就職活動の志望業界として、農業分野を挙げる人も多いでしょう。しかし「農業分野の志望動機ってどのように書けばいいの?」と悩みますよね。
そこで本記事では、農業分野の志望動機の書き方を解説します。農業分野の分類や志望動機の例文も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
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そもそも農業とは?代表的な3つの分類を解説
まずは、農業の代表的な3分類を解説します。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
①耕種農業
耕種農業とは、土地を耕して種をまき、収穫をする一連の農業活動です。
主な仕事には、耕運・種まき・肥料の施肥、そして定期的な草刈りや病害虫の管理が含まれ、これにより、作物が良好な環境で成長し、収穫量が向上します。
耕種農業では、季節や気象条件に応じたスケジュール管理が不可欠で、効果的な水管理も欠かせません。
また、土地の保全と質の維持も焦点となり、持続可能な農業を実践することが求められます。
②畜産農業
畜産農業は、動物を飼育し、その産物を生産する農業の一形態です。畜産は、主に家畜や家禽を飼い、乳製品・肉・卵などを生産することを目的とします。
畜産農業の主な仕事には、家畜や家禽の飼育・健康管理・餌の供給・繁殖管理・収穫・加工・販売などが含まれます。
これらの作業は、動物の福祉を考慮しながら行われ、品質や安全性にも配慮が必要です。
畜産者は、倫理的な視点からも動物たちに敬意を払い、地域社会と協力して持続可能な畜産業を確立することが求められているでしょう、
③農業ビジネス
農業ビジネスは、その名の通り農業を活用したビジネス全般で、単なる農作業だけでなく、生産・販売・マーケティング・労働管理など、幅広い業務を含みます。
主な仕事には、作物や家畜の生産・品質管理・市場調査・流通・販売戦略の構築などがあります。また、環境保護や持続可能性も重要な要素です。
農業ビジネスでは、生産性向上や市場競争に対応するために技術導入が欠かせません。
効率的な農業手法や最新の技術を活用し、リスク管理や労働力の適切な配置が求められます。
農業分野の主な3つのトレンド

次に、農業分野の主なトレンドを3つ紹介していきます。
では、1つずつ詳しく紹介していきましょう。
①高齢化による深刻な担い手不足
高齢者の増加に伴い、農業分野では担い手不足が深刻化しています。
これは、若年層が都市に流出し、農業に従事する意欲が低下しているためです。また、高齢農業者の後継者不足も問題となっています。
この問題を解決するためには、若者への農業魅力の発信や助成金の充実など、農業環境の改善が欠かせません。
同時に、効率的で技術革新を取り入れた農業の促進が、若者の参入を促す鍵となるでしょう。
②価格競争の激化
農業分野における主要なトレンドのひとつは、価格競争の激化にもあります。
主にTPPなどの国際的な取り決めにより、外国産品が市場に流通することが増えたことで、国内農産物の価格競争が激しくなっているのです。
価格競争の激化を解決するためには、生産者が効率的な農業技術を導入し、コスト削減に注力することが不可欠です。
同時に、商品の付加価値向上やブランド力の強化を通じて、価格以外の付加的な要素で競争力を高めることも重要でしょう。
③耕作放棄された土地の増加
近年、農業分野において耕作放棄された土地の増加が進んでいます。
これは、高齢化や若手農業者不足による農業継続の難しさ、都市化に伴う農地の開発、経済的な課題などが影響していることが挙げられるでしょう。
耕作放棄された土地の増加を解決するには、若手農業者の育成や農業における効率的な経営手法の導入が不可欠です。
また、持続可能な農業の促進や農業支援政策の改善も必要であり、地域社会との連携強化が鍵となるでしょう。
農業分野で役立つ3つの資格

次に、農業分野で役立つ資格を3つ紹介します。
3つの資格について詳しく見ていきましょう。
①大型特殊自動車免許
大型特殊自動車免許は、農業分野での資格として有効でしょう。これは、大型の農業機械や輸送車両を運転するための免許であり、取得することで効率的な農業活動が可能です。
この免許を持っていれば、大型トラクターや収穫機などを操作し、農産物の生産から輸送までをスムーズかつ安全に行えますよ。
また、大型特殊自動車免許を有する農業者は、農地の耕作や収穫作業を迅速かつ効果的に行い、生産性の向上が期待されるでしょう。
農作業の生産性だけでなく、農業機械の安全運転が確保され、農業現場でのトラブルを未然に防ぐことができます。
②毒物劇物取扱責任者
毒物劇物取扱責任者は、農薬や化学肥料などの毒物劇物を扱う際の法令順守と安全管理を担当する資格です。
この資格を取得すると、農業者は農薬や劇物の正しい取り扱い方法を習得し、作物の健康と生産性を向上させられます。
毒物劇物の効果的かつ安全な使用は、病害虫や雑草の制御、作物の栄養管理などに直結し、収穫量や品質の向上が期待できるでしょう。
また、農薬や化学肥料の適正な管理が行え、環境への配慮とともに作物への影響を最小限に抑えることが可能になります。
③日本農業技術検定
日本農業技術検定は、農業分野において実践的な知識とスキルを評価する資格試験です。
この検定を取得することで、農業における広範な知識と実務的な技術を身につけ、専門家としてのステータスを得られるでしょう。
農業技術検定を保有していれば、農業において必要な基本的なスキルや最新の技術に関する知識を証明でき、就業や事業展開において強力なアピールポイントとなります。
農業分野の志望動機の3つのポイント

次に、農業の志望動機のポイントを紹介します。
志望動機作成に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①なぜ農業分野で働きたいか明確にする
志望動機では、なぜ農業分野で働きたいかを明確にすることが重要です。
なぜなら、
ここを明確にしておかないと「どの職業でも良かった」と面接官に受け取られるからです。
農業分野で働きたい理由を説明するためには、まず農業に対する熱意を具体的に示しましょう。農業分野で働く意義を理解し、学生や研究者の成長に貢献できる自信を持つことが重要です。
また、専門知識やスキルを活かし、農業分野での役割を具体的に描きましょう。
②なぜその企業で働きたいか明確にする
志望動機では、その企業で働きたい理由を明確にすることも重要です。数ある企業の中からその企業を選んだ理由がなければ「どの企業でもいいのだ」と思われるためです。
具体的には、農業が抱える課題に対して、あなたの専門知識や経験が解決や発展にどのように貢献できるかを伝えましょう。
また、企業ならではの強みや取り組みを具体的に挙げることで、その企業でなければいけない理由に説得力が出せます。
③農業分野で活かせる自身の強みをアピールする
志望動機では、農業分野として活かせる自身の強みをアピールすることも重要です。
なぜなら、農業分野は知識やスキルが重要視される場であり、応募者がその環境でどれだけ貢献できるかが評価されるからです。
具体的な実績や経験を通じて、自分がどのように企業のニーズにマッチし、研究や学生支援などの分野でどれだけ貢献できるかを示しましょう。
たとえば、スケジュール管理が得意であれば、経験談と共に伝えるのがおすすめです。農業分野で活躍できる人材だということを効果的にアピールできるでしょう。
農業分野の志望動機の書き方3ステップ

次に、農業分野の志望動機の書き方を3ステップで紹介します。
具体的に志望動機の書き方を学び、採用担当者へ刺さる志望動機を作成しましょう。
①結論ファーストで志望理由を書く
農業分野の志望動機を書く際、まず結論ファーストで志望理由を書くことが重要です。なぜなら、結論から伝えることで、志望動機を展開しやすくなるからです。
結論を伝える際には、難しく考えず「私が御社を志望した理由は〇〇だからです。」と伝えれば問題ありません。
このように簡潔に結論を伝えることで、面接官に志望動機が明確になり、あなたの志望動機が伝わりやすくなるでしょう。
②志望理由の根拠や具体的なエピソードを書く
次に、志望理由の根拠や具体的なエピソードを書きましょう。なぜなら、具体例を示すことで、志望動機に説得力が生まれるからです。
具体的なエピソードを伝える際には、起こった事象に加え、学んだことを伝えることが重要です。
たとえば、ボランティアを通じて畜産の重要性や社会への影響力の大きさを知ったことを伝えることで、農業分野、中でも畜産への関心を示せますよ。
③入社後の活躍の展望を書く
志望動機の最後には、入社後の活躍の展望を書くとよいでしょう。なぜなら、面接官が入社後のあなたをイメージしやすくなるからです。
展望では、あなたの専門知識やスキルを使い、企業でどのように教育・研究の質を向上させ、学生や同僚の成長をサポートしたいという熱意を示しましょう。
また「何年後にどのようなポジションで活躍したいか」などを添えるとより説得力が出るためおすすめです。
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【分類別】農業の志望動機の例文3選

次に、農業の志望動機の例文を3パターン紹介します。
1つずつ紹介していきますね。
例文①: 耕種農業
耕種農業
私が御社を希望した理由は、農業における耕種農業の重要性を心から感じているからです。幼少期から自然に触れ合う環境で成長し、その中で植物の成長や収穫の喜びを経験してきました。
学生時代、農業関連のボランティア活動に積極的に参加しました。その中で、地道な努力と農作業の精巧な技術が、美味しい農産物を育む鍵だと気づきました。
また、農業においては環境への配慮も欠かせないことも知りました。御社の持続可能な耕種農業が、環境への負荷を最小限に抑え、地域社会に貢献できると考えています。
入社後は、これまでの学びや経験を通じて培ったチームワークや問題解決能力を活かし、御社の農業プロジェクトに貢献したいと考えています。
この例文は、農業分野における耕種農業の志望動機です。
幼少期の環境や学生時代のボランティア活動を交えてアピールすることで説得力が増していますね。
例文②: 畜産農業
畜産農業
私が御社を希望した理由は、畜産農業における情熱と専門知識を深め、その分野での経験を積むためです。
昔から動物とのふれあいが好きで、大学時代には畜産学を専攻しました。その中で、御社の取り組みに感銘を受け、共に成長できる場所だと確信しました。
学生時代、畜産施設でのインターンシップを通じて、健康な家畜の飼育には細心の注意が必要であることを学びました。
御社の環境や設備は、これらの要素を最大限に考慮しており、それが品質の高い畜産物の生産につながっていると確信しています。
さらに、御社が社員のスキル向上をサポートする風土に惹かれました。継続的な研修や先輩からの指導を通じて、自らの技術やリーダーシップスキルを向上させ、御社の発展に貢献したいと考えています。
この例文は、農業分野における畜産農業の志望動機です。
インターンシップで畜産を体験したことで動物への関心が芽生えたことを体験として取り上げながら話していますね。
例文③: 農業ビジネス
農業ビジネス
私が御社を希望した理由は、農業ビジネスの領域に深い興味があるからです。学生時代、農業に関する研究やボランティア活動を通じて、農業が地域社会に与える重要性とその影響の大きさに深い洞察を得ました。
また、学内のプロジェクトでは、農産物の生産性向上に向けた新しい技術や方法の導入に携わりました。これにより、収量の向上と生産効率の向上を達成し、地元農家の生計を支援できました。
この経験から、農業の発展が地域社会全体に及ぼすポジティブな影響を目の当たりにし、ますます深い関与を望むようになりました。
御社では、その革新的なアプローチと先進的な技術を通じて、地元農業における持続性と収益性の向上に貢献したいと考えています。
この例文は、農業分野における農業ビジネスの志望動機です。
農業分野を全体から見渡し、その重要性と社会への影響の大きさに惹かれたことを説明した上で、農業を発展させるビジネスに参加したいと伝えていますね。
農業分野の志望動機のNG例
農業への志望動機は、単なる憧れや表面的な理由では通用しません。採用担当者は、あなたの本気度と農業への深い理解を求めています。
以下に、面接で避けるべき志望動機の典型的な失敗例と、その改善ポイントを詳しく見ていきましょう。
①他の企業と独自性を出せていない
農業分野への志望動機で最も避けるべきは、どの企業にも当てはまるような曖昧な表現です。
「自然が好き」「農業に貢献したい」といった表面的な理由では、あなたの熱意と企業への理解が不足していると判断されてしまうでしょう。
採用担当者は、あなたがその特定の企業でしか実現できない独自の価値や目標を理解しているかを知りたいのです。
企業の特徴、事業内容、技術、理念などを深く研究し、なぜその企業でなければならないのかを具体的に説明することが求められます。
②志望動機が地域貢献に偏りすぎている
地域貢献は農業において重要な側面ですが、志望動機を「地域のため」という抽象的な理由だけで埋めるのは避けるべきです。
単に地域を支援したいという漠然とした思いでは、農業の本質的な課題や具体的な貢献方法が見えてきません。
採用担当者は、あなたが農業の現場で実際にどのような価値を生み出せるのか、具体的な熱意と専門性を求めています。
地域貢献を志望動機に盛り込む際は、自身のスキルや経験と、どのように地域農業に貢献できるかを明確に示すことが重要です。
③安定志向を前面に押し出している
加えて、農業を志望する動機において「安定志向」を前面に出すことも避けるべきです。
確かに、農業は長期的な安定を提供する可能性がありますが、志望動機としては不適切と見なされがちです。
採用担当者は、会社や業界への関与や貢献を求めており、自己の安定のみを考えていると、誤解される可能性があるからです。
経験や学びを通じた農業に対する熱意を示しましょう。
農業分野の志望動機や面接についてよくある質問
農業の面接では、他の業界とは異なるポイントが求められることもあります。
ここでは、農業に特有の面接対策や、志望動機の伝え方のコツを紹介します。面接を通過するために必要な知識を身につけましょう。
①農業の面接で聞かれることは?
農業の面接では、あなたの熱意と適性を見極めるためにいくつかの重要な質問が用意されています。
最も頻繁に聞かれるのは、なぜ農業を志望したのか、農業に対するあなたの情熱と理解度、そして将来のキャリアビジョンです。
面接官は、単なる体力や経験だけでなく、農業への深い理解と改善への意欲を求めています。
農業の課題や展望を踏まえ、具体的な経験やエピソードを交えながら、あなたならではの農業への貢献可能性を伝えることが欠かせません。
②農業の面接は落ちる?
農業の面接では、単なる技術力だけでなく、仕事への情熱と将来ビジョンも欠かせません。
面接官は、あなたが農業の課題を理解し、長期的に貢献できるかを見極めます。
高齢化や人材不足といった業界の現状を踏まえ、具体的な改善策や熱意を示すことが求められます。
体力、忍耐力、コミュニケーション能力は特に重視され、これらが不足していると選考から外れる可能性が高まります。
③未経験でも大丈夫?
農業業界は未経験者を歓迎する傾向が強いのが特徴です。
農家や農業法人は、むしろ未経験者の柔軟な姿勢や新しい視点を高く評価し、重要なのは、農業に対する熱意と学ぶ意欲です。
学歴や前職の経験よりも、体力と意欲が求められるため、年齢や経歴に関係なく挑戦できる業界だといえるでしょう。
農林水産省も新規就農者を支援する補助金制度を設けており、未経験者の参入を後押ししており、農業への情熱さえあれば、誰もが新たな可能性を広げられる業界なのです。
④アルバイトの経験はどう活かせる?
農業アルバイトでは、過去の経験を活かせる場面が多くあります。
例えば、チームワークやコミュニケーション能力は、農作業の共同作業で大いに役立ちます。
また、スポーツ経験者は体力面で強みを発揮でき、家庭菜園経験者は植物の育て方の基本を理解しているため、農業現場で即戦力となりやすいでしょう。
未経験でも、学ぶ姿勢と前向きな態度があれば、農家は歓迎してくれます。大切なのは、素直に自分の経験を伝え、農業への興味と熱意を示すことです。
農業の志望動機では活躍したい想いをアピールしよう
本記事では、農業分野の志望動機の書き方を解説しました。
農業の志望動機では、活躍したい想いをアピールすることが重要です。そのためには、農業のどの分野で活躍したいかをはっきりさせる必要があります。
ぜひ、記事内で紹介した例文も参考に魅力的な志望動機を伝えてみてくださいね!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。