日立ハイテクは、電子製品を提供する日立グループの大手企業です。
そんな日立ハイテクについて「年収や初任給はどれくらいなんだろう?そもそも日立ハイテクってどんな企業なの?」と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、日立ハイテクの年収や初任給、売上高について解説します。競合企業も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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日立ハイテクの平均年収と初任給

まず、日立ハイテクの平均年収と初任給を紹介します。
①日立ハイテクの平均年収は935万円
まず、日立ハイテクの親会社である日立製作所の平均年収および関連情報について、有価証券報告書に記載されている情報を紹介します。
平均年収(万円) | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 勤続平均年数(年) |
935 | 28,111 | 42.9 | 19.1 |
参考として、国税庁による「令和5年分 民間給与実態統計調査」の結果も紹介します。
同調査によると、2023年度の給与所得者の平均給与は460万円でした。日立ハイテクの親会社である日立製作所の平均年収は、日本企業の平均年収の2倍以上とかなりの高水準であることがわかります。
②日立ハイテクの初任給
次に、日立ハイテクの初任給を紹介します。日立ハイテク公式サイトで公開されている募集要項によると、最終学歴別の初任給は下記の通りです。
初任給 | |
4大卒・院了 | 237,500円 |
なお、基本給とは別に通勤手当、家族手当、食事手当などの諸手当がついています(参照元:日立ハイテク公式サイト よくある質問 待遇・福利厚生について)。
昇給は年1回、賞与は年2回(6月、12月)です。
日立ハイテクの募集要項

次に、日立ハイテクの募集要項を紹介します。年収とあわせてチェックし、理解を深めましょう。
勤務時間 | 【本社・関西支店】8:50~17:30(労働時間:7時間45分) 【茨城支店】8:40~17:10(労働時間:7時間45分) フレックスタイム制度勤務あり(コアタイムなし) |
休日・休暇 | 年間休日:127日(2023年度) 完全週休2日制(土・日)・国民祝祭日・創立記念日・特別休日・年末年始・夏期休暇・年次有給休暇(24日/年付与)・リフレッシュ休暇 |
福利厚生 | 各種社会保険、企業年金、財形貯蓄、社宅・寮施設、保養施設等 |
休職制度 | 育児休職制度、介護休職制度 |
福利厚生や各種制度が充実しているほか、休日休暇も多いため、働きやすい環境が整っていると言えるでしょう。
※募集要項は年によって変わる可能性があるため、必ず最新情報をご確認ください。
日立ハイテクの企業情報

次に、日立ハイテクの企業情報を下記の3項目で紹介します。
①日立ハイテクの事業内容
日立ハイテクは、下記の4事業を展開しています。
・ヘルスケアソリューション
幅広い製品ラインアップに加え、診断や治療などのデータを活用したデジタルヘルスケア事業などを展開
・ナノテクノロジーソリューション
半導体製造プロセスにおける加工・計測・検査工程をカバーする製品ラインアップを提供
・バリューチェーンソリューション
主に産業分野における顧客の課題にフォーカスし、社会・環境・経済価値創出に向けた最適なソリューションを提供
・コアテクノロジーソリューション
「電池・先端材料・エレクトロニクス・半導体・バイオ医薬品」などの各分野における研究開発から製造・品質管理の工程において、電子顕微鏡(SEM・TEM・FIB)、光度計、蛍光X線分析装置をはじめ、熱分析装置や液体クロマトグラフなどを提供
このように、日立ハイテクは人と社会を支える様々な分野で、グローバルな事業展開を行っています。
引用元:日立ハイテク公式サイト 事業紹介
②日立ハイテクの売り上げ・実績
日立ハイテクの親会社である日立製作所の売上は下記の通りです。
決算年月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 |
売上収益(百万円) | 8,729,196 | 10,264,602 | 10,881,150 | 9,728,716 |
税引前当期利益(百万円) | 844,443 | 839,333 | 819,971 | 825,801 |
表からもわかる通り、日立製作所の売上収益や利益は増加傾向にあります。主な要因は、旺盛なDX需要によるLumada事業の堅調な推移や国内DX/クラウドサービスの増加などです。
③日立ハイテクの基本理念
日立ハイテクの基本理念は下記のとおりです。
日立ハイテクは、あらゆるステークホルダーから「信頼」される企業をめざし、ハイテク・ソリューションによる「価値創造」を基本とした事業活動を通じ、社会の進歩発展に貢献します。あわせて、当社は「公正かつ透明」で信頼される経営を行い、成長し続けていくとともに、「環境との調和」を大切にし、情熱と誇りを持ち、社会的責任を全うする企業市民として豊かな社会の実現に尽力します。 |
また、事業方針を下記のように定めています。
1. 顧客第一主義を基本とし、市場ニーズを先取りしたベストソリューションを提供することでお客様とともに成長します 2. 先端技術開発力と商社機能のシナジーにより、グローバル社会の価値創造に貢献します 3. 人と技術の経営資源をコアとして信頼と優位性を確立し、企業価値の最大化をめざします |
日立ハイテクの競合企業3社

就職活動における企業研究では、関連する企業についても調べて比較することが重要です。ここでは、日立ハイテクの競合企業を3社紹介します。
①日本電子
日本電子は、電子顕微鏡をはじめとする理科学機器のメーカーです。基礎研究から応用分野まで、国家・民間を問わず、多くの機関や企業の研究開発を支える装置を提供しています。
売上高(百万円) | 174,336 |
従業員数(人) | 2,277 |
平均年間給与(万円) | 803 |
平均年齢(歳) | 44.6 |
平均勤続年数(年) | 16.8 |
②東京精密
東京精密は、半導体製造装置と精密計測機器の製造販売を行うメーカーです。高精度位置決め技術で評価が高く、世界シェアNo. 1の半導体ウェーハテスト装置を製造しています。
売上高(百万円) | 134,680 |
従業員数(人) | 1,200 |
平均年間給与(万円) | 801 |
平均年齢(歳) | 39.2 |
平均勤続年数(年) | 10.2 |
③東京エレクトロン
東京エレクトロンは、半導体製造装置とフラットパネルディスプレイ製造装置を開発・製造・販売する企業です。
この分野でのシェアは国内首位、世界第3位で、国内半導体関連メーカーとして最大の時価総額および営業利益を誇ります。
売上高(百万円) | 1,830,527 |
従業員数(人) | 2,036 |
平均年間給与(万円) | 1,272 |
平均年齢(歳) | 43.7 |
平均勤続年数(年) | 15.5 |
日立ハイテクについて理解を深めよう
本記事では、日立ハイテクの年収や売上高を紹介しました。日立ハイテクの平均年収は915万円であり、日本企業の平均年収を大きく上回る金額といえます。
また、福利厚生や教育体制が充実しており、働きやすい環境が整っていることも大きな魅力です。
日立ハイテクに関する企業研究をする際は、公式サイトだけでなく有価証券報告書などもチェックしておきましょう。ぜひ、本記事で紹介した内容を企業研究に活かしてみてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。