公務員志望の就活生のあなた。インターンシップに参加すべきかどうか迷っていませんか?結論から言うと、インターンは参加できるなら参加した方が得です。
本記事では、公務員のインターンシップに参加するメリット・デメリットと、参加しない場合のリスクについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
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公務員向けインターンに行かないのは避けよう

公務員を目指すなら、公務員向けのインターンシップに参加することをおすすめします。
なぜなら、インターンシップを経験することで、実際の業務内容や職場の雰囲気を知ることができ、自分の適性や興味を早期に確認できるからです。
公務員になってから「自分には合わない」と気付いた場合、転職しなければいけません。そのため、公務員になる前に自分が業務内容に合っているか確認することはとても重要です。
また、インターンに参加すれば、履歴書やエントリーシートにその経験を記載できるため、採用試験においても有利に働きます。
公務員のインターンシップの特徴5つ

公務員を目指す学生にとって、インターンシップは貴重な経験となります。ここでは、公務員向けインターンシップの5つの特徴を紹介します。
- インターンシップと合否は関係ない
- 各公官庁ごとにインターンのルールが異なる
- 開催期間・時期はさまざま
- 内容は座学中心型・体験型にわかれる
- 応募方法は個人応募と大学経由の2つ
①インターンシップと合否は関係ない
公務員のインターンシップに参加することは、試験の合否に直接的な影響を与えるわけではありません。
しかし、インターンシップでの経験することで、公務員への志望動機を明確にし、面接時のアピールポイントとして活用できます。
実際の職場を体験することで、公務員としての仕事の現実を知り、自分の適性や興味を確認できるため、試験の合否とは直接関係なくとも、より良いキャリア選択の一助となるはずです。
➁各公官庁ごとにインターンのルールが異なる
公務員のインターンシップは、各公官庁や自治体によってルールや内容が異なります。一部の公官庁では1日の座学で終わるものから、1週間程度の実務体験ができるものまでさまざまです。
また、希望する部署に必ずしも配属されるわけではありませんので、事前に公式ページなどで詳細を確認することが重要です。
募集人数には限りがある場合も多く、選考を通過するための提出物や推薦状が必要な場合もあります。インターンシップを有意義に過ごすためには、事前の情報収集と準備が不可欠です。
③開催期間・時期はさまざま
公務員のインターンシップの開催期間や時期は、公官庁や自治体によって大きく異なります。
一部の公官庁では夏休みを中心に実施されることが多いですが、他の公官庁では春や冬にもインターンシップが開催されることも。
また、期間に関しても短いものでは1日から、長いものでは1週間以上にわたるものも存在します。学生の都合や学業のスケジュールに合わせて、最適な時期や期間での参加を検討することが大切です。
④内容は座学中心型・体験型にわかれる
公務員のインターンシップの内容は、大きく座学中心型と体験型の2つに分けられます。
座学中心型は、公務員の仕事内容や業務の流れを学ぶための講義やワークショップが中心です。一方、体験型は実際の業務を体験できて、公務員としての日常を直接感じられます。
どちらのタイプも、公務員としての仕事の理解を深めるための重要な経験となります。
⑤応募方法は個人応募と大学経由の2つ
公務員のインターンシップへの応募方法は、主に個人応募と大学経由の2つが考えられます。
個人応募は、公官庁や自治体の公式サイトから直接申し込む方法です。一方、大学経由は、大学のキャリアセンターや就職課を通じてインターンシップに参加する方法となります。
どちらの方法も、公務員を目指す学生にとっては有益な経験となるでしょう。選択する際には、自身の状況や希望に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。
公務員インターンに参加するメリット5つ

インターンシップではさまざまな体験ができます。ここでは、公務員向けインターンシップに参加することで得られる5つのメリットを紹介します。
- 実際の業務を体験できる
- 職員やインターン生との人脈形成
- 志望動機を具体的に書ける
- 面接でのアピールになる
- 公務員試験のモチベーションアップ
①実際の業務を体験できる
最大のメリットは、パンフレットやウェブサイトだけでは得られない実際の業務の様子を知れることです。
例えば、来庁者の案内業務や書類の発送業務など、具体的な仕事を体験できます。実体験を通じて、公務員としての仕事の実情や日常を理解できるのです。
また、自分が持っている公務員に対する理想やイメージとのギャップを埋めることができ、後悔のない進路選択をするための手助けとなるでしょう。
➁職員やインターン生との人脈形成
2つ目のメリットは、人脈を広げられる点です。インターンシップは、新しい人脈を形成する絶好の機会でもあります。
インターンシップで出会った職員や他のインターン生との交流を通じて、試験に関する情報やアドバイスを得られる可能性があります。
また、同じ目標を持つ仲間との情報交換は、公務員試験の準備を進める上での大きな助けとなるでしょう。
さらに、インターンシップを通じて形成された人脈は、将来的に公務員として働く際の貴重な資産となることも考えられます。
③志望動機を具体的に書ける
3つ目のメリットは、具体的な志望動機が書けるようになることです。インターンシップを経験することで、公務員としての仕事に対する理解が深まり、それをもとに具体的な志望動機を形成できます。
例えば、インターンシップで特定の政策やプロジェクトに関わった経験は、面接時にその政策やプロジェクトに対する深い理解や考えを述べる際の具体的な根拠として使用可能です。
このように、インターンシップの経験は志望動機を具体的にし、それを伝える力を強化します。
④面接でのアピールになる
また、公務員のインターンシップに参加することは、面接時の大きなアピールポイントとなり得ます。
インターンシップを通じて得た経験や学びは、面接時に具体的なエピソードとして話すことができ、自身の考えや適性を伝える際の強力な武器となるのです。
また、インターンシップを経験していること自体が、公務員としての仕事に真剣に取り組む意志や熱意を示すものとして、面接官に好印象を与える要素となります。
具体的な業務経験や、職場でのコミュニケーションの取り方、問題解決の方法など、インターンシップでの実体験は面接でのアピール材料として非常に価値が高いのです。
⑤公務員試験のモチベーションアップ
インターンシップでの経験は、公務員試験に向けたモチベーションの向上にも寄与します。
インターンシップを通じて公務員の仕事の魅力ややりがいを実感できれば、公務員試験の勉強をする上でのモチベーションや目標を明確にする助けとなるはずです。
また、インターンシップで得た知識やスキルは、試験勉強の際の具体的な参考となることも。
公務員としてのキャリアを真剣に考え、そのための努力を惜しまない姿勢が、試験の合格への大きな一歩となるでしょう。
公務員インターンに参加するデメリット3つ

しかし、インターンも良いことばかりではありません。ここでは、インターンシップに参加する際に考慮すべき3つのデメリットを解説します。
- 期間中は公務員試験勉強に時間を割けない
- 交通費・宿泊代が発生することがある
- 無給での実施が多い
①期間中は公務員試験勉強に時間を割けない
公務員インターンシップは、実際の業務を体験する貴重な機会ですが、その期間中は公務員試験の勉強に専念することが難しくなります。
特に、試験日が近い時期にインターンシップを受けると、勉強時間が大幅に減少するリスクがあります。
そのため、インターンシップの日程と試験日をしっかりと確認し、計画的に行動することが大切です。
➁交通費・宿泊代が発生することがある
最大のデメリットは、場合によっては自己負担で交通費や宿泊代が発生することがある点です。
特に、遠方の公官庁や自治体でのインターンシップを希望する場合、これらの費用が高額になる可能性があります。
事前にインターンシップの詳細や費用について確認し、予算を考慮して参加を検討することが重要です。
③無給での実施が多い
また、公務員のインターンシップは、多くの場合、無給での実施となります。このため、期間中の生活費や交通費など、自己負担が増えることを考慮する必要があります。
また、長期間のインターンシップの場合、収入が途絶えることで生活が厳しくなることも。インターンシップの期間や条件をよく確認し、自身の経済状況と相談しながら参加を決めることが大切です。
公務員インターンに行かない場合の3つのリスク

インターンシップへの参加は義務ではありませんが、参加しないと後々さまざまなリスクがあります。ここではインターンに行かない場合に考えられる3つのリスクを解説します。
- 具体的な業務内容をつかめない
- 面接でつまずく可能性がある
- 公務員になってから向いていないと気づく
①具体的な業務内容をつかめない
最大のリスクは仕事内容の詳細が分からないことです。公務員の仕事は、パンフレットやウェブサイトだけでは完全には理解できません。
インターンシップに参加することで、実際の業務内容や職場の雰囲気を体感できます。インターンを逃すと、公務員としての日常業務や職場環境のリアルなイメージを持てません。
その結果、公務員としてのキャリアをスタートさせた後に、業務内容や職場環境に対するギャップを感じるリスクが高まります。
➁面接でつまずく可能性がある
また、仕事への実感がないので、志望度や熱意を上手く伝えられずに、面接でつまずく可能性があります。
公務員の選考過程には面接が含まれることがほとんどです。インターンシップを経験していると、面接時に具体的な経験をもとにした回答や、自身の志望動機を明確に伝えられます。
逆に、インターンシップの経験がない場合、志望動機や業務内容に関する質問に対して、具体的な回答ができず、選考の際に不利となる可能性があるのです。
③公務員になってから向いていないと気づく
公務員になってから、実は自分が公務員に向いていなかったことに気づく可能性があることも、大きなリスクです。
公務員の仕事は多岐にわたり、自分の性格や適性に合わない業務も存在します。インターンシップを経験することで、自分に合った部署や業務をある程度見極められるのです。
インターンを経験しないまま公務員としてのキャリアをスタートさせると、後から「この業務は自分に向いていなかった」と気づくリスクがあります。
そのような状況になると、職場でのモチベーションの低下や、キャリアチェンジを考えることになる可能性も考えられます。
公務員のインターンに行かないのはもったいない

公務員を目指す学生の皆さん、インターンシップはあなたのキャリアを形成する大切なステップです。参加できるなら参加しましょう。
インターンシップへの参加の有無が公務員試験の合否に直接的に影響を与えることはありませんが、大きなアドバンテージになることは確かです。
ただし、公務員のインターンは基本無給なので、自分の経済状況を鑑みて参加を検討してください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。