日銀(日本銀行)は、日本の中央銀行として通貨や金融の調整を行っています。
金融機関への就職を検討している方の中には、日銀について興味を持っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、日銀の平均年収や初任給、そして事業内容などを幅広く紹介します。
就活生に人気の高い都市銀行についても紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。
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日銀の平均年収と初任給

ここでは、日銀(日本銀行)の従業員の収入について以下の2項目に分けて紹介します。
- 日銀の平均年収は814万
- 日銀の初任給
一般的な水準との比較も行うので、確認してくださいね。
日銀の平均年収は814万
日銀の従業員の平均年収は、814万円です(引用元:日本銀行「日本銀行の役職員の報酬・給与等について」)。
平均年収(万円) | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 勤続平均年数(年) |
---|---|---|---|
814 | 4,609 | 43.4 | (特定職)男性:16.7年、女性:13.3年 |
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年分の給与所得者の平均給与は458万円でした。
つまり、日銀の従業員の年収は一般平均と比較して非常に高い水準であると考えられるでしょう。
日銀の初任給
日銀の初任給は、以下の通りです。
学歴 | 初任給 |
---|---|
院卒 | 総合職 275,000円 特定職 257,000円 一般職 247,000円 |
大卒 | 総合職 255,000円 特定職 242,000円 一般職 227,000円 |
短卒 | 205,000円 |
厚生労働省のデータによると、2019年度の院卒初任給は23万8,900円、大卒初任給は21万200円、高専・短大卒初任給は18万3,900円でした。
(引用元:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」)。
つまり、日銀の初任給は一般平均よりも高い水準だと言えるでしょう。
日銀の募集要項

日銀の2025年度新卒採用の募集要項は、以下の通りです(一部を抜粋して紹介します。詳細な情報は公式ページをご確認ください。)。
応募資格 | 大学または大学院、短期大学、専門学校を2025年3月に卒業・修了が見込まれる方、 または2021年4月以降に卒業・修了された方。 |
応募の条件 | 応募に当たっては、日本銀行が設けているコース制度に沿って、1つのコースを選んで下さい。 複数のコースの併願はできません。 |
勤務時間 | 原則8時50分~17時20分(部署によってフレックスタイム制あり) ※実働7.5時間(休憩1時間)。時間外勤務あり。 |
賞与 | 年2回(ただし1年目は年1回) |
休日 | 完全週休2日(土・日曜日)、 1月2日・3日および12月31日、 国民の祝日に関する法律に規定する休日 |
休暇 | 有給休暇、特別(慶弔、リフレッシュ)休暇など |
応募にあたって国籍の制限はなく、海外の大学などを卒業・修了見込み等の方は上記の応募資格に関わらず募集対象とされています。
日銀の企業情報
ここでは、日銀の企業情報を以下の3項目に整理して紹介します。
- 日銀の事業内容
- 日銀の売り上げ・実績
- 日銀の基本理念
①日銀の事業内容
日銀は、以下の機能・役割を持った日本の中央銀行です。
- 銀行券(お札)の発行
- 通貨・金融の調節
- 銀行やその他金融機関の間の資金決済の円滑化
通貨や金融の調節を行うことで物価の安定を図り、資金決済を円滑にすることで信用秩序を維持することを目的としています。
日銀は、「尊重すべき普遍的な理念」として一般的な銀行とは一線を画す特別な組織です。
そのため、日銀で働く役職員には公正な業務遂行が求められます。
②日銀の売り上げ・実績
日銀の近年における業績の推移は以下の通りです。
2020年年度末 | 2021年度末 | 2022年度末 | |
---|---|---|---|
総資産残高 | ‐ | 736兆2,5355億円 | 735兆1,165億円 |
経常収入 | 1兆1,646億円 | 1兆1,598億円 | 1兆5,207億円 |
自己資本残高 | 10兆1,073億円 | 10兆9,475億円 | 11兆8,776億円 |
自己資本比率 | 8.87% | 9.29% | 9.81% |
2022年度末には、金銭の信託運用益や国債利息収入が増加したことなどによって経常利益が増加しています。
③日銀の基本理念
日本銀行では、「日本銀行の行動原則」として以下の5つを掲げています。
公益の実現 | 日本銀行法に定められた目的と理念を達成することにより、公益の実現を図る。 |
透明性の確保 | 外部との様々なネットワークを通じて、政策や業務についての説明責任を適切に果たす。 |
業務の質の向上 | 環境変化を適切に捉え、中央銀行サービスの質を高めていく。 |
公正な職務の遂行 | 役職員一人一人が、高いモラルを維持しつつ、公正に職務を遂行する。 |
経営資源の効果的・効率的活用 | 業務および組織の運営に当たっては、経営資源を効果的・効率的に活用する。 |
日本銀行でのキャリアを考えるうえでは、上記の5つは理解しておく必要があるでしょう。
日銀の競合企業
ここでは、日銀を志望する就活生からの人気が高い銀行として、以下の3行を紹介します。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
①三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行は3メガバンクの1つに数えられる、三菱UFJフィナンシャルグループ傘下の都市銀行です。
国内外に幅広い顧客基盤を有しており、グループが持つネットワークやノウハウを活かして顧客のニーズに対応できる点は大きな強みでしょう。
売上高(百万円) | 6,629,819 |
従業員数(人) | 32,786 |
平均年間給与(万円) | 784 |
平均年齢(歳) | 39.4 |
平均勤続年数(年) | 15.4 |
②三井住友銀行
三井住友銀行は3メガバンクの1つに数えられる、三井住友フィナンシャルグループ傘下の都市銀行です。
三井住友フィナンシャルグループの総合力を活かせる点は特徴的であり、特に投資銀行部門やリテール部門に強みを持っています。
売上高(百万円) | 4,991,948 |
従業員数(人) | 27,839人 |
平均年間給与(万円) | 842 |
平均年齢(歳) | 39歳5月 |
平均勤続年数(年) | 16年 1月 |
③みずほ銀行
みずほ銀行は3メガバンクに数えられる、みずほフィナンシャルグループ傘下の都市銀行です。
国内に圧倒的な顧客基盤を有しており、グループとして銀行・信託・証券の一体運営を行っている点が特徴的だと言えます。
売上高(百万円) | 5,107,646 |
従業員数(人) | 24,652 |
平均年間給与(万円) | 793 |
平均年齢(歳) | 39.5 |
平均勤続年数(年) | 15.4 |
日銀(日本銀行)について理解を深めよう
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日銀は、日本の中央銀行として国内の通貨や金融の調整を行っている組織です。
日銀について企業研究を進めるうえでは、近年の実績について一定の理解を深めたうえで国内主要金融機関の動向や特色を理解しておくと良いでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。