医療機器業界への就職を希望していているものの、具体的な志望動機が思いつかず悩んでいませんか。就活の志望動機を考える際は、業界や企業についてしっかりとリサーチする必要があります。
本記事では、医療機器業界の概要を解説します。主な職種や代表的な企業も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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医療機器業界とは

医療機器業界とは、医療関連の機器の設計・製造・販売などを行う業界です。医療機器は診察や手術などの医療行為に欠かせません。
医療機器業界は、これまで安定して成長を続けてきました。そして、今後も成長を続ける「成長産業」とされています。高齢化社会にともない、今後も医療機器の需要は高まると予想されているためです。
医療機器は人の命や健康を支える重要な製品なので、医療機器業界は社会貢献度が高い業界といえます。
医療機器業界の主要職種3選

医療機器業界と聞いても、具体的にどのような職種があるのか分からない方もいるでしょう。医療機器業界の主要職種は以下の3つです。
- 研究開発
- セールス
- マーケティング
①研究開発
1つ目の主要職種は、新しい医療機器の研究開発です。新製品の開発に向けて、映像回路や電源回路などの設計を担当します。
新製品完成後は、新製品に関する情報をまとめて申請用の資料を作成するのも研究開発者の仕事です。
医療機器業界の研究開発では、主に工学部や理工学部など理系出身者が活躍しています。
②セールス
2つ目の主要職種は、自社製品を売り込むセールスです。顧客である販売店・企業・病院などの担当者に、自社製品を提案・販売します。
顧客の前で実際に医療機器を操作したり、質問に答えたりするため、ある程度の専門的知識が求められます。
また、顧客の要望や不満を聞き出すこともセールスの仕事です。セールスが聞き出した顧客の意見は、商品の改善や新商品開発に役立てます。
③マーケティング
3つ目の主要職種は、自社製品が売れる仕組みを作るマーケティングです。
医療機器業界のマーケティングには、大きく分けて「プロダクト・マネージャー」と「マーケティング・コミュニケーション」の2種類があります。
プロダクト・マネージャーは、担当する医療機器の売り上げを最大化する職種です。
一方のマーケティング・コミュニケーションは、企業自体のブランド力を向上させる役割を担います。
医療機器業界の代表的な企業3選

次に、医療機器業界の代表企業を紹介します。医療機器業界の代表的な企業は以下の3社です。
- オリンパス
- 富士フィルムホールディングス
- テルモ
①オリンパス
オリンパスは、内視鏡事業において世界シェア70%を誇ります。1950年に世界初の胃カメラを開発して以来、日本の内視鏡事業をけん引してきました。
内視鏡事業だけではなく、治療機器事業に力を入れていることでも有名です。
オリンパスは2019年に創立100周年の節目迎え、医療分野における世界トップレベルのプレーヤーを目指すことを目標に掲げています。
②富士フィルムホールディングス
富士フィルムホールディングスは、「予防」「診断」「治療」の3領域で幅広い事業を展開している企業です。
かつてはフィルム事業を主要事業としてましたが、デジタルカメラの普及に伴って、医薬品・化粧品・医療機器・再生医療など幅広い事業にシフトしました。
医療機器分野では、カテーテル治療・心臓外科手術・輸血・細胞治療などに関などに関する幅広い製品を提供しています。
③テルモ
テルモは1921年設立の医療機器メーカーで、「医療を通じて社会に貢献する」の基本理念のもとに幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは体温計のイメージが強いかもしれませんが、医療機関用の高度専門機器の製造・開発が主要事業です。
近年は海外市場での成長が著しく、世界160以上の国と地域で事業を展開し、30,000人以上の従業員が日々働いています。
医療機器業界の志望動機の3つのポイント

医療機器業界の志望動機を作成する際のポイントは以下の3つです。
- なぜ医療機器業界で働きたいのか明確にする
- なぜその企業で働きたいのか明確にする
- 医療機器業界で活かせる自身の強みをアピールする
①なぜ医療機器業界で働きたいのか明確にする
はじめに、なぜ医療機器業界で働きたいのか明確にしましょう。結論ファーストで志望動機を書き、その後で補足する形をおすすめします。
医療機器業界では専門的な業務を行うため、「何となく」「楽そうだから」などの曖昧な理由で志す方はほぼいないでしょう。
ポジティブな志望動機であれば、自分が医療機器業界を志した理由を正直に伝えればOKです。
ただし、「社会貢献したい」などの抽象的な表現ではなく、医療機器業界を志すきっかけとなった具体的なエピソードを添えると良いでしょう。
②なぜその企業で働きたいのか明確にする
つづいて、その企業で働きたい理由を伝えましょう。
医療機器業界で働きたい理由のみで終わってしまうと、採用担当者は「別にうちではなくても良いのでは」と感じる可能性があります。
その企業で取り扱っている製品や経営方針など、その企業にしかない魅力を伝えると採用担当者の印象に残りやすいでしょう。
事前に企業の公式サイトや求人サイトなどを確認し、企業理念や経営方針をおさらいしておくことをおすすめします。
③医療機器業界で活かせる自身の強みをアピールする
志望動機の最後では、医療機器業界で活かせる自身の強みをアピールします。強みとしてアピールできるポイントは以下の通りです。
- 出身学部
- 大学時代の経験
- アルバイト経験
- コミュニケーション能力 など
企業側は自社で活躍してくれる人材を求めているため、医療機器業界で活かせる資格や経験を持っている応募者のほうが有利です。
コミュニケーション能力を求められる職種では、アルバイト経験やコミュニケーション能力をアピールすることをおすすめします。
医療機器業界への理解を深めて選考対策を進めていこう

医療機器業界の志望動機を作成する際は、ある程度の専門的知識が求められます。また、志望企業の自社製品や経営方針などについてもリサーチする必要があります。
早い段階から医療機器業界への理解を深めて、計画的に選考対策を進めていきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。