自動車部品メーカーは国内に多数あり、人気の会社には多くの応募者が集まります。
しかし、自動車部品メーカーで働きたいと思い、いざ応募しようとしても「志望動機はどうやって書けばいいの?」と悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで、本記事では自動車部品メーカー向けの志望動機の書き方、書く前のチェックポイントや、実際に使える例文までをくわしく解説します。
ぜひ、これからの就活の参考にしてみてくださいね。
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自動車部品メーカーの志望動機を書く前のチェックポイント3選
自動車部品メーカーの志望動機を書く前に、まずは重要なチェックポイントを確認しておきましょう。このポイントを押さえておくことで、志望動機が書きやすくなります。
ここでは3つのポイントを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
①最近の動向
業界の最新の動向を知っておくことで、最新の情報を反映した適切な志望動機が作成できます。
近年、自動車部品業界は全体的にコロナ禍で業績が一時的に悪化しました。国内でも多くのメーカーが不況に苦しみました。
しかし、2023年5月に国内でコロナが5類に移行し、世界的にも感染が落ち着いたため、現在は業績が回復傾向にあります。
また、従来は車体や駆動系などが業界のシェアを占めていましたが、近年は自動車の電子化に伴う部品需要が増加しており、業界全体が大きな変化の時期に突入していると言えるでしょう。
②業務内容
自動車部品業界と一言でまとめても、その職種や業務内容は多岐に渡ります。自分がどんな仕事をしたいのか、明確にしておくことが大切です。
ここでは、自動車業界の主な業務内容を紹介します。
1. 研究開発
自動車部品業界の研究開発は、車に使う部品の性能や機能を研究し、よりよい部品を開発する仕事です。
近年は電気自動車の普及に伴い、次世代自動車の研究開発も積極的におこなわれています。
また、研究開発はよりよい部品を開発するために、様々な専門家と協力して仕事を進めていく必要があるのです。
2. 製造
研究開発がおこなわれた部品を、実際に工場で作るのが製造の仕事です。
車の部品は多岐に渡るため、会社によって製造が得意な部品が異なります。製造を目指している人は、応募先の会社がどんな部品に強いかもチェックしておきましょう。
また、製造はただ作るだけでなく、材料の生産管理も行う必要があります。
3. 営業
製造で作った自動車部品を、各自動車メーカーへ渡す仕事が営業の主な役割です。
しかし、メーカーに作った部品を渡すことだけが営業の仕事ではありません。
メーカーとコミュニケーションを取りながらどんな車を作りたいかを聞き出し、その要望に合わせた部品を他の部署と協力して作るという、重要な役割を担っているのです。
4. 調達
自動車部品業界における調達は、部品の製造に必要な原材料や部品の購買・調達が主な仕事です。
調達したもののクオリティによって品質が大きく左右されるため、かなり重要な仕事と言えるでしょう。
また、事前に決められた予算内で調達しなければなりませんし、仕入先から安定して調達するために適宜交渉したり、良好な関係を築いていく必要があります。
③将来性
自動車部品メーカーは国内だけにとどまらず、国外にも市場の拡大が進んでいます。各メーカーで新規市場の開拓が積極的に進められているので、需要は全体的に高まっていると言えるでしょう。
このため求人数も安定しており、就活生にとっては嬉しい条件が揃っています。
以前は国内の自動車メーカーの傘下として稼働している企業も多かったですが、需要の高まりとともに市場も拡大しており、今後も成長し続けていく見通しです。
自動車部品メーカーの志望動機に書くべき要素4選

自動車部品メーカーの動向を調べたら、次はその内容を反映させた志望動機を作ってみましょう。
ここでは、志望動機に書くべき4つの要素を紹介します。この3点を踏まえれば、他の就活生と差をつけた志望動機が作れるでしょう。
①なぜ自動車部品メーカーかの理由
ずばり、志望動機の書き出しは結論から述べるようにしましょう。自分が一番伝えたいことをピックアップして、それを文章の冒頭に持ってくるのです。
分かりやすい例を挙げると「私は○○という点から御社を志望させていただきました」という書き出しです。
結論から述べることで、読んでいる相手は「この人はこういう内容を伝えたいのだな」と、内容を理解しやすくなります。
また、結論から書けばその後の文章作成もスムーズに進むので、作成する際にはこのやり方を意識して作成してみてください。
②なぜ応募先の企業なのかの理由
自動車部品メーカーを志望する際には、なぜその企業を選んだのかの具体的な説明が重要です。
業界には多くの企業が存在するため、その企業でなければならない理由を明確に示す必要があります。
たとえば、企業の持つ独自の技術力や、世界シェアの高さ、グローバル展開の方針などが挙げられるでしょう。
また、インターンシップや企業説明会での経験を通じて感じた企業の魅力や、実際に使用した製品の体験談なども、その企業を志望する理由として有効です。
③志望理由を裏付ける具体的なエピソードや原体験
志望動機には、オリジナルのエピソードや志望した理由を盛り込むといいでしょう。応募先の会社の強みや自分の経験を絡めて、文章を書くという方法です。
「学生時代に○○という経験し、そこから○○という考え方を持つようになったからです」という書き方で、○○の部分にオリジナルの文章を入れましょう。
エピソードトークは他の就活生と差をつけやすいポイントです。積極的に盛り込んで、魅力的な文章を作ってください。
④入社後のビジョン
志望動機の項目には、なぜその会社に応募したのかという理由だけでなく、実際に採用された想定で入社後のビジョンも併せて書くといいでしょう。
その会社に入ってどんな仕事をしたいのか、今までの自分の経験を活かす形で書いてください。
「学生時代に経験した○○の経験を活かして、御社の○○の仕事に貢献したいと考えています」という形で、○○の部分にオリジナルの文章を入れましょう。
入社後のビジョンを書くことで、やる気のアピールにもつながりますよ。
自動車部品メーカーの志望動機での差別化ポイント3つ

自動車部品メーカーを目指している人は、他の業界とはことなるポイントを押さえておきましょう。
ここでは、すぐに使える絞動機の書き方のポイントを3つ紹介します。文章を作る前によく読んで、参考にしてみてください。
①物作りへの熱意をアピールする
自動車部品メーカーを志望する場合は、業界が製造業が中心であるため、ものづくりへの熱意をアピールする必要があります。
なぜものづくりに興味を持つようになったのか、具体的なエピソードを添えると説得力のある内容になります。
この業界で長く働き続けるためには、ものづくりへの関心が必要です。会社側も長く働いてくれる人材を求めています。志望動機の項目で自分の熱意をうまくアピールしましょう。
②「部品」メーカーを選んだ理由を明確にする
自動車メーカーではなく、自動車部品メーカーを選んだ理由を考えましょう。
この業界では、なぜ部品メーカーを選んだのかを聞かれる可能性が高い傾向にあります。採用担当者もその点をチェックしているので、自動車「部品」にこだわる理由を明確にしましょう。
応募先の会社が作っている部品の性能や特徴などを正確に捉え、文章にうまく反映させるのがポイント。浅い理由では書類選考に通らないので、部品にこだわる理由を深掘りしておきましょう。
③特定のメーカーを志望する理由を伝える
自動車大国である日本には、多数の自動車部品メーカーが存在します。多くの会社の中からなぜ特定のメーカーを選んだのか、その会社でなければいけない理由をきちんと考えておきましょう。
他の会社でもいいのでは?と思わせてしまう内容はNGです。特定のメーカーを志望する理由を深掘りして、他の会社では使えないような内容にしてください。
その点を踏まえて、入社後のビジョンや会社に貢献できることをうまく絡めて伝えましょう。
自動車部品メーカーの志望動機の例文3選

書き方のポイントはわかったけれど、実際に書くとなると文章の作り方がわからないという人も多いかと思います。
ここでは、業務別に志望動機の例文を3つ紹介します。この例文を参考にしてみて、オリジナルの志望動機を作ってみましょう。
①研究開発
例文①
私は、○○を得意分野とする貴社で活躍したいと思い、志望させていただきました。
○○は自動車を安全に走行するために重要な部品で、その研究や開発を通して、1人でも多くの自動車ユーザーの安全を守るのが私の夢です。貴社は○○のシェア率が業界トップで、1人でも多くという私の夢を叶えられると思い志望させていただいた次第です。
また、学生時代は××の経験や△△の勉強をしており、培った経験と知識は御社の□□の分野に活かせると考えています。
現在の部品も素晴らしいクオリティですが、ご縁があり採用させていただいた際は、従来商品からさらに品質が高い部品を研究開発していき、シェア率の拡大につなげていきたいです。
なぜ研究開発の仕事に就きたいのか、採用担当者を納得させられる強い理由を考えましょう。企業理念や会社が得意としている分野などを詳しく調べて、志望動機に反映させてください。
また、自分だけのエピソードトークを絡めると、オリジナリティがある文章が作れますよ。
②製造
例文②
私は、クオリティの高い日本の製造技術を世界中に広めたいと思い、貴社を志望させていただきました。
私の伯父は精密機器の部品を製造する会社を経営しており、小さいころからものづくりの現場を間近で見ていました。製造技術に興味を持った私は、やがて貴社の○○を知り、計算しつくされた緻密な部品に大変興味を持ちました。
この素晴らしい部品を作っている貴社の製造部門で、大学時代に培った○○や××の経験を最大限に活かし、貴社に貢献していく所存です。
また、貴社は海外進出にも力を入れていると聞き、世界中に日本の素晴らしい技術を広めたいという私の目標と合致すると考えております。
製造の業務内容を正確に把握するだけでなく、その会社が作っている部品や特徴をきちんと理解したうえで、内容に反映させましょう。
他の会社でもいいのでは?と思わせる内容はNGです。また、学生時代に培った能力をどんな形で製造に活かせるかをよく考え、志望動機に盛り込みましょう。
③営業
例文③
私は、○○を得意とする貴社で営業として活躍したいと思い、志望させていただきました。
免許を取り車を購入した際、貴社の○○が搭載されていました。運転中に事故を起こしそうになった時、○○の事故防止機能が作動し、大事に至らずに済んだ経験があります。この経験を通し、貴社の○○の素晴らしさを多くの方に知ってもらいたいと思うようになりました。
○○を製造している会社は多数ありますが、貴社製品はその中でも1番であると思っているので、もっと多くの自動車に搭載してもらうよう、メーカーに対し積極的な営業をしていきたいと考えています。また、貴社は海外進出も進めており、日本のみならず世界中の人に安全なカーライフを送ってもらえるチャンスだと思います。
入社後は学生時代の××の経験を活かし、1人でも多くの人に安全安心な車を提供したいです。
営業の仕事は他の会社にもあるので、なぜその自動車部品メーカーで働きたいのかを明確にしなければなりません。
メーカーに興味を持つきっかけとなったエピソードを盛り込むなど、オリジナリティのある文章を作りましょう。
自動車部品メーカーの志望動機で陥りがちなNG例
自動車部品メーカーの採用担当者の心に響く志望動機を書くためには、避けるべきポイントを理解することが重要です。
ここでは、自動車部品メーカーの志望動機でよく見られるNG例を具体的に解説していきます。
①「自動車が好き」だけが理由になっている
自動車部品メーカーの志望動機で「自動車が好き」という理由だけを挙げるのは大きな間違いです。
確かに自動車への興味は仕事への熱意につながりますが、それだけでは企業が求める人材像とのマッチングを示せません。
自動車への興味をきっかけに、どう業界や企業について調べ、なぜその部品メーカーで働きたいと考えるようになったのかまで掘り下げる必要があります。
自動車への関心を出発点としつつ、その企業の技術力や市場での強み、将来のビジョンについての理解を示し、そこに自分がどう貢献できるかまで言及すると、説得力のある志望動機にできるでしょう。
②自動車部品業界の仕事内容を勘違いしている
自動車部品メーカーの志望動機を書く際、業界の仕事内容を勘違いしているケースが多々見られます。
例えば、自動車の組み立てや完成車の開発に携わりたいと述べるのは適切ではありません。
自動車部品メーカーの主な業務は、エンジンやブレーキなどの特定の部品の設計・製造。自動車メーカーとの緊密な連携や、品質管理、コスト削減なども重要な役割です。
自動車産業全体の中での部品メーカーの位置づけを理解し、その重要性を認識していることをアピールすると良いでしょう。
③企業があなたを採用するメリットが感じられない
企業があなたを採用するメリットが感じられない志望動機は、採用担当者に良い印象を与えません。
例えば、「自分の成長のために入社したい」や「安定した企業で働きたい」といった自己中心的な理由だけを述べると、企業にとってのメリットが見えません。
志望動機では、自分の能力や経験が企業にどう貢献できるかを具体的に示してください。
「大学での研究経験を活かし新しい部品開発に貢献したい」や「営業経験を活かし御社の海外展開をサポートしたい」など、企業の課題や目標に対して自分がどう貢献できるかを明確に述べましょう。
文系出身・無資格でも自動車部品メーカーへの就職は可能
自動車部品メーカーでは、文系出身者でも入社後に必要な知識やスキルの習得が可能です。
実際に多くの文系出身者が生産管理や開発職として活躍しており、専門的な知識や経験がなくても、やる気と熱意があれば、モノづくりの最前線で活躍できる環境が整っています。
文系の学生が自動車部品メーカーの志望動機を作成する際は、技術的な側面よりも自社の製品や事業が社会に与える影響に焦点を当てましょう。
例えば、自動車部品が安全性向上や環境負荷低減にどのように貢献しているかを強調し、そのような社会貢献に携わりたいという思いを述べましょう。
また、文系ならではの強みを活かせる部分、例えばマーケティングや営業、国際ビジネスなどの分野で自分がどう貢献できるかの具体的に説明が重要です。
さらに、インターンシップやOB・OG訪問などで得た情報を基に、企業の理念や文化に共感した点を盛り込むことで、より説得力のある志望動機を作成できます。
自動車部品メーカーの志望動機はポイントを押さえて書こう
自動車メーカーは国内に多数存在し、業界全体の需要が高まっていることから安定しています。しかしその分、就活生も多く集まり、競争は激しいものとなっています。
他の就活生と差をつけて採用試験を乗り越えるためには、ポイントを押さえた志望動機作りが鍵を握ります。この記事を参考にして、魅力的な志望動機を作ってみてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。