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就活面接の失敗談11選|失敗を回避する対策や失敗後の対処法を解説

突然ですが、就活の面接で失敗してしまった!ということはありませんか?回答やマナーなど、様々な場面で失敗をしたと落ち込む学生は多くいます。

事前にいくら準備をしても、うまくいかないことは誰にでもあることです。しかし、就活は人生におけるターニングポイント。出来るだけ失敗は事前に防いでしまいたいですよね。

本記事では、就活でよくある失敗談や失敗した後の対処法を細かく解説します。面接で失敗してしまった学生の方も、失敗をしないように対策したい学生の方も、ぜひ参考にしてくださいね。

早川

キャリアアドバイザー 早川

新卒でC-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして最前線に立つ。自身の就活で壁にぶつかった経験から、就活生の悩みに寄り添い、具体的かつ等身大のアドバイスを得意とする。

目次

【就活経験談】面接でよく聞く失敗談11選

まずは、就活の面接でよくある失敗談を11個紹介します。失敗してしまって落ち込んでいる人は、自分だけではないので安心してくださいね。

  1. 面接時間に遅刻してしまった
  2. 回答に詰まり沈黙してしまった
  3. 態度やマナーを失敗した
  4. 質問を理解できなくてずれた回答をしてしまった
  5. 一貫性のない回答をしてしまった
  6. 企業情報が全く分からず質問に答えられなかった
  7. 逆質問をしなかった
  8. 服装を失敗した
  9. 緊張して頭が真っ白になってしまった
  10. 睡眠不足でうとうとしてしまった
  11. 企業や業界に対して批判的な意見を述べてしまった

それぞれの失敗談に、その場でできる応急処置方法も紹介しているので、既に失敗してしまったことがある方も、同じような失敗をしないように確認してみましょう。

①面接時間に遅刻してしまった

就活中、面接会場に遅刻してしまったことがあります。面接中も気にしてしまって、自分の力を発揮できませんでした。

面接に遅刻してしまうという失敗談は多々見かけます。2回目以降は無いように、改善策を立てるようにしましょう。

面接に限らず、就職活動において遅刻は厳禁です。時間を守ることは社会人として最低限のルールであり、遅刻をした時点で「だらしのない人」というマイナスイメージを与えてしまうでしょう。

たとえ時間に間に合うように計画を立てていたとしても、公共交通機関の遅延によって遅刻してしまう可能性もあります。

トラブル発生時も遅刻しないように、面接時間の30分前には到着するスケジュールを組んでおくと安心でしょう。

遅刻した時の応急処置

万が一遅刻をしてしまった場合は、遅刻すると分かった時点で企業に連絡しましょう。また動揺してしまっても、到着するまでに気持ちを整えておき、到着後には真摯に謝罪して下さいね。

遅刻したことにより選考結果が左右されるとは限りません。最善の結果を出せるようにその場では気持ちを切り替えることが重要です。

②回答に詰まり沈黙してしまった

しっかりと回答しようと考えるあまり、質問された時に答えに詰まってしまいました。

回答を出すまでに時間がかかり過ぎた、頭が真っ白になって何も答えられなかった、という失敗例もあります。

面接では、質問に対する回答内容で学生の人柄や将来性をチェックするため、答えに詰まりすぎると印象が悪化してしまう可能性も。

質問に回答できなかった時点で「思考力がない」「臨機応変に対応できる力がない」と思われる可能性が高まります。

面接では緊張してうまく言葉が出てこないこともよくあるので、事前に練習を積んで回答に詰まらないようにしましょう。

回答に詰まった時の切り替え方法

一度答えに詰まると、その時の回答について、本当にこれで良かったのかと悩んでしまうようになります。そのため答えに詰まってしまったとしても、気にせず次の質問に集中しましょう。

一度だけ答えに詰まったとしても選考に大きく左右しないので、他の回答で巻き返していきましょう。

③態度やマナーを失敗した

面接後の退室マナーを知らず、毎回部屋から出る時に何も言わずに退室していました。他の学生のしっかりしたマナーに驚くと同時に、自分が出来ていない部分に気づきました…

面接では、質問に対する回答だけでなく態度やマナーも重要な判断基準になります。学生気分のまま面接に臨むと、知らないうちにマナー違反をしてしまう可能性があるため注意が必要です。

具体的なマナー違反例としては「適切な敬語を使えない」「姿勢が悪い」「スーツの着こなしが乱れている」「回答する時に相手と目を合わせない」といったことが挙げられます。

社会人としての態度やマナーはすぐに身に付くわけではないため、普段から習慣づけるように意識してみてくださいね。

電車でマナーを確認していこう

就活を始めたての頃はマナーが分からず失敗してしまう学生もいます。

カリクルでは、これだけ押さえておけば大丈夫!な就活ビジネスマナーを無料配布しているので、下のボタンからダウンロードしてみましょう。

面接前の電車で少し読んでいくだけでも、致命的なミスを起こしにくくなりますよ。

④質問を理解できなくてずれた回答をしてしまった

回答をしっかりしてたつもりなのですが、思い返すとズレた回答をしてしまっていて失敗しました。

質問の意味を汲み取れず、的外れな回答を繰り返すと評価が下がります。分かったふりをして回答しても、面接官にはすぐ見破られてしまうでしょう。

質問の意図がわからないのであれば「申し訳ございません。質問の意図を汲み取れなかったため、もう一度話の内容を整理させていただいてよろしいでしょうか」といったように答えても問題ありません。

大切なのは、質問に対して適切な回答を出すこと。自分の非を認めても評価が下がることはないため、冷静に対応してくださいね。

ずれた回答をしないための質問の聞き方

質問によっては、質問文から求められている回答が分かりにくい場合もあります。そのため質問を聞く時は、即座に質問文を要約する必要があるでしょう。ここでは質問文と回答例を紹介します。

ESには留学経験を通じて自立できるようになったとありますが、その能力は弊社の業務ではどう活かせると考えていますか?

上の質問の要約は、「(履歴書に書かれた経験から得た)強みを業務に活かす方法」になります。この質問に対する回答として、良い例と悪い例は以下のとおりです。

〇良い回答
留学経験を通じて自立できるようになりました。留学中は自分のスケジュール管理を全て自分で行ったことで、帰国後も自身の管理を自分でやるようになりました。

この経験は、社会人になってからタスク管理を行う際に活かせると考えています。

✕ズレた回答
留学していた時に、起床から就寝までのスケジュール管理を全て自分で行ったことで、今まで朝に親に起こしてもらっていたり、その場で次の予定を確認したりしていたのではだめだと気づきました。

帰ってきてからは自分のスケジュール管理をあらかじめ立て、管理を自分で行うようになりました。これが留学で自立した経験です。

⑤一貫性のない回答をしてしまった

面接中の回答に一貫性が無く、さっきとは意見が異なりますねと指摘されてしまいました。

一貫性のない回答を繰り返すと、信頼度が下がり「考え方にブレのある学生だ」と思われる可能性が高まるでしょう。

例えば、最初に「事前に目標を定め、計画性を持って行動する性格」と答えたのに、後で「思い立ったらすぐに行動する」と回答した場合は矛盾が生まれます。

回答に一貫性がないと、相手は「どの話が真実なのかわからない」「嘘をついているかもしれない」と感じるはず。

面接練習では、一貫性も意識しながら回答を考える習慣をつけるようにしてください。

面接で回答する時のコツ

一貫性のある回答が出来ずに悩んでいる人は、全ての質問は単体で聞かれているのではなく、繋がりがあると考えてみましょう。

例えば志望動機とガクチカは、ガクチカで得た強みを志望動機でどう活かしたいのか述べることで、一貫性のある回答ができます。

⑥企業情報が全く分からず質問に答えられなかった

「弊社の事業の中でも、どの事業のどんな業務を行いたいですか?」と問われた時、事業内容をざっくりとしか下調べしておらず曖昧な回答をしてしまいました。

企業情報をきちんと把握せず、質問にも答えられない場合は志望度が低いと判断されかねません。

あらかじめ企業情報をリサーチしておくのは、就活を進める上で欠かせないこと。基本情報を把握していないのであれば「自社に興味がない」と思われても仕方がありません。

そのため、面接では必ず企業情報に関する質問があると心得ておくことが重要です。企業研究はもちろんのこと、業界研究も行い、どのような質問でも答えられるように準備を整えましょう。

企業研究をしたいけど仕方が分からないという人は、カリクルで無料配布している企業分析シートをぜひ活用してみて下さいね。1枚のシートで企業研究・企業比較・選考管理ができるので、就活を始めたての学生にもおすすめですよ。

電車で企業のHPを確認していこう

企業研究をしない状態で面接に参加する場合は、行きの電車で企業のHPなどから情報収集を行うべきです。

また集団面接の場合、最終手段ではありますが他の学生の回答を参考にしてしまうのも1つの方法です。全く同じ回答をするのは企業からすると違和感を感じるので、参考にする程度にしてくださいね。

⑦逆質問をしなかった

「逆質問はありますか?」と言われたときに考えておらず、また咄嗟に思いつかなかったため「無いです」と答えてしまいました。

逆質問は、志望度の高さをアピールする機会であるため「逆質問はありません」と答えるのはNG。企業への関心が薄く、志望度も低いと判断されます。

また、質問をしたとしても公式サイトやパンフレットを見ればすぐに分かるような内容であれば、志望度が低いと思われる可能性が高いでしょう。

面接練習では、逆質問が出される前提で対策を練っておくことが大切です。高い評価を得られるように準備を整えて、本番に臨むようにしてください。

全企業にできる逆質問をいくつか知っておこう

企業ごとに逆質問を考えておくのには、時間がかかってしまい、できない時もありますよね。その時のために、全企業に使える逆質問を覚えておきましょう

以下の質問は比較的どんな企業にも使える無難な質問です。

逆質問リスト

  • 御社で活躍する社員に共通する特徴についてお伺いしたいです
  • 今後の選考に進むにあたってアドバイスがありましたらお伺いしたいです
  • 入社してから今まで、最も大変だったエピソードを教えて頂きたいです
  • どんな時に最もやりがいを感じられますか

⑧服装を失敗した

服装は自由と書かれていたのでスラックスにTシャツで行ってしまいました。周りの学生が襟付きシャツかスーツだったので恥ずかしかったのを覚えています。

服装のミスは、よくある経験です。服装自由や服装指定なしなどの表記はスーツで行っていいのかさえも分からない時がありますよね。

服装に迷った時は、スーツで参加するのが無難です。スーツを持っていない場合はこの機会に購入するか、無料でできるレンタルスーツを利用するのがおすすめです。

カリクルでは、就活時に使えるリクルートスーツを無料で貸出するサービスを提供しています。ぜひ気になる人は以下のボタンからスーツを無料レンタルしてみてくださいね!

NG服装を確認しておこう

服装を間違える失敗は選考に直結するマイナスポイントになりにくいので、一度くらい間違えても大丈夫です。

ただし以下のNGアイテムを身に着けていくと、TPOをわきまえられない人であると評価されてしまうため、避けましょう。

就活中のNGアイテム

  • タンクトップ
  • ビーサン
  • Tシャツ
  • 露出の多いボトムスやトップス
  • ジーンズ

⑨緊張して頭が真っ白になってしまった

面接慣れしていないため緊張で頭が真っ白になってしまい、自分がなんて答えたのかもあまり覚えていません。

就活を始めたてのころは面接に慣れていなく、冷静になれないのもよくある失敗談です。沈黙してしまい、気まずさを感じたり、面接特有の空気感にトラウマを感じてしまう場合もあるでしょう。

しかし面接で過度に緊張してしまうのは、就活生によくあるので大丈夫です。

緊張してしまう場合は、模擬面接などを通して面接の会話や雰囲気、流れに慣れるのがおすすめです。最初は誰も慣れている人はいないので、経験を積むにつれて徐々に慣れていきましょう。

緊張している=志望度が高いと捉えられる場合も

緊張している様子は、面接官からすると「志望度が高いと考えやすいため、好印象を与えられる場合も

また緊張しすぎた場合でも、回答内容は的を得ていることが理由で高評価を得られる場合も多々ありますよ。

⑩睡眠不足でうとうとしてしまった

忙しいスケジュールの中で参加した集団面接で、他の学生の話している最中にうとうとしてしまいました。

多くの企業の選考を受けていると、睡眠不足の中で面接を受ける機会も多くあります。面接に限らず話を聞く時間が長いと、つい眠くなってしまうこともありますよね。

しかしうとうとしていたり、眠そうな様子は企業側には良い印象を与えません。緊張感を感じておらず、志望度が低いと判断されるでしょう。

面接中に眠気を感じないためには、無理のないスケジュール管理が必須です。1週間のうち1日は休める日を作るのをおすすめします。

睡眠に打ち勝つアイテムを持ち歩こう

忙しくて休む時間を作れない人は、眠気覚ましのアイテムを常備しておきましょう。会場に入る前にササっと利用できるものなどで、目を覚ましてから参加してくださいね。

眠気覚ましアイテム

  • ミント味のタブレット型キャンディ
  • 目薬

関連記事:就活中のあるある70選!失敗や面接あるあるをみて息抜きしよう | カリクル

⑪企業や業界に対して批判的な意見を述べてしまった

そんなつもりはながったのですが、企業や業界に対して批判的とも取れる意見を述べてしまい、印象を下げてしまいました。

面接での企業や業界に対しての批判は、採用者に悪印象を与えかねない大きな失敗で、たとえ批判の意図がなかったとしても採用を遠ざけかねません。

企業は自社の業務に誇りを持ち、業界の発展に貢献したいと考える人材を求めているため、批判的な意見は、応募者が企業や業界に対して否定的であるとして協調性を疑われる懸念があります。

注意したいのが企業や業界の課題について尋ねられた場合で、意見を述べる中でうっかり痛烈な批判をしてしまう可能性が高いです。

単なる批判と受け取られないために

面接で単なる批判と受け取られないためには意見を述べる際の工夫が重要で、工夫の仕方によっては逆に業界や企業をきちんと理解している点をアピールできます。

批判的な意見を述べる前に現状に対する理解を示し、その上で改善点や解決策を提案すると、問題の把握や解決能力がアピールできます。

また、たとえば「汚点」を「課題点」と言い換えて、感情的な表現や言い回しを避け、冷静かつ客観的な視点でのコメントを心掛けると印象も下がりません。

根拠のない批判は単なる悪口で建設的なフィードバックとして受け止めてもらえないので、言い回しや論拠に注意して意見を述べましょう。

「落ちたかも」と諦めるのはまだ早い!面接で失敗した時の対処法3選

続いてここからは、面接で失敗してしまった後の対処法を紹介します。失敗がどうしても気になるという人は、終わってからでもできる以下の対処法を試してみて下さいね。

  1. 自分の非を認めて謝る
  2. 失敗しても引きずらない
  3. 気になる場合は面接のお礼メールを送信

①自分の非を認めて謝る

回答に詰まり、うまく答えられなかった場合は自分の非を素直に認めて謝ることが大切です。

例えば「申し訳ございません。緊張しており、適切な回答ができませんでした。もう一度回答内容を整理させていただいてもよろしいでしょうか」といったように伝えましょう。

うまく回答できなくても、きちんと非を認めることで誠実な印象を与えられるので、マイナスイメージを持たれることはありません。謝った後は、落ち着いて再び回答するようにしてくださいね。

②失敗しても引きずらない

面接中に「失敗した」と感じても引きずらないように努めることも重要なポイントです。

失敗を引きずり落ち込んでしまうと、その後の質問に対しても頭が回らず、うまく回答できなくなります。

過ぎたことは仕方がないと考え、他の質問でリカバリーしましょう。

1つの回答で失敗したとしても、他の質問に適切な回答ができれば、きちんと評価してもらえます。いったん心を落ち着けて冷静になり、次の回答に集中するようにしてください。

③気になる場合は面接のお礼メールを送信

どうしても失敗が気になる場合は、面接後に面接のお礼メールを送信し、好印象を与えることも一つの方法です。

しかし、メールが送られたからと言って選考の合否が変わる可能性は低いです。メールで失敗したことについて謝罪したことにより、悪印象を与える場合もあるので、メールを送る際はあくまでも面接へのお礼という程にしましょう。

メールを送る際は以下の例文を参考にしてくださいね。

メール例文

件名:〇月〇日の採用面接のお礼(大学名・名前)

本文:

○○会社 ○○様

お世話になっております。
○月〇日に面接を受けさせていただきました、○○大学の○○と申します。

この度は面接の機会をいただきありがとうございました。
貴社のご説明を聞き、貴社で働きたいという意思が強くなりました。

面接を通じて、貴社の理念や文化を改めて理解でき、私の軸にも一致していると感じた次第です。

改めて素晴らしい機会を与えていただき、感謝申し上げます。お忙しい中お時間をいただき、誠にありがとうございました。まずは面接のお礼を申し上げたく、メールさせていただきました。

末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

________
本名
○○大学○○学部○○年
電話番号:○○○○
メール:○○○○

【ボロボロ面接回避】面接で失敗しなくなる事前対策4選

続いて、面接で失敗しないために、面接前にできる事前対策を紹介します。

  1. 事前に会場や時間を把握しておく
  2. 模擬面接で練習を繰り返す
  3. 逆質問を準備しておく
  4. 企業分析だけでなく自己分析にも力を入れる

面接での失敗は事前の準備をしっかりすることで防げるものがほとんどです。早速確認していきましょう。

①事前に会場や時間を把握しておく

遅刻をしないためには、あらかじめ会場や時間を把握しておく必要があります。特に、初めて訪れる会場は道に迷うリスクが高いので、道順の確認は必須です。

もしスケジュールに余裕があるのなら、面接当日を迎える前に一度会場を訪れておくのがおすすめ。実際に歩いて道順を確認しておけば、迷子になる恐れはなくなるでしょう。

また、複数企業の選考を並行して受けていると、面接時間を勘違いしてしまう場合もあります。面接時間が分かった時点でリスト化し、抜け漏れがないようにすることも大切ですよ。

②模擬面接で練習を繰り返す

本番に備えて、模擬面接で練習を繰り返すことも重要なポイントです。面接では、自己PRや志望動機などのスタンダードな質問だけでなく、イレギュラーな質問が出されることもあります。

しっかりと練習を積んでおけば、予期せぬ質問が出されても臨機応変に答えられるようになるでしょう。

練習の際は、友達や先輩などに面接官役を頼み、第三者の視点からアドバイスを受けるようにしてください。

自分では気づかなかった問題点を指摘してもらい、対策を立てておけば、当日までに万全に準備を整えられます。

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③逆質問を準備しておく

あらかじめ逆質問を準備し、志望度の高さをアピールすることも面接を突破するために欠かせない対策。面接前に3つ以上の質問を考えておくのがおすすめです。

例えば、仕事への意欲を示すなら「◯◯部署へ配属された際は、どのような仕事を任せていただけますでしょうか」といった内容が考えられるでしょう。

強みをアピールする場合は「私には留学の経験があります。将来、海外勤務の可能性はありますでしょうか」など、経験や資格を意識した内容が一般的。

何パターンか用意し、状況に合わせて答えられるようにしてみてください。

④企業分析だけでなく自己分析にも力を入れる

面接で失敗しないためには企業分析だけでは不十分なので、自己分析にも力を注いでください。

企業の事業内容や業績、ビジョンと合わせて、自分自身の強みや弱み、価値観、過去の経験を明確に把握すれば、面接官に対して説得力のある自己PRができます。

特に自己分析により得られる「自分らしさ」は他の候補者との差別化に役立ち、面接官の記憶にも残りやすい上、目標が明確になるため志望動機の明確化にも効果的です。

また「自分にとってどんな質問が緊張しやすいか」がはっきりすれば、当日までにじっくり対策を立てられ、より周到な準備ができます。

面接の失敗による不採用を次に活かすためのポイント3選

万が一面接が失敗に終わり不合格の通知が届いたとしても、挽回するためのポイントを押さえれば過度に落ち込むこともなくなります。

ここでは、面接が失敗して採用が見送られてしまっても挽回するポイントとして、以下の3点を厳選しました。

  1. 不合格になった事実をポジティブに受け止める
  2. 就活はやり直しが効く点を思い出す
  3. なぜ面接が失敗したのかを分析する

①不合格になった事実をポジティブに受け止める

不合格は、決して失敗そのものを意味するわけではありません。

むしろ、自分にとってふさわしい企業に再チャレンジできるチャンスが生まれたと捉えるべきで、くよくよする経験ではないのです。

不採用になったのは、自社の業務をよく知る採用担当者が企業にマッチしないと判断したためで、自分に合わない企業に就職せずに済んだとも考えられます。

ショックな気持ちを引きずり続けると、今後の就職活動に悪影響なので前向きに物事を考えましょう。

②就活はやり直しが効く点を思い出す

面接の失敗を挽回するためにも、就職はやり直しが効く活動である点を思い出しましょう。

第一志望の面接に失敗してしまうと、ショックな気持ちから就職活動そのものに失敗したと考えがちですが、それは間違いです。

総務省統計局が令和5年に発表した調査によると、令和3年6月時点で日本国内の事業所数は約530万件と膨大な数のため、何度か面接に失敗しただけで就職活動自体が終わったと絶望するのは早すぎます。

星の数ほどある企業の中には自分に合う企業もあるはずで、何度でもやり直しが効くのです。

出典:総務省統計局 我が国の事業所・企業の経済活動の状況~令和3年経済センサス‐活動調査の結果から~

③なぜ面接が失敗したのかを分析する

たとえ面接が失敗に終わっても、自分に足りなかった点を考察できる良い機会と捉えられます。

なぜ上手くいかなかったのかを振り返り、具体的な改善ポイントを見つけ出させれば次回の面接で同じ失敗を繰り返さずに済むでしょう。

企業のニーズにマッチしていたか、受け答えに不備はなかったかと、さまざまな角度から失敗の原因を考察してください。

どうしても原因が思い浮かばない場合は不採用の原因を直接問い合わせる方法もありますが、回答義務はないので教えてもらえない場合があります。

面接がボロボロでも受かった!4つの理由

面接に失敗したけどなぜか受かった!という学生も多くいます。ボロボロで絶対に落ちたと思っても、結果が出るまでは分かりません。ここでは面接に失敗したと思っていたけれど、受かる時の理由を解説します。

  1. 回答内容が適切だった
  2. 企業とマッチしていた
  3. 自分を過小評価していた
  4. 一生懸命な様子が評価された

\ 面接質問の意図について知りたいならこちら /

①回答内容が適切だった

面接で緊張のあまり失敗してしまったと思っても、適切な回答をできていれば受かる可能性が高いです。

面接官が特に見ているのは、学生の回答内容なので、その他の態度や緊張度は、評価ポイントのメインではありません。

そのため、失敗したと思った部分以上に良い回答をしていたら、面接に受かる可能性は十分にあるのです。

②企業とマッチしていた

回答内容が企業とマッチしていて、企業にとって魅力的な人材だった場合はいくら面接に失敗していても、選考に通る可能性が高くなります。

仮に、事故による電車遅延で遅刻する失敗をした場合、避けられない出来事であったと企業側も理解してくれるでしょう。

そのうえで、面接時の回答内容が企業理念に沿ったものであり、かつ魅力的な学生に映れば、面接に遅刻したという失敗をしていても、選考に通るのです。

③自分を過小評価していた

自分では「失敗した…もうだめだ」と思っていても意外と企業には失敗と捉えられておらず、面接に通過している場合もあります。

面接で失敗してしまう学生は多くいるため、1人だけの評価が悪くなるとも考えづらいでしょう。

面接で自分のことを過小評価する必要はありません。少しの失敗であれば受かっていることもあるので、安心してくださいね。

④一生懸命な様子が評価された

面接に失敗したとしても、失敗を取り返そうとする姿勢や、他の部分でのカバーが上手くいき、高評価を得たために選考に通ることも、珍しくありません。

面接中の失敗を面接官が認識したとしても、その後に失敗を反省している様子が見られるような誠実さをアピールすると、意図的な失敗ではないことも伝わるでしょう。

ただ、いくら誠実さを見せたとしても、失敗の種類によって面接官に与える印象は異なります。電車の大遅延による遅刻は印象は良い方ですが、「面接マナーや敬語を使えていない」などは、うっかりしてしまったでは済まされない失敗です。

面接時間外の様子も見られている

面接選考では、面接中に話す内容や態度に限らず、待ち時間の態度や受付の人への対応なども見られている場合があります。

そのため、面接で失敗したからといって適当な態度をとることは避け、巻き返しのチャンスだと思いましょう。最初から最後まで気を抜かず、丁寧な態度で臨むようにしてくださいね。

関連記事:面接がボロボロでも受かった人は多い!受かった理由や次への対策を解説 | カリクル

【プロ監修】失敗した面接に関するQ&A

最後に、失敗した面接に関してよくある質問を紹介します。就活のプロであるキャリアアドバイザーの回答を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

  1. 面接がボロボロになってしまう理由は何?
  2. 面接で失敗談を聞かれた時の答え方は?
  3. 面接の失敗に落ち込むときはどうすればいい?

①面接がボロボロになってしまう理由は何?

面接がボロボロになってしまう原因として、準備不足・意識の低さ・過度な緊張が挙げられます

面接での失敗は、事前に対策をして防げるものが多いです。例えばマナーの失敗などは事前に学び意識をすれば、避けられる失敗だからです。

そのため失敗が多い学生は、それほど事前準備を怠った学生であると、企業からも判断されてしまうでしょう。

②面接で失敗談を聞かれた時の答え方は?

今までの人生で失敗してしまったエピソードを正直に述べましょう。その際は、改善策として考え行動したことまで説明してくださいね。

面接でまれに、今までの失敗談を教えて下さいと聞かれることがあります。その時の答え方について、悩む学生も多くいます。

失敗談として選ぶエピソードは、「言われたことができない」「時間が守れない」といった人格的なものが原因でないものを選ぶようにしましょう。その人の性格が問題の場合は会社員として雇うにはリスクがあると判断されてしまいます

関連記事:【面接で使える失敗談を紹介】ポイントを押さえて企業の心を掴もう! | カリクル

③面接の失敗に落ち込む時はどうすればいい?

1つの経験だと捉えて次の行動に移りましょう。早く切り替えることがコツです。

面接でした失敗に落ち込み、なかなか立ち直れないという人もいます。しかし、面接の結果は出るまで分からず、また上記したように、失敗したと思っていても選考に通る可能性は十分にあります。

第1希望の企業面接で失敗してしまったとしても、結果が出るまでは過度に落ち込みすぎず、万が一選考に落ちたとしても次の企業へ切り替えていくのが大切です。

失敗に過度に落ち込むのは誰でも一緒なので、1人で抱え込まずに周りに助けてもらいながら、1歩ずつ前に進んでいきましょう。

面接で失敗しないためには事前対策が鍵!

面接での失敗を防ぐには、事前に対策を考えておく必要があります

遅刻しないように会場や時間を確認したり、ビジネスマナーを習得したり、面接練習をしたり、当日までにできる対策はさまざま。

万全の準備を整え、面接で好印象を与えられるようにしましょう

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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