営業職の内定を獲得するには何をすればいいか分からない人もいると思います。その場合は、営業のインターンシップに参加してみましょう。
本記事では、営業のインターンシップの内容とメリット・デメリットを解説します。インターンで身につくスキルも解説しているので、ぜひ最後までお読みください。
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営業職のインターンシップとは

営業職のインターンシップでは、インターン生が企業で営業職として働けます。
営業のインターンにも様々なタイプがありますが、本記事では長期インターンについて解説します。長期インターンはアポ取りや商談など多くの業務を体験でき、給与が出る場合が多いのが特徴です。
営業のインターンシップの仕事内容

営業のインターンシップは、具体的にどんな業務を体験できるのでしょうか。ここでは、営業インターンの仕事内容を3つ紹介します。
- リストアップ
- アポ取り
- 商談
①リストアップ
営業インターンの最初のステップは、見込み客のリストアップから始まります。市場調査を行い、潜在的な顧客を特定することが重要です。
リストアップは、営業の基盤を築くために不可欠であり、顧客のニーズや関心を理解するための情報収集にもつながります。
リストアップを通じて、インターン生は市場の動向を把握し、どのような顧客が製品やサービスに関心を持ちそうかを見極める力を養えます。
また、データベースの管理やCRMツールの使用方法を学ぶ良い機会にもなるでしょう。
②アポ取り
リストアップの次はアポ取りです。リストアップした見込み客に対して、電話やメールでアプローチし、商談の機会を設定します。
アポ取りでは、コミュニケーションスキルが鍵となり、相手に信頼感を与えることが求められます。
アポ取りを成功させるには、製品知識はもちろん、顧客が抱える問題点を理解し、それに対する解決策を提示できる能力が必要です。
インターン生は、アポ取りの経験を通じて、人との関わり方や説得力のある話し方を学べます。
③商談
商談は、営業インターンにとって最も実践的な経験の場です。アポ取りで設定した会議で、製品やサービスのプレゼンテーションを行います。
ここでは、顧客のニーズに合わせたカスタマイズされた提案が求められるため、事前の準備が非常に重要です。商談では、顧客の質問に対して即座に答える機敏さや、交渉スキルも試されます。
インターン生は、実際のビジネスシーンでの応対を経験することで、問題解決能力やプレゼンテーション技術を磨けます。
営業のインターンシップで身につく3つのスキル

営業インターンは、実践を通じて即戦力となるスキルを磨ける絶好の機会です。ここでは、インターンを通じて身につくスキルを3つ紹介します。
- コミュニケーション能力
- 営業知識
- ビジネスマナー
①コミュニケーション能力
営業インターンシップでは、まずコミュニケーション能力が格段に向上します。顧客との会話を重ねる中で、相手のニーズを的確に捉え、それに応じた提案をする力が身につくはずです。
また、チーム内での情報共有や調整業務も多く、異なるバックグラウンドを持つ人々と効果的にコミュニケーションを取ることで、協調性や説得力も養われます。
営業インターンでの経験は、将来的にどのような職種に就いても役立つでしょう。
②営業知識
営業インターンシップでは、営業知識が深まります。市場のトレンドを読み解く力、顧客データベースの管理、効果的な営業戦略の立案など、専門的な知識が身につくのです。
営業知識は、実際のビジネスシーンで直接的に役立ちます。例えば、顧客の購買履歴を分析し、次のアプローチ戦略を考える際に必要です。
また、競合他社との差別化を図るためのポイントを見つけることも、インターンシップで養われる営業知識から生まれます。
インターンの経験は、将来的に営業職としてだけでなく、ビジネスの多様な面で活躍するための基盤となるのです。
③ビジネスマナー
また、基本的なビジネスマナーも身につきます。
正しい敬語の使い方、ビジネス文書の作成技術、適切な時間管理、そしてプロフェッショナルな対応をするためのマナーなど、社会人としての基本的な行動規範が身につくのです。
ビジネスマナーは、社内外の人々との関係構築において信頼を築くために不可欠です。特に、初対面の顧客に良い印象を与えるためには、適切なビジネスマナーが求められます。
インターンシップを通じて得られるこれらの知識と経験は、どの業界に進んでもその人の価値を高めることに繋がるでしょう。
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営業のインターンシップが就活で評価される理由
営業のインターンシップは、就活においても高く評価される貴重な経験です。
以下では、なぜ営業インターンシップが就活で重視されるのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
- 営業経験自体が評価される
- 面接で大人と話しても物怖じしなくなる
- 自分を売り込む力が評価される
- ビジネス経験・マナーをアピールできる
①営業経験自体が評価される
多くの企業にとって、営業は重要な職種です。何かしらの商材をお客様に買ってもらうための、いわゆる仲立ちを担っているのが営業職だからですね。
そのため、インターンシップでの営業経験は、学生が実際のビジネス現場で培ったスキルや知識を示す貴重な証明となります。
特に、顧客とのコミュニケーション能力、商談スキル、市場分析力などは、営業以外の職種でも高く評価される汎用的なスキルです。
さらに、営業経験を通じて培った粘り強さや目標達成への意欲も、企業が求める人材像と合致することが多く、採用担当者の目に留まりやすいポイントとなるでしょう。
②面接で大人と話しても物怖じしなくなる
営業の現場では、様々な年齢層や立場の顧客と接する機会が多く、社会人との会話に自然と慣れていくため、面接官との会話に対する苦手意識が軽減されます。
この経験により、就職活動における面接でも、緊張せずに面接官とスムーズにコミュニケーションを取ることができるようになるでしょう。
また、営業で培った「聞く力」と「話す力」を活かし、面接官の質問意図を適切に理解し、自分の考えを効果的に伝えられるようになります。
結果として、面接での自信が高まり、より自然体で自己アピールができるようになるのです。
③自分を売り込む力が評価される
営業のインターンシップでは、自分自身をアピールする機会が豊富にあり、顧客や上司、同僚とのコミュニケーションを通じて自己表現力や説得力が磨かれます。
これらのスキルは、就職活動において自己PRや面接で大いに役立つでしょう。
例えば、営業の現場で培った交渉力やプレゼンテーション能力は、自分の強みを効果的に伝える際に活かせます。
④ビジネス経験・マナーをアピールできる
営業のインターンシップを通じて得られるビジネス経験とマナーも、就職活動において高く評価される要素です。
実際のビジネス現場に身を置くことで、社会人としての基本的なマナーや振る舞いを学べます。これは学生時代に身につけるのは難しいですが、社会人になると当然求められるものです。
そのため、学生の身で既にビジネスマナーや経験が身についていること自体、大きなアドバンテージとなるでしょう。
例えば、顧客との適切なコミュニケーション方法、ビジネス文書の作成、時間管理などのスキルは、特に印象が良くなりますね。
さらに、面接時に具体的なエピソードも交えて伝えられれば、より自身の成長や学びをアピールする強力な武器となります。
営業のインターンシップを行う3つのメリット

営業職のインターンシップでは貴重な体験ができます。ここでは、営業のインターンに参加するメリットを3つ紹介します。
- 貴重な経験でお金を得られる
- 交友関係が広がる
- 社会人と近い場所で働ける
①貴重な経験でお金を得られる
営業インターンシップは、実践的なスキルを身につけながら収入を得る絶好の機会です。学生にとって、理論だけでなく実際のビジネス現場での体験は非常に価値があります。
営業の現場では、コミュニケーション能力や交渉術、問題解決能力など、社会に出てから必要とされるスキルを磨けます。
また、営業のインターンシップは有償の場合が多く、普通のアルバイトより稼げることもあるのが特徴です。
実際にお金を稼ぎながら、将来のキャリアに直結する経験を積むことは、学生にとって非常に有益だと言えます。
②交友関係が広がる
営業インターンシップは、新たな人脈を築く絶好のチャンスです。業界のプロフェッショナルや他のインターン生との交流を通じて、貴重なコネクションが生まれます。
インターンで築いた関係は、就職活動はもちろん、将来のビジネスチャンスにも繋がります。実際に働きながら得られる人間関係は、学内の活動では得られない深いものです。
プロジェクトを共に進める中で、信頼関係を築き、長期的なビジネスパートナーやメンターを見つけることが可能です。
③社会人と近い場所で働ける
インターンシップでは、実際の職場環境で働けるため、社会人としての仕事の流れや職場の雰囲気を肌で感じられます。仕事に対する理解を深め、社会人としてのマインドセットを養えるでしょう。
また、実際の業務を通じて、職場でのコミュニケーションの取り方やチームワークの重要性を学べます。インターンでの経験は、単なるアルバイトでは得られない、実務に即した知識となります。
営業のインターンシップを行う2つのデメリット

営業インターンの世界は学びが多い一方で、見過ごせないデメリットも存在します。インターンに参加する前に知っておくべき2つのデメリットを解説します。
- 多くの時間を費やす必要がある
- 責任感を感じる
①多くの時間を費やす必要がある
営業インターンシップは、実践的なスキルを習得する絶好の機会ですが、その過程で多くの時間を費やす必要があります。
例えば、顧客リストの作成、プレゼンテーションの準備、商談の実施など、営業に関わる活動はとにかく時間を要するのです。
そのため、学業やプライベートな時間とのバランスを取る上で、スケジュール管理が重要になります。
インターン期間が長ければ長いほど、その影響は大きくなるため、時間管理のスキルが必要不可欠です。
②責任感を感じる
営業インターンシップにおいては、実際のビジネスの現場で成果を出すことが求められるため、インターン生にとって大きなプレッシャーとなるでしょう。
顧客との関係構築、商談の成功、目標達成など、責任を伴うタスクが多く、これらに対して責任感を持つことは精神的な負担になります。
また、失敗を恐れずにチャレンジする姿勢が求められるため、自己管理能力と精神的な強さが必要です。
インターンでの経験は成長につながりますが、その過程で感じる責任の重さは大きなデメリットと言えるでしょう。
営業のインターンシップは短期と長期どちらがおすすめ?
短期と長期のインターンシップはどちらがよいのでしょうか。ここからは、短期・長期のインターンシップそれぞれの違いについて説明しつつ、メリット・デメリットを解説していきます。
- 【メリット】短期インターンシップ
- 【デメリット】短期インターンシップ
- 【メリット】長期インターンシップ
- 【デメリット】長期インターンシップ
①【メリット】短期インターンシップ
短期インターンシップのメリットは主に「複数の企業や業界を体験できること」と「気軽に参加できる点」の2つです。
短期インターンシップはたいてい、1日から1週間程度の短期間で行われるため、夏季休暇などを利用して複数の企業のインターンシップに参加できます。
より様々な業界や企業の現状を知ることができるため、自分に合う企業が見つけやすくなりますね。
さらに、長期のコミットメントが不要なため、学業や他の活動との両立が容易で、気軽に参加できるのもメリットです。
②【デメリット】短期インターンシップ
短期インターンシップのデメリットは主に、「専門的な知識や技術が身に付きにくい点」と「実際の営業活動が体験しにくい点」の2つです。
まず、専門的な知識や技術に関してですが、短期インターンシップでは主に座学が中心となります。実践的なビジネススキルを習得する機会が限られているため、スキルアップの実感が得にくいでしょう。
また、短期インターンシップでは会社説明会やグループワークが中心となることが多く、実際の営業活動を体験する機会は限定的で、自分が向いているかの判断も難しいです。
③【メリット】長期インターンシップ
長期インターンシップでは、3ヶ月以上の期間にわたって実践的な営業経験を積むことができます。
社員と同じ業務内容に携わることで、リストアップからアポ取り、商談まで一連の営業プロセスを深く理解できるのが大きな特徴です。
特筆すべきメリットとして、対人力、課題解決力、思考力といった実践的なスキルを身につけられることが挙げられます。
また、多くの長期インターンは有償であり、貴重な経験を積みながら収入を得られる点も魅力です。
④【デメリット】長期インターンシップ
長期インターンシップには主に「大学生活との両立が難しいこと」と「プレッシャーを長く受けること」の2つのデメリットがあります。
まず、大学生活との両立についてですが、長期インターンシップは週3〜4日の勤務が一般的です。少なくとも半年以上は予定が拘束されるため、学業や課外活動との両立に苦労することも。
また、営業職特有のプレッシャーやストレスを長期間受け続けることになります。
顧客との商談や数値目標の達成、成果が数値として可視化されることによる精神的負担は決して小さくありません。
営業のインターンシップでは営業知識を学べる

営業職のインターンシップでは、アポ取りや商談など実際の業務を体験できるため、営業知識やビジネスマナーを身につけられます。
また、長期インターンは有償であることが多いため、お金を稼ぎながらビジネススキルを身につけられる貴重な機会となるでしょう。ぜひ参考にしてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。