横河ブリッジは、橋梁事業、エンジニアリング事業を中心に実績を築いている鋼橋メーカーです。インフラ事業に興味を抱き、横河ブリッジをチェックしている就活生もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、横河ブリッジホールディングスの給与面や募集要項、グループの事業内容を紹介します。インフラ事業に関心がある就活生は、本記事を業界理解の手がかりにしてみてください。
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横河ブリッジの平均年収と初任給

まずは、横河ブリッジホールディングスの給与面を紹介します。国税庁や厚生労働省が公表しているデータと比較しているので、確認してみましょう。
- 横河ブリッジの平均年収は761万
- 横河ブリッジの初任給
横河ブリッジの平均年収は761万
有価証券報告書によると、横河ブリッジホールディングスの平均年収は761万円です。
横河ブリッジホールディングスのグループは、横河ブリッジや横河NSエンジニアリングなど計11社で構成されています。株式会社横河ホールディングスの従業員は38人で、多くが管理部門所属です。
国税庁では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均年収は458万円であると発表しています。国内で比較すると、横河ブリッジホールディングスの年収は高水準と言えるでしょう。
(引用元:
株式会社横河ブリッジホールディングス 第159期有価証券報告書
国税庁 令和4年民間給与実態統計調査)
横河ブリッジの初任給
横河ブリッジの初任給は、最終学歴によって異なります。以下の表は、グループ各社共通の初任給です。
最終学歴 | 初任給(2023年4月実績) |
---|---|
高専卒 | 221,500円 |
学部卒・高専専攻科卒 | 247,500円 |
修士卒 | 257,900円 |
横河ブリッジホールディングスのグループ各社では、昇給のチャンスは年1回(4月)、ボーナスの支給は年2回(夏季7月、年末12月)の機会が設けられています。
なお、国内の新規学卒者の初任給の平均は、高専・短大卒で202,300円、大学卒で228,500円、大学院修了で267,900円です。国内の初任給の平均と比べても横河ブリッジの初任給はやや高めの水準であることがわかりますね。
(引用元:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査)
横河ブリッジの募集要項

横河ブリッジホールディングスのうち、横河ブリッジ、横河NSエンジニアリング、横河システム建築、横河技術情報の4社はグループ合同で新卒者の採用を行っています。
ここでは、グループ共通の新卒者用の募集要項を紹介。なお各会社ごとに、仕事内容や就業時間、採用予定数は異なります。
募集職種 | 【事務系】 大学院(修士課程)、大学卒業(修了)見込の方 【技術系】 大学院(修士課程)、大学、高専専攻科卒業(修了)、高等専門学校本科 卒業見込の方 |
諸手当 | 時間外労働手当、現場手当、通勤手当、社宅手当、在宅勤務手当 など |
社会保険 | 労災保険、雇用保険、厚生年金、健康保険 |
休日休暇 | 完全週休2日制、祝日、年末年始・夏季休日(年間休日127日) 年次有給休暇、特別休暇(慶弔休暇、看護休暇、介護休暇、リフレッシュ休暇など) |
福利厚生 キャリア支援等 | 施設:独身寮(寮費15,000円/月※高専本科卒は最初の2年間12,000円/月) 制度:住宅資金融資制度、従業員持株会 保険:各種社会保険(雇用保険、厚生年金保険、健康保険、労災保険) その他:通勤交通費全額支給、昼食補助(社員食堂あり)、宿泊費補助制度、資格取得支援、自己申告制度 など |
育児に関する制度 | 産前産後休暇、配偶者分娩休暇、育児休業、短時間勤務など |
令和4年の横河ブリッジホールディングスの男性育児休業取得率は50.0%であり、男性でも多くの人が育児休暇を取れていることがわかります。
(引用元:株式会社横河ブリッジホールディングス 第159期有価証券報告書)
横河ブリッジの企業情報

企業理解の第一歩として、まずは基本的な企業情報を把握しましょう。ここでは、横河ブリッジホールディングスの企業内容のうち以下の情報をまとめました。
- 横河ブリッジの事業内容
- 横河ブリッジの売り上げ・実績
- 横河ブリッジの基本理念
①横河ブリッジの事業内容
横河ブリッジホールディングスの事業は、主に橋梁事業、エンジニアリング関連事業、先端技術事業の3事業に分けられます。
- 橋梁事業
新設橋梁事業、保全事業、海外事業 - エンジニアリング関連事業
システム建築事業、土木関連事業、建築・機械鉄構他事業 - 先端技術事業
精密機器製造事業、情報処理事業
1907年に横河橋梁製作所として創業して以来、橋梁や鉄鋼構造による建築物を手がけてきました。現在は培ってきた技術を活かして、橋梁の保全や土木関連、精密機器装置の生産にも意欲的です。
②横河ブリッジの売り上げ・実績
2023年3月期の横河ブリッジホールディングスの連結経営成績は、以下の通りでした。
2022年3月期 | 2023年3月期 | |
---|---|---|
売上高(百万円) | 136,931 | 164,968 |
営業利益(百万円) | 14,752 | 15,218 |
経常利益(百万円) | 14,995 | 15,452 |
受注高(百万円) | 158,123 | 156,996 |
受注残高(百万円) | 222,885 | 215,542 |
グループの連結売上高の内訳を見たとき、橋梁事業とエンジニアリング関連事業が9割を占めています。
計画には届かなかったものの、エンジニアリング関連事業の売上高は72,933(百万円)と過去最高を更新したそうです。
(参照:
株式会社横河ブリッジホールディングス 第159期有価証券報告書
株式会社横河ブリッジホールディングス 2023年3月期決算短信)
③横河ブリッジの基本理念
横河ブリッジホールディングスグループの企業理念は、以下の内容です。
社会公共への奉仕と健全経営 (引用元:株式会社横河ブリッジホールディングス トップメッセージ)
また、経営ビジョンとして、「長期的な橋守り」「多角的な鋼構造エンジニアリング」「強靭な社会環境づくりと自然環境との共生」「強固な経営基盤の構築」を掲げています。
(引用元:株式会社横河ブリッジホールディングス 第159期有価証券報告書)
横河ブリッジの競合企業

鋼橋メーカーのリーディングカンパニーとして業界を牽引している横河ブリッジ。ここでは、そんな横河ブリッジの競合企業を3社紹介します。
- 株式会社IHI
- 川田テクノロジーズ株式会社
- 株式会社ピーエス三菱
売上高、給与面に関する情報を中心にまとめているので、横河ブリッジと比較する際の参考にしてください。
①株式会社IHI
株式会社IHIは、資源・エネルギー・環境、社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械および航空・宇宙・防衛の4事業を主軸としています。
売上高 | 1,352,940(百万円) |
平均年収 | 792万円 |
初任給(2022年4月実績) | 高専卒 195,400円 大学 216,900円 修士了 241,400円 |
橋梁事業も行っているIHIですが、主力事業は民間向けの航空エンジンです。日本のジェットエンジン生産の約7割を担っています。
(参照:株式会社IHI 第206期有価証券報告書、株式会社IHI 主な事業)
②川田テクノロジーズ株式会社
川田テクノロジーズ株式会社は、鉄構、土木、建築、ソリューションを主な事業内容としています。
売上高 | 118,086(百万円) |
平均年収 | 729万円 |
初任給(2023年4月実績) | 【東京・大阪地区実績】 短大・専門卒(2年制) 220,000円 短大・専門卒(3年制) 224,000円 高専卒(本科) 234,000円 高専卒(専攻科)250,000円 大学卒業 250,000円 院修了(修士) 263,000円 院修了(博士) 266,000円 |
構成比のおよそ50%を占めているのが鉄構セグメントです。国土交通省や地方自治体の大型案件を多数受注しています。
(参照:川田テクノロジーズ株式会社 第15期有価証券報告書)
③株式会社ピーエス三菱
株式会社ピーエス三菱は、土木事業、建築事業、製造事業、その他兼業事業が主な事業内容です。
売上高 | 109,327(百万円) |
平均年収 | 907万円 |
初任給 | 高専卒 225,000円 大学卒 245,000円 院修了 265,000円 |
土木事業が主力の株式会社ピーエス三菱ですが、2023年3月期は大規模更新工事や新設橋梁工事などの受注により、計画を大きく上回りました。
インフラ業界に興味を持ったら横河ブリッジも調べてみよう

山や河川が多い日本では、橋梁や土木などのインフラ技術の成長が欠かせません。本記事で取り上げた横河ブリッジは橋梁事業においてトップクラスです。
本記事でインフラ業界に関心を抱いた就活生は、ぜひ横河ブリッジをはじめ、競合企業などの業界研究をしてみてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。