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【就活生必見】運送業界の分類や主な職種を解説|代表的な企業も紹介

就職活動の志望業界として、運送業界を挙げる人も多いでしょう。しかし「運送業界にはどのような企業があるの?将来性はある?」と疑問に思いますよね。

そこで本記事では、運送業界の分類や主な職種を解説します。代表的な企業やトレンドも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

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運送業界とは?代表的な2つの分類を解説

運送業界とは、ヒトやモノの輸送を行う業界であり、貨物輸送と旅客輸送に大別されます。それぞれの特徴を簡単に解説します。

  1. 貨物輸送
  2. 旅客輸送

①貨物輸送

まずは貨物輸送について、陸海空それぞれで紹介します。

①陸上輸送

陸上輸送は、貨物輸送において不可欠な手段です。

貨物トラックは、柔軟性と迅速な輸送が可能で、都市間や地域間の輸送に適しています。一方、貨物鉄道は大量の貨物を長距離にわたって輸送し、エネルギー効率の点で優れています。

これらの陸上輸送手段は、物流業界において協力して使用され、貨物を効率的かつ確実に目的地に運びます。

また、環境に優しい輸送方法としても注目され、持続可能な輸送ソリューションの一環として重要な役割を果たしています。

②海上輸送

海上輸送は、大規模な貨物船を用いて、さまざまな商品を世界中の港と結びつける輸送手段です。

貨物船は、大容量の貨物を積載でき、複数のコンテナを一度に運ぶことができるため、経済的で効率的な運送オプションとなっています。

海上輸送は、国際的な貿易において欠かせない手段であり、さまざまな業界で使用されています。貨物船は、大量の商品や原材料を世界中に移動させ、供給チェーンの中心的な要素として機能しています。

③航空輸送

貨物航空は、迅速かつ効率的な貨物輸送手段として高く評価されています。航空輸送は、遠隔地への急な物流ニーズに対応し、時間の制約が厳しい貨物を確実に届けるのに適しています。

さらに、貨物航空は国際貿易において重要な役割を果たし、さまざまな貨物を世界中に運びます。

高度な航空安全基準に従い、効率的な貨物取り扱いプロセスを持つ航空輸送業者は、貨物輸送の信頼性を確保し、グローバルな物流ネットワークにおいて欠かせない存在です。

②旅客輸送

次に、旅客運送について、こちらも陸海空で紹介します。

①陸上輸送

陸上輸送は、運送業界において重要な役割を果たしています。旅客輸送において、旅客バスとタクシーは欠かせない手段です。

旅客バスは大規模なグループや長距離移動に適しており、快適で効率的な移動を提供します。一方、タクシーは個別の需要に対応し、便利で迅速な移動手段として人気があります。

陸上輸送は都市部から地方地域まで、幅広いニーズに対応するため、経済的かつ環境にも優しい選択肢です。

②海上輸送

海上輸送は、旅客輸送において重要な手段の一つです。旅客船は、海を利用して人々を安全かつ効率的に運び、観光や交通のニーズを満たします

近年は、環境への配慮からクリーンエネルギーを活用した船舶が増加しており、持続可能な海上旅客輸送が注目されています。

このように、海上輸送は豊かな観光体験や快適な旅行を提供し、交通手段の多様性を保ちつつ、環境にも配慮した未来の輸送方法として重要な役割を果たしています。

③航空輸送

航空輸送は、現代の運送業界において重要な要素の一つです。旅客機は、高速かつ効率的な旅客輸送手段として広く利用されています。

この手段は、長距離の旅行や急な出張に適しており、座席数やサービスの多様性において多くの選択肢を提供します。

航空輸送は、世界中の目的地へのアクセスを簡素化し、旅客に便益をもたらすだけでなく、経済にも貢献しています

運送業界の主要な3つの職種

次に、運送業界の主要な職種を紹介します。

  1. セールスドライバー (SD)
  2. 管理
  3. 営業

①セールスドライバー (SD)

セールスドライバー(SD)は、運送業界で商品や貨物を運ぶだけでなく、販売活動も行う仕事をしています。

具体的な仕事内容は、商品を取りに行ったり、運転したり、商品を届けたりすることと同時に、商品を売るための戦略を考えたり、顧客とコミュニケーションを取ったりすることです。

セールスドライバーのやりがいは、自分の働きに応じて直接評価されることです。成功すると報酬やボーナスがもらえますし、顧客との信頼関係を築くことができることで充実感を得られます。

②管理

運送業界における管理は、物流プロセス全体を円滑かつ効率的に運営し、顧客の要求を満たすために重要な役割を果たします。

管理者は運転手、車両、荷物、スケジュール、コストなどを調整し、適切なリソースの配分を行います。業務内容は、運転スケジュールの策定、ルートの最適化、車両保守、労働法の順守などです。

管理のやりがいは、物流業界の重要なプレーヤーとして、スムーズな運送プロセスを確保し、ビジネスの成功に貢献できることです。

③営業

運送業界における営業は、貨物の輸送を効果的に管理し、新規顧客を獲得し既存の関係を維持する重要な職種です。

その業務内容は、見積もりの作成、契約の交渉、配送スケジュールの調整、顧客からのフィードバックの収集などが含まれます。

運送業界における営業のやりがいは、需要の安定性と成長の可能性に加え、顧客の物流課題に対する創造的な解決策を提供できることです。

運送業界のトレンド2選

次に、運送業界のトレンドを2つ紹介します。

  1. 2024年問題
  2. IT技術やシステムの活用

①2024年問題

運送業界の2024年問題とは、2024年4月から施行される働き方改革関連法によって発生する諸問題の総称です。

具体的には、ドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されることで、一人当たりの走行距離が短くなり、長距離でモノが運べなくなると懸念されています。

この問題によって、運送会社の利益減少やドライバーの収入減少などが想定されます。運送会社では、収入減少によるドライバーの離職や売上の減少が懸念されます

②IT技術やシステムの活用

運送業界における最新のトレンドは、IT技術やシステムの活用にあります。これらのテクノロジーは、効率性と競争力の向上に大きく貢献しています。

たとえば、自動車ルートプランニングソフトウェアやGPSトラッキングシステムは、車両の運行を最適化し、配達の正確性を高めます。

また、データ分析ツールは、需要予測と在庫管理を向上させ、無駄を削減します。さらに、顧客とのコミュニケーションにおいてもIT技術は重要です。

運送業界の代表的な企業3選

最後に、運送業界の代表的な企業を紹介します。

  1. 日本郵政
  2. 日本通運
  3. ヤマトホールディングス

①日本郵政

日本郵政は、日本の運送業界で重要な位置を占める企業です。その概要は、国内外の郵便事業、金融事業、保険事業など多岐にわたります。

日本郵政は、日本国内における郵便物や小包の受け渡し、銀行業務、保険提供など幅広いサービスを提供しており、国内外で高い信頼性を持っています。

その立ち位置は、国内外の物流、郵便、金融、保険分野においてトッププレイヤーとして知られており、多くの顧客から利用されています。

②日本通運

日本通運は、日本における運送業界のリーダーで、国際物流分野でも重要なプレイヤーです。創業以来、長年にわたり高品質な物流サービスを提供し、国内外のお客様に信頼されています。

彼らの統合物流ソリューションは、輸送、倉庫、カスタムズクリアランス、情報システムなどを包括し、幅広い産業に対応しています。

日本通運の成功の鍵は、顧客志向のアプローチと革新的な技術への積極的な取り組みにあります。環境への配慮も大切にし、持続可能な物流ソリューションを提供しています。

③ヤマトホールディングス

ヤマトホールディングスは、クロネコヤマト宅急便でお馴染みの運送企業です。国内外で幅広い輸送サービスを提供しており、特に宅配便分野で高い知名度を持っています。

同社は、効率的な物流ネットワーク、革新的なテクノロジーの導入、そして顧客志向のサービス提供を通じて、お荷物の確実な配達を実現しています。

また、国際輸送や倉庫管理などの幅広い物流ソリューションも提供し、多様な業界と顧客に対応しています。

運送業界の特徴を理解しながら業界研究を進めよう

本記事では、運送業界の特徴や動向について、代表的な企業とあわせて紹介しました。

運送業界は、私たちの生活に欠かせない重要な業界といえます。2024年問題などの課題もありますが、テクノロジーの発展によって補えるとも考えられます。

運送業界を目指す際は、まずは業界の特徴を理解し、業界研究を進めましょう

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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