オープンESとは、リクナビ上で登録できるエントリーシートを指す言葉です。
しかし、どのような書き方を意識すれば企業の目に留まりやすいかがわからず、悩んでしまう人もいるでしょう。
本記事では、オープンESの書き方や例文、よくある質問と解答について解説します。手早く例文から確認したい方は、こちらをご覧ください。
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オープン(Open)ESの例文を知って就活を効率的に進めよう!
オープンESは、リクナビに登録することでネット上で作成ができる形式のエントリーシートです。
オープンESを受け入れている企業のすべてに一気にエントリーできるといった利点があります。
また、形式が決まっている分、例文を確認することで効率よく作成しやすくなるのが特徴です。
採用側も就活生のチェックを効率化できるため、導入する企業が多くなっています。利用者が増えている分、より印象に残るESを作成する必要があるのもポイントです。
【5項目】印象に残る!オープンESの書き方

企業の印象に残るためには、項目ごとの書き方を把握しておくことが重要です。項目は、以下の5つがあります。
- 保有資格・スキル|具体的・正確に書く
- 趣味・特技|人柄が伝わるものをチョイス
- 学業で取り組んだ内容|分かりやすく書こう
- 自己PR|働くビジョンを提示しよう
- 学生時代に最も打ち込んだこと|乗り越える力をアピール
①保有資格・スキル|具体的・正確に書く
保有資格やスキルの項目は、具体的かつ正式名称で適切に記入するようにしましょう。似たような名称の資格もあるため、表記を誤らないように何度か確認しておくと安心です。
取得した動機や、資格に関連した簡素なアピール文を添えると、資格をどう活かそうと考えているのかを伝えやすくなります。
しかし、長々と書いてしまうと内容が伝わりにくくなるため注意が必要です。1つの資格につき、20~30文字程度の文になるように心がけましょう。
②趣味・特技|人柄が伝わるものをチョイス
趣味や特技の欄では、人柄がイメージしやすいものをチョイスしましょう。
読書やプログラミングについて書けば真面目な印象になり、早寝早起きなどと書けば個性が伝わります。
しかし、取り組んでいる姿が想像しづらいものはなるべく避けなければいけません。
文章では、最初に何が好きで得意なのかを書いてから、次に関係する経験や出来事を紹介するのがおすすめです。
経験についてはなるべく具体的に書き、今の自分にどうつながっているのかを説明しましょう。文字数は120文字以内が好ましいです。
③学業で取り組んだ内容|分かりやすく書こう
学業で取り組んだ内容について書く際には、できるだけわかりやすい表現を用いて紹介することを心がけましょう。
専門的な言葉を使ってしまうと、内容が頭に入りづらくなり、印象が薄くなってしまいます。
まず取り組んだ内容の簡単な説明をしてから、学んだことを仕事にどう生かすかまで書くと将来性を強調できるのがポイントです。
文字数は250字以内に収めるように意識すれば、冗長な文章にならないように対策ができます。
④自己PR|働くビジョンを提示しよう
自己PRでは、最初に自分の強みを簡潔に示してから、最後に仕事にどう活かしていくのかのビジョンを書きましょう。
結論を初めに述べてから根拠となるエピソードを続けて紹介することで、説得力のある文章に近づけられます。
また志している企業の採用サイトを確認して、求める人物像について分析した結果を、文章に反映して書くことも重要です。
業界で求められるスキルなども意識して記入すれば、活躍する姿をイメージさせやすくなります。文字数は400字程度で収めるようにしましょう。
⑤学生時代に最も打ち込んだこと|乗り越える力をアピール
学生時代に打ち込んだことについて述べる際は、困難な状況を乗り越える力があることを強調できるように意識しましょう。
最初に結論から述べて、取り組もうと考えたきっかけを紹介し、取り組みの中で工夫した点や課題を解決したことについて紹介すると、自然な流れになります。
さらに、経験を通して得たものを仕事にどう活かそうと考えているのか述べて、文章をまとめるのがおすすめです。文字数は400字程度を目安にして記入しましょう。
【5項目】オープンESの例文

項目ごとの例文をチェックすれば、どんな文章を用いれば好印象を与えられるのかイメージしやすくなるのがメリットです。ここでは、5項目の例文を紹介します。
①保有資格・スキル
【例文】
日本商工会議所主催簿記検定3級(決算書作成スキルを磨くため)
TOEIC公開テスト845点(ビジネス英語力を向上させるため)
上記の例文では、正式名称で書き、得点の記入も行っています。なぜ資格を取得しようと考えたのかについても説明しているのが特徴です。
②趣味・特技
【例文】
私の趣味は、小旅行に行くことです。休日は歴史や文化を学べる場所に足を運んで旅行に行くことで、さまざまな文化への理解を深め、自分では思い至らなかった考え方を学ぶ機会を楽しんでいます。
仕事においても、さまざまな立場からの考えを深く理解して取り入れることで、良い成果を生み出せるように意識してまいります。
私の特技は、整理整頓をすることです。よく使うものは決まった場所に管理し、すぐに取り出せるように収納しておくことで作業効率が上がるようにしています。
仕事に携わる際にも、作業しやすい環境を整えるための行動を心がけ、チームの状況に適した行動を実践して、業務に貢献してまいります。
上記の例文では、結論の次に工夫していることについても述べています。仕事にどう活かすかを紹介してまとめているのもポイントです。
③学業で取り組んだ内容
【例文】
テ私は学生時代、社会問題について話し合うゼミに積極的に参加し、問題の背景を探り、分析する力を伸ばしました。
ゼミに出席する回数を重ねるにつれて、社会問題には必ず背景があり、背景にもアプローチできる方法を探ることが大切だと実感しました。
また、話し合いの際にはそれぞれの意見を尊重することを忘れず、可能性を諦めずに学び続けることで新たな解決方法が見つかることを学びました。
私は入社後も、学び続ける姿勢を大切にして、問題を根本的に解決する方法を考え、最適な提案ができるように尽力してまいります。
上記の例文では、ゼミへの参加を通して学んだことや、大切にしている考えについて紹介しています。
学生時代に得られた体験を入社後にどう活かし、貢献できるのかを説明しているのも特徴です。
④自己PR
【例文】
私の強みは、達成が難しいと思える状況でも諦めずに、改善点がないかを考えて取り組み続ける力です。
私は大学時代に参加したボランティア活動で、中学生の学習をサポートした経験があります。
担当した生徒は当初あまり心を開いてくれず、どんな部分が苦手なのかが掴めなかった時期がありました。
カジュアルな話題を選んで積極的に話しかけることを心がけても返答が少なく、どう接するべきか悩んだこともありました。
しかし、一対一ではなく、あえて生徒の友達を加えて話す機会を増やせば緊張がほぐれるのではないか、と諦めずに考え実践した所、生徒が明るく話してくれるようになりました。
その後はわからない部分を聞きながら適した対策を考えて教えた結果、苦手としていた数学の成績が10位上昇しました。
私は入社後も、より最適なアプローチ方法を考えることを諦めず、最後ま物事に真摯に向き合う姿勢を大切にしながら、業務を遂行してまいります。
上記の例文では、強みを活かした出来事を、考え方の変化や成果も含めて丁寧に紹介しています。
入社後に強みを活かしつつ意識したいことを説明しているのもポイントです。
⑤学生時代に最も打ち込んだこと
【例文】
私が学生時代最も注力したことは、バスケットボールの部活動です。
入学したての頃はレギュラーメンバーに入ることができませんでしたが、自分に何が足りていないのかを考え、弱点を強化するためのトレーニングを続けました。
時には監督にも積極的に話しかけてアドバイスをもらうことで、トレーニングの質を高めた結果、メンバーに選ばれることができました。
そして、チームに入ってからはメンバーと声を掛け合ってサポートすることの大切さを学び、瞬間的に状況を見極めて最適な行動をとる判断力を磨きました。
その結果、大会ではベスト4まで進出することができました。
そして、オフェンスとディフェンスのように、気持ちの切り替えを適切に行い、メンバーと心をあわせることで、より良い成果を生み出せることも実感しました。
私は仕事においてもチームに貢献するための行動を素早く判断し、同じ業務にあたるメンバーと連携を強化することを意識して、目標を達成できるよう尽力してまいります。
上記の例文では、部活動で努力を成果に変えるために工夫したことについて紹介しています。
具体的な実績と共に、経験を活かして将来自身が仕事で貢献している姿についても述べているのが特徴です。
オープンESを活用するメリット
就活生にとって大きな負担となるエントリーシート作成ですが、オープンESを活用することで、その負担を大幅に軽減できます。
以下では、オープンESを活用する際の就活生側・企業側の両方の具体的なメリットを詳しく見ていきましょう。
①学生側はESの再利用ができて時短になる
オープンESの最大の特徴は、一度作成したESを複数企業に使い回せる点です。
通常のESでは企業ごとに異なる回答を用意する必要があり、1枚のESを作成するのに約2時間かかると仮定すると、20社に応募する場合は40時間もの時間が必要になってしまいます。
しかし、オープンESなら、氏名や性別、生年月日、学歴などの共通項目を何度も書き直す必要がなく、一度作成した内容を複数企業に提出ができます。
このように、OpenESを活用することでES作成時間を大幅に短縮でき、空いた時間を企業研究や面接対策など、より重要な就活対策に充てることができます。
②企業側も基本情報をまとめて確認できる
オープンESは、企業の人事担当者が応募者の基本情報を効率的に確認できるシステムとしても設計されています。
氏名、生年月日、住所、学歴などの基本情報が統一されたフォーマットで提出されるため、企業側は複数の応募者の情報を迅速に比較・評価ができます。
また、基本情報は正式名称での記載が求められ、個人情報管理の役割も果たしているため、企業はコンプライアンスの観点からも安心して採用活動を進められます。
さらに、自己PRやガクチカといった質問項目も標準化されているため、企業は応募者の個性や人柄を効率的に把握できるでしょう。
オープンESの顔写真アップロードの注意点
オープンESでは、文章だけではなく写真のアップロードも重要です。
多くの企業に提出することになる写真のため、しっかりと確認して有効活用しましょう。
①回転やサイズは慎重に確認しよう
プロフィール写真は「600×450ピクセル(縦長4:3)」、自己PR・ガクチカの写真は「675×900ピクセル(横長3:4)」が推奨されています。
写真の向きやサイズが規定と異なると、計画性のなさや配慮不足といった悪印象を与えかねないため、アップロード前に必ず以下の点を確認しましょう。
- 写真の向きが正しいか
- 推奨サイズを満たしているか
- 画質が鮮明か
- ファイル容量が制限内か
なお、アップロードエラーが発生した場合は、PNG形式で再度アップロードすることで解決できることが多いです。
②自己PR写真も積極的に活用しよう
自己PR写真は、文章だけでは伝えきれない自分の魅力や経験を視覚的に表現できる重要な要素です。
写真を効果的に活用することで、採用担当者の興味を引き、より具体的に自己PRの内容を印象付けられます。
例えば、チームでの活動をアピールする場合は活動中の写真を、リーダーシップを強調したい場合は指導している場面の写真を添付すると効果的です。
また、写真には40文字以内の説明文を付けられるため、写真の意図や自己PRとの関連性を簡潔に説明することで、より効果的なアピールが可能でしょう。
オープンESの完成度が低いと全て落ちることもあるので注意
オープンESは、リクナビ上で一度作成すれば複数企業にエントリーできる便利なシステムですが、その特性ゆえに慎重な対応が必要です。
一度作成したESを多くの企業で使い回すことになるため、完成度が低いと全ての企業で選考に進めない可能性があります。
特に、自己PRは400文字と最も文字数が多く、面接官が最初に目を通す重要な項目であるため、複数人から添削を受け、万全の状態で登録しておきましょう。
一度のエントリーで多くの企業に同時にアプローチできるのがオープンESの利点ですが、それだけに内容の質と完成度が合否を大きく左右します。
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オープンESについてよくある質問

オープンESについてよくある質問を確認すれば、疑問点を解消しながらエントリーシートの完成度を高められます。よくある質問の例は、以下の通りです。
①ガクチカ・自己PRに添付する写真はどんなのが良い?
ガクチカや自己PRに添付する写真は、興味を引くようなものを選びましょう。
回答で紹介している出来事に関連した写真を選べば、自身が取り組んでいる姿をイメージさせやすくなります。インパクトがある写真であれば、印象に残りやすくなるのも利点です。
しかし、パッと見て分からない写真を選んでしまうと、物事を伝えることが不得意なのでは、と捉えられるリスクがあります。初めて見ても内容がわかりやすいものをチョイスしましょう。
②1つのESを使いまわしても良い?
エントリーシートの使いまわしは避けることが推奨されます。
基本情報を変える必要はありませんが、自己PRなどは企業の求める人物像に合わせて書き換える方が企業に好印象を与えやすくなります。
業界によっても求められるスキルは変わるため、よりアピールポイントとして有効な資格や経験を紹介するようにしましょう。
事前に企業の採用サイトなどを参考にすると、求められる条件が何か理解しやすくなります。
③志望動機は無くて良いの?
志望動機は、企業によっては追加で求められる場合もあります。オープンESを提出する際に、追加項目の記入を求められるため、早めに確認しておきましょう。
志望動機の回答文字数は企業ごとに異なりますが、約400~800字を想定しておくのがおすすめです。
④オープンESだけで全ての企業にエントリーできるの?
できない企業もあります。実際にオープンESが使用可能な企業はリクナビと提携していて、オープンESを受け付けている企業のみです。
一方で、オープンESのみを受け付ける企業も存在するため、就活を効率的に進めるためには、オープンESと通常のエントリーシートを併用することをお勧めします。
オープンESの例文を活用して選考を突破しよう!
オープンESの例文を参考にして、選考を通過できるように対策しましょう。資格は正確に書き、趣味やガクチカなどは仕事に活かせる内容を取り入れるのがおすすめです。
志している企業に適した文章を作成して、熱意と強みがあることを強調しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。