公務員は安定性が高く、多くの学生が採用試験を受ける人気の職種です。
しかし、いざ公務員を目指そうとしても「志望動機はどうやって書けばいいの?」と悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで本記事では、公務員の志望動機の書作成方法を解説します。あわせて実際に使える例文や作成時の注意点まで詳しく紹介するので、ぜひこれからの就活の参考にしてみてくださいね!
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【地元以外でもOK】公務員の志望動機の4つのポイント
公務員の志望動機を作る前に、押さえるべきポイントを知っておきましょう。
ここでは、志望動機を作る際の4つのポイントを紹介します。志望動機作りの参考にしてみてください。
①なぜ公務員として働きたいか明確にする
志望動機を書く前に、なぜ公務員として働きたいか、理由を明確にしましょう。
曖昧な理由を書くと説得力のない内容になってしまいますし、公務員ではなく他の一般企業でも通用するような内容では、採用試験に悪影響を及ぼします。
なぜ公務員を志望しているのか、採用担当者を納得させられるような強い理由を考えましょう。
公務員でなくてはならない明確な理由を考えて、志望動機に反映させてくださいね。
②なぜその自治体で働きたいか明確にする
公務員の勤務先は全国各地に及ぶため、なぜその場所で働きたいかという理由作りも必要です。
公務員になりたい理由を明確化させたら、志望先の地域で働きたい理由を考えましょう。
注意点として、どこの場所でも通用するような内容はNGです。したがってその自治体で働きたい理由を作るためには、事前の調査が重要なポイントとなりますよ。
自治体ならではの独自の取り組みや特色、地域の特徴などを正確に把握して、志望動機に反映させましょう。
③地域の役に立ちたい想いを伝える
公務員の仕事と一言でまとめてもその内容はさまざまですが、共通して言えることは地域に貢献する仕事であるという点です。
公務員という仕事を通じて、地域に貢献したいという強い気持ちを採用担当者に伝えましょう。ただし、熱意ばかりが先行してはまとまりのない内容になってしまいます。
自分の長所やこれまでの経験をどのように活かせるか、それが地域にどういった形で貢献できるか、具体的な内容を意識して志望動機を作りましょう。
④公務員として活かせる自身の強みをアピールする
自分の長所や特徴がどういった形で公務員として活かせるか、自分の強みをうまくアピールすることも大切です。
大学時代のアルバイトやサークル活動を通じて経験したこと、身に付いたことをピックアップして、公務員という仕事にどのような形で活かせるかを考えましょう。
このためには公務員という仕事について正確に理解する必要があります。志望動機を作る前にきちんと下準備をおこない、魅力的な志望動機を作りましょう。
公務員の志望動機の書き方3ステップ

志望動機の書き方に悩んでいる人は、書き方のステップを覚えておくといいでしょう。
ここでは、公務員の志望動機の書き方の3ステップを紹介します。書き方に迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
①結論ファーストで公務員の志望理由を書く
志望動機の書き始めは結論を持ってくるようにしましょう。
文章の始めを結論にすることで、志望動機を読んでいる相手に何を伝えたいのかがはっきりし、採用担当者も、「こういうことを伝えたいのだな」と瞬時に把握できます。
また、結論ファーストは、文章作成が苦手な人でも簡単にまとまった文章が書けるのもメリット。
自分が一番伝えたい内容を文章の頭に持っていくだけなので、早速実践してみましょう。
②志望理由の根拠や具体的なエピソードを書く
志望動機の欄には、公務員を目指す根拠となる具体的なエピソードを盛り込みましょう。なぜ公務員として働きたいのか、そう思うようになったきっかけを書いてください。
自分のエピソードを交えると相手が具体的に想像しやすくなり、志望動機を効果的に伝えられます。
また、オリジナルのエピソードは他の就活生を差をつけた志望動機が作れるので、エピソードを盛り込むのはおすすめの方法です。
ただし、冗長な内容にならないよう、エピソードは簡潔かつ短めにまとめましょう。
③入社後の公務員としての活躍の展望を書く
公務員として採用された後にどのように活躍していくか具体的な展望を書きましょう。
自分を採用すればこういうメリットがあるというアピールを、入社後の展望という形で表すのです。
公務員と一言でまとめても、その職種は様々なので、具体的な職種を挙げたうえで、仕事を通じてどのように地域に貢献していくかを書いてくださいね。
ただし、展望は実現可能な範囲で書くようにしましょう。実現できない内容は説得力に欠け、逆効果となる恐れがありますよ。
【種類別】公務員の志望動機の例文3選

志望動機の書き方はわかったけれど、実際にどうやってまとめればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、志望動機に使える例文を3つ紹介します。書き方がわからない人はこちらを参考にして、オリジナルの志望動機を作ってみてください。
例文①: 国家公務員
国家公務員
昨今、日本は少子高齢化に伴い高齢者へのサポートが急務となっております。国民の生活を守る国家公務員としてこの問題に取り組み、より暮らしやすい社会を作りたいと思い、志望させていただいたきました。
大学では○○という資格や××という資格を取得し、少子高齢化社会に対する理解を深めてまいりました。この資格取得のために学んだ知識は、現場で活かせると考えております。
国を支える一員としての自覚を持ち、国が抱える難問解決に全力で取り組んでいく次第です。
国家公務員は国に関わる重要な業務をおこなう仕事です。国が抱える問題を解決し、国民に貢献したいという気持ちをアピールしましょう。
また、志望先の現場で使えそうな資格があれば、積極的にアピールしてくださいね。
例文②: 地方公務員(県庁)
地方公務員(県庁)
私は○○について学びたかったので、大学は別の県に進学して勉学に励んでまいりました。
しかし去年、県が××という取り組みを開始したとニュースで知り、ぜひその取り組みに参加したいと思い志望させていただいた次第です。業務を通じ地元である県に貢献し、地域社会の発展につなげていきたいと考えています。
大学時代に培った△△という経験は、県庁の□□の業務に活かせると思います。将来的には、県民の皆さんが今より快適に暮らせるようなアイデアを出し、施策として実行していきたいです。
県庁は、市町村の行政をサポートし地域社会全般を取りまとめています。業務を通じて地域社会の貢献をするのが県庁の役割なので、この点を踏まえて志望動機を作成しましょう。
また、県庁を目指した具体的なエピソードも交えると効果的です。
例文③: 地方公務員(市役所)
市役所
私は昔から子どもが好きで、大学も教育学部に進学しました。保育士を目指して勉強していましたが、大学で学んでいくうちに、子育て現場の人手不足に悩む地域のサポートをしたいと強く思うようになりました。
どのような形で関わって行けばいいか悩んでいた際に、私の地元である○○市は独自の子育て支援をおこなっていると知りました。子どもがいる現場を支えながら地元貢献ができると思い、こちらの市役所を志望させていただいた次第です。
採用された折には、大学時代に学んだ知識や身に付けた経験を活かし、支援の輪をより広めたいと考えています。
市役所を志望する際は、その自治体の独自の取り組みや特徴を正確に把握し、志望動機に反映させるのがポイントです。
自分の学んできたことや経験も織り交ぜて、この市役所で働きたいという熱意を上手く伝えましょう。
志望動機に使える公務員のやりがい
公務員の仕事は、地域社会に直接貢献できる重要な役割を持っています。
市民の生活を支え、地域の発展に携わることができる公務員は、やりがいと使命感に満ちた職業です。志望動機を書く際は、自分の熱意と社会貢献への想いを伝えることが大切です。
①市民の生活を支援することができる
公務員は、市民の生活に直接的に貢献できる仕事です。
市役所での業務を通じて、福祉、子育て支援、高齢者介護、地域振興など、さまざまな分野で市民の生活を支援することができるのです。
例えば、住民課での手続きサポートや、社会福祉課での生活困窮者への支援など、市民一人ひとりの課題に寄り添い、解決策を提供しています。
これらの支援は、地域社会の安定と発展に直接つながるため、公務員として市民の生活を支えることは、非常にやりがいのある仕事と言えるでしょう。
②地域社会に根ざして安定した職を得ることができる
また、公務員は地域社会と密接に関わる職業であり、安定した雇用環境を提供しています。
地域住民のニーズに直接応える仕事を通じて、自分の出身地や現在住んでいる地域に貢献できる点が大きな魅力です。
市役所などの地方自治体で働くことで、住民サービスの向上や地域課題の解決に直接携われるため、自分の仕事が即座に地域社会に還元される実感が得られるでしょう。
また、公務員は経済的な変動に比較的強く、長期的なキャリア形成が可能な職業として知られています。
③自分が育った地域に貢献できる
地域に根ざした公務員として、自分が育った地域に直接貢献できるのも、魅力的なやりがいの一つです。
地元の課題を深く理解し、住民の生活をより良くするために尽力できる点が大きな魅力となるでしょう。
例えば、地域の福祉政策、子育て支援、まちづくりなどに携わることで、幼い頃から親しんできた地域の発展に自分の力を注ぐことができます。
地元への愛着と貢献意欲が、公務員としての使命感につながり、住民に寄り添った行政サービスを提供する原動力となるのです。
④興味を持っている地域に対して貢献できる
公務員の魅力は、特定の地域に深く関わり、その発展に直接貢献できる点にもあります。
単に「地域が好き」という理由では不十分で、その地域の課題や特性を理解し、具体的な解決策を提案できることが重要です。
例えば、地域の少子高齢化や若者の流出といった課題に対して、自身の専門性やスキルを活かしながら、持続可能なまちづくりに取り組めます。
地域の特色を理解し、住民の生活をより良くするための施策を考え、実行することが、公務員としての真のやりがいといえるでしょう。
公務員の志望動機の注意点4つ

公務員の志望動機を書く際には、いくつか注意点があるので気を付けましょう。
ここでは、志望動機を作成する際の4つの注意点を紹介します。
志望動機を作る前に念頭に置いておき、作った後もこちらの内容を確認しながら、内容をもう一度チェックしてくださいね。
①私生活に焦点を当てた志望理由は避ける
志望動機は私生活に焦点を当てた内容にするのは避けてください。例えば、プライベートを充実させたいから定時で帰れる公務員を志望したという理由はNGです。
自分の利益を考えた志望動機は、仕事へのやる気が感じられないので、採用担当者から見てマイナスの印象にしかなりません。
また、「公務員でなくてもいいのでは?」と思われてしまうので、私生活に焦点を当てた志望動機は避けるように気を付けましょう。
②待遇や福利厚生を志望理由にしない
公務員の魅力として、待遇の良さや福利厚生の充実度が挙げられます。実際にこれを目当てに公務員を目指す就活生も多いでしょう。
しかし、待遇や福利厚生を前面に出した志望動機はやめてください。これらの理由を志望動機にすると、採用担当者はマイナスの印象を抱いてしまいます。
待遇や福利厚生だけが目当てなら、採用してもきちんと公務員としての責務を果たしてくれないのではと考えてしまうからです。公務員は責任感の伴う仕事なので、私利私欲の志望動機にならないよう気を付けましょう。
③公務員以外にも当てはまる志望理由は避ける
公務員以外にも当てはまりそうな曖昧な理由は避けましょう。「別に公務員にならなくても、他の一般企業を目指せばいいのでは?」と思われてしまう可能性があるからです。
公務員になりたい明確な理由を考えて、公務員以外には当てはまらないような強い志望動機を作りましょう。
もし理由が見つからない場合は、公務員になってどういう仕事をしたいのか、その仕事を通じてどういう形で社会に貢献していきたいのかをイメージすることをおすすめします。
④特定の仕事だけに言及しすぎない
加えて、公務員の志望動機では、特定の具体的な仕事に深く言及しすぎると、柔軟性を欠いていると判断される可能性があります。
例えば、「〇〇という特定の事業を必ず実行したい」と断言するのは避けるべきです。
公務員の仕事は多岐にわたり、配属される部署は予測できないため、むしろ幅広い視野と柔軟な姿勢を示すことが欠かせません。
自分の強みや地域への貢献意欲を中心に据え、特定の業務よりも大きな目標や使命感を伝えることで、採用担当者により良い印象を与えることができます。
公務員の志望動機が思いつかないときの対処法
公務員を目指す皆さんの中には、自分分の本当の想いや、公務員という仕事への熱意をどう表現すればいいのか、悩んでいる方も少なくありません。
ここでは、志望動機を見つけるための具体的な方法をご紹介します。
①自己分析をする
公務員の志望動機を見つけるためには、まず自分自身を深く理解することが重要です。
これまでの経験や学びを振り返り、自分の強みや興味、社会に対する問題意識を洗い出しましょう。
大学での学び、アルバイト、ボランティア活動などを通じて感じた社会課題や、自分が貢献できると感じたことを具体的にメモしていきます。
特に、地域社会や公共サービスに関して、どのような改善や支援ができると考えているかを探ることで、自分なりの志望動機が見えてくるはずです。
②OB・OG訪問をする
公務員の志望動機が思いつかない場合、実際に現役の公務員に直接話を聞くことも効果的です。
OB・OG訪問では、その人の仕事のリアルな現場の声や、やりがいを直接聞くことができます。
具体的な業務内容や、志望動機のヒントになるエピソードを引き出せる可能性が高く、自分の志望動機を深掘りするきっかけになるでしょう。
訪問の際は、事前に質問事項を準備し、その人の経験から学ぶ姿勢で臨むことが大切です。
公務員について理解を深めるための2つの方法

公務員の志望動機を作るには、公務員という仕事を深く理解することが必要です。
ここでは、公務員について理解を深めるための方法を2つ紹介します。志望動機作成の研究の参考にしてみてくださいね。
①自治体のホームページを閲覧する
志望動機を作る際に参考になるのが、自治体のホームページです。ホームページにはその自治体の情報が集約されているので、知りたい情報をすぐ見つけられます。
特に参考になるのが、市長のインタビューや市民から寄せられた声です。
市長のインタビューでは、その自治体がどういう考えでどんな取り組みをしているのかが見えますし、市民から寄せられた声を読めばどういう問題を抱えているかが見えてきます。
これらを参考にして、魅力的な志望動機を作りましょう。
②ローカル新聞やニュースを閲覧する
ローカル新聞や地方ニュースも、効果的な情報収集ができる場所です。地域に密着した情報を提供しているので、より具体的な志望動機作りの参考になるでしょう。
ローカル新聞やニュースを読み解き、どういう取り組みをおこなっているのか、この自治体が何をしていくつもりなのかを把握してください。
ローカル新聞やニュースは、自治体のホームページにまとめられている場合もあるので、まずは自治体のホームページにアクセスしてみることをおすすめしますよ。
公務員の志望理由を自分なりに言語化することが重要
公務員は志望する就活生が多く、倍率が高くなりやすい職種です。激しい採用試験を乗り越えるためには、志望動機を自分なりに言語化するのがポイントとなります。
ここで紹介した内容を参考に、オリジナリティあふれた魅力的な志望動機を作ってみましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。