新幹線運転手は、新幹線の運行ダイヤを守りつつ乗客を安全に目的地まで運ぶ、大変やりがいの大きい仕事です。
鉄道会社への就職を検討している人の中には、新幹線運転手の仕事について気になっている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、新幹線運転手の平均年収や仕事内容・将来性などについて幅広く解説します。
新幹線運転手に向いている人の特徴についても紹介しているので、ぜひチェックしてください。
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新幹線運転手の平均年収と年齢別の年収

ここでは、新幹線運転手の収入について以下の2項目に整理して紹介します。
- 新幹線運転手の平均年収は593万円
- 新幹線運転手の年齢別の年収
一般平均との比較も行うので、参考にしてみてくださいね。
①新幹線運転手の平均年収は593万円
新幹線運転手の平均年収は、593万円です(引用元:厚生労働省職業情報提供サイトjobtag「電車運転士」)。
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年分の給与所得者の平均給与は458万円です。
つまり、新幹線運転手の年収は一般平均と比較して高い水準であると考えられるでしょう。
新幹線は昼夜を問わず運航していることから、勤務は交代制が一般的です。男性の運転士が多いものの、女性にももちろん同様にチャンスはあります。
②新幹線運転手の年齢別の年収
新幹線運転手の年収を年齢別に整理して一般平均と比較すると、以下の通りです。
年齢 | 新幹線運転士の 平均年収 | 全体の 平均年収 |
---|---|---|
20〜24歳 | 388万円 | 273万円 |
25歳〜29歳 | 454万円 | 389万円 |
30歳〜34歳 | 534万円 | 425万円 |
35歳~39歳 | 583万円 | 462万円 |
40歳〜44歳 | 638万円 | 491万円 |
45歳~49歳 | 685万円 | 521万円 |
50歳〜54歳 | 722万円 | 537万円 |
55歳~59歳 | 707万円 | 546万円 |
60歳〜64歳 | 454万円 | 441万円 |
上記を見ると、どの年代においても一般平均より新幹線運転手の年収の方が高いことが分かります。
新幹線運転手に関する基本情報

ここでは、新幹線運転手の基本情報を以下の2点に整理して紹介します。
- 新幹線運転手の仕事内容
- 新幹線運転手になるには
①新幹線運転手の仕事内容
新幹線運転手は、旅客を乗せた新幹線を運転し、目的地まで安全に運ぶことを使命にしている職業です。
日本国内の大動脈として、日々多くの乗客を乗せて走行しています。
新幹線の速度は最高で250~300km/hにもなり、高速で走りながら毎日何千・何万もの人々の命を預かる、責任の重い仕事であると言えるでしょう。
また、新幹線の運行時間は緻密な計算のもとで組み立てられており、乗客の予定を守り他の新幹線の運行の妨げにならないように正確な運転が求められます。
②新幹線運転手になるには
新幹線運転手になるには、鉄道会社に入社して経験を積む必要があります。
駅係員として数年経験を積んだうえで車掌の登用試験に合格し、車掌業務を経験することで運転士の試験を受験可能です。
また運転士の試験に合格した後もすぐに勤務できる訳ではなく、動力車操縦者養成所に入所して技能を磨く必要があります。
新幹線運転手になった後も、毎日の業務の中で運転技術を磨いていくことが求められるでしょう。
新幹線運転手の将来性は?

新幹線運転手の求人は、今後減少していくと考えられます。自動運転をはじめとするテクノロジーの活用により、業務内容が減少しているためです。
既に東海道新幹線では、自動運転システムの走行試験を行っています。従来は手動で行っていた加減速や停車が自動化され、省力化が実現される予定です。
ただし、団塊の世代の運転士が大量に退職したことで、電車の運転士全体では人員が不足している状態ではあります。
新たな駅や路線も開通している状況ではあることから、電車運転士としての需要は一定あり続ける可能性は十分にあるでしょう。
新幹線運転手に向いている人の特徴3つ

ここでは、新幹線運転手に向いている人の特徴として以下の3つを紹介します。
- 責任感が強い人
- 冷静な思考ができる人
- 体力・精神力がある人
①責任感が強い人
新幹線運転手に向いている人の特徴としてまず挙げられるのが、責任感が強いことです。新幹線運転士は、毎日非常に多くの人の命を預かります。
一瞬の気のゆるみが大事故につながる恐れもあり、責任感を持って業務にあたらなくては危険です。
また、ちょっとした揺れが発生しただけでも、乗客に怪我を負わせることがあるかもしれません。
自分の業務に関しては絶対にやり抜くという責任感の強さは、新幹線運転手を務めるうえでは欠かせないと考えられるでしょう。
②冷静な思考ができる人
冷静な思考ができることも、新幹線運転手には重要な資質の1つです。新幹線の運転中は、どんなことがあっても冷静を保たなくてはいけません。
緊急停止にいたるだけでも、乗客の中には不安が芽生えてしまいます。そんな中で運転手が冷静でいられなくては、乗客は余計に不安になるでしょう。
事故発生を防ぐためにはもちろん、運行ダイヤを乱さないためにも、運転手が常に冷静に考え続けることは重要なポイントです。
➂体力・精神力がある人
新幹線運転手に向いている人としては、体力・精神力がある人も挙げられます。
新幹線の運転は常に長距離であり、座って運転をし続けても集中力が落ちないほどの体力は不可欠です。
また、新幹線を運転中は常に気を張り続けて、運行ダイヤのことも考えながら運転を続けなくてはいけません。
高速の車両を運転し続けながら「何時に着く」「どれくらい加速・減速する」と計算もし続けなくてはならないことから、強靭な精神力も求められるでしょう。
新幹線運転手の仕事は年収以上にやりがいがある

新幹線運転手は、新幹線を運転して旅客を無事に目的地まで運ぶ、大きな責任とやりがいがある仕事です。
新幹線運転手について調べる際には、年収に関してだけでなく仕事の内容や向いている人の特徴なども合わせて確認すると良いでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。