【例文20選】事務職の自己PRの作り方|コツやNGポイント・向いている人の特徴も紹介
「事務職の自己PRって、どんな強みをアピールすれば良いんだろう?」
データ入力や書類作成、スケジュール管理など、企業を裏側から支える事務職。
正確さや丁寧さはもちろん、円滑なコミュニケーションや臨機応変な対応力も求められるため、自己PRでは「自分が事務職に向いている理由」をしっかりと示すことが大切です。
本記事では、事務職に適した自己PRの構成、企業が評価するポイント、作成のコツや注意点、さらに強み・スキル別の例文集まで徹底解説します。
この記事を読んで、自分らしさを効果的に伝えられる自己PRを完成させましょう。
事務職とは?仕事内容と求められる役割を理解しよう

事務職は、会社全体の業務が円滑に回るよう支える縁の下の力持ちです。
具体的な仕事内容としては、電話やメールでの対応、来客の案内、書類作成、データ入力、会議資料の準備、スケジュール管理などがあります。
これらはすべて、会社の中で他の社員がスムーズに動けるようにするために欠かせない作業です。
とくに一つひとつの業務に対して正確さや丁寧さが求められ、日々の積み重ねが会社全体の信頼にもつながっていきます。
こうした役割を果たすためには、目立たない部分でも責任感を持って取り組む姿勢が必要です。
事務職の特徴を正しく理解したうえで自己PRを構成することが、信頼感や説得力を生み、企業に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるきっかけになるはずです。
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事務職の自己PRに適した構成

事務職を目指すうえでの自己PRは、単なる自己紹介ではなく、企業が求める人材像と自分がどれだけマッチしているかを伝える重要な要素です。
「この人と働いてみたい」と思ってもらうには、自己PRの基本構成を押さえたうえで、伝えるべき内容を明確に整理することが大切です。
ここでは、事務職に適した自己PRの構成について、以下の4つのポイントを紹介します。
- 自己PR文の基本構成を理解する
- 効果的なエピソードを盛り込む
- 結論から伝える構成にする
- 企業への貢献意欲を示す
①自己PR文の基本構成を理解する
自己PRを書くうえで最初に理解しておきたいのは、内容の組み立て方です。文章に説得力を持たせるには、ただ思いついたことを書くだけでは足りません。
読み手の視点に立ち、順序立てて話を展開することが大切です。基本的な構成は「強み → 根拠(エピソード)→ 応用(企業での活かし方)」の3段構成です。
この順番に沿って書くことで、話の流れが自然になり、読み手にも意図が伝わりやすくなります。
PREP法(Point, Reason, Example, Point)として知られるこの構成は、多くのビジネス文書でも活用されており、就活の場面でも非常に有効です。
書き方に迷ったときこそ、基本構成に立ち返って見直す姿勢が大切でしょう。
②効果的なエピソードを盛り込む
強みを裏付けるには、説得力あるエピソードが不可欠です。なぜなら、実際にその強みが発揮された事例があることで、信頼性が一気に高まるからです。
たとえば「責任感がある」と述べるだけでは抽象的すぎるでしょう。
「ゼミでの代表として進行役を務め、メンバーの予定を調整しながら全員の意見をまとめ上げた」といった具体的な行動を添えることで、印象がぐっと鮮明になります。
選ぶエピソードは、必ずしも華やかな成果である必要はありません。むしろ、日常的な場面で地道に積み重ねた努力や、チームを支える姿勢など、事務職に向いたエピソードのほうが評価されることも多いです。
自分の中では当たり前の経験でも、視点を変えることで十分な材料になることがあります。エピソード探しに迷ったら、サークル・アルバイト・ゼミ・ボランティアなど、普段の生活を振り返ってみてください。
③結論から伝える構成にする
自己PRでは冒頭に結論を置くことで、読み手にスムーズに意図を伝えることができます。特に採用担当者は多くの応募書類に目を通しており、最初の一文で興味を引けるかが非常に重要です。
「私は〇〇が得意です」「〇〇な強みを活かしてきました」といった明確な始まり方をすることで、その後の内容にも自然と期待が持たれます。
逆に、話の背景や経験から書き始めると、「結局何が言いたいのか」が伝わる前に読み飛ばされるリスクもあるでしょう。文章の先頭は、自己PR全体の印象を決定づける「入り口」です。
また、結論を先に伝えると、その後に続くエピソードや説明の意図がわかりやすくなり、読み手が迷子になりません。
主張を支える材料を後から足していくことで、論理的かつスッキリした文章に仕上がるはずです。読み手の立場に立ち、「一目で伝わる構成」を意識することが、自己PR成功の鍵となります。
④企業への貢献意欲を示す
自己PRを締めくくるうえで大切なのが、「自分の強みを企業でどう活かすか」を明確に伝えることです。ただ自分の特性や経験を語るだけでは、読み手に「だから何?」と思われてしまいかねません。
採用担当者は、「この人が入社したら、会社にどう貢献してくれるか」を重視して見ています。
たとえば、「私は正確性の高い作業が得意です」という強みに対して、「入社後はデータ処理や文書管理を通して、業務のミス削減と効率化に貢献したい」と続けることで、意欲がより具体的に伝わります。
さらに、応募する企業ごとに内容を少し変える工夫も有効です。
企業の特色や求める人物像に合わせて、「お客様対応にも自信があります」「総務として社内環境を整える役割に関心があります」など、合わせた表現を入れると好印象です。
企業との接点を意識したPRは、内定への一歩を大きく引き寄せる要素になるでしょう。
企業が事務職の自己PRで注目するポイント

事務職における自己PRでは、単に自分の長所を伝えるだけでは不十分です。企業が実際に重視している観点を理解し、それに基づいた内容を伝えることで、選考通過の可能性が高まるでしょう。
ここでは、企業が事務職志望者の自己PRで注目しているポイントを紹介します。
- 正確性やミスの少なさがあるかどうか
- 基本的なパソコンスキルがあるかどうか
- コミュニケーション能力を発揮できるかどうか
- 入社意欲や企業理解があるかどうか
①正確性やミスの少なさがあるかどうか
事務職では、日々の業務で書類作成やデータ入力、請求処理など、正確さが求められる作業が非常に多く発生します。
ひとつのミスが他部署や顧客にまで影響を与えることもあり、正確性と丁寧さは企業が最も重視するポイントの1つです。
自己PRでは、単に「几帳面な性格です」と述べるのではなく、過去の具体的な行動や実績を交えて伝えることが大切です。
たとえば、アルバイトでミスを防ぐために独自のチェックリストを作成し、ダブルチェックを習慣化していた経験や、学校の委員会活動で資料作成時に誤字脱字を徹底的に見直した話などが挙げられるでしょう。
企業側は、再現性があるかどうかを見ているため、性格的な特徴ではなく、行動によって示せる強みを中心に伝えてください。
②基本的なパソコンスキルがあるかどうか
事務職では、ほとんどすべての業務がパソコンを通じて行われるため、基本的なスキルがあるかどうかは必須条件です。
WordやExcel、PowerPointといった主要なオフィスソフトを使いこなせるかに加え、社内システムやオンラインツールへの対応力も求められます。
自己PRでは、自分が実際にどのようなシーンでパソコンを活用していたかを具体的に示すと効果的です。
たとえば、ゼミで調査データをExcelでグラフ化して報告書をまとめた経験や、学外活動でイベント資料をPowerPointで作成した事例があると、説得力が生まれます。
「WordとExcelを使えます」だけでは抽象的なので、「VLOOKUPやピボットテーブルを使ってデータを整理した」「テンプレートを工夫して作業を効率化した」といった具体的な技術や工夫を含めましょう。
実務に即したスキルを伝えることで、入社後の活躍をイメージさせやすくなります。
③コミュニケーション能力を発揮できるかどうか
一見、事務職はパソコンに向かって黙々と作業する職種と思われがちですが、実際には社内外との連携が非常に多く、コミュニケーション能力が欠かせません。
上司への報告、同僚との共有、他部署との調整、さらには取引先とのやり取りなど、スムーズなやり取りができることが求められます。
自己PRでは、「話すのが得意」といった漠然とした表現よりも、誰とどのように関わり、どのような成果や信頼を得たのかを具体的に示してください。
たとえば、学園祭の実行委員として複数のチーム間でスケジュール調整を担当し、トラブルなく本番を迎えられた経験などは非常に好印象です。
自分の役割を果たすだけでなく、周囲をサポートする意識も重要です。
④入社意欲や企業理解があるかどうか
スキルや経験があっても、「なぜこの企業を選んだのか」が不明確だと、企業側は不安を感じてしまいます。
自己PRでは、自分の強みが企業の業務や方針とどう結びつくかを説明し、入社後のビジョンを明確に示すことが欠かせません。
たとえば、「正確性を活かして、御社のバックオフィス業務を円滑に支えたい」といったように、自分の強みと業務内容を結びつけて伝えましょう。
企業理解を深めるために、事業内容・社風・理念などを事前に調べておくことが前提になります。
企業は「自社にマッチする人材かどうか」を見極めているため、表面的な熱意ではなく、深く理解しようとする姿勢を見せることが大切です。
自己PRを書く際の事前準備

自己PRは、自分をよく見せるためだけのものではなく、企業に「一緒に働きたい」と感じてもらうための大切な要素です。
しっかりと準備をしないまま書き始めると、内容が薄くなってしまい、選考に通過しにくくなるでしょう。ここでは、自己PR作成前に取り組むべき準備について解説します。
- 自己分析で強みを明確にする
- 志望企業の人物像を把握する
- エピソードを棚卸しして整理する
- 事務職の役割と業務内容を理解する
①自己分析で強みを明確にする
自己PRの土台となるのが、自分の「強み」です。これが曖昧なままだと、どれだけ言葉を工夫しても、印象に残る文章にはなりません。
まずは、自分がどんな場面で力を発揮してきたかを振り返り、パターンを探してみてください。過去の出来事の中で、他の人から感謝されたことや、自分でも達成感を得られたことがヒントになります。
たとえば、アルバイトでのミスを防ぐ工夫を続けた経験から「継続的な改善力」が見つかるかもしれません。サークル活動で役割分担を調整した体験が「調整力」や「協調性」の根拠になることもあるでしょう。
こうして見えてきた強みは、抽象的な言葉で終わらせず、具体的な行動や結果と結びつけることが重要です。また、事務職に関連する要素が含まれていれば、より実用的で魅力的なアピール材料となります。
自己分析は地道な作業ですが、ここを丁寧に行うことで、自己PR全体の質が大きく変わります。焦らず時間をかけて、自分の本当の強みを言語化してみてください。
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②志望企業の人物像を把握する
自己PRをより効果的にするためには、自分の強みを企業が求めている要素と一致させる視点が欠かせません。企業ごとに異なる「理想の人物像」を把握しておくことで、アピールの方向性を定めることができます。
たとえば、落ち着いた環境で黙々と作業をこなす事務職でも、企業によっては「スピード感」や「対人折衝力」を重視することがあります。
採用ページのキーワード、経営理念、社員紹介などから企業の価値観や働き方を読み取ると、見えてくるものがあるはずです。
さらに、OB・OG訪問や説明会で得たリアルな情報も貴重です。実際に働いている人がどんな姿勢で仕事をしているのか、その場の雰囲気がどうかなど、生の声からは企業文化が見えてきます。
こうした情報をもとに、「この企業には、こういう強みが活きる」と明確に意識して自己PRを書くと、ただの自慢話ではなく、企業目線での魅力的な人材として伝わるようになります。
相手を知ることが、自分を効果的に見せる近道です。
③エピソードを棚卸しして整理する
自己PRに説得力を持たせるためには、抽象的な言葉ではなく、実際の行動を示す具体的なエピソードが必要不可欠です。エピソードが伴わない強みは、説得力が弱く、印象にも残りにくくなってしまいます。
まずは自分の過去を振り返り、どんな経験があったのかを洗い出してみてください。大学での授業、ゼミ、部活動、アルバイト、インターンなど、どんな小さなことでも構いません。
人と関わった場面や、工夫して取り組んだ経験などを中心に集めてみましょう。
集めたエピソードは、「困難をどう乗り越えたか」「どんな工夫をしたか」「結果として何が得られたか」といった視点で整理するのがおすすめです。
また、1つの経験から複数の学びが得られる場合もあります。その際は、どの要素を強調するかによって、アピール内容の方向性を決めるとよいでしょう。
準備の段階でしっかりとエピソードを整理しておけば、文章にしたときに自然と伝わる内容になります。焦らず丁寧に掘り下げてみてください。
④事務職の役割と業務内容を理解する
自己PRでは、職種への理解度が問われることも少なくありません。とくに事務職は、仕事内容が多岐にわたるため、全体像をつかんでおかないと的外れなアピールになってしまうおそれがあります。
事務職の主な業務には、資料作成やファイリング、スケジュール管理、電話応対、社内外との連絡調整などがあります。
これらは一見シンプルに見えるかもしれませんが、正確さや丁寧さ、相手への配慮が求められる重要な仕事です。また、同じ「事務職」でも企業によって期待される役割は異なります。
業務内容を具体的に理解したうえで書く自己PRは、現場を想像しながら読んでもらえるため、採用担当者の記憶にも残りやすくなります。
より魅力的な自己PRを作成するためのコツ

事務職の自己PRでは、丁寧さや正確性といったスキルが求められますが、それだけでは他の就活生との差をつけにくいかもしれません。
ここでは、より魅力的な自己PRを作成するための具体的なポイントを紹介します。採用担当者の印象に残る内容に仕上げるために、以下の4つのコツを参考にしてみてください。
- 具体的な数字や成果を活用する
- 読みやすい文構成を工夫する
- 未経験をプラス要素として表現する
- 第三者のフィードバックを活用する
①具体的な数字や成果を活用する
自己PRに説得力を持たせるには、具体的な数字や成果を盛り込むことが非常に効果的です。
事務職では、結果だけでなく過程の正確さや再現性が重視されるため、「何をどう達成したか」を数値で示すことで、スキルや努力の裏付けになります。
たとえば「30人のメンバーを取りまとめ、月に3回の会議を継続し、文化祭では前年比150%の来場者数を達成した」と数字も用いて伝えれば、採用担当者も成果を具体的にイメージしやすくなります。
数字によって内容にリアリティが加わり、応募者の能力が自然と伝わるでしょう。また、成果が小さいと感じる内容でも問題ありません。
大切なのは、数字を使って「自分の行動がどう結果に結びついたか」を説明できるかどうかです。
応募書類だけでなく、面接時にも一貫した説明ができるようになり、自信を持って臨めるようになるでしょう。
②読みやすい文構成を工夫する
事務職は、日々の業務で文章を扱う場面が非常に多くあります。そのため、自己PRが読みやすく構成されているかどうかは、書類選考の段階からすでに評価対象になっていると考えてよいでしょう。
内容の良し悪し以前に、伝えたいことが整理されていないと、どれだけ魅力的な実績があっても伝わりにくくなってしまいます。
その点で、PREP法(Point→Reason→Example→Pointの順で構成する方法)は非常に有効です。
最初に結論を伝えることで読み手の関心を引き、その後に理由や実例を添えることで内容に深みを持たせられます。
たとえば、「私は整理整頓が得意です。大学の研究室で年間の備品管理を任され、破損や紛失の報告件数をゼロに保ちました。リストや手順書を自作し、誰でも分かるように整えたことが評価された経験があります。この強みを事務職でも活かしたいと考えています」といった形です。
最初は時間がかかっても、構成のコツを意識すれば自然と読みやすい文章が書けるようになります。読み手の視点に立って、「初めて読む人が理解できるか」を常に意識しましょう。
③未経験をプラス要素として表現する
未経験であることに不安を感じる就活生は多いですが、それは必ずしもマイナスではありません。むしろ、未経験だからこそ得られる視点や姿勢をアピールすることで、他の候補者との差別化ができます。
重要なのは、自分にしかない視点や経験をどう価値として伝えるかです。
たとえば「業界未経験ですが、既存のやり方にとらわれず新しい方法を柔軟に取り入れられます」といったように、ポジティブな切り口で伝えると、印象が大きく変わります。
さらに、「わからないことをすぐに確認する」「前例を調べてから動く」など、自分なりに工夫して取り組んできた姿勢をエピソードで示すと説得力が増すでしょう。
また、直接的な職務経験がなくても、アルバイトやサークル活動、ボランティアなどで得たスキルを応用することで、自分の適性を裏付けられます。
企業は完璧な経験よりも、学ぶ姿勢と応用力のある人材を求めているのではないでしょうか。
④第三者のフィードバックを活用する
自己PRを自分ひとりで仕上げようとすると、どうしても主観的になりがちです。何度も見直すうちに客観性を失い、読み手にとってわかりづらい文章になってしまうことも少なくありません。
だからこそ、第三者の視点を取り入れることが、自己PRの完成度を高める近道になります。
たとえば、家族や友人に読んでもらい、「読みやすいか」「印象に残るか」「話の展開が自然か」といった具体的な観点から意見をもらいましょう。
大学のキャリアセンターや就活支援サービスを利用するのも有効です。プロの視点から改善点をアドバイスしてもらえる機会は、積極的に活かしたいところです。
また、他人に説明することを意識して読むだけでも、文の構成や表現の曖昧さに気づけることがあります。
完成したつもりの文章も、他人の目を通すことで思わぬ改善点が見つかるものです。完成度を高めるには、「何度でも直す」という意識を持って取り組むことが大切です。
事務職の自己PRで注意すべきNGポイント

事務職の自己PRでは、しっかりとした準備や構成も大切ですが、それ以上に「やってはいけないポイント」を把握しておくことが重要です。
気づかないうちにマイナス印象を与えてしまう表現や構成を避けることで、企業に好印象を与える文章が書けるようになります。ここでは、事務職の自己PRで見落とされがちなNGポイントを4つ紹介します。
- 抽象的な表現や根拠のない強みを避ける
- 内容に一貫性のない文章を避ける
- ビジョンや志望動機の曖昧さをなくす
- 話し言葉や口語表現の使用を控える
①抽象的な表現や根拠のない強みを避ける
「責任感がある」「コツコツ頑張れる」などの抽象的な表現は、事務職の自己PRにおいてよく使われがちですが、実は非常に危険です。
その理由は、こうした表現だけでは他の就活生と差別化ができず、採用担当者の印象に残らないからです。どれほど自信のある強みでも、根拠がなければ単なる自己評価に過ぎません。
では、どうすれば良いのか。ポイントは、強みを客観的に裏付ける具体的な行動や成果とセットで伝えることです。
たとえば「責任感がある」と伝えたいなら、「サークルの会計として、毎月の収支をExcelで管理し、支出が予算を超えないよう調整してきました」といったエピソードを加えることで説得力が増します。
さらに、評価された実績や周囲からのフィードバックを添えるとより効果的です。「〇〇さんは安心して任せられる」と言われた経験があるなら、それも立派な裏付けになります。
強みの主張は、事実に基づいた情報とセットで示すことが大前提です。こうすることで、単なる主張ではなく、実際に「どのような場面で発揮されたか」が伝わり、採用担当者の信頼を得られるでしょう。
②内容に一貫性のない文章を避ける
自己PRで陥りがちなのが、最初と最後で話の軸がぶれてしまうことです。強みや志望動機を詰め込もうとするあまり、話が複雑になり、一貫性が失われてしまいます。
これでは読み手に「結局何を伝えたかったのか」が伝わらず、印象に残りません。
たとえば「協調性」を強みとして挙げたのに、後半で「一人での作業に集中する力もあります」と書いてしまうと、どちらが本当なのか疑問を持たれてしまいます。
強みを伝える際は、まず「自分が何を最も伝えたいか」を明確にし、それに沿ったエピソードのみを厳選して盛り込むようにしましょう。
一文一文に自信を持てるよう、言葉選びや構成を慎重に見直す姿勢が、好印象へとつながります。
③ビジョンや志望動機の曖昧さをなくす
どの企業にも通じるような汎用的な志望動機は、採用担当者に「うちじゃなくてもいいのでは」と思われてしまうリスクがあります。
とくに事務職は業種を問わず募集されているため、動機に曖昧さがあると、志望度の低さを疑われかねません。
まず大前提として、「なぜ事務職なのか」「なぜその企業なのか」を自分の中で明確にしておく必要があります。その上で、「企業研究」の結果を具体的に織り込んだ志望動機を記載すると説得力が増します。
たとえば、「御社は社員教育に力を入れており、入社後もスキルアップが見込めると感じました」といった企業独自の情報を取り入れると、企業理解の深さが伝わります。
また、「説明会で感じた雰囲気の良さ」「実際に社員の方と話した際に感じた働きやすさ」など、実体験に基づいた理由も信頼感を与えるポイントです。
④話し言葉や口語表現の使用を控える
自己PRでは、文体や言葉遣いそのものがあなたの「文章力」や「社会人としての常識」を示す材料になります。そのため、カジュアルな言い回しや話し言葉が混ざると、真剣さや信頼感に欠けてしまいます。
「〜って感じです」「超頑張りました」といった表現は、学生同士の会話では自然でも、企業への提出文書には不適切です。こうした口語を避け、適切な書き言葉で統一することで、文章に品格が生まれます。
また、語尾のバリエーションにも配慮が必要です。
「〜です」「〜ます」が続きすぎると、単調で読みづらくなるため、「〜でしょう」「〜かもしれません」「体言止め」なども織り交ぜて自然な流れを作りましょう。
適切な言葉遣いや文体を意識することで、内容に加えて「伝え方」そのものが評価される要素となります。相手に読みやすいと感じてもらえる文章を目指しましょう。
事務職の自己PR例文|強み別に紹介

事務職の自己PRを作成する際、どの強みをどう伝えるべきか迷う方は多いでしょう。
ここでは、事務職で活かせる代表的な強み別に例文を紹介し、自分に合ったアピールポイントを見つけるヒントを提供します。
- 正確性や注意力をアピールする例文
- コミュニケーション能力を強調する例文
- 協調性やチームワークを示す例文
- 責任感の強さを伝える例文
- 柔軟性をアピールする例文
- 几帳面さを伝える例文
- 誠実さを印象づける例文
- 粘り強さを伝える例文
- 向上心をアピールする例文
- 慎重さを強調する例文
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①正確性や注意力をアピールする例文
ミスの少なさや細かい点に気づける力は、事務職において非常に重要です。ここでは、正確性と注意力をアピールするための自己PR例文をご紹介します。
私は、作業の正確性と細部まで注意を払う姿勢に自信があります。大学では学園祭の実行委員として会計を担当し、複数の部門にわたる予算管理を行いました。 ミスが許されない状況の中で、数字の確認を二重に行い、記録も日ごとに整理することで、1件のミスもなく業務を遂行しました。 また、提出書類のチェック業務では、誤字脱字や記載漏れを見逃さないよう、常に冷静な目で確認を重ねるようにしていました。 こうした経験を通して、どんな業務でも慎重かつ丁寧に取り組むことが習慣となっており、正確性を求められる事務職においても、その強みを活かせると考えています。 |
注意力や正確性は、具体的な作業内容とセットで語ると伝わりやすくなります。数字やチェック業務に関する経験がある場合は、実績や工夫も含めて書くことがポイントです。
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②コミュニケーション能力を強調する例文
社内外でスムーズなやり取りを行うためには、相手の立場を理解したうえでの対応力が求められます。ここでは、事務職に必要なコミュニケーション力を示す自己PR例文をご紹介します。
私は相手に寄り添ったコミュニケーションを大切にしています。大学時代、オープンキャンパスの学生スタッフとして、高校生やその保護者の案内役を務めました。 緊張している方には笑顔で話しかけるよう心がけ、質問には相手の理解度に応じた言葉で丁寧に説明しました。その結果、「安心して話せた」とアンケートでコメントをいただけることもありました。 相手の気持ちを汲み取りながら言葉を選ぶ力は、事務職においても電話や来客対応、社内連携などで活かせると考えています。 |
エピソードに「誰とどのように関わったか」を具体的に盛り込むと説得力が増します。対応力や気配りを自然に伝えることがポイントです。
③協調性やチームワークを示す例文
事務職では、周囲と連携しながら業務を進める場面が多く、協調性が大切な要素となります。ここではチームでの行動や工夫を通して協調性をアピールする例文をご紹介します。
私は、チームでの目標達成に向けて協力し合うことを大切にしています。大学ではゼミ活動の一環で地域イベントを企画・運営し、私は広報担当として参加しました。 初めは各メンバーがバラバラに動いていたため、進行に支障が出ることもありましたが、定期的に情報共有の場を設けることを提案し、スムーズな連携が取れるようになりました。 結果として、当日は多くの来場者を迎えることができ、チームとしての達成感を味わえました。協調性を活かして周囲と連携しながら働く力には自信があります。 |
チームでの役割や働きかけを明確にし、自ら協力体制を作る姿勢を伝えると効果的です。連携を円滑にする行動に触れるとより良い印象を与えられます。
④責任感の強さを伝える例文
事務職では業務を任された以上、最後までやり遂げる責任感が求められます。ここでは、責任感をアピールするための自己PR例文をご紹介します。
私は一度任された仕事は最後まで責任を持ってやり遂げることを信条としています。大学ではサークルの会計担当として予算管理や支出計画を担っていました。 予算の使用に関しては部内の意見が分かれることもありましたが、公平性を重視し、定期的に収支報告を行うことで透明性を確保しました。 また、提出期限のある書類は必ず期限内に処理し、遅れが出ないように努めました。責任ある立場を経験したことで、どんな仕事でも丁寧かつ誠実に取り組む姿勢が身につきました。 |
責任感は、具体的な「任されていた役割」や「対処した課題」とセットで語ることで信ぴょう性が増します。数字や期限も交えると実務的な印象を与えます。
⑤柔軟性をアピールする例文
事務職では急な変更や幅広い業務への対応が必要になる場面も多く、柔軟性が求められます。ここでは、状況に応じた柔軟な対応をアピールする自己PR例文をご紹介します。
私は予期しない状況にも冷静に対応できる柔軟性があります。大学時代、アルバイト先のカフェで急に欠員が出てしまい、普段担当していない調理業務を任されたことがあります。 その際、事前に業務内容を先輩から聞いていたこともあり、落ち着いて準備に取りかかり、スムーズに引き継ぎを行うことができました。 常連のお客様から「対応が早くて助かった」とお声をいただけたのは自信につながりました。新しい業務や急な対応にも柔軟に取り組める姿勢は、事務職でも役立つと考えています。 |
柔軟性は「いつもと違う役割」や「予想外の出来事」にどう対応したかで示しましょう。落ち着いた対処と前向きな姿勢を伝えるのがコツです。
⑥几帳面さを伝える例文
事務職では書類の管理やデータ入力など、正確さと几帳面さが求められる業務が多くあります。ここでは、几帳面な性格を活かした自己PR例文をご紹介します。
私は、整理整頓やルールを守ることが得意で、几帳面な性格です。大学では図書館の受付アルバイトをしており、返却された資料の分類や、破損・汚れのチェック作業を担当していました。 作業後は必ず見落としがないかダブルチェックを行い、記録の更新もその日のうちに済ませるようにしていました。 こうした日々の積み重ねにより、誤配架や記録ミスを防ぎ、職場の信頼にもつながりました。丁寧に作業を進める姿勢は、事務職でも大いに活かせると感じています。 |
几帳面さを伝えるには、具体的なルール遵守や日々の積み重ねに触れることが重要です。信頼につながったエピソードがあると効果的です。
⑦誠実さを印象づける例文
誠実さはどの職種においても基本的な資質ですが、事務職では特に信頼される人柄が重視されます。ここでは、誠実な対応を伝える自己PR例文をご紹介します。
私は、どんな場面でも誠実に向き合うことを大切にしています。大学では教授の研究助手として資料整理の手伝いをしており、機密性の高い情報を取り扱うこともありました。 内容を外部に漏らさないのはもちろんのこと、業務内容についても必要以上に話さないよう心がけていました。また、与えられた業務は丁寧に確認を重ね、ミスがないよう努めました。 その姿勢が評価され、翌年も引き続き任せていただけたことが自信となりました。誠実に業務へ取り組む姿勢は、事務職でも信頼につながると考えています。 |
誠実さは信頼や継続につながった経験を盛り込むと効果的です。守秘義務や丁寧な対応などの具体的な行動を示しましょう。
⑧粘り強さを伝える例文
事務職では一見地道な業務の積み重ねが多く、粘り強くやり遂げる姿勢が評価されます。ここでは粘り強さを表現した自己PR例文をご紹介します。
私は、一度始めたことを途中で投げ出さず、粘り強く取り組む姿勢を大切にしています。大学では卒業論文のテーマ選定に悩み、何度も資料を探し直すなど試行錯誤を重ねました。 思うように進まない時期もありましたが、毎日図書館に通い続け、教授にも積極的に相談しながら方向性を固めていきました。 最終的には納得のいく論文に仕上げることができ、評価も高くつけていただけました。難しい状況でも諦めずに努力を続ける姿勢は、事務職でも着実に成果を出すうえで強みになると考えています。 |
粘り強さは、困難な状況でも取り組み続けた姿勢を示すと伝わりやすくなります。過程と結果を両方示すと説得力が増します。
⑨向上心をアピールする例文
成長意欲がある人材は、事務職においても業務改善やスキル習得に貢献できます。ここでは、向上心をアピールする自己PR例文をご紹介します。
私は、新しいことを学び、自分を高めていくことに意欲を持っています。大学では語学力を向上させたいと思い、授業以外にも英会話教室に通い、毎日英語日記をつけるなど独自に学習を続けました。 その努力の結果、TOEICのスコアを半年で150点伸ばすことができました。 こうした向上心を持ち続ける姿勢は、事務職においても新しいシステムや業務に柔軟に対応し、継続的にスキルアップを図る上で強みになると考えています。 |
向上心は、具体的な行動と成果を組み合わせて語るのがポイントです。自己投資の姿勢や努力の継続性を伝えると好印象です。
⑩慎重さを強調する例文
ミスが許されない場面も多い事務職では、慎重に物事を進める力が求められます。ここでは、慎重な性格を活かした自己PR例文をご紹介します。
私は、何事も慎重に進める性格で、事前の準備や確認を大切にしています。大学ではプレゼン発表の前に必ず原稿を作り、友人に見てもらってから練習を繰り返すようにしていました。 また、資料作成の際も誤字脱字がないか複数回チェックし、提出前には一晩置いて再確認することを習慣にしていました。 その結果、内容の正確さが評価され、学内コンテストで優秀賞を受賞することができました。慎重に物事を進める姿勢は、ミスの許されない事務職でこそ活かせると考えています。 |
慎重さを伝える際は、「準備」や「確認」の具体的なプロセスに触れることが重要です。成果や評価に結びつけると説得力が増します。
事務職の自己PR例文|スキル別に紹介

事務職を目指す方にとって、「自分の強みをどうアピールすればいいか」は悩ましいポイントです。ここでは、事務職に必要とされるさまざまなスキルごとに、自己PR文の具体例を紹介します。
- タイムマネジメント能力を活かす例文
- PCスキルを活かす例文
- 資料作成スキルを強調する例文
- データ入力スキルを伝える例文
- マルチタスク能力をアピールする例文
- スケジュール管理能力を示す例文
- プレゼン資料作成スキルを強調する例文
- ビジネスマナーの習得をアピールする例文
- 情報収集力を活かす例文
- サポート力を伝える例文
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①タイムマネジメント能力を活かす例文
事務職では、効率的に業務を進める力が求められます。この例文では、限られた時間の中で成果を出す工夫をアピールする方法を紹介します。
私は大学のゼミ活動とアルバイトを両立する中で、時間の使い方を工夫する力を身につけました。 特に、ゼミでの研究発表準備と飲食店でのシフト勤務が重なった時期には、週単位でタスクを整理し、優先順位をつけて取り組みました。 具体的には、通学時間を活用して資料の下調べを行い、アルバイトの後に短時間でも集中して作業を進める習慣を作りました。 その結果、発表資料の完成度が上がり、ゼミ内で「分かりやすいプレゼンだった」と評価されました。こうした経験を通じて、限られた時間を有効活用しながら仕事を進める力が身についたと感じています。 |
身近な経験をもとに、どのように時間を管理し工夫したかを具体的に書くのがポイントです。成果や周囲の反応を加えると説得力が増します。
②PCスキルを活かす例文
事務職では、WordやExcelなど基本的なPC操作が日常業務に不可欠です。ここでは、学生時代の経験をもとにPCスキルをアピールする例文を紹介します。
大学ではレポート作成やグループワークを通じて、WordやExcelを活用する機会が多くありました。 特に、グループでのマーケティング調査では、私が進んで集計作業を担当し、Excelでグラフや表を使った資料を作成しました。 初めは基本的な関数しか使えませんでしたが、必要に応じてネットや書籍で調べ、VLOOKUPやピボットテーブルなども取り入れて見やすい資料を完成させました。 この経験から、PCを使って効率よく業務を進める力が身についたと感じています。 |
PCスキルは「どのソフトをどう使ったか」を具体的に記すと評価されやすくなります。関数や作成物の例を挙げるのが効果的です。
③資料作成スキルを強調する例文
事務職で重要なスキルのひとつが、わかりやすい資料を作成する力です。この例文では、資料作成を通じて伝える力や工夫をアピールします。
私は大学のゼミ活動で、メンバー全員に内容が伝わるような資料作成を心がけてきました。 特に卒業研究の中間発表では、難解な内容をわかりやすく伝えるために、図や箇条書きを多く使ったスライドを作成しました。また、色の使い方やレイアウトにも工夫を凝らし、見やすさを重視しました。 その結果、発表後には「説明がとても理解しやすかった」と複数の先生方から好評をいただき、自信につながりました。この経験を活かして、相手に伝わる資料作成ができる事務職員を目指しています。 |
「見やすさ」「伝わりやすさ」を意識した工夫を具体的に述べましょう。相手の反応を添えると説得力が高まります。
④データ入力スキルを伝える例文
正確さとスピードが求められるデータ入力業務。ここでは、学生時代の経験をもとに、正確性への意識をアピールする例文を紹介します。
私は大学の図書館アルバイトで、蔵書データの入力業務を担当していました。 新しく入荷した書籍のタイトルや著者情報、分類番号などを専用のシステムに登録する業務で、ミスがあると利用者に影響が出るため、正確さが求められました。 入力作業では、一つひとつの項目を丁寧に確認しながら作業を進め、最終確認も欠かしませんでした。その結果、ミスの少なさを評価され、担当範囲を広げてもらったことがあります。 この経験を通じて、正確かつ丁寧に業務を進める姿勢が身につきました。 |
データ入力の経験があれば、「どんな作業を」「どう工夫して」行ったかを丁寧に書くと良い印象を与えられます。
⑤マルチタスク能力をアピールする例文
事務職では複数の業務を同時にこなす力が求められます。この例文では、優先順位を考えて動ける力を伝える方法を紹介します。
私は大学のオープンキャンパス運営スタッフとして、受付・誘導・資料配布など複数の業務を同時に担当しました。 当日は来場者が集中する時間帯もあり、次に何が必要かを自分で判断し、周囲と連携しながらスムーズに動くことを意識しました。 優先度の高い業務を先に片付けつつ、他のスタッフとも声を掛け合い、全体の流れが滞らないよう工夫しました。 その結果、担当チームの動きがスムーズだと評価され、次回もリーダー補佐として任命されました。 |
複数の作業を効率よくこなした経験を具体的に説明しましょう。自発的な判断や工夫があると印象が良くなります。
⑥スケジュール管理能力を示す例文
スケジュールを立てて効率よく動く力は、事務職でも重視されるポイントです。この例文では、その計画性を伝える工夫を紹介します。
私は大学時代、ダンスサークルの公演準備と就職活動を同時に進めていた時期がありました。 忙しい中でも公演の練習日や面接の予定を手帳とスマートフォンで管理し、常に1週間先までの予定を把握するようにしていました。 また、タスクを分割して毎日のやることを明確にし、どちらも中途半端にならないように工夫しました。 その結果、公演では無事に主要メンバーとして舞台に立つことができ、就職活動も希望の業界で内定を得ることができました。 |
スケジュールをどのように管理し、成果に結びつけたかを具体的に書きましょう。複数の予定を両立した経験は説得力があります。
⑦プレゼン資料作成スキルを強調する例文
事務職でもプレゼン資料作成を任される場面があります。この例文では、視覚的に伝える力やプレゼンに向けた工夫を伝えます。
私は大学の授業で実施されたビジネスプラン発表の課題において、プレゼン資料の作成を担当しました。 伝えたい内容を整理したうえで、情報をグラフやイラストで視覚的に伝えることを意識し、スライドは1枚1テーマに絞って構成しました。 資料の見せ方にこだわった結果、審査員の先生から「視覚的に理解しやすく、印象に残った」とのコメントをいただきました。 この経験から、資料を通じて相手に分かりやすく情報を伝える力が身についたと感じています。 |
「どうやって見せたか」を具体的に書くと好印象です。伝える相手を意識した資料作りの工夫をアピールしましょう。
⑧ビジネスマナーの習得をアピールする例文
基本的なビジネスマナーを理解していることは、事務職を目指す上で大きなアピールポイントです。この例文では、社会人意識を持った行動を示します。
私は大学3年時に参加した長期インターンシップを通じて、基本的なビジネスマナーを身につけました。 電話対応や名刺交換、メールの書き方など、初めて経験することばかりでしたが、先輩社員の指導を受けながら丁寧に学びました。 特に、相手に敬意をもって接する姿勢を意識することで、社内外の人と円滑なコミュニケーションが取れるようになったと感じています。 この経験は、社会人としての基本を理解するうえで非常に大きな財産になりました。 |
インターンやアルバイトを通じたビジネスマナーの習得はアピール材料になります。学んだ姿勢や具体的行動が重要です。
⑨情報収集力を活かす例文
事務職では、必要な情報を適切に集めて業務に役立てる力が求められます。この例文では、情報収集の工夫や成果を伝えます。
私はゼミでの研究発表の際、テーマに関する情報収集に力を入れました。インターネットだけでなく、図書館で文献を探し、関連するデータや統計もチェックしました。 また、専門家への簡単なインタビューも行い、より実践的な視点を取り入れるよう努めました。その結果、発表では「視点がユニークで内容が深い」と高く評価され、班全体の成績にもつながりました。 こうした経験から、目的に応じた情報を主体的に集める力が身についたと実感しています。 |
単に「調べた」だけでなく、どんな手段を使い、どんな成果があったかまで書くと説得力が高まります。
⑩サポート力を伝える例文
事務職では、チームや上司を支える力がとても重要です。この例文では、自ら気配りして行動したエピソードを紹介します。
私は大学の文化祭実行委員として、会議の議事録作成や準備物の手配など裏方業務を担当しました。 表立つ役割ではありませんでしたが、進行がスムーズになるよう、事前に必要な備品をリストアップしたり、資料を見やすく整えたりと、自分にできることを探して行動しました。 その結果、担当の先輩から「とても助かった」と感謝され、自分のサポートが周囲の役に立っていると実感できました。この経験を通じて、人を支えるやりがいを強く感じるようになりました。 |
サポート役の経験を書く際は「主体的に動いたこと」や「感謝されたこと」を具体的に入れると好印象です。
事務職に向いている人の特徴

事務職の自己PRを書くときには、自分の性格や強みが職種に合っているかどうかを意識することが大切です。ここでは、事務職に向いているとされる人の特徴を紹介します。
これを参考に、自分の経験と照らし合わせて、アピールポイントを見つけてみてください。
- 几帳面で丁寧な作業が得意な人
- サポート役にやりがいを感じる人
- 責任感を持って行動できる人
- 柔軟な対応ができる人
- 相手の立場で物事を考えられる人
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①几帳面で丁寧な作業が得意な人
事務職では、ミスのない正確な作業が日常的に求められます。書類の作成やデータの入力など、一つひとつは地道な作業に見えるかもしれませんが、積み重ねが業務全体の質を左右します。
そのため、几帳面さや丁寧に取り組む姿勢は、非常に大きな武器になります。
たとえば、大学のレポート作成で誤字脱字がないように複数回チェックを行った経験や、アルバイトでレジ打ちや在庫管理を正確にこなすために独自の確認方法を編み出した経験などを伝えるのが適切でしょう。
大切なのは「なぜ正確さを意識したのか」「その工夫がどんな成果につながったか」といった視点を盛り込むことです。
「几帳面です」と一言で済ませるのではなく、背景にある努力や行動を具体的に伝えると、あなたの人柄と仕事への向き合い方がよりクリアに伝わります。
また、プレッシャーがかかる状況下でも正確性を保てた経験があれば、それも加えると説得力がさらに増すでしょう。
②サポート役にやりがいを感じる人
事務職は、目立つ仕事よりも裏方としてのサポート業務が中心です。資料の準備やスケジュール調整、進捗管理など、チームがスムーズに動けるように支える役割を担います。
そのため、人の役に立つことにやりがいを感じる人や、縁の下の力持ちとして努力できる人は、事務職に向いているといえるでしょう。
たとえば、ゼミ活動で発表担当のメンバーを支えるために資料をまとめたり、サークルのイベント準備で全体の進行が円滑になるよう裏方で奔走した経験があるなら、それをPRに活かしてください。
「自分が中心に立つよりも、周囲の役に立てたことがうれしかった」という思いを素直に書くことで、協調性やチーム貢献意識が自然に伝わります。
企業が求めているのは、周囲と調和しながら自発的に動ける人材です。サポート役というポジションに誇りを持ち、主体的に動ける姿勢を見せることができれば、好印象を与えられるでしょう。
自分の行動が誰かの成功につながったという実感は、立派なアピール材料になります。
③責任感を持って行動できる人
事務職では「正確に」「期日通りに」「確実に」という要素が強く求められます。たとえ簡単に見える業務であっても、それを怠ることで周囲に迷惑がかかることも少なくありません。
そのため、自分の役割をきちんと理解し、責任を持って最後までやり抜く姿勢は高く評価されます。
自己PRを作成する際は、任されたタスクを途中で投げ出さず、粘り強く取り組んだ経験や、ミスをした後にどうリカバリーを行ったかといったエピソードを盛り込むとよいでしょう。
たとえば、学園祭の実行委員としてトラブルに対応した経験や、チーム活動で納期を意識しながらメンバーに声をかけて進捗を管理したような具体例は有効です。
大切なのは、「結果がどうだったか」だけでなく、「責任を果たそうとしたプロセス」をしっかり伝えることです。
④柔軟な対応ができる人
事務職の仕事はルーチン業務が多いと思われがちですが、実際には予定外の業務や突発的な依頼に対応することも頻繁にあります。
とくに企業では、部署を超えた連携や急なトラブル対応が日常的に発生するため、柔軟に考えて行動できる力が求められるのです。
たとえば、アルバイト先で担当外の業務にも積極的に取り組んだ経験や、授業のグループワークで突然役割変更になったときに全体をまとめ直した経験などがあれば、それを紹介してください。
重要なのは、状況を見て自分から動いたという点です。企業が重視するのは、マニュアル通りにしか動けない人ではなく、状況を見極めながら判断し、臨機応変にサポートできる人材です。
自己PRでは「予想と違ったとき、どう切り替えたか」に焦点を当てると、対応力と行動力の両方をアピールできます。
「失敗したけれど柔軟に対応して最終的に解決した」という流れも、むしろプラスに働くことがあります。
⑤相手の立場で物事を考えられる人
事務職は多くの人と関わりながら仕事を進めるため、自分本位で動くのではなく、常に相手の立場に立って考える力が求められます。
言い換えれば、「どうすれば相手が助かるか」「どんな配慮が必要か」といった視点を持てる人ほど、信頼されやすいのです。
自己PRでは、誰かの状況や気持ちに気づいて行動した経験を具体的に伝えると効果的です。
たとえば、後輩が困っていたときに先回りしてサポートした話や、相手が理解しやすいように説明を工夫した経験などがあれば、それを盛り込んでみてください。
また、ただ気配りができるというだけでなく、「なぜそう感じたのか」「どういう考えから行動につなげたのか」というプロセスを明確にすることが大切です。
企業は、共感力だけでなく、それを実際の行動に移せる実行力も見ています。そうした視点を盛り込むことで、対人関係の調整力やチーム内での信頼の築き方を具体的に示すことができるでしょう。
事務職を目指す人に役立つおすすめの資格

事務職を目指す就活生にとって、他の応募者と差をつけるには資格取得が有効です。とくに事務職に直結するスキルや知識を証明できる資格があると、企業から即戦力としての印象を持たれやすくなります。
ここでは、事務職志望の学生におすすめの資格を紹介します。
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- 日商簿記検定
- 秘書技能検定
- TOEIC
- ITパスポート
- ファイナンシャルプランナー
①MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSは、Word・Excel・PowerPointなど、マイクロソフトの主要ソフトの操作スキルを証明できる資格です。
事務職では資料作成やデータ集計、スケジュール管理など、これらのソフトを使う業務が日常的に発生します。
とくにExcelに関しては、関数の知識やグラフ作成、ピボットテーブルなどの操作スキルがあると、業務の効率が格段に向上します。
この資格は実技試験が中心で、実務に近い形式でスキルが測られるため、即戦力としての評価が得られやすいです。
また、大学の講義では基本操作までしか扱わないことが多いため、MOSの資格を取得していると「きちんと実務レベルまで学んでいる」という証明になります。
自己PRでは「PCスキルに自信がある」だけでなく、「業務効率を意識して作業できる」などの姿勢も伝えられると、より印象に残るアピールになるでしょう。
②日商簿記検定
日商簿記検定は、企業の経理業務や会計知識を学ぶ上で代表的な資格です。事務職では、請求書の処理や伝票のチェックなど数字を扱う場面が多く、簿記の知識が役立つ場面は少なくありません。
特に会計に明るい人材は、管理部門や財務関連部署でも活躍の可能性が広がります。
3級は会計の基本的なルールを理解できるレベルで、商業簿記の基礎を学べますが、企業がより評価しやすいのは2級以上です。
2級では工業簿記も加わり、製造業のコスト管理などにも対応できるため、事務職の中でも活躍できるフィールドが広がるでしょう。
また、簿記を学ぶ過程で身につく「細かい数字への注意力」「論理的な処理能力」「作業の正確性」は、事務職全般において高く評価される特性です。
自己PRでは、これらのスキルをどのように仕事に活かせるかを具体的に伝えると効果的です。
③秘書技能検定
秘書技能検定は、社会人としての基本的なマナーや気配り、対人スキルを測る資格です。事務職においては、書類の受け渡しや電話・メール対応、来客対応など、細かい気配りが求められる場面が多くあります。
ビジネスマナーに自信を持って対応できることは、周囲との信頼関係を築くうえで非常に重要です。この資格では、敬語の使い方、文書作成、スケジュール管理、上司のサポート方法なども学ぶことができます。
とくに新卒の就活生にとっては、こうした知識を身につけていることで「社会人としての素養がある」と見なされやすく、選考においてプラスに働くことが多いです。
また、秘書検定は女性だけの資格と思われがちですが、性別問わず役立つ内容です。社内外の調整をスムーズに行い、円滑な業務環境を支える存在として信頼を得やすくなります。
面接などで「丁寧な対応ができる人」と印象づけたい場合にも、非常に有効な資格といえるでしょう。
④TOEIC
TOEICは、英語によるコミュニケーション能力を測るテストで、事務職にも評価されることの多い資格です。
とくに外資系企業やグローバル展開している会社では、英語の読み書きができる人材が求められています。
英語でのメール対応や資料作成、外国人とのちょっとしたやり取りができるだけでも、企業にとっては貴重な戦力です。
また、TOEICスコアは資格欄に数値として記載できるため、アピールしやすく比較されやすい指標でもあります。
努力してスコアを伸ばしたエピソードなどがあれば、自己PRの中で「継続力」「目標達成意識」といった要素としても伝えられるでしょう。
⑤ITパスポート
ITパスポートは、情報処理・システム・ネットワーク・セキュリティなど、IT全般の基礎知識を証明できる国家資格です。
業務のデジタル化が進む中、事務職であってもITの基本知識を持っていることは、業務理解の幅を広げるうえで重要になってきています。
たとえば、社内の勤怠システムや会計ソフト、ファイル管理ツールなど、ITを活用した業務環境に慣れていることで、操作ミスが減り、トラブル時にも落ち着いて対応できるようになります。
とくにセキュリティに関する基礎知識は、社内データの扱いに対する意識の高さを示す材料にもなるでしょう。
また、理系出身でなくても取得しやすい難易度でありながら、一定の専門知識が身につくため、文系の学生にも非常におすすめです。
他の応募者がITに弱い印象を与える中で、この資格を持っていれば差別化が図れます。
⑥ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(FP)は、保険・税金・年金・資産運用など、お金に関する広範な知識を身につけられる資格です。
事務職でも、顧客からの問い合わせ対応や資料作成において、金融リテラシーがあると非常に役立ちます。
とくに保険会社や不動産会社、金融機関の事務職では、FP資格の知識が業務に直結する場面が多くあります。
たとえば、ローン計算の補助や保険プランの資料作成を担当する際、内容を正しく理解したうえで処理できるため、ミスが少なく、上司からの信頼も得やすくなるでしょう。
また、FP資格はお金の流れや将来設計を数値で捉える能力を養うため、「計画的に物事を考えられる」「正確な判断ができる」人物としてアピールすることが可能です。
自己PRでは、自分自身がFPの知識をどう学び、それをどのように業務に活かしていきたいかを語ると、より説得力のあるアプローチになります。
自己PRで事務職の魅力を最大限に伝えよう!

事務職の自己PRでは、職務内容を正しく理解したうえで、企業が求める資質やスキルを的確にアピールすることが重要です。
自己分析や企業研究を通じて強みを明確にし、正確性やPCスキル、コミュニケーション能力など、事務職に求められる要素を効果的に盛り込みましょう。
また、PREP法を活用して論理的かつ読みやすい構成に仕上げることで、採用担当者に好印象を与えられます。さらに、具体的なエピソードや成果を交えて説得力を高めることもポイントです。
事務職の自己PRは、自身の魅力と企業への貢献意欲を結びつける絶好のチャンス。戦略的に内容を組み立て、確実にアピールにつなげましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。