就職活動で人材関係の業界を目指している人の中には、どのように志望動機を作成するのかわからなかったり、完成イメージがわかず悩んだりしている人もいるでしょう。
本記事では、人材業界の仕事内容から、志望動機を作成する際のポイントを解説します。
例文を用いて志望動機のイメージがつけられるようになっているので、人材業界を目指している人は、ぜひ本記事を参考に志望動機を作成してみてください。
志望動機のお助けツール!完全無料
- 1志望動機テンプレシート|時間短縮
- 早く質の高い志望動機が作れる!
- 2AIでES自動作成|ES作成を丸投げ
- LINE登録でESを自動作成してくれる
- 3志望動機添削|完全無料で添削
- LINEで完結!スマホで高品質な志望動機に
人材業界は簡単に言うと「企業と人を繋げる」仕事
人材業界といえば、就職や転職などのサポートをしている企業を思い浮かべる人も多いでしょう。人材業界の仕事内容は、企業と仕事を探している人を繋げるのが仕事です。
人材業界は人気が高く、就職するのは簡単ではありませんが、多くの人の人生に関われるやりがいのある仕事です。
人材業界の主要な4つの事業

人材業界と聞くと、仕事を探している人のサポートをする仕事だと想像する人も多いでしょう。しかし、人材業界の仕事は多岐に渡るため、就職を目指すのであればどのような事業があるのか、最初に把握しておきましょう。
①人材紹介
人材業界について多くの人がイメージする仕事内容は、人材紹介が多いでしょう。人材紹介は主に、求職者に対して希望や適正に沿った求人を探し、紹介するのが業務内容です。
現在は、ただ求人を紹介して終わりではなく、求職者が企業に就職するまでのサポートを一貫して行っている人材紹介会社が多いです。
例えば、履歴書の書き方のサポートや面接練習、面接日の日程の調整も行っています。
肝心な収益源ですが、人材紹介会社は求職者から料金はもらいません。その代わりに、就職が決まった際に企業側から紹介手数料が支払われる仕組みになっています。
②人材派遣
人材派遣と人材紹介を混同している人もいるかもしれませんが、この2つは別物です。人材派遣は、人材派遣会社に登録している人を、働き手を探している企業に派遣するのが仕事です。
そのため、求職者は働き先の企業と契約するわけではありません。いわゆる派遣社員といった形になります。
派遣社員にも登録型派遣社員や紹介予定派遣、常用型派遣とさまざまな働き方があります。
③求人広告
求人広告は人材紹介と似ていますが、若干異なります。求人広告は、Webサイトや雑誌などに、求人募集をしたい企業が求人を掲載して募集をかけるのが仕事です。
人材紹介と違う点は、求職者と関わる機会は少なく、求人募集をかけたい企業と関わることが多い点です。求職者も気軽に求人をWebサイトや雑誌等で見られるため、応募しやすいでしょう。
ただし、人材紹介のように求職者のサポートがない点と、求職者と企業を積極的にマッチングさせるわけではないため、人材確保が難しいといったリスクもあります。
④人材コンサルティング
人材コンサルティングに関しては、あまり聞き馴染みがない人も多いかもしれません。主な仕事内容は、企業の採用や人事に関する課題解決をサポートすることです。
他の人材関係の仕事とは違い、人事に関する知識や法律に対する知識が必要になります。そのため、他の仕事と比較すると若干難易度が高いかもしれません。
しかし、企業と一緒に働きやすい環境を作ることは、どの仕事でもできることではないので、やりがいのある仕事と言えるでしょう。
人材業界の主な職種2選

人材業界の事業について解説しましたので、次は主な職種について2つ解説します。どちらが自分に向いているのか、考える際に参考にして見てください。
①キャリアアドバイザー (CA)
キャリアアドバイザーは、求職者の希望や適性を見極めて仕事を探し、就職できるまでサポートします。
また、求職者とだけではなく企業側とのやりとりも必須となることから、仕事内容の幅は広いと言えるでしょう。
仕事を探している求職者と働き手を探している企業にとって、キャリアアドバイザーはなくてはならない存在です。
求職者と企業の両方について考えながら仕事を進めるため、大変な役割を担っていますが、やりがいも多い仕事と言えるでしょう。
②リクルーティングアドバイザー (RA)
リクルーティングアドバイザーは、主に求人募集をしたい企業に対して営業を行ったり、既存の顧客に対して人材を紹介する人のことです。
求職者と働く人を探している企業をマッチングさせるためには、求職者の希望や適性を見つけることも重要ですが、企業側がどのような人材を求めているのか、要望を聞き出す必要があります。
企業側がどのような人材を求めているのか把握できないと、後々その企業に適していない求職者を紹介してしまい、ミスマッチが起きてしまう可能性があります。
企業側と求職者側の両方が納得して仕事をするためにも、企業側の話を聞く役割として、リクルーティングアドバイザーは重要な存在と言えるでしょう。
人材業界で必要とされる3つの力

人材業界では以下3つの力が必要とされています。
①傾聴力
ここまでの解説でも何度か出てきましたが、求職者と企業をマッチングさせるには、お互いの希望や適性を聞き出す必要があります。そのため、人材企業で働く際には傾聴力は欠かせません。
特に、求職者の希望や本音を聞き出せないと、ミスマッチとなってしまう可能性が高くなります。また、履歴書や志望動機の作成などでも、求職者から情報を聞き出す機会があります。
どのような場面でも相手から情報を聞き出すことが基本となるため、傾聴力が必要な仕事と言えるでしょう。
②柔軟性
人材業界では、自分の思っている通りに仕事が進まないことも多いです。そのため、柔軟性を求められます。
例えば、求職者の適性を見極めて求人を紹介しても、その人の希望や好みに合わず他の求人を探さなければいけないときもあるでしょう。
常に相手の要望に沿った求人、あるいは求職者を探す必要があるからこそ、なかなか自分の思う通りには進みません。どのような状況にも対応できるように柔軟性を持つことが大切です。
③粘り強さ
柔軟性と合わせて持っておきたいのは、粘り強さです。
キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーの両方に言えることですが、求職者や企業に何か提案しても断られてしまう場合があります。
確かに、時間をかけて考えた提案が通らないと落ち込むときもあるでしょう。しかし、落ち込むことで企業側や求職者とのやりとりがうまくいかなくなっては元も子もありません。
そのため、人材業界で働く際は根気強く仕事に取り組む姿勢が求められます。
人材業界の志望動機のポイント4選

人材業界を目指す上で避けては通れないのが、志望動機の作成です。
実際に考える際は、以下の4つのポイントを意識して考えましょう。
①人材業界を志望する理由を明確にする
まず、たくさんある業界の中からなぜ人材業界を選んだのか説明する必要があります。
明確な理由を説明できないと、他の業界でも良いのではないかと疑問を持たれてしまい、採用されにくくなってしまう可能性があるでしょう。
過去の経験をもとに、人材業界で働きたいと思ったきっかけなどがある場合は、あわせて説明することで、より志望理由を強固なものにできます。
今後人材業界を目指すのであれば、最初に志望理由を明確にすることで、自分の目指す方向がブレにくくなるので試してみてください。
②業界の中でその企業を志望する理由を明確にする
なぜ人材業界を選んだのかも重要ですが、あわせて、なぜその企業を選んだのかまでしっかり説明できるようにしておきましょう。
例えば、企業理念が自分の目指す方向性と同じなどがあります。企業を選んだ理由を明確にするためには、説明会に参加したりホームページを見たりするなど企業分析が必須です。
しっかり時間を確保して考えるようにしましょう。
③人材業界で活かせる自身の強みをアピールする
志望動機では、実際に働く際に活かせそうなスキルをアピールすることも重要です。例えば、人材業界では以下の3つの力が必要とされています。
人材業界で必要な力
- 傾聴力
- 柔軟性
- 粘り強さ
もし、何か上記の力についてアピールできる経験などがあれば、あわせて説明するとより説得力が増すでしょう。
④将来のビジョンやキャリアプランをイメージしておく
人材業界の志望動機を書く際には、自身の将来のビジョンやキャリアプランを明確にイメージしておくことが重要です。
例えば、5年後にはマネージャーとして後輩の指導・育成を担当したい、10年後には人材業界のスペシャリストとして企業と求職者の最適なマッチングを実現したいなど、具体的な目標を設定してください。
また、そのビジョンを実現するために必要なスキルや経験、資格なども洗い出し、どう獲得していくのかまで考えておくと良いでしょう。
将来のキャリアプランを具体的に描くことで、なぜ人材業界を志望するのか、その企業でどう成長していきたいのかを説得力のある形で伝えることができます。
人材業界の志望動機の書き方3ステップ

実際に志望動機を書く際に、どのような手順で書けばいいのかわからない人もいるでしょう。悩んだ際は以下の手順で考えていきましょう。
①人材業界・企業の志望理由を結論ファーストで書く
志望動機は、最初に結論を記載しましょう。この結論とは、いわゆるなぜ人材業界、あるいはなぜその企業に入社したいのかという点になります。
結論を最初に書く理由はいくつかありますが、最も大きな理由としては、志望動機の中で一番重要な部分だからです。
もし、志望動機の後ろで理由を説明してしまうと、応募者が本当に伝えたかったことが何だったかを、採用者が見つけられない可能性があります。
このようなリスクを下げるためにも、一番重要な部分である結論は必ず最初に記載しましょう。
②志望理由の根拠やエピソードを書く
志望動機の結論部分を最初に記載したら、次に根拠やエピソードを説明しましょう。
結論だけでもなぜ人材業界や志望企業で働きたいのか理解はできますが、そのような考えに至った背景まではわかりません。
後々、根拠やエピソードを単体で考えるのではなく、志望動機の結論とあわせて考えると、スムーズに進められるでしょう。
③入社後にどのように活躍したいかを書く
志望動機の内容から、将来どのような活躍ができるのかを見ているところもあります。そのため、志望動機ではどのように活躍したいのかまで記載するようにしましょう。
もし、入社後のイメージを想像できないのであれば、実際に働いている人に人材業界の働き方について聞いてみると良いでしょう。
志望動機のテンプレートを無料でプレゼント!
志望動機で言いたい内容が決まっていても、どういう構成や流れで書くのが正しいのか悩みますよね。そもそも志望動機で書く内容が決まらない方も多いはず。
そこでカリクルでは、志望動機を書くためのテンプレートを無料でプレゼントします!
何から始めればいいかわからず就活が不安な方、うまくエントリーシートが書けず一次選考で落ちてしまう方、ぜひこの志望動機のテンプレートを活用してください。
テンプレートには5つの質問があり、回答していくだけで、簡単に志望動機が完成します!テンプレートを使って自分の魅力を最大限引き出した志望動機を作りましょう!
この特典はパソコン・スマホにダウンロードして利用できますよ。さっそく以下のフォームから、特典をチェックしてみてくださいね。
【業種別】人材業界の志望動機の例文4選

ここまで志望動機の書き方について解説しました。ここからは、人材業界の志望動機を作るときに参考にできるよう、事業ごとに例文を用意しました。
①人材紹介の志望動機例文
人材紹介
私が貴社を志望した理由は、仕事を探している求職者と働き手を探している企業をつなげる仕事に魅力を感じたからです。
私の目指すキャリアは、仕事を探している求職者と働き手を探している企業をつなげることです。大学のゼミでリーダーを務め、自分の研究テーマが見当たらない後輩たちに自ら調査したテーマを伝えたり、悩みを聞いたりしました。
この経験から、自分の進むべき方向が分からない人たちへ、その悩みを聞く中で自分なりにサポートできる仕事に就きたいと考えるようになりました。
貴社での仕事を通じて、求職者と企業との架け橋となり、傾聴力を活かして成功報告を生む瞬間を増やしていくことが私の目標です。この志望動機を通じて、その目標達成に向けて一歩踏み出したいと考えています。
人材紹介の仕事内容をしっかり把握した上で、自分の過去の経験をもとに組み立てられている点がポイントです。
また、自分の強みについても説明できているため、企業側にも活躍できる人材であることをアピールできるでしょう。
②人材派遣の志望動機例文
人材派遣
私は、人材派遣という仕事を通して求職者と企業を結びつけ、その架け橋となることを目指して、貴社に応募いたしました。貴社はさまざまな業界の企業に精通しており、登録されている求職者に多くの選択肢を提供できる点が大変魅力的だと考えています。
現在大学では、学生アドバイザーを行っており、就活から履修相談まで様々な相談を受けています。始めたきっかけは、友人から相談を受ける機会が多かったことから、人の話を聞き、適切なアドバイスをすることにやりがいを感じたためです。学生アドバイザーの経験で培ったスキルを活かして、人材派遣という職に活かしたいと考えております。
傾聴力は、人材派遣の仕事においても重要な要素であり、貴社に登録している求職者と企業を効果的につなげるために欠かせない思っております。求職者に最適な企業と繋げ、より多くの人が働きやすい企業に勤められる社会を実現したいと考えております。
他の企業とは違った人材派遣の強みについて触れられている点がポイントです。企業分析がしっかりされていることがわかるため、良い印象を持ってもらいやすいでしょう。
③求人広告の志望動機例文
求人広告
私が貴社を志望した理由は、求人広告の仕事を通して求職者に多様な求人を提供し、求職者へ新しいチャンスを広げたいためです。
学生時代に、貴社の求人広告を活用してアルバイトを見つけ、採用された経験があります。貴社の求人広告は多岐にわたり、自分に合ったアルバイトを見つけるのが難しかった当時、様々な求人が豊富にあり、それが私にとって適切な選択を可能にしました。
豊富な求人だけでなく、職場の雰囲気がわかる写真やコメントが掲載されていることも、求職者の目線に立って広告を作られており、その姿勢に感動しました。
私は求職者に新たな可能性を提供し、未来に希望を見いだせるような存在になりたいという思いから、貴社を志望しました。入社後は、過去の経験と持ち前の根気強さを生かし、貴社の使命を共有できるよう努めてまいります。
過去に志望した企業の求人広告を見て利用した経験があり、アルバイトを見つけて採用されたというエピソードを記載できている点が大きなポイントです。
④人材コンサルティングの志望動機例文
人材コンサルティング
私は、人材コンサルティングを通じて企業の労働環境を向上させ、労働者と企業の両方を支援するために、貴社を志望しました。
私の両親は、私が小さい頃から共働きでした。子育てや家事をこなしながらの仕事は、非常に大変なものだったと思います。両親の忙しさを間近で見ており、労働環境を整え私生活にも時間を作る手助けをしたいと考えるようになりました。
また、現在大学では経営に関する勉強をする中で、忙しい環境でも働き続けられる企業体制に興味を抱くようになりました。
将来的には、大学で学んだ経営に関する知識を活かし、働く人がより良い環境で働けるようサポートしていきたいと考えています。これまでの経験と学びを活かし、貴社での業務において積極的に貢献し、人と企業をつなぐ架け橋となりたいと思います。
自分の過去の経験と大学で学んでいる分野を結び付けて、活かしていきたいと記載できている点がポイントと言えます。
経験談からは人材コンサルティングの重要性を理解していることも見えますし、自分の将来的な目標もしっかり記載されているため、良い印象を持ってもらいやすいでしょう。
人材業界の志望動機のNG例文4選

ここからは、人材業界の志望動機のNG例文を紹介します。実際に作成する際には、以下のような志望動機にならないように注意しましょう。
①他業界にも当てはまる志望動機
NG志望動機①
私が貴社を志望した理由は、人の役に立つ仕事ができるからです。
私は学生時代にボランティア活動に参加する機会が多かったのですが、その際に人の役に立てる仕事をしたいと考えるようになりました。
貴社の人材紹介の仕事は、求職者と企業の両方の役に立てる仕事だと考えています。学生時代には、友人の相談を聞く機会も多かったため、傾聴力には自信があります。
将来は自分自身の強みを活かしつつ、求職者と企業の両方の役に立てる存在になりたいです。
上記の志望動機の良くないポイントとしては、人の役に立てるという点が他の業界でも通用してしまう点です。
どの業界でも通用する志望動機を作ってしまうと、企業としては人材業界でなくても良いのではないかと疑問に思ってしまいます。
②人材業界のどの企業にも当てはまる志望動機
NG志望動機②
私は、求人を探している人と働き手を探している企業を繋げるサポートをするために、貴社に応募しました。私は、人材業界で働く上で傾聴力がとても重要な力であると考えています。
相手の希望をしっかり聞き出せないと、後々就職する際にミスマッチが起きてしまう可能性があります。そのため、求職者と企業を繋げる際は、それぞれの要望を聞き出し、ベストな策を提示する必要があります。
将来的には、求職者と企業の両方がサービスを利用して良かったと思ってもらえるよう、仕事に励んでいきたいと考えています。
上記の志望動機は、人材業界であればどの企業でも通用してしまうものになっています。また、具体的にどの事業で働きたいのか見えてきにくく、評価もしにくいでしょう。
人材業界の面接で志望動機を伝える際のコツ
人材業界の面接で志望動機を伝える際は、以下の4つのコツを抑えておきましょう。
- 具体的なエピソードを交える
- 社会貢献への意欲を示す
- 企業選択の理由を明確にする
- 自分の強みと企業の理念を結びつける
人材業界の面接では、志望動機を伝える際に具体的なエピソードを交えながら説明するのが重要です。
特に、自身の経験の中でヒアリングや課題解決を通して人と深く関わった出来事があれば、それを人材業界の魅力と結びつけて語ることで説得力が増します。
また、志望動機では自分が受けたい恩恵だけでなく、人や社会、会社に対して何をしたいのか、何ができるのかを具体的に盛り込みましょう。
人材業界の志望動機についてよくある質問
人材業界への転職や就職を考える方にとって、志望動機は面接や履歴書で必ず問われる重要な要素です。
ここでは最後に、人材業界特有の志望動機に関する質問とその回答のポイントを解説していきます。
①「架け橋になりたい」を志望理由にしてもいい?
「架け橋になりたい」という表現は、人材業界の志望動機でよく使われますが、抽象的で具体性に欠ける印象を与えかねません。
より説得力のある志望動機にするためには、なぜ架け橋になりたいのか、どう架け橋になりたいのかを具体的に説明する必要があります。
たとえば、「企業の採用課題を解決しながら、求職者の希望に沿ったキャリアプランを提案し双方にとって最適なマッチングを実現したい」等の具体的な表現に置き換えると、より明確な志望理由になるでしょう。
「架け橋になりたい」という表現自体は間違いではありませんが、それだけでは不十分です。具体的な行動や目標と組み合わせることで、より効果的な志望動機となります。
②人材業界を選んだ理由ではなく企業を選んだ理由だけでもいい?
基本的には、人材業界を選んだ理由と志望企業を選んだ理由の両方を明確に説明する必要があります。
採用担当者は、数ある業界の中からなぜ人材業界を選んだのか、そして同業他社ではなくなぜその企業を選んだのかの2点を重視して評価します。
人材業界ならではの魅力や特徴を理解した上で志望していることを示すため、「人と深く関わり人生をサポートできる」「法律や人事、経営など幅広い知識が得られる」といった業界特有の魅力に触れましょう。
その上で、志望企業の強みや特徴を挙げ、その企業でしか実現できない自身のキャリアプランを説明することで、説得力のある志望動機となります。
③志望動機に関連して面接で聞かれやすい質問は?
人材業界の面接では、志望動機に関連して以下のような質問が頻繁に投げかけられます。
まず基本的な質問として「なぜ人材業界を選んだのか」「当社を選んだ理由は何か」が挙げられるでしょう。
また、「人材業界でどのような仕事に携わりたいか」「入社後のキャリアビジョン」といった将来に関する質問も一般的です。
人材業界は面接のプロが採用面接を行うことも多いため、志望動機に関する質問は一般企業よりも深く掘り下げられる傾向にあります。
そのため、自身の経験や価値観に基づいた具体的なエピソードを交えながら、説得力のある回答を準備しておきましょう。
人材業界の志望動機では働くビジョンを明確に伝えよう
人材業界の志望動機を作成する際は、業界を志望する明確な理由と、企業への貢献意欲を効果的に伝えることが重要です。
基本的な構成として、人材業界を選んだ動機、志望企業の選定理由、そして自身の強みや経験を活かした具体的な貢献プランを盛り込んでください。
また、志望動機作成にあたっては、人材派遣、人材紹介、人材コンサルティングなど、志望する業種によって求められる視点が異なることにも注意が必要です。
本記事で紹介した例文を参考に、自身の言葉で志望動機を組み立て、面接でも一貫性のある説明ができるよう準備を進めましょう!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。