教育業界を志望する学生はたくさんいると思います。しかし、教育業界のビジネスモデルや職種に関してはよく知らない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、教育業界の仕組みや職種、トレンドについて詳しく解説します。ぜひ就活時の参考にしてくださいね。
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教育業界とは?代表的な5種類を解説

教育業界は私たちが日常的に接している業界の1つですが、その内訳はよく知らない……という就活生も多いですよね。学校教育以外にも、教育業界の形態はさまざまです。
ここでは、教育業界の5種類の形態について解説します。
- 学校教育
- 学習塾・予備校
- 語学学校
- 資格取得学校
- 人材育成
①学校教育
日本の学校教育は、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学など様々な段階に分かれていて、国や地方自治体、私立の学校法人などによって運営されています。
学校教育の目的は、生徒や学生の知識や技能を高めるだけでなく、社会性や人間性を育むこと。近年では、グローバル化や情報化の進展に伴い、新しい教育内容や教育方法が取り入れられています。
また、少子化の影響を受けて、一人ひとりの生徒や学生に対する教育投資が増えている傾向が見られます。
②学習塾・予備校
学習塾や予備校は、学校教育とは異なる、私立の教育サービスを提供する機関です。学校の授業だけでは不足する部分を補うため、または受験対策のために利用されます。
学習塾は、小学生から高校生を対象として日常の学習指導や補習を行い、予備校は大学や専門学校の入試対策を中心にサービスを提供しているのが特徴です。
学習塾や予備校は、授業料や教材費で収益を上げており、競争も激しいため、独自の教材開発や効果的な指導方法を探求しています。
近年では、オンライン授業やAIを活用した学習サポートなど、新しい取り組みも増えてきていますね。
③語学学校
語学学校は語学学習に特化したスクールです。
グローバル化が進む現代において、英語をはじめとした語学の習得は多くの人々にとって必要不可欠となっています。
特に社会人を対象とした語学学校は、ビジネスシーンでのコミュニケーション能力向上やキャリアアップを目指す人々にとって、非常に価値のある場です。
また、留学を希望する学生や、海外での就職を考える人々も、語学学校での学びを通じて、必要なスキルや知識を身につけています。
④資格取得学校
資格取得学校は、受験生や社会人を対象に、資格取得を目指すための指導を行っています。資格は、多くの職種や業界でのキャリアアップのための重要なステップです。
公務員、公認会計士、IT関連の資格など、多岐にわたる資格が存在し、それぞれの資格を取得するための学校や講座が提供されています。
特に、働きながら資格を取得したい社会人のために、夜間や休日に講座を開催する学校も増えており、多くの人々が新たなキャリアの扉を開くための学びの場として、資格取得学校を利用しています。
⑤人材育成
教育業界の中でも、人材育成は非常に重要な分野となっています。企業の成長や競争力を維持するためには、従業員のスキルアップやモチベーションの向上が不可欠です。
このため、多くの企業が社員研修やカルチャースクールを導入し、従業員の成長をサポートしています。
また、社会人の「学び直し」のニーズも高まっており、多様な機関や企業が人材育成のサービスを提供しています。人材育成の分野は、今後も更なる発展が期待されるでしょう。
教育業界の主要な職種4選

教育業界は、私たちが日常的に接してきた身近な業界です。しかし、多くの人が知らない職種が存在します。ここでは、教育業界の主要な4つの職種について解説します。
- 講師
- 事務
- サポートスタッフ
- 販売促進
①講師
講師の仕事は、生徒や学生の学びをサポートする役割が中心です。学習塾や予備校では、小中高生や高卒生、浪人生を対象に指導を行います。
講師としての仕事は、生徒の成長を直接見守ることができるため、人の成長を支援する喜びを感じられる職種です。
向いている人の特徴としては、人とのコミュニケーションが得意で、教えることが好きな人が挙げられます。また、生徒の成長を喜ぶことができる感受性も重要です。
②事務
教育業界の事務職は、学校や教育機関の運営をサポートする職種です。生徒や保護者とのコミュニケーション、スケジュール管理、資料の作成や整理など、業務は多岐に渡ることも。
事務職は、教育業界の裏方として、スムーズな運営を支える重要な役割を果たしているのです。
向いている人の特徴としては、細かい作業が得意で、計画的に物事を進められる人が挙げられます。また、人とのコミュニケーションが得意で、柔軟に対応できる能力も必要です。
③サポートスタッフ
サポートスタッフは、教育業界におけるサポート業務全般を担当します。具体的には、教材の準備や設備の管理、生徒のサポートなどが主な業務です。
サポートスタッフは、講師や事務職と連携して、教育機関の運営をサポートします。
チームでの協力を重視し、柔軟に対応できる人が向いていると言えますね。
④販売促進
教育業界において、教育サービスや教材の販売を促進する役割は非常に重要です。主な業務は、広告や宣伝活動、イベントの企画・実施など。
販売促進の目的は、教育サービスの魅力を伝え、新しい顧客を獲得することです。
向いている人の特徴としては、創造的な発想ができ、顧客のニーズを的確に捉えられる人が挙げられますね。
教育業界の主なトレンド4選

近年、社会の変化や技術の進化に伴い、教育業界も大きな変革を迎えています。ここでは、教育業界の最新トレンドを4つ紹介します。
- 少子化による国内市場規模の縮小
- 英語教育に関する需要の増加
- 教育のIT化
- 社会人教育に関するニーズの増加
①少子化による国内市場規模の縮小
近年、日本は少子化の影響を大きく受けています。特に未就学児や児童・生徒・学生の絶対数は減少傾向にあり、これが教育業界の市場規模の縮小を招いています。
しかし、一方で、子ども一人ひとりにかける教育費は増加しており、新たなサービスや教育方法の需要が高まっていると言えるでしょう。
コロナ禍の影響でオンライン授業が拡大し、従来の教育モデルも変化の兆しを見せています。教育業界は新しいビジネスモデルやサービスを模索し、変革の時期を迎えているわけですね。
②英語教育に関する需要の増加
グローバル化の進行とともに、英語教育への需要は年々高まっています。
特に、社会人を対象とした英会話・語学スクールの市場は拡大の一途を辿っています。その背景には、ビジネスの場面での英語使用や、海外とのコミュニケーション機会の増加が考えられます。
また、子どもたちへの英語教育も重視され、早い段階からの英語学習が推奨されているのも理由の1つ。英語教育関連のサービスや教材の開発には大きなビジネスチャンスが広がっていると言えますね。
③教育のIT化
デジタル技術の進化は、教育業界にも大きな変化をもたらしました。特に、eラーニングやオンライン授業の普及は目覚ましく、多くの教育機関やサービス提供者がこれらの技術を取り入れています。
また、ICT端末の普及により、従来の教室での授業モデルから、個別対応や自分のペースでの学習が可能なモデルへとシフトしています。
教育のIT化は、教育の質の向上や、学びの機会の平等化にも寄与しており、今後の教育業界の大きなトレンドとなるでしょう。
④社会人教育に関するニーズの増加
社会人を対象とした教育の需要は、近年特に増加しています。これは、キャリアアップや再就職を目指す人々が、ITスキルや各種資格、外国語検定の取得を求めているためです。
また、高齢化社会の中で、定年後の自己啓発や趣味の習得のための教育も注目されています。
企業研修やカルチャースクール、資格取得学校など、多様な教育サービスが提供されており、社会人の「学び直し」のニーズに応える形で、教育業界は拡大を続けています。
教育業界の志望動機のポイント3選

これは教育業界に限った話ではありませんが、就活では志望動機を明確にすることが大切です。ここでは、教育業界の志望動機を書く際のポイントを3つ解説します。
- なぜ教育業界なのか明確にする
- なぜその企業なのか明確にする
- 教育業界で活かせる自身の強みはなにか明確にする
①なぜ教育業界なのか明確にする
まずは、なぜ教育業界を志望するのかを明確にしましょう。教育業界は、人々の成長を支援するという共通の目的を持っています。
少子化やグローバル化、デジタル化などの社会の変化に対応しながら、新しい教育サービスを提供することで、人々や社会の未来に貢献することが期待されています。
志望動機を考える際には、教育業界の特性や魅力を理解し、自分がどのように貢献できるのかを考えることが重要です。
②なぜその企業なのか明確にする
次に、なぜその企業を志望するのかを明確にしましょう。教育業界には多様なビジネスモデルが存在します。
学習塾や予備校、英会話スクール、資格取得学校、通信教育、教材開発など、それぞれの企業や機関が持つ特色や強みを理解することが大切です。
志望する企業が提供するサービスや教育内容、その企業のビジョンやミッションに共感する点を明確にし、自分がその中でどのような役割を果たしたいのかを考えましょう。
③教育業界で活かせる自身の強みはなにか明確にする
最後に、教育業界で活かせる自分の強みを明確にしましょう。教育業界での仕事は、人々の成長を支援するためのものです。
そのため、コミュニケーション能力や指導力、企画力など、多岐にわたるスキルや経験が求められます。
自身がこれまでに培ってきた経験や知識、スキルを振り返り、それをどのように教育業界で活かせるのかを考えることで、自分の強みや価値を明確にできます。
教育業界への理解を深めて選考準備を進めよう

教育業界への就職の鍵は、業界の実態や動向をしっかり理解した上で、自分の強みをどう活かすかを明確にすることです。
教育業界は現在、少子化の影響や、キャリアアップのニーズの高まりにより、変革の時期を迎えています。業界への理解を深め、選考準備を進めましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。