
アニメーターは、アニメを制作するために欠かせない人です。
しかし、アニメーターという名前は知っていても具体的な年収や業務について知らない方も多いでしょう。
本記事では、アニメーターの平均年収と仕事内容を紹介します。アニメーターとしての就職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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アニメーターの平均年収と年齢別の年収

まずは、アニメーターの平均年収について紹介します。
- アニメーターの平均年収は461万円
- アニメーターの年齢別の年収
職業を決める際は、年収も重要なポイントになります。どの程度の年収を得られるのか、詳細を確認しましょう。
①アニメーターの平均年収は461万円
アニメーターの平均年収は461万円です。「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年度の給与所得者の平均年収は458万円でした。
この結果から、アニメーターの年収は民間平均をわずかに上回るものの大きな差はないことがわかります
アニメーターの主な就職先はアニメ制作会社ですが、近年はネットコンテンツやゲーム制作会社に入社するケースも珍しくありません。経験を積んだ後、フリーランスのアニメーターになる人もいます。
個人の能力が賃金を大きく左右するため、スキル次第では高い年収を得られる可能性があるでしょう。
②アニメーターの年齢別の年収
年齢 | 平均年収 |
20歳〜24歳 | 327万円 |
25歳〜29歳 | 340万円 |
30歳〜34歳 | 440万円 |
40歳〜44歳 | 512万円 |
50歳〜54歳 | 576万円 |
60歳〜64歳 | 416万円 |
民間給与実態統計調査 の年齢別給与によると、民間の平均年収は20〜24歳で273万円、25〜29歳で389万円、30〜34歳で425万円です。
また、50〜54歳における民間の平均年収は537万円、60〜64歳は441万円でした。
アニメーターの年収は、民間の平均を上回る時があれば下回る時もあることがわかります。年齢によって差はあるものの、アニメーターの全体的な年収は民間平均と大きな差はないと言えるでしょう。
アニメーターに関する基本情報

続いては、アニメーターの基本情報を紹介します。
- アニメーターの仕事内容
- アニメーターになるには
具体的な仕事内容だけでなく、アニメーターになるまでの流れについても解説するので、参考にしてみてください。
①アニメーターの仕事内容
アニメーターの仕事は、シナリオのイメージに合わせて絵を描き、映像化することです。キャラクターデザイナーや原画マン、動画マン、作画監督などのことをまとめてアニメーターと呼びます。
まずは、キャラクターデザイナーが企画書から考えたキャラ設定をもとに原画マンが原画を制作。次に、原画と原画の間に動きを出すための絵を動画マンが描きます。
作画監督は、複数人で制作された絵をまとめ、1つの作品に仕立てるのが主な役割です。このように、アニメーターの仕事は連携作業によって成り立っています。
②アニメーターになるには
アニメーターになるために特別な資格や学歴は必要ありません。
しかし、画力が求められる仕事なので、美術系の大学や専門学校に進学し、アニメーション制作などを学んでから就職するのが一般的です。
アニメーターとして経験を積んだ後、独立してフリーランスとして活躍するケースも多くあります。
近年は、パソコンを使ったデジタル作画が主流になりつつあるため、絵が上手いだけでなくコンピューターの操作に慣れていることも求められるでしょう。
アニメーターの将来性は?

アニメ業界の制作市場は、右肩上がりの状態が続いています。好調の大きな要因は、海外のアニメ制作会社からの依頼増加です。
日本の優秀なアニメーターは海外からの需要が高く、スキルを磨くことでさらに高い利益を生み出せる可能性があるでしょう。また、低賃金・長時間労働と言われてきた業務環境も改善が進んでいます。
安定した収入を得られるように固定給を設けたり、体調面を考慮して徹夜での作業を撤廃したりといった会社も出てくるようになりました。
このように、海外からの高い需要と業務環境の改善という現状を考慮すると、アニメーターの将来は明るいと考えられます。
アニメーターに向いている人の特徴3つ

ここからは、アニメーターに向いている人の特徴を紹介します。
- 絵を描くことが好きな人
- 意見を聞き入れて客観視できる人
- 責任感がある人
どのような人が向いているのかチェックして、自分との相性を確かめてみましょう。
①絵を描くことが好きな人
アニメーターは、絵を描くことが好きな人に向いています。なぜなら、仕事中は常に絵と向き合う必要があるからです。
納期が近づくと長時間絵を描かなければならない場合も多いため、すぐに「絵を描くのがつらい」と感じてしまう人はアニメーターとして活躍するのは難しいでしょう。
どのような状況でも集中して絵を描ける人であれば、苦しい場面でも乗り越えていけるはずです。
ただし、絵が好きでも画力がなければアニメーターにはなれません。キャラクターを忠実に再現できるスキルを備えておく必要があります。
②意見を聞き入れて客観視できる人
アニメーターは、周りの意見を聞き入れて客観視できる人にも適しています。
アニメの制作現場では、チーム体制で1つの作品を作り上げるのが基本。自分の描いた絵に意見が出された場合は素直に受け入れ、客観的に物事を考える力が求められます。
客観性がないと自分よがりの絵になり、他の絵とのまとまりがなくなってしまうでしょう。
常に客観性を持ち、チームで仕事ができる人なら、信頼のおけるアニメーターとして周りからの支持を得られるはずです。
➂責任感がある人
アニメーターとして働く上で、責任感を持つことはとても重要なポイントです。
アニメの制作にはたくさんの人が関わっており、誰かの仕事が滞ると全体がストップしてしまいます。納期を遵守し、仕事を停滞させないために努力し続ける必要があるでしょう。
また、いい加減な仕事をする人は絵のバランスが崩れ、作画崩壊が起きるリスクがあります。一定のクオリティを保ち、アニメの質を高めるためにも責任感を持って絵を描くことが大切です。
アニメーターの仕事は年収以上にやりがいがある!

アニメーターの年収は、民間の平均年収と大きな差はありません。
しかし、優れたアニメ作品を生み出すことに対して年収以上のやりがいを感じられるでしょう。
「絵を描くことが好き」「アニメが好き」という人は、アニメーターの仕事について詳しくチェックしてみましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。