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イラストレーターの年収はいくら?年齢別年収・将来性についても解説

イラストレーターは、企業から受けた依頼をもとにイラストを制作する仕事です。しかし、年収などイラストレーターの具体的な情報を知らない方も多いでしょう。

本記事では、イラストレーターの年収や仕事内容について解説します。イラストレーターについて理解を深め、自分に合う職種を決めるための参考にしてみてください。

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イラストレーターの平均年収と年齢別の年収

まずは、具体的な平均年収と年齢別の年収を紹介します。

  1. イラストレーターの平均年収は521万円
  2. イラストレーターの年齢別の年収

年収は、職業を決める際の重要なポイントになります。イラストレーターの年収について詳しく見ていきましょう。

①イラストレーターの平均年収は521万円

イラストレーターの平均年収は、521万円です。「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、2023年度の給与所得者の平均年収は460万円でした。

この結果から、イラストレーターの平均年収と民間の平均年収に大きな差はないといえます。

ただし、1つのイラストにかける時間は人によって異なるため、勤務時間や年収には個人差があるでしょう。

なお、休日は仕事の受注状態によって変動し、納期が迫ると長時間労働が必要になることもよくあります。

引用元:厚生労働省 jobtag イラストレーター

②イラストレーターの年齢別の年収

年齢平均年収
20歳〜24歳341万円
25歳〜29歳404万円
30歳〜34歳476万円
40歳〜44歳  592万円
50歳〜54歳716万円
60歳〜64歳436万円

民間給与実態統計調査 の「年齢階層別の平均給与」によると、民間の平均年収は20〜24歳で267万円、25〜29歳で394万円、30〜34歳で431万円です。

イラストレーターの年収は年齢によって民間の平均年収を上回ることがあれば下回ることもありますが、全体的に見ると大きな差はないと考えられるでしょう。

ただし、イラストレーターとして成功し、単価の高い仕事を受注できるようになれば、平均を大幅に上回る年収を得られる可能性は十分にあると考えられます。

引用元:厚生労働省 jobtag イラストレーター

イラストレーターに関する基本情報

ここでは、イラストレーターの基本情報を紹介します。

  1. イラストレーターの仕事内容
  2. イラストレーターになるには

就活の際は、職種の具体的な情報を把握しておくことが大切です。イラストレーターの仕事内容や就職までの流れを確認しましょう。

①イラストレーターの仕事内容

イラストレーターは、出版会社や広告会社、印刷会社などから依頼を受注してイラストを制作する仕事です。

人物や植物、動物など、依頼者の目的に合わせてイメージとマッチするイラストを制作することになります。

以前は色鉛筆やマーカー、絵の具などを使った手書きが主流でしたが、近年はタブレットやパソコンなどを活用したデジタルイラストが中心になりつつあるでしょう。

また、3次元CGの技術が用いられることが増えているため、CGデザイナーとイラストレーターを兼務するケースもよくあります。

②イラストレーターになるには

<就職するまでの流れ>

イラストレーターになるための学歴や資格は存在せず、高校卒業後、大学・短大・専門学校で美術やデザインを勉強してイラストレーターになる人が多いでしょう。

学校卒業後は、出版・広告・印刷会社などに入社したり、ゲーム制作会社でキャラクターデザインを担当したりして実績を積み、フリーランスになるケースが一般的です。

<必要な資格・スキル>

イラストレーターに必要な資格はありません。ただし、コンクールの受賞歴などがあれば実績と技術を証明できます。

イラストレーターの将来性は?

イラストレーターは、ゲーム業界や広告業界、出版業界、デザイン業界などさまざまな業界で需要があります

近年続々と登場している新しいIT技術を活用することで、業界内でも特に価値の高い人材として扱われる可能性があるでしょう。

また、イラストレーターとして多くのプロジェクトに関わった経験を活かしてディレクターやマネージャーに、グラフィックデザインの技術を取得してデザイナーに、といったキャリアも考えられます。

懸念点は、生成AIの台頭でしょう。オリジナリティのあるイラストを制作し、生成AIと棲み分けする工夫が必要とされています。

イラストレーターに向いている人の特徴4つ

イラストレーターに向いている人の特徴は、以下のとおりです。

  1. 絵を描くことが好きな人
  2. コミュニケーションが上手な人
  3. 新たな挑戦が好きな人
  4. 負けず嫌いな人

具体的な特徴を確認し、自分に向いているか考えてみましょう。

①絵を描くことが好きな人

イラストレーターは、絵を描くことが好きな人に向いています

イラストレーターになると、常にイラストのイメージを考えたり、絵を描いたりしなければなりません。

絵を描くのが好きな人なら、好きなことをして給料をもらえる状況に喜びを感じられるはず。仕事に没頭でき、長時間の作業でも辛さを感じにくいでしょう。

また、依頼者の要望に合わせてイラストを制作する必要があるため、自分の表現に合わなくても描くこと自体を楽しいと思える必要もあります。

②コミュニケーションが上手な人

イラストレーターには、コミュニケーション力も求められます。なぜなら、依頼者がどのようなイラストを求めているのか汲み取らなければならないからです。

コミュニケーション力に乏しいと依頼者の要望を把握できず、イメージとかけ離れたイラストを制作してしまう可能性があるでしょう。

「どのような雰囲気のイラストを求めていますか?」「メインカラーはどれにしますか?」など、しっかりとコミュニケーションを取りながら依頼者のイメージに近いイラストを描く必要があります。

③新たな挑戦が好きな人

イラストレーターは、挑戦が好きな人にもぴったりです。デジタル化が進む昨今、将来的にさまざまな新技術が台頭すると予想されます。

そのため、イラストの技術を磨くのはもちろんのこと、常に新たな技術を取り入れて活用できる意欲を持つ人こそイラストレーターに適しています。

新しいソフトやツールが出た場合もすぐに情報をキャッチし、しっかり勉強して使いこなせるような人なら、時代の流れに取り残されることなくイラストレーターとして活躍できるでしょう。

④負けず嫌いな人

イラストレーターには、負けず嫌いであることも求められます

近年は、インターネットを通じて個人的にイラストの仕事を請け負える機会が増加し、副業としてイラストレーターになる人も珍しくありません。

そのため、フリーランスのイラストレーターはライバルが多く、依頼を獲得するにはたくさんのイラストレーターの中から選ばれる必要があります。

「誰にも負けたくない」という強い気持ちがあれば、ライバルよりも質の高いイラストを制作できるはずです。

イラストレーターの仕事を把握して職種研究を進めよう

 イラストレーターの年収は民間の平均年収と大きな差はありませんが、フリーランスとして成功すれば平均以上の年収を得られる可能性があります。

また、イラストレーターは絵が好きでコミュニケーション能力に長けている人が向いているでしょう。

イラストレーターへの理解を深め、自分の将来を考えていきましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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