック
ニディックは、世界No.1の総合モーターメーカーです。
精密小型モータや家電・商業・産業用モータなど様々なモーターを開発・製造し、売上は2兆3,471億円とモーター業界でトップの成績をあげていますよ。
ニディックは東京にオフィスを持ち、京都や神奈川県などに研究開発拠点を設けています。
2023年に50周年を迎えたニディックは今後、世界100カ国以上に拠点を広げていく計画を持ち、真のグローバル企業を目指しています。
| 会社名 | ニデック株式会社 |
| 売上 | 2兆3,471億59百万円（2024年3月期） |
| 本社 | 京都府京都市南区久世殿城町338番地 |
| 設立年次 | 1973（昭和48）年7月23日 |
参考：有価証券報告書
9位.シャープ
シャープは1912年に創業した日本を代表する家電メーカーです。売上は2兆3,219億円で、テレビ・洗濯機・冷蔵庫など様々な家電を出しています。
金属加工業から派生したシャープペンシルの発明がアメリカで爆発的に人気が出たことで軌道により、1962年に日本で初めて家庭向け量産型の電子レンジを発売しました。
「まねされる商品をつくれ」という創業者の遺志を継ぎ、現在も進化を続けている企業です。
| 会社名 | シャープ株式会社 |
| 売上 | 2兆3,219億2,100万円 (連結) |
| 本社 | 大阪府堺市堺区匠町1番地 |
| 設立年次 | 1935(昭和10)年5月 |
参考：有価証券報告書
10位.TDK
TDKは世界有数の電子部品メーカーで、売上は2兆1,038億円です。
TDKは過去にビデオテープやフロッピーディスクなど記憶メディア事業も行っていましたが、現在は電子材料・電子部品など電子部品に注力しています。
自社製品を成長させることはもちろん海外を含むM&Aを積極的に行い、事業を拡大していますよ。
海外売上比率は9割を超え、海外株主比率も4割に達しているなど、TDKは日本を代表する電子部品メーカーといえるでしょう。
| 会社名 | TDK株式会社 |
| 売上 | 2兆1,039億円 |
| 本社 | 東京都中央区日本橋二丁目5番1号 |
| 設立年次 | 1935年12月7日 |
参考：有価証券報告書
世界の家電メーカーの売上ランキングTOP5
世界の家電メーカーの売上ランキングTOP5を紹介します。
| ランキング | 家電メーカー |
|---|---|
| 1位 | サムスン電子（韓国） |
| 2位 | ハイアール（中国） |
| 3位 | BSH（ドイツ） |
| 4位 | LG エレクトロニクス（韓国） |
| 5位 | ワールプール（アメリカ） |
世界の家電メーカーの売上ランキングを見ると、日本はTOP5に入っていません。2002年の時点では、ソニーやパナソニック・東芝など、日本を代表する家電メーカーがランクインしていました。
しかし、近年は主に韓国メーカーと中国メーカーがトップを占めている状態です。
日本の家電メーカーの現状と将来性
先ほどの世界の売上ランキングをもとに、日本の家電メーカーの現状と将来性について解説します。
日本の家電メーカーは世界の売上ランキングTOP5に入れないほど、年々業績が低迷しています。
そのため、日本の家電メーカーは様々な苦肉の策を行い、消費者のニーズに応えるために製品を製造し続けている状態です。
①大手家電メーカーは家電部門の一部を分社・売却
三洋電機やソニー・東芝など大手家電メーカーは、他企業に買収されたり、家電部門の一部を分社・売却しています。なかでも世間をにぎわせたのは、シャープが台湾の鴻海に買収されたことでしょう。
また、東芝の白物家電を担当していた「東芝ライフスタイル」が中国企業の「美的集団」に買収されるなど、現在の日本家電メーカーは韓国や中国企業に買収という形で名を残している状態です。
日本家電メーカーが韓国や中国に売上で負けている理由は、早くから海外進出したことが理由の1つにあげられます。アメリカの家電メーカーなどはキッチン周辺の家電に特化している一方で、中国や韓国は日本同様に白物家電を中心に製造。
そのため、海外進出したことで日本の高い技術が流出してしまい、その結果、先進国である中国などは安い人件費で高い技術を持つ家電を製造し、低価格で質の良い白物家電を販売することに成功したため、日本は売上が低迷する結果となりました。
②生産工場が次々に国外に移転している
日本メーカーが海外進出して各地に生産工場を建てたことで分社・売却せざる負えない状況になっていますが、現在も生産工場が次々に国外に移転しています。
その理由は、円安や物価高騰により、企業が経費を抑える必要があるため、特に人件費は国外に生産工場を建てることで抑えらるため、技術を盗まれる危険性はあっても、企業存続のために生産工場の移転などの対策を行う必要があるようです。
家電メーカーの平均年収
家電メーカーの平均年収は約500万円（※1）で、最も平均年収が高い家電メーカーは「日立製作所」の722万円、その他の企業も平均年収約600～700万円（※2）と、全国の平均年収318万円（※3）より高いことがわかります。
家電メーカーの平均年収が高い理由の1つは、生産・研究・開発など専門知識を必要とする職種があるためです。
家電メーカーに限らず専門知識を必要とする業界は、全国の平均年収より高い傾向にあるでしょう。
※1.家電修理・システムエンジニア・インダスリアルデザイナーの平均年収を参考にしています
※1.参考サイト：https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/275・https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/315・https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/354
※2.参考サイト：https://www.openwork.jp/income_ranking/field?id=0054
※3.参考サイト：https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/dl/01.pdf
家電メーカーの職種・業務内容
以下では、家電メーカーの職種・業務内容について解説します。
家電メーカーへ就職・転職を検討している方は、どの職種が自分に向いているか判断する参考にしてみてください。
①研究・開発
研究・開発は、新製品を生み出すために重要な職種です。
研究は新技術や新素材を研究して発見することが主な役割となります。研究職がいなければ新技術が生み出されず、企業独自の家電を製造できません。
開発は研究職が発見した新技術や新素材を活かし、製品やサービスを開発する職種です。開発は新たな製品を生み出すアイディアが必要なだけでなく、機械設計や電気設計など求められます。
家電メーカーは研究・開発がいなければ新商品を生み出せないため、特に重宝される職種といえるでしょう。
②システムエンジニア
システムエンジニアは、研究・開発が生み出した製品に消費者のニーズに応えるためのシステムを企画・設計・開発する職種です。
近年はAI技術を取り入れたIoT家電の需要が増えていて、需要が高まっていますよ。
また、システムエンジニアは新製品にシステムを組み込むだけが仕事ではありません。企業の業務を円滑に進めるためのシステム制作も仕事です。
③生産
生産は、研究・開発・システムエンジニアが設計した製品を実際に生産する職種です。
家電は大型かつ大量生産なので、人が直接的に生産に加わることはありません。主に機械が生産を行いますが、機械でできない「生産ラインのチェック、生産ラインの設計、量産開発、品質管理」が仕事内容ですよ。
特に品質管理は企業の信頼に大きな営業を及ぼすため、責任感が大切になります。
また、生産効率を上げるための新技術開発や設備の導入を行うか判断することも生産の役割です。
④企画
家電メーカーの企画職は、製品開発の要となる戦略的な職種で、製品コンセプトの立案から市場調査、マーケティング、販売戦略の策定まで、幅広い業務を担当します。
具体的には、消費者ニーズの分析や競合製品の調査を行い、新製品のコンセプトを策定。開発部門と連携して製品仕様を決定し、価格戦略を立案します。
企画職は、競合企業が多い家電メーカーにとって不可欠な職種と言えるでしょう。
⑤営業
営業は、製品の売上を上げるために家電量販店や家電卸の商社などに売り込みを行う職種です。
営業は販売と違い企業相手に売り込みを行うため、顧客のニーズを把握し、問題解決のために立案することも仕事となっています。
家電メーカーの営業は製品を売り込むだけでなく、製品を売るために技術を売り込むこともあるため、自社製品を開発レベルで把握する必要があり、記憶力や理解力も重要ですよ。
⑥販売
販売は、家電量販店などで製品を販売する職種で、一般消費者向けの売り込みが主な仕事内容で、多くはイベントや展示会に出向くことが多くありますよ。
また、なかには家電量販店で直接販売することもあるため、積極性やニーズの理解力が重要です。
家電メーカーの職種は専門的知識やスキルを求められるものが多いですが、販売は未経験でも就職・転職できる職種です。
家電メーカーに就職・転職するためのポイント
家電メーカーに就職・転職するためのポイントを3つ紹介します。
上記のポイントを押さえておくと、家電メーカーへの就職・転職がスムーズに進むでしょう。
①資格を取得する
家電メーカーへ就職・転職したい方は、資格を取得することをおすすめします。
基本的に家電メーカーは資格を求められる業界ではありませんが、研究や開発など専門的知識が求められる職種を希望する方は関係する資格の取得が必要です。
特に電気系や機械系などの資格は、就職・転職に有利に働くでしょう。
また、「家電製品アドバイザー」という資格は、販売を希望する方におすすめです。家電製品アドバイザーは家電の知識を持っているというアピールになります。
実際に販売員として活動する際も家電製品アドバイザーの資格を所持していると、消費者からの信頼度も高くなり、販売しやすい環境を作れるでしょう。
②外国語を学ぶ
家電メーカーは社内で一貫して家電製品を製造するイメージが強いですが、実は職種によって外国語が必要になる可能性があります。
特にエンジニアは外国語を理解していないと務まらない職種です。
また、海外進出している家電メーカーは、海外での打ち合わせや現地での部品調達を行うため、外国語が求められる可能性もあるでしょう。
ビジネス英会話ができる人材は様々な企業が欲しがる人材なので、スムーズに就職・転職を進めたい方は外国語の勉強を始めてみてください。
③転職エージェントを活用する
家電メーカーに転職したい方は、転職エージェントを活用してみましょう。
転職エージェントは転職者の希望やスキルを聞き取りし、個人に合う求人を紹介する仲介サービス。求人を紹介するだけでなく、面接日の調節や入社後の条件交渉など、最初から最後まで面倒見てくれる点が魅力です。
また、転職エージェントは自分から応募するだけでなく、企業からスカウトが届くこともあります。
届いたスカウトの内容を確認して興味が出たら、転職エージェントに相談すると、自分に合う企業かを調査結果をもとに判断してくれるでしょう。
転職は様々な行動が必要ですが、忙しくて満足に転職活動ができない方は、転職エージェントを活用してみてください。
家電メーカーに向いている人の特徴
ここでは、家電メーカーに向いている人の特徴を紹介します。
上記の特徴に当てはまる方は、家電メーカーへの就職・転職を検討してみてください。
①家電に詳しい・好き
家電メーカーが向いている人は、家電に詳しい・好きな方です。
家電メーカーは家電を中心に事業を行っているため、家電が好きでなければモチベーション維持が難しく、ホワイト企業でも仕事が辛く感じるかもしれません。
家電全体が好きでなくても、徹底して好きな家電やメーカーがある場合は、こだわりを持って新しい製品を開発できる可能性もあるでしょう。
そのため、家電に詳しい方や好きな方は悩まず家電メーカーへ就職・転職してみてください。
②情報収集を常に行っている
ニュースやSNSなどで、常に情報収集を行っている方は家電メーカーに向いています。
近年の家電メーカーはAIなど新技術を搭載しているため、トレンドの入れ替わりが激しいため、情報収集をしている方は常に最新情報をピックアップでき、新しい技術を学ぶことに苦痛を感じないでしょう。
また、情報収集を行う方は分析力も高い傾向にあるため、企画や営業職が向いています。
顧客のニーズを細部まで汲み取り、様々な提案をできる人は、多くの家電メーカーが求めている人材です。
③外国語でコミュニケーションを取れる
日本の家電メーカーは海外進出している企業が多いため、外国語でコミュニケーションを取れる人材は需要が高いです。
専門知識について外国語でやり取りできれば単価交渉などができ、企業に様々な利益を生み出します。
外国語でコミュニケーションを取れる基準は、ビジネス英会話ができることですよ。
TOEIC700点以上は「日常業務や社会生活において、自信をもって英語を使えるレベル」で、海外進出を目指す企業や海外に支店のある企業はより一層求めている人材です。
そのため、就職・転職する企業によっては書類選考の通過率に大きな差が生まれるでしょう。
④責任感がある
家電メーカーは、責任感がある人が向いています。特に研究や開発は、責任感が重要です。
まだ発見されていない最新技術を見つけることが研究の仕事で、発見するまでやり遂げるという責任感を持つ人でなければ続けられません。
その他の職種も1人1人の行動が企業のイメージや売上に影響を及ぼすため、責任感を持って仕事することが大切です。
衰退気味の家電メーカーだが将来性はある
日本の家電メーカーは衰退気味ですが、将来性はある業界といえます。
現在は中国や韓国に売上ランキングを独占されていますが、日本は高い技術と培ったノウハウを存分に活かせると、数十年前の売上ランキングに回復する可能性があるでしょう。
家電メーカーは衰退しているからといって、今後就職・転職先がなくなるわけではありません。
反対に様々な視点から回復するための行動とは何かを問われるため、知識やスキルを活かすと企業の回復に良い影響を与え、個人の報酬アップや役職など様々な恩恵を期待できるでしょう。
家電メーカーの将来が不安だが今後就職・転職を検討している方は、業界の動向を確認しながら、自分ができることは何かを明確にして行動してみてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。
