「早期選考に落ちた人は本選考を受けられる?」このような疑問をお持ちの人も多いのではないでしょうか。
早期選考に落ちた人が本選考を受けられるかは企業によるため、一概にはいえません。また、本選考を突破するには早期選考の振り返りと対策が必要不可欠です。
今回は早期選考に落ちた人が本選考を受けるにあたって押さえたい内容を紹介します。
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早期選考に落ちた!本選考は受けられないの?
結論として、早期選考に落ちた人が本選考を受けられるかは企業によります。再応募が認められない企業の場合はその旨が明記されているため、募集要項をご確認ください。
本選考を受けられるか否かは、早期選考のどの段階で落ちたかによっても変わります。早期選考の書類選考で落ちた場合は、本選考を問題なく受けられる傾向です。
なお、再応募自体は可能でも、本選考の書類選考段階で落とされてしまうケースが存在します。この場合、実質としては「早期選考に落ちた人は本選考に進めない」と同じだといえます。
早期選考に落ちた人が本選考に進めるかは企業によるものの、基本的に選考のチャンスは一度きりと考えておくのが良いでしょう。
早期選考の合格率は2割程度

実は、早期選考の合格率はあまり高くありません。
就職みらい研究所が行った「就職プロセス調査 (2023年卒)」によると、3月1日時点での内定率は22%、3月18日時点(2023年卒)で29%です。この結果から、本選考が始まる前の段階で内定を獲得している人は全体の2〜3割程度とわかります。
すべての就活生が早期選考を受けているわけではないため、早期選考の倍率が高いと一概にはいえません。ただし、早期選考で内定を獲得する人が多くないのは事実でしょう。
早期選考に落ちてしまったとしても、決して焦る必要はないのです。
早期選考に落ちた時のメリット2つ

そもそも、早期選考に落ちる=就活の失敗とは限りません。むしろ早期選考に落ちることにはメリットが存在します。
早期選考に落ちた時の大きなメリットは以下の2つです。
- 企業とのミスマッチを防げる
- 志望企業の視野が広がる
それぞれ詳しく解説します。
①企業とのミスマッチを防げる
早期選考に落ちた場合、企業とのミスマッチを防げます。
早期選考・本選考と種類を問わず、選考に落ちる主な理由の1つはミスマッチです。企業が求める人材と応募者のタイプが異なる場合、採用には至りません。落ちてしまう原因は、必ずしも力不足や対策不足ではないのです。
選考に落ちるのはショックかもしれませんが、自分に合わない企業に入社してしまう方がマイナスといえます。早期選考の段階でミスマッチを防げるのは大きなメリットといえるでしょう。
②志望企業の視野が広がる
早期選考に落ちた結果、志望企業についての視野が広がり、より自分に合う企業を見つけられる可能性もあります。
早期選考は文字通り、一般的な選考よりも早い段階で行われます。早期選考を実施していない企業も多いため、どうしても早期選考を受ける企業に集中してしまい、視野が狭くなりがちです。
仮に、早期選考に落ちてしまったら、次は本選考への対策に入るでしょう。早期選考よりも企業の選択肢が増えるため、必然的に視野が広くなります。結果として、早期選考で受けた会社よりも志望度が高い企業に出会えるケースもあるのです。
早期選考に落ちた時の見直すべきポイント4つ

早期選考に落ちたのには必ず理由があります。早期選考の見直しをしなければ、早期選考で落ちる理由になった部分が改善されず、本選考でも落ちてしまうでしょう。
早期選考に落ちた時に見直すべきポイントとして、以下の4つが挙げられます。
- ES・履歴書
- 志望動機
- 面接対策
- 企業とのマッチ度
それぞれ詳しく解説します。
①ES・履歴書
ES・履歴書は最初に見直しするべきポイントです。落ちたのが書類選考の段階より後だった場合も必ず確認しましょう。
書類で特に確認するべきポイントは以下の2点です。
- 内容は嘘だと思われないか
嘘を書かないのはもちろん、必要事項・関連事項を漏れなく書いて信ぴょう性を高める必要があります。 - 一貫性はあるか
一貫性がないと嘘をついていると疑われやすくなります。書かれている内容につながりがあるか・他者が読んでもつながりを把握できる内容であるか確認しましょう。
②志望動機
志望動機も十分な振り返りが必要な要素です。特に確認するべきポイントとして、以下の2点が挙げられます。
- 志望度が低いと思われていないか
志望動機から熱意を感じられないと、選考通過につながりにくいです。 - 志望動機に一貫性があるか
一貫性がないと嘘をついている・本心ではないと思われてしまう恐れがあります。
なお、複数の企業の選考で同じ志望動機を使いまわすのは厳禁です。どこの選考にも使える志望動機は、どの企業にも響かない志望動機とも言い換えられます。手間にはなりますが、志望動機は応募する企業ごとに作成しましょう。
③面接対策
書類選考には通過したものの面接で落ちてしまった場合、面接の振り返り・改善が必要です。面接対策の振り返りで押さえたいポイントとして、以下の2つが挙げられます。
- 上手に答えられなかった質問の回答を考える
次に似た質問をされたときに同じ失敗をしてしまうのを防げます。 - 自己PRや自己紹介の練習をする
話す内容の振り返りや改善だけでなく、話し方をより良くするための練習も欠かせません。
選考に進む上で面接を避けては通れません。選考突破の可能性を高めるためには、徹底した面接対策が必要です。
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④企業とのマッチ度
応募した企業と自分が合っているか、すなわち企業とのマッチ度を考える必要もあります。
新入社員が早期に退職する主な原因の1つは、入社後に企業と従業員の間に生じるズレや、入社してから気付くギャップです。このようなズレやギャップをミスマッチと表現します。
新入社員の早期退職は大きな打撃となるため、多くの企業は入社後のミスマッチ対策にかなりの力を入れています。
したがって、どれほど優秀な学生でも、企業とのマッチ度が低ければ採用に至りにくいです。企業理念や求める人物像と自分がマッチしているか改めて確認してみましょう。
早期選考・本選考を突破する対策3つ

早期選考・本選考どちらも選考突破のためには対策が必要不可欠です。選考突破のために行うべき対策として、以下の3つが挙げられます。
- 次の選考に切り替える
- 他の早期選考イベントに参加
- 反省を踏まえて合同説明会に参加
それぞれ詳しく解説します。
①次の選考に切り替える
選考に落ちたときに最も大切なのが、なるべく早く次の選考に切り替えることです。
選考に落ちてショックを受けてしまうのは自然でしょう。また、選考の内容を反省し、何が悪かったかを考えるのは大切です。
ただし、落ちた選考について考えすぎてしまうのは良くありません。反省は大切ですが、過去の選考のことばかりを考えてしまうと、次に切り替えられない可能性があります。結果として次の選考に集中できず、また落ちてしまう恐れが大きくなります。
落ちてしまった選考について考えすぎず、気分転換や他社を調べる等の行動をして意識的に切り替えましょう。
②他の早期選考イベントに参加
本選考が始まる前の時期であれば、他の早期選考イベントに参加するのも1つの手段です。早期選考イベントに参加するメリットとして、以下の2つが挙げられます。
- イベントによっては参加したその日に採用担当者からスカウトがもらえる
- グループワーク・座談会・面接等、選考の練習ができる
早く内定が欲しい場合、その日のうちにスカウトがもらえる可能性のあるイベントは絶好の機会といえるでしょう。早期選考での内定獲得は考えていない人にとっても、練習の場として大きなメリットがあります。
③反省を踏まえて合同説明会に参加
早期選考イベントがない・本選考が始まっている時期の場合、合同説明会に参加するのがおすすめです。
ただし、単に参加するだけでは選考対策ができているとはいえません。早期選考に落ちてしまった反省を踏まえて、意識的に参加するのが大切です。自分に足りない要素や反省点を意識しながら説明会に参加すれば、新たな視点を持って様々な企業をチェックできるでしょう。
前章で紹介した早期選考に落ちた時の見直すべきポイント4つを振り返った上で、合同説明会に参加しましょう。
早期選考に落ちても大丈夫!振り返りをして対策をしよう
早期選考に落ちたからといって気にし過ぎる必要はありません。早期選考に落ちる=就活失敗、ではないのです。早期選考で内定を獲得する学生は20%程度と非常に少なく、ほとんどの学生は本選考での内定獲得となります。
早期選考で落ちてしまっても必要以上に引きずらず、落ちる理由になった部分の改善を行い、次の選考に活かしましょう。今回紹介した内容をぜひ選考対策に活かしてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。