就活豆知識

HOME > カリクル就活 > 就活豆知識 > 【例文付き】建築設計職の志望動機の作り方!ポイントや注意点まで新卒向けに紹介

【例文付き】建築設計職の志望動機の作り方!ポイントや注意点まで新卒向けに紹介

建築設計職は、建物の設計を通じて社会や街づくりの役に立つ重要な職業です。

しかし、志望動機を作成する際には、仕事内容や魅力、求められるスキルを深く理解し、正確に伝えることが求められますよ。

本記事では、建築設計職の具体的な仕事内容ややりがい、志望動機作成のポイント、さらに関連する資格を詳しく解説します。

志望動機のお助けツール!完全無料

目次

建築設計職とは?仕事内容と魅力

まずは志望動機の前に、建築士の役割と魅力について簡単に見ていきましょう

  1. 建築設計職の主な役割
  2. 建築設計職のやりがいと魅力

①建築設計職の主な役割

建築士の主な役割は、建物の形を考案することです。

実は、普段利用するスーパーやコンビニ、自宅など、さまざまな建築物が建築士による設計から生まれています。

日常生活でその存在を意識する機会は少ないですが、建築士の仕事は私たちの暮らしに密接に関わる職業だと理解しておきましょう。

②建築設計職のやりがいと魅力

建築設計職は、他の仕事では得られない特別な感動を味わえる仕事です。

この職業でのやりがいや魅力を3つのポイントで紹介します。

  1. 自分がデザインした建物が世に出る喜び
  2. 街に残る建物を作り上げるやりがい
  3. 人々に直接的に貢献する喜び

1.自分がデザインした建物が世に出る喜び

設計士として、自分が考案した建物が実際に形となり、世に出る瞬間は、何にも代えがたい達成感があります。

完成した建物を目の当たりにしたとき、設計過程での努力や挑戦の日々が思い出され、喜びと誇りが込み上げるでしょう。

さらに、「次も頑張ろう」と新たなモチベーションを得られる点も、この職業ならではの魅力です。

2.街に残る建物を作り上げるやりがい

建物は一度建てられると、長い間その場所に存在し続けるため、設計士は単に建物を作るのではなく、街全体を考案する感覚を味わえます。

経験を積んだ後には、地元で独立し、自分の街づくりに携われる仕事です。

自分が関わった建築物が地域の景観や人々の生活を支えていると実感したとき、設計士の大きな誇りを感じられるでしょう。

3.人々に直接的に貢献する喜び

設計士として、住宅の考案に携わり、お客様がその空間を気に入ってくれる姿を見ることは、大きなやりがいのひとつです。

お客様の要望を丁寧に聞き取り、それを形にすることで、満足いただける空間を提供できます。

設計プロセスでは、常に「どうすれば喜んでもらえるか」を考えながら取り組むため、お客様の満足した表情を見る瞬間は、次への活力となるでしょう。

建築設計職に求められるスキルや人物像

続いて、建築設計職に求められるスキルや人物像の理解度を深めておきましょう。

志望動機でどんな人物像として見せるかに関わる重要なポイントです。

  1. 空間把握能力
  2. 建築関連の法規や技術的知識
  3. コミュニケーション力
  4. 計画性

①空間認識能力

建築士として活躍する人には、空間認識能力が優れているケースがほとんどです。

空間把握能力が高い人は、2次元の設計図から即座に3次元の構造が成り立つため、考案作業が効率的に進むでしょう。

特に、図面を作り上げる際に正確な寸法や形状を把握する力が役立ち、精度の高い図面が成り立つので重宝されるスキルです。

建築物は、人々に快適な空間を提供するための存在あり、建物の大きさや形状を立体的に捉え、利用者の視点で考える力が求められます。

②建築関連の法規や技術的知識

建築設計職では、基準法や消防法などの法規を遵守するスキルや建物の構造や材料に関する技術的な知識が求められます。

知識をもとに、法的に問題がなく、安全で機能的な設計を行う役目が求められます。

③コミュニケーション力

事業計画を成功させるには、クライアント、施工業者、そしてチームメンバーとのスムーズなコミュニケーションが欠かせません。

特に重要なのは、クライアントの希望や意図を的確に理解し、それを事業計画に反映させる力です。

同時に、チーム内での情報共有や意見交換を効率的に行い、事業計画全体を調整する能力も求められますよ。

具体的には、定期的な打ち合わせで関係者と課題や進捗状況を共有したり、わかりやすい報告書を作成して事業計画を管理したりする役目が挙げられます。

日々のコミュニケーションが、事業計画のスムーズな進行と成功につながるのです。

④計画性

事業計画には、正確なスケジュール管理が不可欠です。

計画性を持って業務を進めなければ、納期や予算を守りながら高品質な設計を実現できません。

多くのタスクを同時進行する場合でも、優先順位を見極め、効率よく進められる能力が求められます。

興味がある方は、これらのスキルや特性を意識しながら自分の適性を磨いていきましょう。

建築設計職の志望動機を作る際のポイント

建築設計職の志望動機を作成する際には、仕事への理解や熱意、自身の目標を的確に伝える内容が求められます。

以下のポイントを押さえて、説得力のある志望動機を作りましょう。

  1. 建築設計職の仕事内容をしっかりと理解する
  2. 建築業界に関わりたい熱意を見せる
  3. 将来のビジョンや目標を整理しておく
  4. 企業や事務所が自分を採用するメリットも考えておく

①建築設計職の仕事内容をしっかりと理解する

まずは建築設計職の具体的な業務内容を把握しましょう。

建物の考案だけでなく、クライアントとの打ち合わせや法規の確認、現場との調整など多岐にわたります。

志望動機は、仕事内容を理解していないと、取得したスキルや将来の夢などに結び付けられません。

仕事内容を理解したうえで、自分のスキルや経験がどう役立つかを志望動機に織り込むと、説得力が増します。

②建築業界に関わりたい熱意を見せる

建築業界に対する熱意や関心を具体的に伝えましょう。

例えば、どんな建築物に魅力を感じているのかや、自分がデザインに携わりたい正確な理由が求められます

自身の体験や影響を受けたエピソードを織り交ぜると、熱意がより伝わりやすくなるでしょう。

③将来のビジョンや目標を整理しておく

建築設計職を通じて実現したい夢や、目指している将来像を具体的に示す内容も重要です。

「地域の街づくりに貢献したい」「住宅設計で人々の生活を豊かにしたい」など、目標を正確に述べれば、前向きで意欲的な印象を与えられます。

就職した後に、どの役職になり企業をどうしたいかを記載すれば、本気で入社したい意欲を伝えられるでしょう。

④企業や事務所が自分を採用するメリットも考えておく

企業が自分を採用するメリットを考えれば、よりアピール力のある志望動機を作れるでしょう。

例えば、学業や職務で得た知識や経験を、どう企業の事業計画で活かせるかを具体的に記述すれば良い印象を与えられます。

加えて、入社後に挑戦したい意思と身につけたいスキルを伝えれば、積極性や成長意欲を印象づけられます。

建築設計職の志望動機をうまく伝える構成4ステップ

志望動機を作るポイントを解説しましたが、それだけでは魅力的な内容にはなりません。

ここからは、建築設計職の志望動機を上手く伝える構成を4つのステップに分けて解説していきます。

  1. 建築設計職の志望理由
  2. その企業・設計事務所の志望理由
  3. 理由を裏付ける具体的なエピソード
  4. 入社後にどう活躍したいかのビジョン

①建築設計職の志望理由

建築設計職を選んだ理由は、最初にしっかりと伝えましょう。

業界へ興味を持ったきっかけや実現したい夢の正確な内容が求められます。

例えば、「街づくりに貢献したい」「人々が心地よく過ごせる空間を設計したい」など、自身の価値観や目標を軸に、その職業を選んだ理由を具体的に説明しましょう。

しっかりとした志望理由があれば、相手にあなたの熱意をしっかりと印象付けられます。

②その企業・設計事務所の志望理由

志望先を選んだ理由を具体的に述べる内容も重要です。

志望している企業や設計事務所が、取り組んでいる事業計画や経営理念に共感している点を挙げると、説得力が増します。

例えば、「地域に根付いた設計活動に魅力を感じた」や「環境配慮型の考案に取り組んでいる点に共感した」など、志望先を選んだ理由を具体的に示しましょう。

③理由を裏付ける具体的なエピソード

志望動機に説得力を持たせるには、自身の経験や学びを交えた具体的なエピソードを添えることが効果的です。

例えば、「大学の事業計画でコミュニケーション能力を磨いた」「インターンで設計図の想像に携わり、責任感を感じた」など、適性を感じさせる経験が求められます。

エピソードは簡潔かつ具体的に述べることで、採用担当者にあなたの強みが伝わりやすくなるでしょう。

④入社後にどう活躍したいかのビジョン

最後に、入社後にどう活躍し、会社の期待に沿うためのビジョンを具体的に伝えることが大切です。

「環境に配慮した建築考案に挑戦したい」「事業計画のリーダーとしてチームを引っ張りたい」など、自分の目標とその企業での活動を結びつけて説明する内容が求められます。

また、成長意欲や学びの姿勢を示すことで、採用担当者に将来性を感じてもらうきっかけになるでしょう。

建築設計職の志望動機の例文4パターン

以下に、建築設計職を目指す際の志望動機例を4つのパターンで紹介します。

それぞれ異なるアプローチで書かれているので、自分の経験や目標に合ったものを参考にしてください。

  1. 例文1:地域社会に貢献する熱意を強調する場合
  2. 例文2:環境配慮を重視する姿勢をアピールする場合
  3. 例文3:多様なスキルとチームワークをアピールする場合
  4. 例文4:個人の経験をもとにした志望動機

例文1:地域社会に貢献する熱意を強調する場合

この例文は「地元への貢献」を軸に、建築考案が地域に与える影響を強調しています。

公共施設や街づくりへの関心を示し、地域密着型プロジェクトに取り組みたいなどの具体的な前進を地域性を重視する企業に適したアプローチであり、地元愛や社会貢献意欲を持つ人に向いています。

私は、地元の街づくりに貢献したいという強い思いから建築設計職を志望しています。
大学の建築学科で学んだ際、地域に密着した建築物が人々の生活にどれほど大きな影響を与えるかを知りました。
特に、公共施設の設計を通じて地域社会の利便性や文化を支える建築物に携わりたいと考えています。
貴社は地域密着型の事業計画を数多く手がけており、その中で私のスキルを活かしながら成長可能と確信しております。

例文2:環境配慮を重視する姿勢をアピールする場合

環境建築や持続可能な社会への貢献を強調した例文です。

エネルギー効率や自然素材などの専門的な要素を盛り込み、企業の環境への取り組みに共感している姿勢を伝えています。

環境保護に力を入れている企業や、革新的な建築を行う企業に適しており、専門性と熱意をアピールできます。

私は、建築設計を通じて持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。
大学時代に学んだ環境建築の知識を活かし、エネルギー効率の高い建築物や自然素材を用いた設計に取り組みたいと考えています。
貴社が環境配慮型の設計に注力し、革新的な取り組みを続けている点に強く共感しました。
入社後は、私自身も環境建築の専門性を深め、貴社の事業計画に貢献できる設計士を目指します。

例文3:多様なスキルとチームワークをアピールする場合

個人のスキルに加え、チームリーダーとしての経験やコミュニケーション力を強調しています。

建築設計がチームで進められる仕事である点を意識し、柔軟性や調整力をアピールする内容になっています。

大規模な事業計画や協調性を重視する企業に適しているでしょう。

私は、設計を通じて人々の生活を豊かにする仕事に携わりたいと考えています。
大学の建築事業計画では、設計だけでなくチームリーダーとしてメンバー間の意見をまとめる役割を担い、スムーズなプロジェクト進行を実現しました。
クライアントやチームとのコミュニケーションが重要な建築設計の現場でも、この経験が活かせると確信しています。
多角的な視点と柔軟性を武器に、貴社で実績を積み上げていきたいです。

例文4:個人の経験をもとにした志望動機

自分の体験から建築設計職への興味を伝え、感情的なつながりを重視した例文です。

幼少期のエピソードを通じて志望理由に具体性を持たせ、住空間の設計に対する熱意をアピールしています。

特に、住宅設計や生活に密着した事業計画を手がける企業に適しており、共感を引き出しやすい内容です。

幼少期に家族で住み替えた際、新しい家が私たち家族の絆を深める存在になった経験から、建築設計に興味を持ちました。
住む人々にとって快適で心が安らぐ空間を提供できる建築士になりたいと考えています。
貴社の住宅設計事業は、人々の生活に寄り添う設計が特徴であり、その理念に共感しました。
貴社で経験を積みながら、多くの人々に喜ばれる住空間を提供可能な建築士を目指します。

建築設計職の志望動機の気をつけたい注意点・NG例文

続いて、建築設計職の志望動機で気を付けたい点とNGな例文を紹介していきます。

  1. この企業でなければならない理由がない
  2. 「建築が好き」だけが理由になっている
  3. 自分のスキルや実績をアピールするだけになっている

①この企業でなければならない理由がない

以下の例文は「幅広い経験を積みたい」などの一般的な理由しか述べられておらず、なぜその企業を選んだのかが不明です。

他社でも同様の志望動機が成立するため、採用担当者に「この企業を選んだ理由が伝わらない」印象を与えてしまいます。

企業の理念や事業計画との結びつきを具体的に作り上げましょう。

建築設計職に携わりたいと考え、幅広い経験を積める環境を探していたため、貴社を志望しました。
これまで学んできた建築設計の知識や技術を活かし、多くの事業計画に参加しながら成長したいと思っています。
また、建築設計は人々の生活を支える重要な仕事であり、自分の考案した事業計画が形になることでやりがいを感じます。
貴社の業務を通じてスキルを磨き、建築士としてさらに成長を目指したいと考えています。

②「建築が好き」だけが理由になっている

以下の例文は「建築が好き」な感情のみを理由にしており、志望理由としての説得力に欠けます。

具体的な経験やスキルが全く触れられておらず、採用担当者に仕事への適性や貢献意欲が伝わりません。

興味を起点に、具体的な学びや経験を交えた説明が求められます。

私は建築に興味を持ち続けており、建物のデザインや構造を見ることが大好きです。
大学で建築学を学ぶ中で考案の楽しさを知り、建築士として働きたいという気持ちが強まりました。
建築物は生活の中で欠かせない存在であり、自分が設計した建物を通じて社会に貢献できることに魅力を感じています。
この思いを貴社で実現し、業務内容を通じて地域や人々に役立つ建築物を作りたいと考えています。

③自分のスキルや実績をアピールするだけになっている

スキルや実績を強調するだけで、企業への関心や貢献意識が欠けています。

「このスキルをどう企業の事業計画で活かすか」が述べられておらず、一方的な自己アピールに終始しています。

大学では建築学を専攻し、設計の基礎からCADの高度な技術までを習得しました。
ゼミ活動ではリーダーとして事業確認の進行を管理し、チームの意見をまとめながら優れた成果を挙げることができました。
このような経験を通じて、必要な技術とコミュニケーション能力を磨いてきました。
これらのスキルを活かし、貴社で設計士として即戦力となり、多くの事業管理で成果を上げたいと考えています。

建築設計職を志望する際に役立つ資格

最後に、建築設計職を志望する際に役立つ資格を紹介します。

就活の際は「学校で学んだ」よりも「資格を取得している」の方が説得力が増すので、参考にしてください。

  1. 建築士資格
  2. CAD利用技術者試験
  3. 英語関連の資格

①建築士資格

建築士資格は、建築設計職における最も重要な資格です。

特に二級建築士は住宅設計を中心とした幅広い業務で必須となる場合が多く、一級建築士は商業施設や公共物の事業管理を手がけるために求められます。

建築士資格を取得すれば、設計者としての信頼性が大幅に向上し、責任あるお役目を任される機会も増えるでしょう。

②CAD利用技術者試験

CAD利用技術者試験は、設計業務に欠かせないスキルを証明する資格です。

建築設計では、CAD(Computer-Aided Design)を活用して設計図を創造する場合が一般的で、試験に合格すれば、CADソフトの操作スキルや、設計業務における基礎知識を持っていることを示せます。

資格取得が難しくなく、初心者でも挑戦しやすいため、これから建築設計職を目指す方にとって良いステップとなるでしょう。

③英語関連の資格

英語資格は、グローバルな案件や国際プロジェクトで有利に働きます。

TOEICや英検などの資格を持っていると、海外の資料を読み解いたり、外国人クライアントとのやり取りが求められる場面で強みです。

また、分野における技術情報は海外の文献に基づくことが多く、英語力が高いと最新のトレンドに対応しやすい点も大きな利点ですよ。

建築設計職の志望動機は仕事に対する熱意が大切

建築設計職を目指す際には、仕事の理解とやりがいの把握が不可欠です。

本記事では、建築設計職の仕事内容や魅力、志望動機を作成するポイント、役立つ資格について詳しく解説しました。

志望動機を作り上げる際には、具体的な経験や将来の目標を織り込み、企業に対する熱意や貢献意欲を伝えることが重要です。

さらに、建築士資格やCAD利用技術者試験、英語関連の資格は専門性や実務能力を証明し、設計職へのアプローチを後押しします。

スキルを磨き、建築設計職としての魅力を最大限に発揮して就職活動に挑みましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

まずはカリクル公式LINEを友だち追加!

無料スーツレンタルはこちら