今回は、新卒向けに、ベンチャー企業の志望動機の書き方について解説していきます!
自己PRの場である選考対策は重要です。ベンチャー企業の選考で特に注意すべきなのが志望動機の書き方です。しかし、志望動機の書き方に頭を悩ませている新卒の方は多いのではないでしょうか?
例文も用いながら解説していきます!ぜひ最後まで見てみてください。
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ベンチャー企業とスタートアップ企業の違いは何?
ベンチャー企業とスタートアップ企業は実は似ているようで違います。この2つの違いを理解していないと恥ずかしい思いをする場面も?
まずは、間違った認識で志望動機を書いてしまわないように、違いをしっかりと理解しましょう。
①ベンチャー企業とは
ベンチャー企業とは、設立してからまだ日が浅い企業のことが多いのですが、実際にはそれだけではなく、既存の業界で新しいサービスや商品なども展開する企業も含みます。
最先端のサービスや商品を展開する会社をベンチャー企業と考えても良いでしょう。
ベンチャー企業は基本的には設立して年数が立っていないものが該当しますが、中にはベンチャーから成長し、大企業になる場合もあります。このようなベンチャー企業をメガベンチャーと呼びます。
ベンチャー企業には、大企業にはない自由度の高さや、個人の裁量権の大きさなどがあるというような魅力があります。
②スタートアップ企業とは
スタートアップ企業とは、新しいビジネスモデルでイノベーションを起こしながら急成長をしている企業を指します。
「スタートアップ」とはもともとシリコンバレーで使われてきた英語であり、「新しい活動、ビジネスを立ち上げること」の意味があります。
日本のベンチャー企業と同義で使われる場合もありますが、ベンチャー企業の中には、既存のビジネスモデルを使い、中長期的な成長を目指す企業も多くあります。
新しいビジネスを開拓するのがスタートアップ、既存のビジネスモデルを用いて、収益性を高めるのがベンチャー企業と覚えておきましょう。
ベンチャー企業はどういう人材を求めている?

志望動機をより質の高いものにするためにベンチャー企業が求める人物像を把握しましょう。この章ではベンチャー企業が求める人材について解説していきます。
ベンチャー企業が必要としている人材を把握し、志望動機に生かしていきましょう。
①自ら課題を見つけ行動できる人
ベンチャー企業が求める人材は、自ら課題を見つけ行動できる人です。ベンチャー企業は、会社の仕組みが未完成で課題が多く存在しています。
しかし、その課題は目に見えない部分にあるので、まずはどこに課題が存在しているかを探し出しましょう。
その課題を率先して解決しようと行動できる人材は重宝されますし、そういう人間に裁量権を与えたいと考えるものです。
ベンチャー企業の志望動機では、組織の問題を解決したエピソードなどを用いて課題解決力をアピールしましょう!
②変化に強い人
次に、ベンチャー企業が求める人材は変化に強い人です。
ベンチャー企業は、既存の業界で新しいサービスや商品などを展開する企業であるため、例えば新規事業の立ち上げなど、変化が多く訪れます。
変化が多いベンチャー企業だからこそ、変化に強く、新しいチャレンジができる人材かが重要な要素です。
ベンチャー企業の志望動機では、組織の代替わりの際に自分が率先して行動を起こしたエピソードなどを用いて変化に対する強さをアピールしましょう!
③自己投資ができる人
最後に、ベンチャー企業が求める人材は、自己投資ができる人です。ベンチャー企業では、新しいチャレンジをする機会が多くあります。
最初に、新しいチャレンジをする時は力が足りない事がほとんどですが、そこから努力して力を身に着けビジネスを成功に導くのです。
その際に必要なのが、自分自身に投資し成長するという能力です。これはどの会社でも求められる能力ではありますが、ベンチャー企業では特に重要になってきます。
大学生の時に本を読んでいたり、資格の勉強をしていたというエピソードがあればぜひアピールしましょう!
④可能性を探れる人
また、「可能性を探れる人」という資質も欠かせません。
ベンチャー企業では、日々変化する市場や新しい挑戦に対応するため、未知の分野や新しいアイデアを積極的に模索できる柔軟な姿勢が求められます。
また、自ら課題を発見し、その解決策を提案できる主体性も大切です。既存の枠組みにとらわれず、新しい可能性を探る意欲は、企業の成長に大きく寄与するでしょう。
さらに、自分のスキルや経験を活かしつつ、未知の領域で自分自身の可能性を広げようとする姿勢は、ベンチャー企業の求める価値観と合致します。
⑤経営者と考えが合う人
ベンチャー企業が求める人材には、経営者と考えが合う人という要素も含まれます。
ベンチャー企業では、経営者が掲げるビジョンや目標が企業の成長を大きく左右するため、経営者の考えや方向性に共感し、同じ目標に向かって進む意識を持てることが重要です。
経営者と近い距離で仕事をする機会も多いため、理念や価値観を共有し、意思疎通がスムーズにできる力は欠かせないでしょう。
また、経営者が描く未来像に自分のスキルや経験をどう活かせるかを具体的に考え、それをアピールできる人材は特に歓迎されます。
志望動機を書く前に自己分析をして自己PRの質を上げよう!

質の高い志望動機を書くためには、自己分析がとても重要です。新卒の方の多くが、自己分析が不足しており、志望動機の書き方が分からず頭を抱えます。
志望動機は企業に自分をアピールし理解してもらうためのものです。なので、自己分析が不十分であると志望動機も書きづらいのです。
①就活における自己分析とは?
就活における自己分析とは、自分の特徴や長所・短所、価値観を把握・分析し、自分の強みを見いだすすことを意味します。
自分がどんな価値観を持っているのか、これまでどういう考えでどんな行動をしてきたのか。どういった状況でどのような感情を抱いたのかを整理をしましょう。
そこから志望動機を作成したり、面接で語るエピソードの作成をします。つまり、自分の過去のエピソードを分析することで自己分析ができるのです。
高校でいえば「部活」、大学であれば「サークル・バイト」などで自分はどのように行動していたかを思い出してみましょう!
②自分の強みの把握
次に、自分の過去の体験から自分の強みを見つけてみましょう。
例えば、バイトでバイトリーダーを任され勤怠管理を任されていたというエピソードがあるとします。
ここからリーダーシップがあるや大切な仕事を任されているので信頼されているなど、自分の強みが理解できるかと思います。このように志望動機は過去のエピソードを分析すると書きやすくなります。
自分の強みをしっかりと把握し、その強みが志望している企業の求める人材とマッチしているのか?という視点を持っていると強いです。
ベンチャー企業の採用担当者に刺さる志望動機の作り方4ステップ

ベンチャー企業の志望動機は大企業の志望動機の書き方とは異なります。
しかも、書き方によっては逆効果になってしまうことも多くあるのがベンチャー企業の志望動機の怖いところです。
この章ではベンチャー企業の志望動機を書く上でポイントや注意点4つにまとめました。
①事業内容にふれて会社理解があることをアピール
一つ目のステップは、事業内容に触れて会社理解があることをアピールすることです。
志望している企業の事業内容を理解していることはとても重要ですが、ただその事業内容の理解度は人によって大きく開きがあります。
志望している企業の事業を知っていることは当たり前です。しかしながら、その事業内容まで詳しく理解している人は少ないでしょう。
なので、まずは自分が志望している企業はどんな事業をやっているのか?その事業はどんなものか?を整理し、志望している会社のことをより詳しく把握していることをアピールしましょう!
②事業内容に絡めて自分の強みをアピール
二つ目は、事業内容に絡めて自分の強みをアピールすることです。
一つ目で事業内容を詳しく把握したら、そこに自分の強みを絡めてみましょう。事業内容をどんなに把握していてもその事業のどこにマッチするかを採用担当者は考えています。
採用担当者は多くの学生を抱えており、一人一人の学生がどこにマッチしそうかを考えている余裕はありません。
志望動機を伝える際に「たしかにこの子だったらこの会社にフィットして活躍してくれそうだ」というイメージを採用担当者に抱かせることができればかなり自分をアピールできます。
③なぜベンチャーのか?をエピソードを用いてアピール
三つ目は、なぜ志望しているのか?をエピソードを用いてアピールすることです。
なぜうちの会社なのか?を先回りして伝えましょう。現在では多くの企業が存在し、極端なことを言うと、自分がやりたいことは他の企業でもできる場合が多いです。
だからこそ企業は「なぜわが社なのか?」について聞くのです。
自分が志望しているベンチャー企業の事業内容に興味を持って深掘りをし、その事業で自分の強みが生かせるから志望していることを伝えることができれば採用担当者の心に刺さるでしょう。
④実際に就職した後にどうなりたいかをアピール
最後は、就職した後にどうなりたいかをアピールするです。
企業側からして一番重要なことは、入社後、本当に会社に貢献してくれるのか?ということです。人を一人採用するためにはもちろんかなりのお金がかかっています。
そのかけた費用分を入社してから何倍にもして返してくれる人材かどうかを見極めているのが選考と言っても過言ではないでしょう。
なので、入社後はただ活躍するというような抽象的なものではなく、具体的なものにしましょう。
ベンチャー企業の志望動機で押さえておくべきポイント
ベンチャー企業の志望動機を作成する際は、企業の特性や自分の強みを的確に伝えることが重要です。
以下では、説得力のある志望動機を作るためのポイントを具体的に解説します。
①会社と共に成長したいと伝える
ベンチャー企業は、社員一人ひとりの成長が企業の成長と直結する環境です。
「会社と共に成長したい」という志望動機を伝える際は、単なる自己成長の視点ではなく、企業への貢献意欲を明確にすることが欠かせません。
例えば、自身の専門性や学んできたスキルが、企業の新たな事業展開や技術革新にどう貢献できるかを具体的に説明すると、会社と共に成長する意志を効果的にアピールできます。
企業側は、自分の成長だけでなく、組織全体の成長に主体的にコミットできる人材を求めているのです。
②勢いのある企業だと伝える
ベンチャー企業への志望動機では、その企業が勢いのある成長中の企業であることを具体的に伝えることが効果的です。
例えば、直近の業績や新規事業の展開、業界内での注目度など、具体的な実績や特徴に触れると説得力が増します。
企業研究を通じて得た情報を元に、「御社の○○な取り組みが市場で評価されている点に魅力を感じています」といった形で伝えると良いでしょう。
また、その勢いに共感し、自己の成長やキャリアの実現を企業と共に目指したいという意欲を示すこともおすすめです。
③具体的に企業にどのように貢献できるかを伝える
ベンチャー企業は、「貢献したい」という抽象的な意思ではなく、具体的な貢献内容を求めています。
企業にとって重要なのは、あなたがどう事業成長に寄与できるかです。
例えば、「御社の〇〇という課題に対して、私の△△のスキルを活用し、□□の改善を提案できます」と、自分の強みと企業の課題を結びつけた説明が効果的でしょう。
単なる熱意だけでなく、実現可能な貢献プランを示すことで、採用担当者に具体的な期待感を抱かせられます。
ベンチャー企業の志望動機の書き方例文3選
志望動機を多くの新卒がつまずく理由は、闇雲にとりあえず書こうとしているからです。
志望動機は型を最初に理解しておきましょう。志望動機を書く際は、最初と最後を結論で挟みましょう。下の図は志望動機の型を表しています。
結論 |
志望するベンチャー企業の事業内容 |
事業内容に興味を持った理由 |
その事業で自分の強みが生かせる理由 |
結論 |
このようにまず型を理解することで志望動機は格段に書きやすくなります。また、採用担当者は毎日多くの志望動機に目を通しています。なので、読みやすさ=好印象になりやすいです。
型に沿って志望動機を書くことで、より分かりやすくスッキリとした志望動機が作成でき、好印象です。
ベンチャー企業志望動機 例文【基礎編】
志望動機の型に沿って実際に書いてみましょう!まずは、押さえるべき基礎の例文です。
例文①
私は、~という理由から貴社に入社したいと考えております。
貴社ではIT業界で~というサービスを運用しており、そのサービスでは~という事業に取り組まれています。
私は貴社が現在運用している~という事業で、その事業をより成長させるために~という私自身の強みが生かせると考えております。
なので、私は貴社を志望いたしました。
ベンチャー企業志望動機 例文【応用編】
【POINT】基礎編に加え、競合他社と自身の将来のビジョンも絡め、視野の広さをアピールしましょう。
例文②
私は、~という理由から貴社に入社したいと考えております。
貴社ではIT業界で~というサービスを運用しており、そのサービスでは~という事業に取り組まれています。
私は貴社が現在運用している~という事業で、その事業をより成長させるために~という私自身の強みが生かせると考えております。
加えて、貴社では競合他社とは~という点が異なっており、私自身は将来~というビジョンを持っていますので競合他社とは違う貴社に魅力を感じました。
なので、私は貴社を志望いたしました。
ベンチャー企業志望動機 例文【超応用編】
【POINT】応用編に加えて、自身の就活の軸と入社後の活躍イメージを伝え、より志望度の高さを強調しましょう。
例文③
私は、~という理由から貴社に入社したいと考えております。
貴社ではIT業界で~というサービスを運用しており、そのサービスでは~という事業に取り組まれています。
私は貴社が現在運用している~という事業で、その事業をより成長させるために~という私自身の強みが生かせると考えております。
加えて、貴社では競合他社とは~という点が異なっており、私自身は将来~というビジョンを持っていますので競合他社とは違う貴社に魅力を感じました。
私自身の就活の軸は~であり、貴社では私自身の就活の軸から判断しても~という点で合致しており、実際に就職した後~という点で会社の成長に貢献することができると感じております。
なので、私は貴社を志望しております。
【注意】ベンチャー企業ではNGになりやすい志望動機

実は、ベンチャー企業の志望動機にはNGが存在します。
ベンチャー企業の選考において、志望動機だけで内定が決まることはないですが、志望動機だけで選考に落ちてしまうことは多くあります。
意外な落とし穴であるNG志望動機に自分の志望動機が当てはまっていないか確認しましょう!
①安定志向で変化を嫌う志望動機
ベンチャー企業のNG志望動機1つ目が、安定志向です。確かに仕事をするうえで「安定」という言葉は切っても切れない存在かもしれません。
しかし、ベンチャー企業は変化が激しいため、過度に安定を仕事に求めている志望動機は会社の成長速度についてくることができないと判断される可能性があります。
なので、ベンチャー企業の志望動機で安定志向と受け取られてしまう書き方は避け、どんどん成果を出して自主的に成長できることをアピールした方が好印象になるでしょう。
書き方のコツとしては、例えば、新規事業に携わりその事業を安定させるという将来ビジョンを提示すると良いです!
②受け身で自分から成長意欲がない志望動機
ベンチャー企業のNG志望動機2つ目が、受け身で自分から成長意欲がないです。
ベンチャー企業は、自分から進んで行動できる人材を求めているため、与えられた仕事をただこなすだけの人材にはあまり魅力を感じてもらえないかもしれません。
なので、受け身ととらえられる志望動機は避けましょう。
コツとしては、与えられた仕事をこなすのはもちろんのこと、会社にある課題を見つけ、その問題を率先して解決できることを自分の強みに絡めてアピールした方が良いでしょう。
③福利厚生重視の志望動機
ベンチャー企業のNG志望動機3つ目は、福利厚生重視です。
最近では「ワークライフバランス」という言葉が使われるようになってきましたが、ここを強調し過ぎると印象が下がる可能性があります。
確かに労働時間など最低限のことはもちろん大切ですが、ベンチャー企業では時にハードワークが求められる機会があります。その際に重要な仕事を任せることができるかを採用担当者は判断します。
書き方のコツとして、まずは個人で成果を出してワークライフバランスを勝ち取りますというような、将来に目を向けたアピールをすると良いです。
ベンチャー企業の志望動機についてよくある質問
ここでは最後に、ベンチャー企業について、就活生からよく寄せられる質問に対して答していきます。
疑問をしっかりと解消し、自信をもって就活に望んでください。
- ベンチャー企業のゆるい環境を志望動機にできる?
- ベンチャー企業の面接での志望動機は難しい?
①ベンチャー企業のゆるい環境を志望動機にできる?
そもそもベンチャー企業は「ゆるい」というイメージとは異なります。一見、残業がなく休暇も取りやすい緩い職場に見えても、実際は常に高い成長と自発性が求められる環境です。
多くの若手社員が成長機会を求めて転職を考えており、仕事の自由度が高い分、自発的に考え行動することが欠かせません。
ノルマがないように見えても、常に高いパフォーマンスと創造性が期待され、マルチスキルを発揮しながら幅広い業務に対応する必要があります。
成長意欲が低い人や受け身の姿勢では、ベンチャー企業で活躍することは難しいでしょう。
②ベンチャー企業の面接での志望動機は難しい?
ベンチャー企業の面接は、大手企業と比べてやや特殊で難しいと感じる人が多いでしょう。その理由は、面接スタイルが大きく異なるためです。
学歴や経歴よりも人柄や成長意欲、チャレンジ精神が重視されます。形式張らないカジュアルな雰囲気の中で、面接官は応募者の本質的な能力や企業への適性を見極めようとします。
そのため、テンプレート的な回答では通用せず、自分の熱意や志を率直に伝えてください。
面接では、なぜベンチャー企業を選んだのか、どんな価値を提供できるかを具体的かつ熱く語ることが重要なポイントです。
ベンチャー企業の選考は志望動機で差を付けよう!
ベンチャー企業は、大企業とは違い即戦力を求めています。なので、入社後にどれだけ早く成長できるのかをかなり重要視しています。
大企業とは違い志望動機の書き方に若干の癖がありますが条件は一緒です。まずは、今回の記事の内容を踏まえてまずは志望動機を書いてみましょう!
ベンチャー企業の志望動機は多くの学生が頭を悩ませる部分です。しかし、多くの学生が苦手意識がある部分を強化することで周りの学生に大きな差をつけることができます。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。