企業のインターンシップに参加する学生は年々増えています。インターンシップの前に説明会を行う企業もありますが、参加すべきか悩みますよね。
そこで本記事では、インターンシップの説明会に参加するメリットや注意点を解説します。説明会当日に何をするのかも紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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インターン説明会とは?就活生が知っておきたい基本情報

インターン説明会とは、企業が学生向けに実施するインターンシップの紹介イベントです。就職活動の初期段階で参加することも多く、今後の行動を決めるうえで重要な機会となるでしょう。
内容や参加の意義をしっかり理解しておくことで、より有意義な時間に変わります。企業のインターンシップ内容や日程、選考方法などを知るために非常に役立ちます。
参加することで企業理解が深まり、今後エントリーすべきかどうかを判断する重要な材料になるでしょう。準備せずに参加してしまうと、得られる情報が限られてしまい、時間を無駄にする可能性もあります。
だからこそ、あらかじめ企業情報を調べ、質問を考えたうえで説明会に臨むことが大切です。まずはインターン説明会の基本を正しく理解し、自分の将来像に近づくための第一歩として活用してください。
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インターン説明会の内容

インターン説明会では、企業の情報やプログラムの詳細を知ることができる大切な機会です。事前にその内容を理解しておくと、当日の情報収集がスムーズに進み、就職活動にも役立ちます。
ここでは、インターン説明会でよくある主なプログラム内容をご紹介します。
- 企業理念や事業概要のプレゼンテーション
- インターンプログラムの具体的な説明
- 参加学生との質疑応答セッション
① 企業理念や事業概要のプレゼンテーション
インターン説明会の最初に行われるのが、企業理念や事業概要に関するプレゼンテーションです。
企業がどのような価値観を大切にしているのか、どんな未来像を描いているのかを知ることで、その企業への理解が一段と深まります。
たとえば、「挑戦を重視する社風」や「地域社会への貢献を使命とする」といった理念が提示されることがあります。
こうした考え方が、働くうえでのモチベーションや働き方に直結するケースも少なくありません。自分の価値観と企業の方向性が近いかどうかは、入社後の満足度にも大きく関わってきます。
また、事業概要の説明では、現在注力している製品やサービス、市場でのポジションなどが語られます。ここでの情報は、業界理解や企業研究にも役立つでしょう。
表面的な業務内容だけでなく、その裏にある企業の「軸」に目を向けておくと、志望動機にも説得力が増します。
企業理念と事業の内容がどのようにつながっているのか、矛盾がないかを見極めることも大切です。説明を受ける際は、単に聞くだけでなく、自分なりの視点を持って参加してください。
② インターンプログラムの具体的な説明
次に行われるのが、インターンプログラムの具体的な内容説明です。ここでは、プログラムの目的や日程、業務の種類、求められるスキルや成果のイメージなどが細かく紹介されます。
企業によっては、実際の現場での実務体験を通じて、社員と同じように仕事をこなす形式もあれば、ワークショップやグループディスカッション形式での体験を提供する場合もあります。
形式によって、得られる知識や経験に大きな違いが出るため、自分の目的やスキルに合っているかどうかをよく確認しましょう。
説明の中では、過去のインターン生の事例が紹介されることも多く、自分がどのように成長できるかのイメージを持つ手助けになります。
企業がインターンにどれだけ力を入れているかは、こうした具体性や、フィードバック体制の有無などからも判断できます。
また、参加後に選考へ進むチャンスがあるかどうかも、学生にとっては重要なポイントです。単なる「体験」にとどまらず、将来的なキャリア形成とどのように結びつくかを意識して聞いてみてください。
少しでも疑問があれば、その場で質問できるよう、あらかじめ確認したい点を整理しておくことをおすすめします。
③ 参加学生との質疑応答セッション
最後に設けられることが多いのが、参加学生との質疑応答の時間です。企業説明では触れられなかった細かい情報を補ったり、リアルな社風を知ったりできる重要なパートとなります。
たとえば、「社員の1日のスケジュールはどうなっているか」「評価の基準は何か」「インターン生に求められる姿勢とは」といった具体的な質問が飛び交うことがあります。
企業側の回答から、実際の職場環境や人間関係、価値観の共有度なども感じ取れるため、気になる点があれば積極的に質問するべきです。
ここでは、自分の知りたいことを聞くだけでなく、他の学生の質問から新しい視点を得ることもあります。他人の質問に耳を傾ける姿勢も、企業が評価する要素のひとつかもしれません。
また、質問の仕方にも工夫が必要です。場にそぐわない質問や調べればすぐ分かる内容は避け、企業の話に関連した内容や、個人的な志向と結びつけた深掘りを心がけるとよいでしょう。
質疑応答は、企業との距離を縮める貴重な機会です。しっかり準備し、落ち着いて臨めば、相手にも良い印象を与えられるはずです。
インターン説明会に参加する5つのメリット

インターン説明会は、ただ参加するだけで終わるものではありません。実は、就活のスタートダッシュにおいて大きなアドバンテージとなります。
説明会に足を運ぶことで、ネットの情報だけでは得られない企業のリアルが見えてくるでしょう。ここでは、インターン説明会に参加することで得られる5つのメリットを紹介します。
- 企業・業界研究ができる
- インターン内容の理解が深まる
- 疑問や不安を解消できる
- 自己PRや志望動機作成の参考になる
- 企業の雰囲気や価値観を知ることができる
① 企業・業界研究ができる
就職活動で求められる「なぜこの業界なのか」「なぜこの企業を志望するのか」という問いには、曖昧な答えでは通用しません。
インターン説明会は、企業が自社の強みや業界での立ち位置をどう考えているかを、具体的に知る絶好のチャンスです。
たとえば、同じ業界に属する企業でも、技術開発に注力している企業もあれば、サービスの幅を広げて成長を図っている企業もあります。
こうした違いを説明会で知ることで、単に「○○業界に興味があるから」ではなく、「その企業ならではの魅力に惹かれた」といった説得力のある志望動機が作れるようになります。
さらに、企業の将来性や業界内でのポジションを理解することで、自分がどのようなキャリアを築いていきたいかを明確にしやすくなるでしょう。
説明会で得た知識は、エントリーシートや面接対策にもそのまま活かせます。実際の説明を聞いて初めて気づく業界のリアルも多いため、自分の視野を広げる意味でも、参加する価値は十分にあるといえます。
② インターン内容の理解が深まる
インターンの内容が掲載された募集要項やWebサイトには、必要最低限の情報しか載っていないことがほとんどです。
そのため、実際に何をするのか、どのような目的で行われるのかが不明確なまま応募してしまう学生も少なくありません。
インターン説明会では、担当者が詳細なスケジュールや目的を解説してくれるため、自分に合った内容かどうかを事前に見極めることができます。
たとえば、「チームでのグループワーク」と記載されていても、課題内容や評価基準、サポート体制などが企業ごとに異なります。
説明会ではそうした具体的な進行方法や過去の実施例をもとに話が展開されることが多く、内容のイメージが格段にしやすくなるのです。
企業によっては過去の参加者の成功体験や失敗談を交えた説明もあり、リアリティをもって参加後の自分を想像することができるでしょう。
このように、参加前に内容を深く理解することで、「思っていたのと違った」というミスマッチを防げます。また、説明会で得た情報をもとに準備をしておくと、当日のパフォーマンスも高めやすくなります。
自信を持ってインターンに臨むためにも、事前の情報収集は欠かせません。
③ 疑問や不安を解消できる
インターンに応募する際、「まだ知識が足りないかもしれない」「そもそも自分は対象に含まれるのか」と不安を感じるのは、ごく自然なことです。
そういった漠然とした不安をそのままにせず、説明会で企業の担当者に直接質問することで、はっきりとした答えが得られる可能性があります。
多くの説明会では質疑応答の時間が設けられており、個人的な不安や疑問を相談できる機会があるのが特徴です。
実際に、「未経験でも大丈夫なのか」「理系出身でなくても参加できるか」など、自分では聞きづらい内容も、他の参加者が質問してくれることで自然と情報が得られるケースも多くあります。
また、企業側も学生がよく抱える不安を理解しており、最初からそれに対する答えを用意していることもあるでしょう。
説明会に参加することで、応募のハードルが下がるだけでなく、「この企業は学生に対して丁寧だ」といった印象を持つこともできます。
疑問を早い段階で解消しておくことは、インターン選びにおいて非常に大切です。モヤモヤした状態で応募するよりも、納得して参加する方が得られる経験も濃いものになるでしょう。
④ 自己PRや志望動機作成の参考になる
自己PRや志望動機は、就活における最重要項目のひとつです。企業の求める人物像や価値観を深く理解することで、それに合わせた表現を作ることができ、説得力のある文章が仕上がります。
インターン説明会では、その企業が大切にしている理念や方針、期待している学生像について語られるため、志望理由にリアリティを持たせる材料として非常に有効です。
たとえば、「主体性を重視する企業」と分かれば、自ら行動した経験を前面に出したエピソードが効果的になります。
また、具体的なプロジェクトや取り組みの話を聞くことで、「この部分に惹かれた」という具体的な理由を自己PRに組み込むことが可能になります。
さらに、企業の担当者の話し方や価値観を通じて、「この企業で働く人たちが何を大事にしているか」が明確になります。それは、その企業とのマッチ度を見極めるうえでも参考になる情報です。
エントリー時点から、他の学生と差をつけたい場合には、説明会で得た実際の話を文章に反映させることがポイントです。実体験をもとにした志望動機は、面接官の心にも届きやすいでしょう。
⑤ 企業の雰囲気や価値観を知ることができる
説明会では、企業が掲げるビジョンや理念だけでなく、社員の話し方や対応、資料のトーンからもその企業の雰囲気を感じ取ることができます。
たとえば、話しやすい雰囲気の中で対話が進む企業もあれば、ややフォーマルで整然とした印象の企業もあり、それぞれに異なる社風が存在しています。
こうした感覚的な情報は、文字だけの情報からではなかなか伝わりません。
しかし、実際に説明会の場に行くことで、「ここは自分に合いそうだ」「思っていたよりも堅い雰囲気だった」など、肌で感じる判断材料が増えます。
これは、企業との相性を見極めるうえで非常に重要です。また、現場で働く社員の人柄や、他の学生とのやりとりからも、企業文化の断片が垣間見えることがあります。
そうした雰囲気の違いは、インターン参加後の満足度や継続意欲にも大きく影響します。最終的に「入社したい」と思える企業を見つけるためには、実際の空気感を知っておくことが必要です。
説明会はその第一歩として、自分自身の判断力を高めてくれる貴重な機会といえるでしょう。
インターン説明会の探し方

インターン説明会に参加するには、まず情報を集めることが大切です。就職情報サイトや大学の支援、企業の公式情報など、いくつかの方法で情報を得ることができます。
それぞれに特徴があるため、自分に合った探し方を見つけると効率的です。ここでは、インターン説明会の探し方について具体的な方法を紹介します。
- 就職情報サイトの利用方法
- 企業公式サイトやSNSの確認
- 大学のキャリアセンターの活用
① 就職情報サイトの利用方法
就職情報サイトは、就活生がインターン説明会の情報を得るうえで最も定番かつ効果的な手段です。
マイナビやリクナビといった大手サイトでは、企業の募集情報やスケジュールが網羅的に掲載されており、自分の興味や志望業界に合わせて簡単に検索できます。
まずは会員登録を済ませて、学歴や希望条件などのプロフィールをできるだけ詳しく入力しましょう。
内容が充実していると、企業からスカウトメールが届く可能性もあり、自分では気づかなかった企業と出会えるチャンスが広がります。
気になる企業には「気になる」や「ブックマーク」機能を使って整理し、説明会の日程が公開されたときにすぐ反応できるよう備えておくと安心です。
また、就職情報サイトは企業ページに加え、先輩の体験談やエントリーシートの書き方など、就活に役立つコンテンツが豊富です。
こうした情報に日常的に触れることで、就活の準備全体を効率よく進められるでしょう。ただし、人気企業ばかりを追いかけるのではなく、自分の志向に合う企業も視野に入れる柔軟さが大切です。
② 企業公式サイトやSNSの確認
企業の公式サイトやSNSを活用すると、就職情報サイトでは把握しきれない細かな情報までチェックできます。
採用ページでは、企業が直接発信しているインターン説明会の案内やエントリー受付のスケジュールが明確に示されており、更新のスピードも早いです。
そのため、募集開始直後に応募すれば、人気企業でも枠を確保しやすくなります。
また、企業のX(旧Twitter)やInstagram、YouTubeなどのSNSでは、説明会やインターンの裏側を紹介する投稿がされることもあり、企業文化や職場の雰囲気をリアルに感じ取ることができます。
フォロワー限定のイベントやライブ配信でのQ&Aなど、SNSならではのコンテンツを実施している企業もあるため、能動的に活用すると情報の幅が広がるでしょう。
ただし、すべての企業がこまめに情報を発信しているとは限らず、更新頻度には差があります。情報を逃さないためには、定期的に確認する習慣をつけることが大切です。
通知設定やお気に入り登録など、情報を見逃さない工夫をすると安心でしょう。
③ 大学のキャリアセンターの活用
大学にあるキャリアセンターは、就職活動全般における強力なサポート機関です。
特に、インターン説明会に関しては、大学独自のルートで企業と連携して開催される説明会やセミナーがあるため、他では得られない情報源となります。
これらの説明会は、学生数に応じた小規模なものが多く、質問しやすい雰囲気で実施されることが多いです。
さらに、キャリアアドバイザーとの個別相談では、自分の希望業界に合った説明会を紹介してもらえるほか、参加に向けての準備やマナーについて具体的なアドバイスを受けられます。
希望すれば模擬面接やES添削もしてもらえる場合があり、就活に対する不安や疑問を解消しやすくなるでしょう。
ただ、キャリアセンターは時期によって混み合うため、直前に相談しようとしても予約が取れないこともあります。
なるべく早めに相談することが、満足度の高いサポートにつながります。また、定期的に通うことで顔なじみになり、より親身な対応を受けやすくなるでしょう。
大学のリソースを最大限に活かす姿勢が、成功への近道といえます。
インターン説明会に参加する前の準備リスト

インターン説明会を有意義なものにするには、事前の準備が欠かせません。情報をしっかりと調べ、必要な持ち物やスケジュールを確認しておくことで、当日は落ち着いて行動できます。
ここでは、参加前に確認しておくべきポイントを整理しました。
- 参加企業について事前に調べる
- 質問内容を事前に準備する
- 必要な持ち物を確認する
- 説明会の日時とアクセスを確認する
① 参加企業について事前に調べる
企業について事前に調べておくと、説明会の理解が格段に深まります。情報収集をしていないと、話の背景が分からず、表面的な理解にとどまりがちです。
たとえば企業の事業内容やビジネスモデル、今後の展望、業界での位置づけなどを知っておけば、説明会で聞く内容にも説得力を感じやすくなるでしょう。
さらに、会社のビジョンや価値観を把握することで、自分のキャリア観と合っているかを見極めるヒントにもなります。
これによって、応募するべき企業かどうかの判断がより明確になります。調査には企業の公式サイトだけでなく、就職四季報、SNS、IR情報、過去のインターン参加者の体験談なども活用してください。
情報を整理しながら、自分がどこに興味を持ったのか、どんな部分が印象に残ったのかをメモしておくと、後の面接準備や質問づくりにも役立ちます。
事前準備の丁寧さが、説明会当日の姿勢にも自然と表れるでしょう。
② 質問内容を事前に準備する
説明会での質問は、ただ疑問を解消するだけでなく、自分の関心や理解度を企業に伝える手段でもあります。質問がうまくできれば、印象に残る可能性も高まるでしょう。
しかし、その場で思いついたことだけを口にすると、焦ってしまい話がかみ合わないこともあります。だからこそ、事前の企業研究に基づいて質問を用意しておくことが大切です。
たとえば、実際の業務内容、配属の決定基準、評価の仕組み、求める人物像など、企業の内部事情に踏み込んだ質問ができると、具体的なイメージがつかめますし、企業側の真意も引き出しやすくなります。
また、他の参加者の質問内容を聞いたうえで、自分の視点を加えた質問ができると、さらに理解が深まるはずです。
質問の意図を明確にし、なぜその点が気になるのかを簡単に前置きすると、より自然なやりとりになります。
想定質問を複数準備しておくと、時間の関係で一部しか聞けなくても安心です。準備は丁寧にしつつ、当日は柔軟に対応できるよう心がけましょう。
③ 必要な持ち物を確認する
説明会の前日には、必要な持ち物をリストアップして確認しておくと安心です。たとえば筆記用具、メモ帳、学生証は基本ですが、企業によっては履歴書の提出や提出物の持参を求められるケースもあります。
特に事前案内で「提出書類あり」と記載されている場合は要注意です。加えて、感染対策としてマスクやアルコールスプレーの携帯を求められることもあります。
バッグの中で取り出しやすい位置に入れておくなど、当日の行動も想定して準備しておくとスムーズです。持ち物を万全にすることで、自信を持って参加でき、説明会に集中しやすくなります。
また、オンライン説明会では、会場に行く必要はありませんが、代わりにデバイスや通信環境の確認が重要になります。
ノートパソコンやスマートフォンはしっかり充電しておき、できれば安定したWi-Fiに接続しましょう。マイクやカメラのチェックも忘れないでください。
小さなミスで大きなチャンスを逃さないよう、事前準備は丁寧に行っておきましょう。
④ 説明会の日時とアクセスを確認する
説明会の日時と場所の確認は、最も基本的でありながら、意外とミスが起こりやすいポイントです。特に複数の企業の説明会を並行して受けている場合、日程の重複や移動時間の見誤りが生じやすくなります。
事前にスケジュールを整理して、各企業の開催時間と場所を一覧にしておくと混乱を防げます。紙の手帳やスマートフォンのカレンダーアプリを使って、リマインダーを設定するのも効果的です。
会場が初めて行く場所なら、最寄り駅からのルートや所要時間も事前に調べておくと安心でしょう。余裕を持った到着を意識し、開始時刻の15〜20分前には現地に着くことを目指すのが理想です。
オンライン開催であっても油断は禁物です。アクセス用のURLやID、パスワードを確認し、接続環境に不安がないかテストしておきましょう。開始直前に慌てて探すとトラブルにつながる恐れがあります。
丁寧な確認と時間管理が、当日の落ち着いた態度と信頼感に直結します。説明会は第一印象を左右する機会なので、準備の一歩一歩を大切にしてください。
インターン説明会に参加する際のマナー

インターン説明会は、企業に自分を知ってもらう最初の接点です。マナーを守ることは、他の参加者と差をつける大きなチャンスでもあります。
ここでは、説明会に参加する際に気をつけたい基本的なマナーを紹介します。
- 時間を厳守して受付をスムーズに行う
- 丁寧な挨拶をして誠実な姿勢を示す
- 話を聞く姿勢を保ち集中して参加する
- スマートフォンの使用を控えて集中する
- 清潔感のある服装で身だしなみを整える
① 時間を厳守して受付をスムーズに行う
インターン説明会では、時間を守ることが基本中の基本です。遅れて到着してしまうと、企業に対してだらしない印象を与えてしまいます。
とくにビジネスの場では時間の厳守が大前提であり、その姿勢が評価に直結することも少なくありません。
開始時間の10分前を目安に到着し、会場の場所が初めての場所であれば事前に下見しておくと安心でしょう。
会場に到着したら、受付では氏名と所属大学をはっきり伝え、感謝の気持ちを添えて丁寧に対応してください。挨拶をするだけでなく、笑顔でアイコンタクトを取ることも印象を良くするポイントです。
余裕を持った行動は、自分自身の緊張も和らげてくれるため、スムーズに説明会へ臨めるはずです。
② 丁寧な挨拶をして誠実な姿勢を示す
挨拶は、相手との距離を縮める大切なきっかけになります。インターン説明会では、企業の担当者だけでなく、受付スタッフや同じ学生にも礼儀正しく接することが求められます。
とくに企業関係者には、「本日はお時間をいただきありがとうございます」など、感謝の言葉を添えると、より誠実な印象を与えられるでしょう。
また、挨拶の際は声の大きさや表情にも注意が必要です。小さすぎる声や無表情では、相手に気持ちが伝わりません。逆に、笑顔で明るく挨拶すれば、相手の印象に残りやすくなります。
就活では第一印象がとても重要なので、日頃から自然に挨拶できるよう練習しておくことをおすすめします。小さな所作の積み重ねが、信頼につながるのです。
③ 話を聞く姿勢を保ち集中して参加する
インターン説明会において、話を聞く姿勢は企業からの評価に大きく関わってきます。たとえ質問や会話の機会がなくても、説明を熱心に聞く姿勢から「この学生は意欲がある」と判断されることもあります。
背筋を伸ばして座り、目線を話し手に向けながら、うなずきや相づちを交えると、関心の高さが自然と伝わるでしょう。
また、メモを取りながら聞くことで、理解が深まるだけでなく、積極的な姿勢も示すことができます。スマートフォンを使わず、紙のノートに書く方が、集中力を保ちやすく見た目の印象も良いです。
企業の説明には今後の選考に役立つ情報が含まれていることも多いため、単に聞くだけでなく、自分の志望動機に活かす意識を持って臨んでください。
④ スマートフォンの使用を控えて集中する
説明会の最中にスマートフォンを操作することは、社会人としての常識に反します。画面を見ているだけでも「話を聞いていない」と誤解されてしまい、評価に悪影響を及ぼすことがあります。
通知音や着信音が鳴ってしまうと、他の参加者の集中も妨げるため、入室前には必ず電源を切るかマナーモードに設定しておきましょう。
スマホの使用は、必要最低限にとどめるのが理想です。どうしても使わなければならない事情がある場合は、説明会終了後や休憩時間を活用するようにしてください。
無意識にスマホを見てしまう習慣がある人は、鞄の中に入れて手元から離しておくと安心です。目の前の内容に集中する姿勢は、あなたの誠実さや真面目さを何よりも強く伝えてくれます。
⑤ 清潔感のある服装で身だしなみを整える
服装はあなたの第一印象を決定づける大きな要素です。インターン説明会では、基本的にリクルートスーツが推奨されます。
スーツにしわや汚れがないか、シャツがきちんとアイロンがけされているかなど、細かな点までチェックしておくと安心です。靴やかばんも、清潔感を意識して手入れしておくと好印象につながります。
また、髪型や爪などの身だしなみにも気を配りましょう。派手な髪色や大きなアクセサリー、強すぎる香水などは避け、落ち着いた印象を大切にしてください。
女性の場合はナチュラルメイクを心がけると好印象です。清潔感のある身だしなみは、自己管理ができる人物としての証でもあります。
たとえ会話の機会が少なくても、見た目から伝わるメッセージはとても大きいのです。
インターン説明会でするべき質問例【企業理解を深める】

インターン説明会では、企業への理解を深めるための質問を準備しておくことが大切です。ただ説明を聞くだけでは得られない情報を引き出すことで、自分の志望度や企業との相性を判断する助けになります。
ここでは、実際の質問例を挙げて具体的に質問するべき内容を紹介します。
- インターンの具体的な業務内容に関する質問
- 社員のキャリアパスや働き方についての質問
- インターン後の選考や評価についての質問
- 求められるスキルや人物像についての質問
- 配属部署やチーム体制に関する質問
① インターンの具体的な業務内容に関する質問
インターン説明会では、自分が実際にどのような仕事に関わることになるのかを具体的に確認しておきたいところです。
というのも、企業によってインターンの内容は千差万別であり、「現場での実務を任されるインターン」もあれば、「座学中心で業界や企業の説明を受けるだけ」の場合もあるからです。
たとえば、「1日のスケジュールはどのようになっていますか?」「実際に担当する業務の種類や量について教えてください」といった質問をすることで、どのような経験を積めるかを具体的にイメージできます。
さらに、「業務の進め方にどれくらい自由度がありますか?」「フィードバックは日々受けられますか?」といった切り口も有効です。
業務内容を事前に把握しておけば、自分の成長に結びつく内容かどうかを判断しやすくなり、納得感を持ってインターンに臨めるでしょう。
また、こうした質問は企業側に対して意欲や主体性を印象づける材料にもなります。
② 社員のキャリアパスや働き方についての質問
企業選びの際には、目の前の業務内容だけでなく、長期的なキャリア形成の観点からも情報収集することが重要です。
インターン説明会では、「社員のキャリアはどのように築かれていくのか?」「どのような評価基準で昇進や異動が決まるのか?」といった点について確認してみてください。
こうした質問を通して、自分が将来的にどう成長できるのかを具体的に想像できるようになります。
また、「入社後にジョブローテーションはありますか?」「ライフイベント後のキャリア支援制度にはどのようなものがありますか?」など、働き続けやすい環境かどうかを見極める質問も有効です。
これらは企業文化や人材育成方針を知る上で大きな手がかりとなります。
一見、自分にはまだ関係ないように感じるかもしれませんが、こうした視点を持つことは、他の就活生と差をつける要素にもなります。
将来設計と照らし合わせて、自分にとって本当にフィットする企業かどうかを見極めるきっかけになるでしょう。
③ インターン後の選考や評価についての質問
インターンの参加が本選考にどのように影響するのかは、多くの就活生にとって非常に気になるポイントです。
企業によっては、インターン参加者に対して早期選考の案内があったり、選考の一部が免除されたりすることもあります。
説明会の中で、「インターンの結果は今後の選考に反映されますか?」「評価の基準や観点について教えてください」と聞いておけば、事前に対策を立てやすくなるはずです。
さらに、「評価フィードバックはどのタイミングでもらえますか?」「選考通過につながる要素として、重視されるポイントは何ですか?」といった具体的な質問も効果的です。
自分が何を意識して行動すべきかが明確になるため、より実りのある経験が得られるでしょう。
企業によってはインターン中の姿勢や協調性を重視するところもあれば、スキル面のパフォーマンスを重く見るところもあります。
選考の流れを理解したうえでインターンに取り組むことで、チャンスをつかむ確率も高まるのではないでしょうか。
④ 求められるスキルや人物像についての質問
企業がどのようなスキルや性格の学生を求めているのかを知ることで、インターンの準備や自己PRの方向性をしっかり定めることができます。
「活躍しているインターン生の特徴にはどんな傾向がありますか?」「選考で重視されるスキルや価値観は何ですか?」といった質問は、企業の評価軸を把握するためのヒントになります。
また、「入社後に伸ばしていけるスキルにはどのようなものがありますか?」「学生時代に身につけておいたほうが良い経験はありますか?」といった視点で尋ねてみると、今後の自己研鑽にも役立ちます。
こうした情報があると、参加時のアピールポイントや行動指針も明確になります。
自分自身の強みが企業のニーズとマッチしているかどうかを確認するためにも、質問を通じて相手の期待値を把握しておきましょう。
そのうえで、自分らしい魅力を伝える準備ができれば、インターンでも本選考でもより良い結果につながるはずです。
⑤ 配属部署やチーム体制に関する質問
インターン中にどんな環境で働くのかを知ることは、安心して参加するために欠かせない情報です。
特に「どの部署に配属されるか」「配属先の人数や構成」「チームでの活動の有無」などは、事前に確認しておくと不安が和らぎます。
たとえば、「配属先は希望に応じて決まるのか?それともランダムか?」「現場の社員とどれくらい関わる機会があるのか?」といった質問をすることで、実際の働く姿がよりリアルに見えてきます。
また、「チーム単位で動くのか個人作業が中心か」「チューターやメンターのサポート体制はあるのか」といった点も、業務への取り組み方をイメージするうえで大切です。
企業によっては、インターン生が1人で任されるプロジェクトがあったり、逆にチームで協力する場面が多いケースもあります。
こうした情報を把握しておくことで、実際の業務にスムーズに適応しやすくなり、より充実した経験が得られるでしょう。
インターン説明会で避けたいNG質問例

インターン説明会では、自分の印象が企業に伝わる場でもあります。だからこそ、マナーを守った質問が重要です。一方で、知らずに印象を悪くしてしまうNGな質問もあるため注意が必要です。
ここでは、避けるべき質問をパターン別に解説します。
- 企業HPに記載されている内容をそのまま聞く質問
- 待遇や報酬など選考に直結しないタイミングでの質問
- 学生らしさに欠ける不躾な質問
- 他社との比較を前提とした質問
- 担当者の立場や答えにくい内容に踏み込む質問
①企業HPに記載されている内容をそのまま聞く質問
企業の公式ホームページに掲載されている情報をそのまま質問してしまうと、事前に下調べをしていないと受け取られてしまいます。
とくに「事業内容はどのようなものですか?」「企業理念を教えてください」といった問いは、すでに公表されている情報の再確認に過ぎず、説明会という貴重な場を活かしきれていない印象になります。
採用担当者は、学生がどれだけ真剣に企業研究をしているかを、質問内容から見抜いています。
もし調べればすぐに分かる情報を聞いてしまえば、熱意や意欲が伝わらず、他の学生と差をつけるチャンスを逃すおそれもあるでしょう。
質問を考える際は、事前に企業の情報を確認したうえで、自分が深く知りたい点や疑問に感じた部分を掘り下げることが重要です。
たとえば、「●●という取り組みを拝見しましたが、実際にインターンが関われる業務はありますか?」といった形で、自分なりの視点を交えると、意欲と調査力の両方をアピールできます。
②待遇や報酬など選考に直結しないタイミングでの質問
インターン説明会で、いきなり報酬や勤務条件などに関する質問をするのはタイミングとして適切ではありません。
企業側は「この学生は条件ばかりを重視しているのではないか」と感じ、志望動機の信ぴょう性を疑われてしまうことがあります。
また、企業によってはインターンシップの形式や報酬体系が多様で、すぐに明確な回答ができない場合もあります。
こうした話題は、説明会の終盤や個別の質疑応答の場面など、状況を見極めてから切り出すほうがよいでしょう。そもそも説明会は、企業の理念や業務内容、雰囲気を知ることが主な目的です。
報酬の有無は重要なポイントの一つではありますが、それだけに焦点を当ててしまうと、成長意欲より条件重視という印象が先行してしまいます。
まずは仕事内容や企業の文化に対する関心を示し、やる気やマッチ度をアピールすることが大切です。待遇面の質問は、説明資料にない場合や必要に応じて、個別相談の場で聞くようにしましょう。
③学生らしさに欠ける不躾な質問
説明会では、礼儀を欠いた態度や馴れ馴れしい言葉遣いをしてしまうと、それだけで評価を落としてしまう可能性があります。
企業は「社会人としての基本的なマナーがあるか」「チームで働ける協調性があるか」といった点も重視しています。
たとえば、「御社ってブラックですか?」のような直球な表現は、答えにくいうえに印象を悪くしてしまいます。
敬意や配慮が足りない質問は、「この学生に社内の雰囲気を壊されるかもしれない」と不安を与える原因にもなるでしょう。
不躾な質問を避けるには、相手がどう受け取るかを想像して言葉を選ぶことが必要です。話し方ひとつで、同じ内容でも印象は大きく変わります。
「実際の業務でやりがいを感じる場面を教えていただけますか?」のように、ポジティブな切り口で尋ねると、相手も答えやすくなります。
社会人との最初の接点である説明会では、最低限の礼儀を守ることが信頼の第一歩です。形式ばらずとも丁寧に、誠実さが伝わる聞き方を心がけましょう。
④他社との比較を前提とした質問
「他社の方が福利厚生が良いと聞いたのですが…」といった比較前提の質問は、企業に対する敬意を欠いた印象を与えかねません。
企業は自社の魅力を伝えるために時間を割いて説明会を開催しているため、他社との比較で評価されると、誠実さに疑問を持たれる可能性があります。
学生の立場としては、複数社を比較検討するのは当然のことですが、それをそのまま言葉に出す必要はありません。
特に説明会の場では、個々の企業に対して真剣に向き合っている姿勢を見せることが大切です。
たとえば「他社と比べて若手の成長スピードが速いと感じるのはどのような環境だからですか?」など、比較をにおわせつつも、相手を立てる聞き方にすれば違和感はありません。
大切なのは、比較するための情報を得たいときこそ、自社の特徴にフォーカスして聞く工夫です。相手の立場に敬意を示しつつ、自分の視点を伝えるバランスが求められます。
⑤担当者の立場や答えにくい内容に踏み込む質問
説明会はあくまで企業理解の場であり、担当者の個人的な事情や意見を深掘りする場ではありません。
たとえば、「今の仕事に満足していますか?」や「辞めたいと思ったことはありますか?」といった質問は、聞かれた側も戸惑ってしまいます。
企業の本音を聞きたいという気持ちは理解できますが、そのままの言い回しでは不躾になりかねません。
担当者も業務として説明会に出ている以上、個人の本音を語りにくい場合が多く、無理に引き出そうとすると、関係がぎくしゃくしてしまうこともあるでしょう。
こうした質問を避けるには、あくまで業務上の経験として尋ねるようにしましょう。
「仕事を通じて感じたやりがいや、大変だった出来事について教えてください」といった問い方であれば、相手も答えやすく、学生としての関心や姿勢も伝わりやすくなります。
質問は一方通行ではなく、信頼関係を築く手段でもあります。相手の立場や状況に配慮したうえで、自分の疑問を言葉にする力が求められます。
インターン説明会を最大限に活かそう!

インターン説明会は、企業や業界への理解を深め、就職活動を有利に進めるための重要なステップです。
なぜなら、説明会を通じて企業理念や事業内容、インターンの詳細を直接聞けるうえ、質疑応答を通じて自分の疑問も解消できるからです。
具体的には、企業研究の精度が高まり、自己PRや志望動機の作成にも役立ちます。
また、説明会の探し方や参加前の準備、マナー、適切な質問例や避けたいNG質問も押さえておくことで、より効果的な参加が可能になります。
したがって、インターン説明会には積極的に参加し、正しい準備と姿勢で臨むことが、就活成功への第一歩と言えるでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。